「1万円以下DIY初心者ディスクグラインダー」のおすすめ商品の比較一覧表
ディスクグラインダーとは? DIYがもっと楽しくなる!
ディスクグラインダーとは、先端に円盤状の砥石(といし)がついた電動工具のこと。砥石を高速回転させることで切断・研削・研磨などの加工を行ないます。
先端に取りつける砥石はさまざまな種類が売られていて、付け替えれば1台で多用途に使える便利なアイテムです。DIY初心者も、ディスクグラインダーがあればいろいろなものが作れてDIYがますます楽しくなりますよ!
ディスクグラインダーでどんなことができる?
ディスクグラインダーを使えば、金属やレンガ、コンクリートなどのかたい素材も電気の力でパワフルに加工できます。砥石を付け替えることで、素材のカットだけでなく、金属のバリ取りやサビ落とし、塗装はがしを行なうことも。金属や石材の鏡面仕上げにも活用できます。
小型で手に持って使うことができるので、複雑な形のものもスムーズに加工することができますよ。
木材の研磨にはサンダーなどの工具が使われますが、ディスクグラインダーでも木材の研磨が可能です。
表面の仕上げに使うサンダーと違い木材を大きく削って加工できるため、イスの座面に座りやすいようヘコみをつけたりなどもできます。
ディスクグラインダーで使用する砥石について知っておこう
ディスクグラインダーの砥石は「ディスク」とも呼ばれ、数百種類以上あるといわれています。
記載された情報を確認して用途に合った砥石を選ぶのが大切。砥石の情報のチェック方法とDIYで使う代表的な砥石についても知っておきましょう!
砥石の情報はこうしてチェック
ディスクグラインダーの砥石には、ディスクの「硬度」・「粒度」などの情報が表示されています。「硬度」はアルファベットで表示されていて、Aからはじまり、Zに近づくほど砥石がかたいという意味です。やわらかい素材を加工するときにはかための砥石を使い、かたい素材に使うときにはやわらかめの砥石を使用しましょう。
「#24」など数字で表示されるのは、「粒度」という砥石の表面の粗さです。数字が大きくなるにつれて目がこまかくなります。数字が低い粗目のものはスピーディーに研削できますが、数字が大きい目のこまかいタイプのほうが切断面がきれいに仕上がるのが特徴です。
DIYで使う代表的な砥石はこの5つ!
ディスクグラインダーで使われる砥石にはさまざまな種類のものがありますが、どんなものがあるのか知っておくと砥石を選ぶときの参考になりますよ。DIYの用途で使うときに用いられる代表的な砥石をいくつか紹介します。
切断用砥石
切断用砥石は金属の切断に使う砥石です。非常に薄い円盤状で、側面を使って切断します。薄いものほど切断した断面がきれいですが、薄いものほど消耗が速いため注意が必要です。
おなじ切断用砥石でも、商品によってどんな素材の加工に適しているかが異なるため、砥石に表示されている情報をしっかりチェックして選びましょう。
研削砥石
オフセット砥石とおなじく金属の研削用に使われる砥石です。比較的安価で幅広い用途で使用できます。
ただし、切断作業はできないため注意しましょう。形状はオフセット砥石のような隆起はなく、フラットな形で切断砥石に似ています。
ダイヤモンドカッター
ダイヤモンドカッターは刃先に人工ダイヤモンドが埋め込まれた砥石です。ダイヤモンドの高い硬度を利用して、かたいものも比較的ラクに切断できるのが特徴。コンクリートや石材、レンガや瓦などの切断に適しています。
ダイヤモンドカッターにも2種類あり、切れ味を優先させたいときは切り込みがあるセグメントタイプが向いています。切断時に出た粉がスムーズに排出されるなど、切り込みによって切れ味がアップし、厚みのある素材にも深く切り込んでいけます。
一方、切り込みがある分、切断面の仕上がりが悪くなってしまうため、タイルや大理石など切断面をきれいに仕上げたいときは切り込みがないウェーブタイプを使用するといいでしょう。
オフセット砥石
オフセット砥石は、一般的にディスクグラインダーに標準装備されている砥石です。
中心部分が盛り上がった形状で厚みがあり、面の部分を押し当てて金属のバリ取りや面取り、表面を削るのに使用します。研削力が強い種類が多く、粗削りの用途で使われることが多い砥石です。
多羽根ディスク
扇状にやすりが敷き詰められた独特な形状をした砥石です。
金属や木材の研磨・研削やバリ取り、サビ落としに使用します。金属用・木材用など種類があるため加工する素材に合わせて確認してから購入するようにしましょう。
ディスクグラインダーの選び方 サイズ・用途・電源タイプに注目!
ディスクグラインダーについて理解できたところで、つぎはディスクグラインダーの選び方について見ていきましょう。
砥石だけでなくディスクグラインダー自体にもさまざまな種類があります。用途に合わせて使いやすいものを選びましょう。
DIY初心者はサイズ100mmがおすすめ
砥石にはいくつかサイズがありますが、ディスクグラインダーごとに取りつけられる砥石のサイズが決まっています。たとえば、砥石の直径100mm用のディスクグラインダーに125mmの砥石を取りつけることはできません。100mmと125mmが主流ですが、DIY初心者が使うなら100mmサイズがおすすめ。
サイズが大きいほうが広範囲を一気に研磨できるなどのメリットはありますが、大きすぎると重さで手が疲れて安定した作業がしにくくなります。100mmサイズなら扱いやすく、砥石の種類も豊富に手にはいりますよ。
タイプで選ぶ
ディスクグラインダーは回転数と砥石を回転させるモーターのパワーであるトルクの違いによって、「高速型」「低速型」「変速型」の3タイプに分けることができます。
それぞれ適した使い道が異なるため、用途に合ったタイプを選びましょう。
高速型|金属の切断・研磨に
金属の切断・研磨に使うなら回転数が高い「高速型」がおすすめです。ディスクグラインダーの回転のスピードは1分間に何回転するかで表されます。たとえば、「12000min-1」と表示があれば、1分間で12,000回転するという意味。
この回転数が高いものを選べば、砥石が高速で回転し金属をスムーズに加工できます。
低速型|石材やコンクリートの切断・研磨に
石材やコンクリートの切断に使うなら「低速型」がおすすめ。回転数は低めですが、その分パワーがあるのが特徴です。高速型でコンクリートなどを切断しようとすると負荷が大きくモーターが故障してしまうことも。速度を下げてトルクを上げたほうがスムーズに加工することができます。
また、研磨作業にも低速型が適していますよ。目安としては回転速度が9,000min-1程度で、「W(ワット)」で表示される最大出力が大きいものを選ぶといいでしょう。
万能型|低速も高速も自由自在。マルチに使える!
マルチに作業をこなしたいなら、用途に合わせて回転数がコントロールできるタイプがおすすめです。低速と高速の2段階にスピードを調整できるものから、無段変速のものまであります。
多用途に使えるのは便利ですが、高額なアイテムが多くなるため予算と相談して選びましょう。
電源のタイプから選ぶ
ディスクグラインダーには充電式とコード式の2種類があります。充電式はコード式に比べてパワーが不足していると言われることもありますが、DIY用途であれば充分快適に作業をこなすことができますよ。それぞれメリット・デメリットを考慮して自分に合ったタイプを選びましょう。
充電式
充電式の魅力は、なんといってもその使い勝手のよさ。コードが作業の邪魔にならず、コンセントがない場所でも使うことができます。
充電式を選ぶときは電圧の高さにも着目しましょう。一般的に電池の電圧が高いほうがパワーがあります。18Vがスタンダードですが、DIY向けなら比較的リーズナブルな14.4Vのものもおすすめ。軽量・コンパクトで扱いやすく、持ち運びにも便利です。
コード式
種類も豊富でリーズナブルな価格で手にはいるのはコード式です。電源コンセントに挿せばすぐに使えるため、事前準備が不要で手軽に使えるのもメリットです。充電切れの心配もなく、つねに安定したパワーで作業ができます。
価格は1万円以下のものを選ぼう
ディスクグラインダーにはハイスペックな高額機種もありますが、DIY初心者なら1万円以下で購入できるものを選ぶのがおすすめです。リーズナブルな価格の機種でも、金属の切削・研磨、木材の加工などDIYの用途は充分果たせます。
高額機種の性能はDIY用途には過剰な場合も多いため、まずは1万円以下で手にはいるアイテムでスタートするといいでしょう。マキタやリョービ、ボッシュなどの名の知れたメーカーのなかにも、低価格商品のラインナップがあるので探してみるといいですよ。
初心者は「安全性」「持ちやすさ」を重視して。 DIYアドバイザーからのアドバイス
芸術大学教員/DIYアドバイザー
ディスクグラインダーはパワフルに素材の切削ができる非常に便利な電動工具です。一方で、切削用ディスクが高速で回転する危険な工具でもあります。
選ぶ際は安全性を第一に考えて、持ちやすさや安定性、スイッチの切り替えが安全にできるものを選ぶといいでしょう。適切な回転速度も安全に加工するうえで大切なポイント。
素材にあった回転速度の機種か、速度調整ができるタイプを選ぶことで、加工ミスや事故を減らすことができます。
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通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 1万円以下DIY初心者ディスクグラインダーの売れ筋をチェック
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まとめ
本記事では1万円以下で買えるDIY初心者向けディスクグラインダーの11商品を紹介しました。
DIY初心者向けには、サイズ100mmのディスクグラインダーがおすすめです。高速型・低速型・変速型と種類があるので用途に合ったものを選びましょう。電源タイプもコード式と充電式があり、それぞれメリット・デメリットがあるため自分に合ったものを選ぶといいですね。
あなたがほしいディスクグラインダーを選んでDIYに役立ててくださいね!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
徳島県の家具メーカーにて木製家具の製造に携わり、機械加工、仕上げ、組み立て、塗装など木工全般と家具製造ノウハウを培いました。 その後東京では業界新業態の体験型DIYショップで店長として勤務。店頭ではお客様の相談に乗りつつ、一人一人にぴったりのDIY用品を提案してきました。 同時にDIYレッスンの企画と講師を行い、日本のDIY文化発展のために努めてきました。 現在は大学のデザイン学部の助手として大学内工房に在中し、 学生に対しデザインやモノづくりの手法などを主に教えています。