「家庭菜園の種・苗」のおすすめ商品の比較一覧表
家庭菜園を始める前に 初心者も育てやすい野菜なら手軽に始められる
この記事では、小さいスペースでも簡単に始められるプランターを使った野菜作りの始め方を紹介していきます。
野菜作りというと、何か経験がないとうまくできないと考えがちですが、どんな人でも簡単に始めることができます。難しく構える必要はまったくありませんが、かといって最初からどんな野菜でも何の失敗もせずに収穫できるかというと、そこまで簡単にはいきません。
まずは、初心者でも育てやすい野菜からはじめて、少しずつ野菜の種類を増やしていくのがよいでしょう。
家庭菜園で栽培する野菜の種類 種から育てる野菜、苗から育てる野菜
始める時期にあったものが基本ですが、それに加えて初心者にとって育てやすい野菜や果物を選ぶのがポイントです。同じように見えて野菜や果物によって育てやすさは大きく異なってきます。
種からでも比較的簡単に発芽~成長させることができるものと、そうでないものがあります。種から育てる難易度の高い野菜は、苗の植え付けから始めてみましょう。苗は、お近くのホームセンターなどで売っています。苗があるものは、苗から植え付ける方が断然簡単で育てやすいので初心者に向いています。
種から発芽させても育てやすい主な野菜
小松菜、レタス、ラディッシュ、小カブ、青しそ、バジル、青唐辛子、などが代表的な野菜です。
苗が提供されている主な野菜
きゅうり、なす、ゴーヤ、ピーマン、オクラ、トマト、ししとう、などが代表的な野菜です。
初心者向け家庭菜園おすすめ野菜の選び方 栽培と収穫期間、種か苗か、害虫対策、原産地など
種や苗木から育ててみたい野菜がおおまかに決まったら、具体的な選び方をみていきましょう。
種まきから収穫までの期間が短いものを選ぶ ベビーリーフ、ハツカダイコン、スプラウトなどがおすすめ
種をまいてから収穫までの期間が短い代表的なものは、ベビーリーフやハツカダイコン、スプラウトと呼ばれる発芽した芽を食べることができるものです。季節によりますが、害虫に悩まされることなく育てることができます。
種からか苗からかは、野菜によって選ぶ 苗からの場合は「接ぎ木苗」がおすすめ
夏に収穫できるトマト、ナス、キュウリ、ゴーヤなどの果菜類の多くは、種から育てるよりも、ホームセンターなどで市販されている苗からスタートすることをおすすめします。また、苗のなかでも接ぎ木苗と呼ばれる、病気などに強い苗を選ぶようにするといいでしょう。
接木(つぎき)は「穂木」と「台木」に分けられ、「穂木」はトマトやナスなど収穫する野菜が成る部分で、「台木」は根に繋がる部分になります。この「台木」に病気に強い野菜の根部を使うことで、本来病気に弱い野菜も、比較的病気に強くすることができます。家庭菜園初心者であり、苗から育てる場合は接ぎ木の苗がおすすめです。
害虫がつきにくい野菜を選ぶ ゴーヤ(ニガウリ)、オカワカメ、ハーブ類などがおすすめ
家庭菜園初心者の方は、栽培の手間がかかりにくい、比較的害虫が付きにくいとされる野菜を選ぶといいでしょう。具体的には、ゴーヤ(ニガウリ)、オカワカメ、ハーブ類などが挙げられます。
また、害虫を少なくするためには、コンパニオンプランツと一緒に育てたり、防虫ネットや農薬を上手に使ったりする方法などもあります。
原産地を確認して選ぶ 家庭菜園をスタートする季節も考えて
植物の原産地を知り、同じ原産地の植物を選ぶことで発芽適温、生育適温、水やりのタイミングをそろえることができるので、管理がしやすくなります。その植物の原産地は、種袋や苗についているラベルなどで確認することが可能。家庭菜園をスタートする季節とその種にとってのベストな季節が合うように選ぶといいでしょう。
初心者向け家庭菜園に必要な道具を準備しよう プランター、培養土、肥料、鉢底石、防虫ネット、支柱など
家庭菜園を始めるにあたって必要な備品を確認しておきましょう。すでにお持ちのものがあるならそれでOK。足りないものはホームセンターならワンストップでそろえられますし、100円均一ショップ等でも手に入れることができるものもあります。
プランター
ベランダなどで植物を育てるための容器のこと。色やサイズ、形、材質などさまざまなタイプがあります。栽培する野菜の種類に応じて、必要な大きさ、深さのあるタイプを選びましょう。初心者であれば、ブラスチック製で軽いものがおすすめです。必要に応じてプランターのサイズにあった受け皿を用意しておけば、ベランダをきれいに保つことができます。
培養土
培養土にも栽培する種類により野菜用や花用、また育苗用や栽培用(定植)などがあります。プランターで栽培する場合、初心者であれば、購入後そのまま使える野菜用&栽培用の培養土が便利でしょう。必要な肥料が入っているタイプが多いです。また鉢底石のいらない培養土などもあります。
肥料
肥料の三大成分は、チッ素(主に葉の生育に必要な栄養素)、リン酸(主に花や実の生育に必要な栄養素)、カリ(主に根や茎の生育に必要な栄養素)です。初心者であれば、3つの栄養素がバランスよく配合されたものを選びましょう。
栽培する野菜の種類によって、必要な肥料の量が違ってきます。一般的には、トマトなど実を収穫するものは多め、収穫の早い葉物野菜などは少なめと覚えておきましょう。
鉢底石
鉢底石は、プランターの底に敷き詰める軽石や黒曜石などのこと。土だけの場合、プランターの底に水が溜まりやすく空気も通りにくくなるため、根腐れや酸素不足を起こしてしまうことがあります。土の排水性や通気性を確保するため、おおよそプランターの高さの1/3~1/5程度を目安に鉢底石を入れることを覚えておきましょう。ネット袋に石がはいった状態で販売されている商品なども便利ですよ。
鉢底ネット
鉢底石を入れるまえにプランターの底に敷くネットのこと。水やりをした際などに土の流出を防ぎ、害虫などが鉢内に入らないようにするめに使用します。プランターの底面に付属のネットやすのこなどがある場合は、あらためてネットを敷く必要はありません。
防虫ネット
栽培する野菜によって、虫がつきやすいものとそうでないものがあります。虫がつきやすい野菜などは、早めに準備して設置しましょう。商品によっては、ネットの上から水やりができるものがあって便利ですよ。
支柱
実がなる野菜の場合、実の重さに茎が支えきれない場合があります。そんなときに必要になるのが支柱です。実のなる量や茎の成長する高さなどに合わせて、支柱の太さと長さを決めて購入しましょう。
スコップ、じょうろ、ハサミ、グローブほか そのほかにあると便利な道具類
スコップやじょうろなども継続して野菜作りをしていくのであれば、始める機会にそろえておくとよいでしょう。
初心者が失敗しないためのポイントは? グリーンアドバイザーからのアドバイス
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
季節にあった野菜を選んでスタートするのが基本
春、秋のガーデニングシーズン。園芸番組などを見ていると、なにかを植えたくなってしまう人も多いはず。そこでおすすめしたいのが、初心者の方でも上手に育てることができる野菜のタネや苗です。植える季節を間違わなれれば、スクスク育てることができます。
初心者向け家庭菜園おすすめ野菜10選 グリーンアドバイザーと編集部が厳選
これから家庭菜園をはじめるという初心者でも育てやすく、食べる楽しみも得られる初心者に適した野菜や果物を10種類紹介します。
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
とりあえず野菜を育ててみたい! そんな方はグリーンフィールド『野菜有機種子 ラディッシュ/二十日大根』のようなミニ野菜からスタートしましょう。込み合った芽は、そのままベビーリーフとしてスープやサラダで食べることもできます。
タキイ種苗『おいしさセレクト 年中栽培ができる小松菜 極楽天』は、暑さに強い品種。春からスタートしても大きく育てることができます。また、病気にも強いので無農薬栽培をしたい方にもよいでしょう。


国華園『接木野菜苗 ナス トゲなしナスセット』
カネコ種苗『スイートバジル』
ウタネ『やわらかオクラ』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 初心者向け家庭菜園の種・苗の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの初心者向け家庭菜園の種・苗の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの家庭菜園に関する記事はこちら 【関連記事】本格的に家庭菜園を楽しみたい方は
まとめ
この記事では、初心者向け家庭菜園の10商品を紹介しました。家庭菜園初心者でも、収穫量や育て方などで品種を選ぶと、さまざまな野菜の栽培が楽しめます。これから家庭菜園をはじめる方、あなたがほしい家庭菜園の種を選んでみてくださいね。
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※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。 豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターととしての顔も持つ。 映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。 ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。