おすすめ商品の比較一覧表
チェーンソーの選び方
それでは、チェーンソーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の7つ。
【1】作業に合わせて動力を選ぶ
【2】ハンドルタイプで選ぶ
【3】サイズで選ぶ
【4】有効切断長の長さで選ぶ
【5】重量で選ぶ
【6】ブレーキの性能で選ぶ
【7】チェーンソーの人気メーカーから選ぶ
上記の7つのポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】作業に合わせて動力を選ぶ
作業内容に合わせてチェーンソーの動力を選びましょう。動力によりパワーの違いや立ち回りのしやすさなどが変わってきます。
▼太い木材を切る作業なら「電動式」
電動式は建築現場の荒挽き切断からマキ切り、枝打ちなど幅広い作業に使用できます。電動式は軽く、またエンジン式に比べて音が小さいので、市街地でも近隣への影響は小さく排気ガスも出ません。しかしパワー不足やモーターの焼け切れなど長時間の連続作業はできません。
▼「充電式(コードレス)」なら騒音もなく庭の手入れに使いやすい
充電式は電源がとれない場合でも使用でき、コードがない分取り回しがしやすくなります。さらにほとんど騒音がしないので、ご家庭で使いやすいでしょう。また、軽いので女性でも扱いやすく、庭のガーデニングのお手入れにも向いています。
▼「エンジン式」はパワーのいる作業に適している
エンジン式チェーンソーはとにかくパワフルです。とてもスピーディーに仕事をこなしてくれます。しかし、エンジン式は排気ガスや騒音の問題があり、市街地での使用はためらわれます。またメンテナンスも多くなります。
【2】ハンドルタイプで選ぶ
チェーンソーは両手で扱うものです。フロントハンドルとリアハンドルの2カ所を手でつかみますが、リアハンドルの位置でタイプ分けできます。
▼初心者は「トップハンドルタイプ」が扱いやすい
トップハンドルタイプは本体の上部にハンドルが付いているタイプで持ちやすく扱いやすいのがメリットです。小型で軽量の製品に多く、持ち運びが片手で容易にできます。軽作業や女性が作業するときに向いています。
▼「リアハンドルタイプ」はプロ仕様が多い
リアハンドルタイプは本体の後ろにハンドルが付いているタイプです。両手の間がトップハンドルタイプより広いので、安定感がありますが、本体自体が大きくなり、持ち運びの点ではトップハンドルタイプに劣ります。大きさ木を切る時や作業に向いています。プロ使用のイメージが強いタイプです。
【3】サイズで選ぶ
チェーンソーには、小型、中型、大型の3タイプにサイズがわかれています。それぞれに使い勝手の特徴があるので、使う場所や目的に合わせてサイズえらびをしましょう。
▼小型のチェーンソー
チェーンバーが25cm未満で重量も軽量タイプのチェーンソーです。自宅の庭木の剪定などに使い勝手の良いサイズ感です。
目的にもよりますが、チェーンソーは使い方を間違えるととても危険な道具です。初心者はまず小型タイプのチェーンソーから使い始めることをおすすめします。
▼中型のチェーンソー
チェーンバーの長さが25cmから40cm前後タイプのチェーンソーです。
林業のような大きくて太い木でない限りたいていの木を切ることができます。自宅で使う場合は、排気がでない電動タイプのものがおすすめです。音も静かなので、近所迷惑にもならないでしょう。
▼大型のチェーンソー
チェーンバーの長さが40cm以上のタイプのチェーンソーです。
大きい分当たり前ですが馬力がすごいので、チェーンソーをある程度経験した方でないと使いこなすのが難しいかもしれません。
【4】有効切断長の長さで選ぶ
チェーンソーの鋸(のこぎり)部分はカッティングアタッチメントと呼ばれ、鎖状(さじょう)のソーチェンがガイドバーに巻きついている形状になっています。
チェーンソーを選ぶ際は、木材に触れる長さ「有効切断長」を確認しましょう。当然ながら長いほうが大きな材木も切れますが、その分、パワーのある動力が必要になり、取り回しもむずかしくなります。
最大でどれくらいの長さが必要なのかを考えて選定しましょう。互換性があれば、違う長さのカッティングアタッチメントを取りつけることもできます。
【5】重量で選ぶ
チェーンソーは軽いほうが使いやすいと思いがちですが、実際はある程度の重量がないと安定して使うことが難しくなります。目安としては、総重量が2.4kg以上のものがおすすめです。
重量があるチェーンソーであれば、回転させている間のブレが少なくなります。とはいえ、持ち上げることが難しいほどの重さでは使えませんので、最大でも4kg程度ものを選ぶと良いでしょう。
【6】ブレーキの性能で選ぶ
チェーンソーを安全に使うためにも、ブレーキの性能は確認しておかなくてはなりません。チェーンソーの安遠機能にもいろいろありますが、チェーンの回転を強制的に止める「チェーンブレーキ」付きのものを選ぶのがおすすめです。
ほかにも、トリガーから手を離すとチェーンの回転が自動的に止まる機能があれば、さらに安心してチェーンソーを使用できます。
【7】チェーンソーの人気メーカーから選ぶ
はじめてチェーンソーを選ぶ方はまずメーカーに注目してみましょう。工具メーカーが出しているチェーンソーなど信頼できる国産メーカーを中心にご紹介します。
▼ Makita(マキタ)|電動工具のトップメーカー
マキタは、愛知県に本社をおくトップクラスの電動工具メーカーです。取り扱いのあるチェーンソーは充電式が多く、エンジン式のチェーンソーは少ないイメージです。リチウムイオンを搭載している充電式のチェーンソーが多いです。おなじみの青緑のボディーカラーが特徴です。
▼ RYOBI(リョービ)|園芸用機器で有名
広島県府中市にあるリョービは園芸用機器で有名なメーカーです。プロの間でも利用者が多く、ホームセンターでも購入することができるので、DIYなどで使用されている人が多い印象です。高性能な電動工具を取り扱っており、プロ用や家庭用まで幅広くラインナップしているので選びやすいメーカーですね。
▼ STIHL(スチール)|世界トップの販売数
90年以上の歴史がチェーンソーの世界トップ販売数のスチールは、日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカなど世界各国で人気のメーカーです。電動式チェーンソーに力を入れているのでこれから購入を考えている方は検討してみるのもありです。
チェーンソーを使うときの注意点 一級建築士からアドバイス
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター
チェーンソーは、大変危険な工具なだけに、本体だけを購入して即使用できるものではありません。使用前点検と安全対策はしっかりとおこないましょう。
切るときの破片などが飛び散るため、防塵(ぼうじん)マスクと保護メガネ(ゴーグル)は欠かせません。長袖や軍手などで肌を守ることも必要です。また、うっかり落としたときに怪我しないよう、つま先を金属板で保護された安全靴を履くこともおすすめです。
チェーンソーのおすすめ9選
ここからは一級建築士の神村さゆりさんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。各商品の特徴も解説していただいたので、薪作りや枝切りなど用途に合った商品選びの参考にしてくださいね。
Makita(マキタ)『電動式チェンソー250mm(M502)』












出典:Amazon
Makita(マキタ)『充電式チェーンソー(MUC204CDGXR)』












出典:Amazon
RYOBI(リョービ)『チェンソー(CS-2501)』






出典:Amazon
Eituesy『充電式チェーンソー(4932408549219)』














出典:Amazon
Veiniya 『充電式チェーンソー』














出典:Amazon

TAKAGI(高儀)『EARTH MAN 電気ミニチェーンソー(CSE130CA)』










出典:Amazon

RYOBI(リョービ)『チェンソー(CS-2502)』












出典:Amazon

Makita(マキタ)『充電式チェンソー(MUC353DGFR)』












出典:Amazon

HiKOKI(ハイコーキ)『電気チェンソー(FCS30SA)』
















出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チェーンソーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのチェーンソーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
チェーンソーの選び方と、マキタやリョービなど有名メーカーを中心に人気のチェーンソーをご紹介しました。
何をどこで切るのかをまず考えてから、最適なサイズや動力を搭載したチェーンソーを選ぶようにすることが大切です。この記事を参考にピッタリのチェーンソーを選んでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。 住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。 整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。 多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。 子ども3人。A型・獅子座