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それでは、選び方やおすすめ商品を解説していきます。
ボール盤とフライス盤の違い
ボール盤とフライス盤は見た目も似ていてなにが違うのかと思う人もいるかもしれません。まずはその違いについてかんたんに説明します。
ボール盤は木材や金属に穴を開ける機械です。一方、フライス盤は木材や金属を削る機械ですが、ドリルチャックをつければボール盤と同様に穴を開けることもできます。ボール盤のほうが安価ではありますが、穴開け作業だけでなく木材や金属素材を使った創作を楽しみたい人には、切削加工も穴開けもできるフライス盤のほうが使い勝手がいいといえます。
また、家庭用の卓上フライス盤はほぼすべて、切削するためのエンドミルを取りつける主軸が下向きについている「立型」タイプです。
■注意:卓上フライス盤を使うときは安全対策を抜かりなく
卓上フライス盤を使用する際は、こまかい切りクズが飛び散り思わぬケガをすることがありますので、安全メガネを必ず着用しましょう。また、手袋や袖の長すぎる服の着用は、フライス盤の回転に巻き込まれて大事故になる危険性がありますので避けてください。
髪の毛が長い人は束ねておくのがいいですね。フライス盤の使用後は金属バリや鋭い木片が残っているため、素手で触らずに掃除をしましょう。
卓上フライス盤の選び方
それでは、卓上フライス盤の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】操作タイプ
【2】サイズと重さ
【3】主軸の回転数
【4】騒音対策ができるか
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】操作タイプをチェック
卓上フライス盤には手動で操作する手動式のものと、コンピューターで制御し自動操作する自動式のものがあります。
手動式は切削技術を磨くことが必要とされます。自動式はCADやCAMなどのソフトウェアの操作知識が必要になります。
▼手動式
切削したいものをテーブルに乗せてTスロットやバイスなどで固定し、3種類のハンドルを手で回して操作し、フライスを動かし切削していきます。
操作に慣れないうちはうまく削れないことも多いですが、回数を重ねていくことで技術が上がり、うまく切削できるようになります。
▼自動式(CNCフライス盤)
コンピューターで製図をしたデータを専用ソフトで読み込ませ、自動で動かします。CNCフライス盤とも呼ばれています。
CADやCAMを使い、作ったデータをUSBメモリなどをに入れ、専用の制御用ソフトウェアに読み込ませて切削をします。器用でなくても切削作業ができますが、CADでの製図の技術が必要です。
【2】サイズと重さをチェック
卓上フライス盤についているテーブルの寸法や前後、左右のスライド寸法、フライスからテーブルまでの距離がどれくらいかによって、加工できるものの大きさや加工可能な範囲が変わります。
また、本体寸法や重量が自宅の机における寸法なのかについても、いま一度確認しておきましょう。
▼まずはテーブルまわりのサイズを確認
まず確認しておきたいのが、テーブルまわりのサイズです。テーブルまわりのサイズによって切削加工できるものの大きさや範囲が変わります。
テーブルまわりのサイズとは、加工したいものを置くためのテーブルの寸法と、前後左右にどれだけ動くかを知ることができるスライド寸法、フライスの主軸からテーブルまでの距離のことです。
テーブルの寸法が大きいほど幅のあるものを置けますし、スライド寸法が大きければ広範囲で切削加工が可能です。また、フライスの主軸からテーブルまでの距離が大きければ厚みのあるものを置くことができます。
▼自分のテーブルに置ける重さか
見落としがちなのが、卓上フライス盤の重さです。卓上フライス盤は重さが製品によって大きく異なり、10kgに満たない軽量のものから、50kgほどある重たいものまであります。
軽いぶんには購入した後に自分で移動や設置ができるのでいいのですが、50kgほどの重さのものですとさすがにひとりで持ち運びをするのは危険。誰かに手伝ってもらう必要があります。
▼チャック径のサイズも忘れず確認しよう!
卓上フライス盤を使うときには、エンドミルを取りつけるためのコレットチャックと、ドリルを取りつけるためのドリルチャックのどちらかを用途に合わせて取りつけるのですが、どちらのチャックも対応可能なチャック径(把握径)があります。
エンドミルのチャック径は3〜16mm、ドリルのチャック径は10mmほどのものが多いです。自分が使いたいエンドミルやドリルのサイズに対応しているかを確認しておきましょう。
【3】主軸の回転数をチェック
フライス盤の主軸の回転数はrpmという単位であらわされており、1分間の回転数が記載されています。回転数が速ければ速いほど、早く切削することが可能です。木材やプラスチックなどやわらかめの素材の切削をする場合は、回転数が速いほうが切削作業を早く終えることができます。
一方、金属などかたい素材の切削をする場合は、低めの回転数で切削できる製品を選んだほうがいいでしょう。なぜなら、回転数が速いとドリルやエンドミルの摩耗が早くなるのと、破片や刃物が折れて勢いよく飛んでくる危険性があるからです。
【4】騒音対策ができるかチェック
卓上フライス盤は、基本的にどの製品も作業する際の音がうるさいです。とくに金属を切削する場合はどうしても音が大きくなりますので、近隣の方々に配慮して夜間の使用は控えましょう。
海外では騒音対策が施されたフライス盤が販売されていますが、残念ながら日本ではまだ販売されていません。音が気になる場合は、自作の騒音ボックスを作ったり、製品の下にインシュレーターを設置したりするなどして対策をすることになります。そのような対策ができる製品であるかどうかも、事前に確認しておきましょう。
エキスパートのアドバイス
配置する場所や機器の大きさも考えて選ぼう!
フライス盤とは、回転する主軸にフライスという刃物を取りつけ、金属を削ったり加工したりする工業機器です。知識がない人が使用する機会はなかなかないのではないでしょうか。私も工業高校時代に使用して以来で、最近は目にすることも少なくなりました。
そんなフライス盤を購入するのであれば、機器の大きさ、配置する場所にスペースはどれほどあるか、なども視野に入れて検討しなければいけません。
卓上フライス盤のおすすめ商品
それでは、卓上フライス盤のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ4選|手動式
▼おすすめ5選|自動式
▼おすすめ商品の比較一覧表
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ4選|手動式
まずは、手動式のおすすめ商品をご紹介いたします。ぜひ、参考にしてくださいね。
ミーリングヘッドが左右45度まで傾けられる
低速回転型の卓上フライス盤です。ミーリングヘッドがコラムごとに45度まで傾けられるので、上からだけでなく横から角度を変えて切削をすることができます。Tスロットも3本付属しており複雑形状の対象物の加工も工夫すれば行なうことが可能です。
本格的な金属加工をしたい人や、金属も木材も低速でじっくり加工したいという人向きの製品です。
お手ごろ価格な高速回転型の卓上フライス盤
全体的にコンパクトな作りの卓上フライス盤です。重量も7kgとかなり軽量なので、移動や持ち運びもラクです。販売価格も2万円台と、はじめて卓上フライスを導入する人でも手に入れやすい製品です。
高速回転型で無段電子コントロールつきです。金属よりも小さいサイズの木材やプラスチックの製品を切削加工したいという人に向いています。
木材から金属までオールマイティに削れる
回転数が幅広く、木材やプラスチック素材のものはもちろん、アルミや鉄板など金属の切削もできます。クランプとドリルチャックが付属しており、お手持ちのエンドミルやドリル刃が対応していれば、導入後にすぐ切削が可能です。
卓上フライス盤としては軽量で、移動や持ち運びもしやすいです。木材やプラスチック、アルミに金属、さまざまな素材の切削作業をしたいという人に適しています。
面取りや穴開けもこなす多機能卓上フライス盤
木材の面取りや溝入れ、金属の穴開けなどフライス加工以外の作業もできる多機能な卓上フライス盤。やや高速型なので、かんたんな金属加工から木材加工に適しています。ミーリングヘッドを傾けることもできるので、斜めからの切削作業も可能です。
コンパクトで移動や持ち運びがしやすいのも大きな特徴。木材加工を本格的に楽しみたいけれど、金属のかんたんな加工もしてみたいという人に向いています。
▼おすすめ5選|自動式
続いては、自動式のおすすめ商品をご紹介いたします。ぜひ、参考にしてくださいね。
7kgの軽量&組み立てがラクなCNCキット
コンパクトなCNCフライス盤です。組み立ての必要がありますが、すべての部品の配置をする必要がないため従来のCNCキットに比べ組み立てがかんたんです。
海外製品のCNCフライス盤は日本語の説明書がない場合が多いのですが、この製品には日本語の説明書が付属しているうえにダウンロードができるのもうれしいです。小さめの素材の切削作業を行ないたい人や、英語や組み立てにあまり自信のない人に向いています。
1万円台で手に入る! 初心者向けのCNCキット
1万円台で手に入る安価なCNCフライス盤です。重量も約5kgととても軽いです! ナイフとレーザーでの彫刻ができ、小さめの木材やプラスチック、アクリルの切削が可能です。大きめの素材や金属の加工はできませんのでご注意を。
組み立ての必要がありますが、かんたんなので初心者でもラクに組み立てられます。最低限の切削機能を搭載していてとにかく安価なCNCフライス盤を探している人向きの製品です。
VEVOR『CNCルーター(CNC3020)』
ボールねじ採用で対象物をスムーズに切削する
パソコンに直接つなぐタイプのCNCフライス盤です。回転運動をスムーズな直線運動に変えるボールねじを採用し、より精度の高い切削作業が可能です。
低騒音モーターなので、自宅でも気兼ねなく使用することができ、緊急停止ボタンがあり安全面にも配慮されています。説明書がないため、組み立てや機械に慣れている人向きの製品です。
RATTM MOTOR『CNC router milling machine(CNC3040)』
5軸のフライス加工で緻密な切削が可能!
USBポートで接続するタイプのCNCフライス盤です。通常の3軸フライスに加え、回転傾斜2軸を加えたCNCフライス盤で、よりこまかな切削作業が可能になっています。
ボールねじを採用しているので、動きも滑らかで効率よくフライスが回転します。CNCフライス盤で高度な切削作業や彫刻をしたい人に向いています。
レーザー彫刻ができるCNCフライス盤
操作がしやすいGRBLソフトでコントロールするタイプのCNCフライス盤です。かたい金属や素材は切削できませんが、レーザーでの彫刻が可能で、木材やプラスチック、アルミなどの細部の切削を得意としています。
一から組み立てるタイプのフライス盤なので、組み立てには機械的なスキルが必要です。GRBLソフトを使って快適にCNCフライスで作業をしたいという人向けです。
▼おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 卓上フライス盤の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの卓上フライス盤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
卓上フライス盤があれば、自力では加工しづらい作業もあっという間に終わらせることができ、作れるものの幅がぐっと広がります。
CADで製図ができれば、CNCフライスを利用して、自分がイメージしたとおりのものをかんたんに作ることができます。
このページを参考に、あなたに合った卓上フライス盤を見つけて、ものづくりをより楽しいものにしてみてくださいね!
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「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。