家事代行サービスの料金相場｜12社を比較して各プランの目安を知る！

家事代行サービスを展開する各社で料金は違いますが、料金内訳については基本的に共通のものがあります。それが下記になります。

【家事代行サービスの料金内訳】
（ 基本料金 ＋ 交通費 ）× 時間
▼追加オプション
・鍵預かり代
・延長料金/30分ごと
・早朝・深夜割増料金
など

上記をすべて総合した金額が、依頼分の請求金額となります。また、企業によっては追加オプションが無料になるキャンペーンなどを開催している場合もあるので、各サービスを比較するポイントでもあります。

家事代行サービスを依頼する場合は、実際にはどのくらいの料金がかかるのでしょうか。本項では、実際に家事代行サービス会社12社の料金をプラン別に比較し、さらにその平均値を算出した料金相場をご紹介いたします。

今回、料金を比較したのは、家事代行の大手である『ミニメイド・サービス』や『ベアーズ』、『ダスキン メリーメイド』などの他、低価格で知られる『カジー』や『タスカジ』など全12社です。

低価格プランなどを設けている企業もいくつか見受けられましたが、今回は各社のオーソドックスなプランを比較しています。また、エリアによって価格が変わる企業については、すべて東京での料金を目安に比較しています。すると、料金の比較一覧は下記になりました。

価格が高い順に見ていくと『ニチイ学館 サニーメイドサービス』や『ベアーズ』、『ミニメイド・サービス』などが挙げられます。これらは質の高いサービスを強みに展開しており、事業者の中でも高価格帯に位置しています。

一方で、価格の安さで見ていくと『タスカジ』や『くらしのマーケット』、『カジー』などが挙げられます。これらは、家事代行スタッフと依頼主をマッチング形式で繋げているため、低価格に設定できています。

上記はあくまでも一例であり、住んでいるエリアや依頼プランによって変動はあるものの、金額の目安にはなるのでぜひ参考にしてください。

上記をもとに、家事代行サービスの平均料金を算出したところ、下記のようになりました。

今回比較した12社の定額プランの料金を平均すると、
・月2回利用 → 約22,581円
・月4回利用 → 約45,163円
という結果になりました。

中央値を見てみると、それぞれ月2回利用で20,625円、月4回利用で41,250円でした。平均金額と比べるとそこまで差がないことから、上記が相場であると見ていいでしょう。

しかし、利用時間や日数を増やすだけで、値段もかなり変わるため、家事代行サービスを依頼する際は、20,000円〜30,000円くらいを想定するようにしましょう。

今回比較した12社のスポットプランの料金を平均すると、
・約16,017円
という結果になりました。

中央値を見てみると19,815円でした。中央値の方が若干高いものの、上記は相場に近い金額であると見ていいでしょう。

しかし、利用時間が増えれば金額も大きく変わるため、依頼する際は15,000円〜20,000円くらいを想定しするようにしましょう。

家事代行サービスの金額は、各社のプランやサービスの質など、下記のような要因があります。

【料金に違いが出る代表的な要因】
・プラン
・対応エリア
・サービス内容
・オプションの有無・料金
・スタッフの派遣形態

ここでは、その要因についてそれぞれ解説いたします。

家事代行プランには、大きく分けて「定期プラン」と「スポットプラン」の2種類があります。

・定期プラン
2週間に1回、1カ月に1回など、ニーズに合わせて契約するプラン。利用頻度を設定すれば、逐一契約する必要もなく、さらに、1回あたりの料金も割安に設定されている。

・スポットプラン
必要なときだけ利用でき、継続的に料金の支払いが発生しないプラン。1回あたりの料金は割高ですが、定期プランに比べ、料金の総額は抑えられる。

基本的には、1回あたりの値段は定期プランの方が低価格です。しかし一方で、料金の総額という点で見ると、スポットプランの方が安くなります。どちらのプランがいいかはご自宅によって違うため、しっかり確認しましょう。

対応エリアによっても料金が変わり、都心の方が地方に比べて料金が高い傾向にあります。例えば、ダスキン メリーメイドを見ると下記のようになります。

全国展開しているダスキン メリーメイドは、大きく「Sエリア」「Aエリア」「Bエリア」の3種類に分かれています。スポットプランの料金は3エリアとも同じですが、定期プランについては、東京・神奈川のみ価格が割高となっています。

エリア別で料金が分かれている各企業を見ても、都心が割高になる傾向です。どのエリアのサービスかは料金が変わる大きなファクターとなっています。

例えば、ダスキン メリーメイドはお掃除に強みを持っており、通常では手が届かない場所まで綺麗にしてくれます。ベアーズは家事のトータルサポートとして人気で、スタッフのスキルの高さが売りです。さらに、サニーメイドサービスは最高級のサービスを強みに展開しています。

また、調理師免許を持つスタッフを揃えている、ハウスクリーニングアドバイザーの資格を持つスタッフ、介護士の資格を持つスタッフなど、専門資格を持ったスタッフかどうかもひとつの要因になります。

上記のように、提供する質の高さで料金が高くなっていくため、料金と提供サービスのバランスを見ながら検討してください。

基本料金の比較を記事前半で行いましたが、そこにオプションをつけるかどうかでも料金が変わってきます。

例えば、鍵の預かりオプションでは毎月の相場で1,000円ほど、スタッフの指名については500円〜1,000円ほどかかります。

さらに、延長サービスを行うと1,500円〜3,000円、早朝・深夜の依頼の場合は、割増で25％が追加で発生します。

価格を少しでも安く抑えたいという人は、上記のオプションや割増料金なども考慮してサービスを選んでください。

価格が大きく変わる要因のひとつが、スタッフの派遣形態の違いです。派遣形態には「雇用スタッフ派遣型」と「マッチング派遣型」の2種類があります。

・雇用スタッフ派遣型
企業と契約を結び、雇用されているスタッフが派遣されるタイプです。スタッフの質の高さが担保されいるメリットがありますが、料金は割高になります。

・マッチング派遣型
家事代行のマッチングサービスを提供している企業が主で、依頼者が登録スタッフと直接やり取りを行い、サービス内容を決めていくタイプです。とにかく料金は安いですが、すべてのやり取りを自分で行わなければならず、さらに登録スタッフのスキルもバラバラです。

質重視なら前者、安さ重視なら後者ですが、マッチング派遣型にもスキルの高い登録スタッフはたくさん在籍しており、一概にどちらがいいとは言えません。自宅が提供エリアに属しているかも要因になるため、最終的には条件に合うサービスが受けられるかを見て依頼するかを決めましょう。

まずは、価格重視の人におすすめな家事代行サービスをご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。

お試し・初回利用の人におすすめな家事代行サービスをご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。

品質重視の人におすすめな家事代行サービスをご紹介いたします。こちらも、ぜひ参考にしてくださいね。

本記事では、家事代行サービス12社の料金を比較し、算出した平均金額や料金相場をご紹介したあと、おすすめの家事代行サービスもご紹介しましたがいかがでしたか？

今回比較した12社の平均料金・相場は、定額プランで約22,581円（月2回利用）、スポットプランは約16,017円でした。そのため、これを基準にそれぞれ定額プランは20,000円〜30,000円を目安に、スポットプランは15,000円〜20,000円を目安に、品質重視にするか価格重視にするかを検討しましょう。

また、サービスを選ぶ際は料金だけでなく、サービス内容もしっかりチェックしましょう。料金が高いのは、その企業でしかできないサービスである可能性もあります。あくまで料金は目安として、自分に合う家事代行サービスを選ぶことが重要です。

ぜひ本記事を参考に、一番お得なプランを選び、日常の家事の負担を少しでも減らしてくださいね。

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