ローイングマシンとは?
ローイングマシンとは、カヌーやボートを漕ぐ動きを再現することで、全身の筋肉を鍛え有酸素運動ができるマシンのことです。
ダイエットはもちろん背中や体幹も鍛えられ、腰痛改善の効果も期待できますよ。ただし、使い方によっては腰痛を悪化させることもあるため、正しい姿勢や負荷でおこなうことが大切です。
ローイングマシンの選び方 油圧式・磁気抵抗型・空気抵抗型・水抵抗型の4種類
ここからは、ローイングマシンを選ぶポイントをご紹介します。
ローイングのタイプ、折りたたみ式かどうか、モニター表示の有無、安全性など選び方をご紹介。どれも大切なポイントですので、しっかりチェックしてくださいね。
タイプで選ぶ 油圧式・マグネット式・フライホール式・水圧式
まずはローイングマシンのタイプとそれぞれの特徴についてご紹介していきます。
油圧式 手動で細かく負荷調節が可能
油圧式は、使用する人のコンディションやレベルに合わせて負荷を細かく調節することができます。機能がシンプルでリーズナブルなことから、一般家庭用に向いています。
磁気抵抗式(マグネット式) 静音性が高い
磁気抵抗式(マグネット式)のローイングマシンは、磁気抵抗を利用したブレーキシステムにより、トレーニング時に気になる動作音が静かで、滑らかな操作ができるのが特徴です。集合住宅でも使用できるでしょう。
ただし、油圧式よりは大きいサイズのものが多く、価格も高い傾向があるため、自宅にスペースがあるかなど事前に確認が必要です。
空気抵抗式(フライホール式) 本格的なトレーニングマシン
空気抵抗式(フライホール式)のローイングマシンは、プロのアスリートがボートを漕ぐ筋肉を鍛えるために使用する本格的なトレーニングマシンです。
しかし、集合住宅で使用するにはやや大型で動作音も大きいため、ご家庭用として使用するには、ある程度の広さと周囲の環境を気にする必要があります。また、多くのモデルが高額になります。
水抵抗式(水圧式) ボートを漕ぐ感覚に最も近い
水抵抗式(水圧式)のローイングマシンは、タンク内に入った水の水圧を利用することで、ボートに乗ってオールを漕ぐ状態に最も近い感覚を得ることができます。その分、上半身・下半身の全身トレーニングに最適なタイプといえるでしょう。
ただし、サイズと音が大きく、また、価格も高いため集合住宅では厳しく、事前に使用環境の確認が必要となります。
「モニター搭載」のものを選ぶ 消費カロリー表示でモチベーションを高める
自宅に限らず、トレーイング中は単調な動作が続くため、長時間のトレーニングほどモチベーションのキープが難しくなるものです。そこで、モニター表示が可能なタイプであれば、リアルタイムで消費カロリーや回数などを確認することができるためモチベーションを維持することができます。
「折りたたみ式」のものを選ぶ 収納しやすい
スペースを取られがちなローイングマシンですが、折りたたみ式なら運動後にたたんでしまえば生活の邪魔になりません。
また折りたたみ式でなくても、マシンを縦に収納できるものも。キャスターつきであれば力がなくても移動できるので、女性でも楽に収納することができますよ。
「安全性」が高いものを選ぶ マットや滑り止めで安定感アップ
激しい運動をするローイングマシンは、安全性が考慮されているかどうかも大切なポイントです。床との接地面に滑り止めがついているか、必ず確認しましょう。
もし滑り止めがない場合は、床のキズ防止や騒音対策も兼ねて、専用のマットを購入してから使用してくださいね。またペダルに固定ストラップがあれば、足をふみ外してケガをすることを防げるので安全です。
「スマホアプリと連動」できるものを選ぶ データ管理も簡単にできる
専用アプリに対応したモデルであれば、回数や時間といった日々のトレーニング実績を記録し、データ化することができます。また、アプリによってはトレーニングメニューを提案してくれるなど毎日のトレーニングのサポートもしてくれます。
「負荷を調整」できるものを選ぶ 高負荷にも対応
本格的なトレーニングを求める方にとって、低価格モデルでは負荷が不十分な場合があります。高負荷を求めるのであれば、マグネット式やフライホイール式の高価格帯モデルがおすすめです。
ローイングマシンおすすめ7選 タイプ・折りたたみ可否・モニター項目・滑り止めの有無・負荷調整もチェック!
ここまでの選び方のポイントをふまえ、フィットネストレーナー講師の曽谷 英之さんと編集部が厳選したローイングマシンをご紹介します。油圧式や水圧式、モニターの表示内容や折りたたみの有無、安全性に関する情報などをまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
アーム部分も自由に調節可能
負荷調節がシリンダー部分で12段階、アーム部分で3段階調節できるローイングマシン。合計36段階でコントロールできるので、鍛えたい部分だけ集中的に負荷をかけるという使い方もできます。
アーム部分は360°可動するため、腕全体をまんべんなく動かすことが可能。全身をバランスよく鍛えられるマシンといえるでしょう。
オンオフがオートなので気軽にはじめやすい
創業80年を超えるメーカーから発売されているローイングマシン。12段階で負荷が調節でき、どんな体力レベルの方でも使いやすくなっています。
モニターに示されるメーターは、ローイングを開始すると自動的に表示されるのもうれしいところ。運動を終えれば数分後に自動で表示が消えるので、いつでも気軽に測定ができます。
熱くなった体を風でクールダウンできる
風力とマグネットを組み合わせて負荷を調節するマシン。内部で起こった空気抵抗を風向口から吹き出し、運動で熱くなった体をクールダウンしてくれます。
風向口は閉じることもできるため、風がいらないという方は閉じてしまえばOK。音もエアコンの作動音と同じ50デシベル程度と静かなので、マンションやアパートでも気軽に使えますね。
木のぬくもりと水音で本格的なローイング体験
木で作られた、ぬくもりが感じられるローイングマシン。水圧式で運動する際にタンクで回転する水音が聞こえるため、本当に屋外でカヌーやボートを漕いでいるような体験が味わえます。
ハンドルが人間工学にもとづいて設計されているのもポイント。握りやすいので、無駄な力を入れずに長時間運動がしやすくなっています。
運動レベルに合わせて自動で負荷が20段階に変化
12種類の運動プログラムを搭載したハイスペックなモデル。運動負荷を20段階に調節できるうえ、それぞれの運動レベルに応じた適切な負荷をかけてくれるプログラムが搭載されています。
運動の履歴をすべて自動で記録してくれるのも魅力。あとからどの程度運動したかを確認できるので、運動の状況を管理したいという方でも満足できる仕様です。

豊富なプログラムで本格的なワークアウト
22インチのHDタッチスクリーンが付属した商品。英語ではあるものの、12000本を超えるオンデマンドのスタジオプログラムが受けられるサービスが1年間無料で楽しめます。
運動の負荷を手動と自動で選べるのもポイント。自動では26段階で強度調節が可能なうえ、プログラムと連動して適切な負荷をかけてもらうことができます。自分ではどう負荷をかけていいかわからないという方に適したマシンです。
「ローイングマシン」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング ローイングマシンのTOP1はこれ!
ご紹介した商品のなかから、フィットネストレーナー講師の曽谷 英之さんがおすすめする商品ランキングを発表します。ローイングマシン選びの参考にしてみてください。
3位 King kang『ローイングマシン』
2位 リーディングエッジ『ウォーター ローイングマシン』
1位 ノルディックトラック『RW900 Rower』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ローイングマシンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのローイングマシンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ローイングマシンに関するQ&A よくある質問
ローイングマシンのメリットは何ですか?

全身を鍛えることができ、関節にも負担が少ないうえにカロリー消費が多い点がメリットです。また、有酸素運動よりも効率よくカロリーを消費することができるため、ダイエット効果も期待できます。
ローイングマシンで腹筋は鍛えられますか?

腹筋を鍛えることができません。腹筋や背筋のトレーニングにはシットアップベンチがおすすめです。
【関連記事】ローイングマシンに関連するほかの商品情報
作りがしっかりしていて、長く使えるものを選びましょう フィットネストレーナー講師よりアドバイス
ローイングは日常生活で使いにくい背中の筋肉を鍛えることができます。環境や予算にもよりますが、ある程度しっかりした作りのもので長いつき合いができるマシンがおすすめです。
トレーニングイメージにあったものを選ぼう!
この記事では、ローイングマシンのおすすめ商品をご紹介しました。
ローイングマシンは油圧式・マグネット式・水圧式があるので、自分がどうトレーニングしたいのかをよく考えてみて選びましょう。また使う環境をイメージしながら、折りたたみの有無や安全性を確かめることが大切です。
あなたがほしいローイングマシンを選んでみてくださいね。
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神戸大学大学院で運動障害論を学び、ロサンゼルスでの筋肉留学を経てパーソナルトレーナー活動を始めました。 ロジカルで分かりやすい指導がトレーニング初心者の方にご好評をいただき、パーソナルトレーニングマッチングサイト 「MY TRAINERS(マイトレーナーズ)」の2018年度人気No.1トレーナーになりました。 現在は、フィットネストレーナーを「一家に一台」提供するために、トレーナースクール「MY TRAINERSアカデミー」の講師を担当しています。