「野菜用肥料」のおすすめ商品の比較一覧表
野菜用肥料の選び方 ガーデニング研究家に聞いた!
ガーデニング研究家・樹木医のはたあきひろさんに、野菜用肥料を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。おいしい野菜を育てるうえで欠かせない野菜用肥料。最近では、実用的な趣味として自宅で家庭菜園を楽しむ方も増えていますが、最適な肥料は頼れる相棒になります。上手に選んでください。
有機肥料、化成肥料など種類を選ぶ
肥料には大きく分けて3種類あります。有機肥料(天然の材料で作られた肥料)、化成肥料(化学的に合成されて作られた肥料)と、有機肥料と化成肥料がブレンドされた配合肥料です。
一般的に有機肥料は緩効性のものが多く、化成肥料は即効性のものが多くなります。ブレンドされた配合肥料は緩効性と即効性を合わせ持った肥料です。
また、肥料成分をコーティングした肥料は少し高価ですが、肥料負け(肥料で植物が枯れること)の心配が少なく、効き目が穏やかです。
育てる野菜に合った肥料を選ぶ
コマツナやチンゲンサイなどの葉物野菜を育てる時は、窒素分の多い肥料を選んでください。
トマトやキュウリなどの実物野菜の場合は、リン酸分の多い肥料を使ってください。骨粉にはリン酸分が多いので、骨粉入りと書かれている肥料がおすすめです。
肥料の成分で最も重要なものは、N(窒素)、P(リン酸)、K(カリウム)です。肥料袋に書かれている3つの数字が8-8-8の場合は、それぞれNPKの重量が8%ずつということになります。
一般的にNは葉や茎の成長を促す葉肥(はごえ)、Pは花や実つきを良くする実肥(みごえ)、Kは根や茎を丈夫にする根肥(ねごえ)といわれています。
ビニールマルチなら元肥1回で長く効く商品を選ぶ
野菜を育てる時に地表面を黒などのビニールで覆うことを、「ビニールマルチ」と言います。ビニールマルチをすると、保湿性や保温性が高まるうえ、雑草が生えにくくなるので便利です。
ただ、追肥(成長途中で肥料を与えること)がやりにくくなるという欠点があります。ビニールマルチを行う前に、肥料成分が数カ月間効き続けるか確認することをおすすめします。
使う時期や季節に合わせて選ぶ
4~10月までは気温が高いので、どの肥料を使っても構いません。しかし、11~3月までは外気温が低く、有機肥料を分解する土壌微生物などの動きが鈍くなります。
秋冬野菜などを有機肥料で栽培する場合は、10~11月までに肥料を与えてください。寒い時期は液体肥料や化成肥料を上手に使って、野菜づくりを楽しみましょう。
野菜用肥料のおすすめ10選 ガーデニング研究家が厳選!
上で紹介した野菜用肥料の選び方のポイントをふまえて、ガーデニング研究科・樹木医のはたあきひろさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

ハイポネックスジャパン『トマトの肥料』






出典:楽天市場

ハイポネックスジャパン『いろいろな野菜用液体肥料』

出典:Amazon

住友化学園芸『マイガーデン花・野菜用』












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JOYアグリス『【粉末】醗酵油かす』

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タキイ種苗『有機入り ねぎ・玉ねぎ一発肥料』




出典:楽天市場
HYPONeX(ハイポネックス)『ハイポネックス 原液 160ml』

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アイアグリ『AGフミン』

出典:楽天市場
フローラ『HB-101』






出典:楽天市場
HYPONeX(ハイポネックス)『マグァンプK』

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アイリスオーヤマ『万田アミノアルファ』








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肥料はガーデニングスタイルに合わせて選びましょう!
育てたい野菜や育てる場所などを考えて、有機肥料か化成肥料、両方をブレンドした配合肥料かを決めると、肥料選びに迷うことが少なくなります。
また、ガーデニングに費やす時間が少ない人は、地表面に置くだけの肥料だと面倒な手間がかかりません。寒い時期は肥料が効きにくいので、液体肥料や化成肥料が有効です。ただし、多くやり過ぎると植物が枯れるので注意してください。
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1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。 奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として10年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。YouTubeチャンネル「園芸研究家はたさんの野菜づくりチャンネル」を発信。