「電動トリマー」のおすすめ商品の比較一覧表
電動トリマーとは? できることはなに? DIYに便利な電動工具!
電動トリマーとは、木材の面取りなどのトリミングや溝切りを行なうための電動工具です。トリマービットをつけかえることで、さまざまなかたちの加工ができます。
電動トリマーを使うと、DIY作品の仕上がりに違いが生まれます。使いこなすには少し慣れが必要ですが、DIYの仕上がりを美しくするために使ってみましょう。
電動トリマーの選び方 6mm軸が基本、回転数、ベースプレートと加工精度をみる
DIYアドバイザーの野口 僚さんへの取材をもとに、電動トリマーを選ぶポイントを紹介していきます!
6mm軸を基本にして選ぶ さまざまな刃物(ビット)をつけて面取りできる
市販のトリマー刃は基本的に6mm軸の商品が多いため、電動トリマーを購入される際は取り付け径が6mmの機種を選ぶようにしましょう。トリマー刃はいろいろなメーカーが販売を行なっており、刃物形状もひじょうにさまざまな種類があります。
そのためトリマーを最大限活用するなら、いろいろな刃物を取り付けることができる6mm軸がおすすめです。海外ブランドや安価なトリマーの場合、軸径が特殊な場合もあります。念のため確認するように注意しましょう。
回転数が変更可能な機種を選ぶ 性能の指標のひとつが回転数
電動トリマーは刃物を回転させながら削り取る工具です。木材に対しての使用が主ですが、一括りに木材と言っても硬い木や柔らかい木があり、硬度により適切な回転数は変わります。
回転数を変更できるタイプのトリマーは、材料の硬さに合わせ、効率よい加工が可能。材料の焦げを予防したり、綺麗な加工面に仕上げることができます。少し価格は上がってしまいますが、回転数の変更ができるトリマーをおすすめします。
ベースプレートと加工精度をチェック 刃の調整や固定がしやすいか
電動トリマーは。加工材にベースプレートを押し当てながら削る電動工具なので、接地するプレートの作りが直接、加工精度に影響します。また、トリマー刃の出し具合の微調整もベースプレートの上下で行ないます。
つまみを回してギアにより上下させるタイプだと、刃の出し具合の微調整を行ないやすいです。本体とプレートの固定が甘いと、加工中にプレートがズレて刃が設定した出し幅よりも出てしまいます。プレートの固定がしっかりできる機種を選ぶ方がいいでしょう。
便利な機能で選ぶ 電子制御機能、吸塵機能、静音機能など
電動トリマーを選ぶときは、便利な機能にも注目してみましょう。
電子制御機能:DIY初心者におすすめ
DIY初心者の人は、電子制御機能つきの電動トリマーを選ぶとよいでしょう。電子制御機能は、自動で刃の回転数を調節してくれる機能です。
ブレることなく安定して使えるので、初心者でもらくに木材の断面を加工できます。
回転数が一定になることで、力のコントロールもしやすくなるので、電動トリマーの扱いに慣れていない人はぜひ電子制御機能つきのものを選んでください。
吸塵機能:削りかすを取り除いて作業がラク
木材を削ると、どうしても削りかすが手元に溜まります。溜まった削りかすをそのままにしておくと作業ミスにつながってしまうこともあるので、注意が必要です。
削りかすをこまめに取り除くのが面倒な人は、吸塵機能つきの電動トリマーを選ぶとよいでしょう。削りかすを吸い込んでくれるので、手元に削りかすが溜まらず、見やすいです。
使い終わったあとの掃除もかんたんにできます。
静音機能:作業時の音対策に便利
電動トリマーの音が気になる人は、静音機能がついたものを選びましょう。
電動トリマーは、刃を高速で回転させて木材を削る道具なので、どうしても作業音は発生してしまいます。人によってはうるさいと感じることもあるでしょう。
しかし、静音機能がついた電動トリマーであれば、ある程度音を抑えて作業ができます。騒音が気になる人はぜひチェックしてみてください。
コード式か充電式かで選ぶ 比較的安いコード式かバッテリータイプの充電式か
電動トリマーの電源タイプには「コード式」と「充電式」があります。それぞれ特徴が異なるので、使いやすいものを選びましょう。
コード式:長時間の作業が必要な方に
コード式のメリットは、バッテリー残量を気にしなくてよいので、長時間でも作業できる点です。コードが届く範囲でしか作業できないという制約はありますが、バッテリー切れや充電などを気にしなくて済みます。
価格も充電式のものより安い傾向にあり、長時間じっくり作業したい人やコストを掛けずに電動トリマーを購入したい人にぴったりです。
充電式:取り回しに便利
充電式のメリットは、持ち運びがしやすく、電源を気にしなくてよい点です。充電さえしておけば、どこでも作業できます。コードがないため、移動範囲の制限もありません。
ただし、長時間作業するときは、バッテリー切れを起こしてしまうおそれがあります。価格もコード式より高価なものが多いです。
取り回しやすさや持ち運びやすさを重視する人に適しています。
ワンランク上のDIYにチャレンジ 電動トリマーでできることが広がる
芸術大学教員/DIYアドバイザー
電動トリマーは、持っているとDIYのクオリティーや作業効率がぐっと上がる工具。意外と知られていませんが、他の工具ではできない加工がこなせます。
使い慣れるまでには少し練習が必要ですが、紹介したようないい電動トリマーは上達するのも早く、精度も出しやすいため、おすすめです。お気に入りのトリマーを見つけて、楽しくワンランク上のDIYにチャレンジしてみましょう。
電動トリマーのおすすめ12選
ここからは、電動トリマーのおすすめ商品を紹介していきます!
取り回し抜群のバッテリータイプの電動トリマー
電動トリマーはパワーが必要な工具のため、一般的にはコード式が多く発売されていますが、マキタから発売されているこちらのトリマーは珍しい18Vのバッテリータイプとなっています。大物の加工などで、移動距離が大きい際にもこのバッテリートリマーは圧倒的な作業性を発揮してくれます。バッテリー式ですがパワーはコード式に劣らず非常に強く、効率的に作業を行なうことができます。
速度調整機能付きで、刃の出し具合も微調整を行ないやすく、本体性能もハイクオリティーの一台です。マキタのバッテリートリマーは、コンセントのない場所や、大物の加工などさまざまなシーンで活躍してくれるおすすめです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電動トリマーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電動トリマーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
電動トリマーの使い方 基本的な使用方法を伝授!
電動トリマーの使い方をかんたんに説明します。購入する前に使い方のポイントを押さえておきましょう。
削りたい形状に合うビットに交換して使おう
電動トリマーを使うときは、溝彫りや溝切り、溝加工など、行ないたい作業に合わせてトリマービットを交換しましょう。トリマービットとひと口に言っても、面取り用に角度がついたビットもあれば、まっすぐに削っていくのに適したストレートビットもあります。
作業に適したビットに交換したら、少しずつ木材を削っていくのもポイントです。木材を削るときはビットを通じて負荷がかかり、負荷が重くなりすぎるとキックバックなど事故が起こりやすくなります。
高さや位置調節
電動トリマーで木材を削るときは、トリマーについている目盛りを目安に高さや位置を調節しましょう。ストレートビットで溝を掘るときは、目盛りを見ながら少しずつ削っていくことが美しく仕上げるポイントです。
面取りをするときは、基準となる木材の表面に位置を合わせます。位置合わせに失敗すると、表面に段差ができてしまうので注意してください。
キックバック対策
電動トリマーを使うときは、キックバック対策も忘れずに行ないましょう。キックバックとは、切断するものとトリマーの刃がぶつかってしまうことをいいます。大きなケガや事故につながることもあるので、電動トリマーを使うときは取扱説明書をよく読んで、キックバック対策を行なってください。
キックバックを防ぐには、ビットをプレート面から出し過ぎないことと、ジグを使って跳ね返りを防ぐことが重要です。
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まとめ
この記事では、電動トリマーの選び方とおすすめの商品を紹介しました。刀の長さや回転数、便利な機能など選ぶ際のポイントはたくさんありますマキタやリョービ、ボッシュなど人気メーカーからさまざまなタイプの電動トリマーが販売されているので、自分にとって使いやすいものを探してくださいね。
また、電動トリマーを上手に使ってDIY初心者の方でも作るものの仕上がりにこだわりましょう!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
徳島県の家具メーカーにて木製家具の製造に携わり、機械加工、仕上げ、組み立て、塗装など木工全般と家具製造ノウハウを培いました。 その後東京では業界新業態の体験型DIYショップで店長として勤務。店頭ではお客様の相談に乗りつつ、一人一人にぴったりのDIY用品を提案してきました。 同時にDIYレッスンの企画と講師を行い、日本のDIY文化発展のために努めてきました。 現在は大学のデザイン学部の助手として大学内工房に在中し、 学生に対しデザインやモノづくりの手法などを主に教えています。