ボディソープの選び方
まずはボディソープの選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記5点!
【1】肌質に合う洗浄成分が配合されたものを選ぶ
【2】洗いあがりの差につながる「洗浄力」で選ぶ
【3】どうしても肌荒れ・体臭が気になるときは「殺菌成分入り」を選ぶ
【4】肌の保湿には「グリセリン」や「ヒアルロン酸」などを選ぶ
【5】香りや泡立ちなど「使用感」で選ぶ
医療ライター・西村テツジさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのボディソープを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】肌質に合う洗浄成分が配合されたものを選ぶ
肌トラブルがある場合には、できるだけ肌質に合ったボディソープを選びたいものです。肌タイプ別でボディソープを選ぶポイントを見ていきましょう。
敏感肌|できるだけ刺激が少ないものを
敏感肌は、肌のバリア機能が低下して刺激に敏感になっている状態。ちょっとした刺激で肌のかゆみや赤みが出やすいので、できるだけ肌にやさしいボディソープを選ぶ必要があります。洗浄力がマイルドな弱酸性のアミノ酸洗浄成分に注目して選ぶといいでしょう。
敏感肌に悩む方のために作られた、敏感肌専用ボディソープもおすすめです。
乾燥肌|弱酸性や保湿成分入りがベター
肌が乾燥しがちな方は、洗浄力がマイルドな弱酸性のボディソープを選ぶといいでしょう。必要以上に油分を落とさず、やさしくしっとりと洗い上げます。なかでも「アミノ酸系」「両性界面活性剤系」のボディソープは洗浄力がおだやかです。
肌にうるおいを与える保湿成分や、肌を乾燥から守る天然オイルが含まれたものもおすすめです。
オイリー肌|洗い上がりのさっぱり感に注目
過剰な皮脂による肌のべたつきが気になるオイリー肌には、ほどよく洗浄力があり、さっぱりと洗い上がるボディソープがおすすめです。アミノ酸系洗浄成分よりも洗浄力があり、肌に負担がかかりにくい「石けん系」「カルボン酸系」のものが適しています。
カルボン酸系よりも石けん系のほうが、洗浄力が高く、泡切れがいいので、洗い上がりのさっぱり感にこだわるなら石けん系を選ぶといいでしょう。
ニキビ肌|殺菌効果のある薬用ボディソープを
ニキビの直接の原因は毛穴やその根元にある毛包が詰まって起こる炎症です。ニキビを予防するためには、殺菌効果のある薬用ボディソープがおすすめです。
背中などのニキビにはマラセチア菌が関係しています。「イソプロピルメチルフェノール」はこの菌に対応し、抗菌・殺菌作用があります。また、「サリチル酸」「グリチルリチン酸2K」が配合されているものには、炎症を防止・抑制する効果が期待できます。
【2】洗いあがりの差につながる「洗浄力」で選ぶ
洗いあがりの好みは、さっぱり派としっとり派のふたつに分かれるポイント。自分の好みに合った洗いあがりに近付けるよう、洗浄力の違いを見ていきましょう。
ベタついた肌をさっぱりさせる「石けん系」
洗いあがりはさっぱりと仕上げたい方には、「石けん系」のボディソープがぴったりです。石けん系のボディソープには、「石ケン素地」や「+水酸化Na/K」、「脂肪酸(ラウリン酸・パルミチン酸・ミリスチン酸)」などが配合されています。
石けん系のボディソープは、泡切れのよさが特徴。皮脂のベタつきが気になるときや汗をかく夏場の使用に向いています。
マイルドな洗浄力の「アミノ酸系」
「アミノ酸系」のボディソープは、石けん系よりも洗浄力がマイルドなのが特徴です。アミノ酸系のボディソープには、「グルタミン酸」や「グリシン」、「タウリン」などの成分が配合されています。
マイルドな洗浄力のボディソープは、子どものいる家庭でも使いやすいアイテム。また、皮脂を落としすぎないアミノ酸系のボディソープは、肌の乾燥が気になる方にも向いています。
【3】どうしても肌荒れ・体臭が気になるときは「殺菌成分入り」を選ぶ
肌荒れや体臭に悩む方には、「殺菌成分入り」のボディソープがよいでしょう。肌荒れ・体臭の元となる菌にアプローチし、繁殖を抑えるサポートをします。
ただし、肌が弱い方には合わないこともあるので注意が必要です。気になる部分だけに殺菌成分入りのボディソープを使用し、体全体はほかのボディソープを使用するなど、工夫して使い分けるとよいでしょう。
【4】肌の保湿には「グリセリン」や「ヒアルロン酸」などを選ぶ
肌の潤いをたもつには、保湿力のある成分を配合したボディソープを選ぶとよいでしょう。「グリセリン」や「ヒアルロン酸」、「セラミド」が配合されたボディソープは、肌の保湿に役立ちます。
保湿成分を配合したボディソープは、肌への負担が少ないのが特徴。乾燥やカサつきの気になる冬場には、保湿力のあるボディソープが大活躍間違いなしです。
【5】香りや泡立ちなど「使用感」で選ぶ
機能性だけでなく、香りや泡立ちのよさもボディソープを選ぶ決め手のひとつでしょう。ここでは、「使用感」の違いによるボディソープの選び方を紹介します。
毎日のお風呂タイムを癒しに変える「香り」の違い
毎日のお風呂タイムを癒しの時間に変えるには、「香り」の違いも重要なポイントです。ボディソープは、サボン系やフルーティ系、フローラル系など、商品によってまったく異なる香りを楽しめます。
きつい香りが苦手な方は、無香料タイプのボディソープも販売されています。お気に入りの香りを見つけて、素敵なバスタイムを過ごしましょう。
泡立ちから流した後まで「泡」の違い
泡の質や種類は、泡立ちや洗いあがりの違いにつながります。キメのこまかい泡は、肌の汚れをしっかり落としつつ、洗いあがりはしっとりとした肌に仕上がるのが特徴。
また、ボディソープには「液体タイプ」と「泡タイプ」の2種類があります。1回の液の使用量が少ないのでコスパのよい「液体タイプ」と、泡立てる手間なくスピーディーに洗いあげることのできる「泡」タイプ。泡の好みからボディソープを選ぶのもおすすめです。
さっぱり系?しっとり系?ボディーソープおすすめ 医療ライターがアドバイス
ボディーソープは、洗い上りがさっぱりする石鹸系としっとりするアミノ酸系を中心にその配合バランスによって使用感が変わります。
また、保湿成分を配合したもの、汗臭を抑える殺菌成分を配合したもの、香りの種類や無香料などいろいろです。好みの洗い上りを決めたら、求める保湿力、デオドラント効果、香りの種類や有無などをお好みに合わせて、組み合わせるのが商品選びのポイントです。
ボディソープのおすすめ42選 医療ライターの西村テツジさんと編集部が選んだ
ここからは、それぞれ特徴の異なるおすすめのボディソープを紹介します。上記でご紹介した、選び方を参考に自分に合った成分が入っているボディソープを見つけてみてくださいね。
▼普段使いにおすすめの商品はこちら!
▼特別な日やプレゼントにおすすめの商品はこちら!
▼メンズにおすすめの商品はこちら!
▼普段使いにおすすめの商品
まずは、普段使いにおすすめのボディソープをご紹介します。
ORBIS「リリースバイタッチ ボディシャンプー」は、アミノ酸系洗浄成分でやわらかな洗い心地としっとりした洗い上がりです。無油分、無香料、無着色、アルコールフリーで、徹底した低刺激にこだわった商品です。

ヒアルロン酸とシルクエキスで肌の潤いをキープ
無油分・無香料・無着色と、素材にこだわった「オルビス」のボディソープ。シルク由来の洗浄成分が、汚れのみをしっかりキャッチして落としてくれます。
高い保湿力のヒアルロン酸とシルクエキスを配合、肌の潤いもばっちりキープ。キメのこまかいふわふわの泡が体にやさしく密着し、リラックスしたお風呂時間を堪能できます。

ポンプを押すだけで濃密泡が完成する泡タイプ
ポンプを押すだけで濃密泡が出てくる「hadakara」。肌に馴染ませている間にも、もこもこ泡が増えていく、新感覚の泡ボディソープです。
石けん系の成分を配合しているので泡切れがよく、洗いあがりはさっぱりとしているのが特徴。保湿成分が肌に密着し、さっぱりしつつも肌がつっぱらないのがうれしいポイントです。
オーガニックシアバターで保湿もばっちり
保湿力の高いオーガニックシアバターを使用した「ママバター」のボディソープ。保湿力の高いボディソープは、乾燥肌の方や赤ちゃんなど、幅広い方に使いやすいアイテムです。
シアバターでしっとり肌をたもちつつ、洗いあがりはすっきりとしているのもポイント。無香料タイプなので、きつい香りが苦手な方にもおすすめです。
オーガニックの精油を使用し、香りや機能性が○
花や樹皮、果実の皮などの精油を使用している「ザ パブリック オーガニック」のボディソープ。植物ごとに異なる香りや機能面を楽しめるのもポイントです。
アミノ酸系と石けん系の成分を独自に配合し、肌の潤いをキープしつつ、気持ちのよい泡切れを体験することができます。ナチュラルな精油の香りは、リラックスしたお風呂時間を演出してくれるでしょう。
ジェルタイプで新感覚のボディソープ
液体タイプでも泡タイプでもない、ジェルタイプの新感覚ボディソープ。タオルやブラシで泡立てず、手にとって直接肌にすべらせて汚れを落とします。
ジェルが肌によくなじみ、潤いをたもったまま汚れだけをきれいに落としてくれるのがポイント。さわやかなピュアリーサボンの香りは、好き嫌いが分かれにくいので、家族でシェアして使うのもおすすめです。
BOTANIST『ボタニカルボディーソープ ディープモイスト』は、洗浄力と保湿力を考えたバランス設計で、保湿成分もたっぷり配合しています。しっかり汚れを落としながらしっとりした洗い心地が得られます。
水分・油分・保水成分のバランスがよく、高い保湿力
植物を使用したシンプルでナチュラルな商品を展開する「ボタニスト」。ボタニストのボディソープは、水分・油分・保水成分をバランスよく配合した、高い保湿力が魅力です。
シアバターやココナッツミルクなど植物由来の保湿成分を配合し、全身をしっとりとケアできます。肌への負担が少ない弱酸性の泡は、汚れのみを落とし、潤いはしっかりたもてるのがポイント。
無印良品「ボディソープ」は植物性石鹸成分でさっぱりした洗い上がりと、オリーブオイルやヒアルロン酸で、肌を乾燥から守ります。合成香料無添加、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリーで低刺激です。
複数の保湿成分で肌の潤いをしっかりキープ
生活雑貨や日用品、食料など、幅広い商品を展開する「無印良品」。無印良品のボディソープは、オリーブ果実油やヒアルロン酸など、複数の潤い成分で肌の保湿をしっかりキープできるのが特徴です。
シンプルな見た目でありながら、高い保湿力とさっぱりした洗いあがりを兼ね備える、機能面の高さが無印良品のボディソープの魅力です。
ナチュラル素材の石けんをボディソープで実現
パーム核油とべに花油を使用したナチュラルな液体石けんをボディソープに仕上げました。高い保湿力のあるグリセリンやラベンダーから抽出した天然精油を配合しているのもポイント。
洗っているときは、野の花の香りが広がりますが、洗ったあとは香りが残りません。香水やヘアケア商品など、ほかの香りを楽しみたい方におすすめのボディソープです。
肌への刺激が少ないこだわりの成分を配合
ミリスチン酸やバルミチン酸など、肌への刺激になりにくい成分を配合した「ノブ」のボディソープ。肌の潤いを保ちながら汚れを落とします。デリケートな肌悩みを持つ方にぴったりの商品です。
ポンプを押すだけで泡になって出てくるので、泡立てる手間が省けます。体だけでなく、洗顔としても使用でき、時間のない朝にもぴったりのボディソープです。
▼特別な日やプレゼントにおすすめの商品
続いて、特別な日やプレゼントにおすすめのボディソープをご紹介します。人気のデパコス商品も厳選しているので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
研究を重ねたこだわりの成分を配合
オーストラリア・メルボルン生まれの「イソップ」は、研究を重ねこだわりぬいた成分を使用したトータルケア商品が揃っています。イソップのボディソープは、さっぱりとした洗いあがりながら、肌のやわらかさを実感できるのが特徴です。
ローズのフローラルな香りのなかに、スパイシーさが感じられ、大人な印象のボディソープ。厳選素材を使用したボディソープは、贈りものとしても喜ばれます。

▼メンズにおすすめの商品
最後に、メンズにおすすめのボディソープをご紹介します。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボディソープの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのボディソープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
意外と知らない!正しい体の洗い方
一説によると日本人は身体を洗いすぎており、ふだんは泡で手洗いするのがよく、ボディタオルなどを使うのは週に数回でじゅうぶんともいわれています。ポイントは肌に摩擦を与えないよう、たっぷりの泡で洗うこと。
やわらかな泡だけで汚れを落とすことをイメージし、体を洗います。手やスポンジでていねいに擦らなくても、体の汚れは落とせます。まずはしっかりとボディソープを泡立てることが大切です。
臭いの原因となりやすい、脇やデリケートゾーン、胸などから洗い始めます。下半身は特に乾燥しやすいので、最後にさっと洗うのがおすすめです。
ボディソープに関するQ&A
ここからは、ボディソープに関するよくある質問にお答えします!
オーガニックのボディソープは肌にいいの?

人によって肌に刺激となる成分は異なるため、オーガニック成分を使用しているからといって必ずしも肌にいいというわけではありません。また、国内において「オーガニック」の表示はメーカーやブランドの考えによって違います。商品を選ぶときの指標にはなるものの、イメージだけに流されずに、商品説明の成分表示をよくチェックしましょう。
シャンプーとして使えるボディソープもあるの?

あります。髪の毛から足の先まで使える「全身シャンプー」を選べば、これ1本ですべて完結できます。お風呂の時間を短くしたい、コスパを重視したいという方は、以下記事もチェックしてみてくださいね。
その他のボディーソープの記事はこちら!
今回紹介したボディソープ以外にも、無添加や泡タイプなどさまざまなこだわりの商品を掲載しています。お気に入りのボディソープ選びのために、ぜひ参考にしてください。
自分の肌に合ったボディソープ選びが大切!
洗浄力や配合されている成分、香りなど、ボディソープは商品によってさまざまな特徴があります。洗いあがりの差につながる洗浄力は、肌質によって選ぶとよいでしょう。また、肌の潤いを保つために、配合されている保湿成分に注目するのも大切です。機能性を重視する方は、時短につながる泡タイプやリラックスできる香りを選ぶのもおすすめ。
体全体を包み込むボディソープ。見た目や使用感はもちろん、ぜひ自分の肌に合ったお気に入りの1本を選んでみてください。
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新薬の企画開発を10年経験。その後、日用品メーカーで医薬部外品、化粧品、健康食品の商品企画、マーケティング、新事業開発を18年経験。 健康関連のスペシャリストとして、青汁マイスター・ソムリエ、薬膳コーディネーターの資格を有し、これまでに執筆は100事案を超え、商品企画提案などにも含め幅広く活動中。