とろけるチーズとは?
とろけるチーズとは、加熱するとチーズがとろける商品のこと。とろけないチーズとは成分が異なり、たんぱく質や脂肪を粗くつなげているので、熱で分解されやすくなっています。食感がおいしい加熱用チーズで、クセになります。
ピザやパンにのせたり、グラタンやハンバーグの上にのせたり、とろけるチーズをのせるだけで普段のメニューがワンランクアップしたおいしさになります。
とろけるチーズの選び方
さまざまな料理のトッピングに便利な「とろけるチーズ」。いつもの料理にとろけるチーズを足すだけで、濃厚さが増します。また、糸のようにチーズが伸びる姿は、見た目的にも楽しいですよね!
この記事では、とろけるチーズの選び方をご紹介します。料理家・フードスタイリスト・テーブルウェアスタイリストの池 ももこさんに選び方のポイントを教えていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイントは下記。
【1】チーズの形状で選ぶ
【2】チーズの種類で選ぶ
【3】カロリーが気になる方向けの商品もある!
【4】健康志向の方は「セルロース」不使用をチョイス
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】チーズの形状で選ぶ
一般的に、とろけるチーズは「スライスチーズタイプ」と「シュレッドチーズタイプ」の2種類の形があります。それぞれ向いている使い方が違うので、チェックしましょう。
トーストには1枚タイプの「スライスチーズタイプ」がおすすめ
スライスチーズタイプはとろけるチーズの定番です。1枚ずつ個包装されているので衛生的で使いやすくなっています。チーズ同士がくっついて固まるといった困ったことは起こりません。
そのまま食べるのではなく、食パンをトーストするときやハンバーグ、グラタンなどの上に乗せて加熱してください。とけるチーズが料理をよりおいしいものに仕上げます。
パンの耳の部分までチーズを乗せたい方は、大きめサイズを選んでください。
ピザやグラタンには細かく溶けやすい「シュレッドチーズタイプ」
シュレッドチーズタイプというのは、ナチュラルチーズをこまかくしたとろけるチーズのこと。紙をシュレッダーで裁断したような形状です。スライスタイプより伸びるチーズで、ピザやグラタンなどに使うとおいしいです。
スライスチーズタイプのように個包装されていないので、必要な分量だけ取り分けて使えるのが特徴。よく伸びるチーズなので、チーズタッカルビやチーズフォンデュ、熱々スープなどのトッピングに適しています。
チーズは、健康や美容にもいいと言われるたんぱく質を含む良質な食材のひとつですが、脂質も多く含まれています。
食べすぎを防ぐ目安としては、ひとり当たりスライスタイプなら1枚、シュレッドタイプなら1~2つまみを意識するといいでしょう。
【2】チーズの種類で選ぶ
とろけるチーズには、いくつかのチーズが使われます。チーズの種類によって味わいも異なります。それぞれのチーズの種類の特徴についてご紹介します。
「モッツァレラチーズ」はさっぱりとクセのない味わい
モッツァレラチーズはイタリアで生まれたフレッシュチーズの一種で、さっぱりとしたクセのない味わいが特徴です。加熱したときの伸びがよく、ハンバーグやピザ用によく使われます。
よく伸びるチーズなのでとろけるチーズによく使われ、モッツァレラチーズにほかの種類のチーズをブレンドした商品が多いです。低脂肪で糖質が低いので、チーズ特有のコクが苦手な方もおいしいと感じられるでしょう。
「ゴーダチーズ」は濃厚な味わいが特徴
オランダのゴーダ村で生まれたのがゴーダチーズです。バターのような濃厚でコクのある味わいが特徴で、熟成が進むとより深い味わいになります。商品によって数カ月熟成されたものや、2~3年かけて熟成されたものなどいろいろです。
ゴーダチーズが含まれたとろけるチーズは濃厚な味わいを楽しめるため、ピザのトッピングやオムレツに混ぜる食べ方などが好まれます。そのままおつまみとして食べたり、食パンに挟んでサンドイッチにしたりなど、食べ方はお好み次第です。
「パルミジャーノ・レッジャーノ」はコクと旨味が凝縮
パルミジャーノ・レッジャーノはイタリアチーズの王様と呼ばれており、コクと旨味が特徴でしっかりとしたチーズの食感を味わえます。香りが際立つのでそのままでも食べられますが、加熱するとこんがりと焼き色がついて、香ばしい風味も楽しめます。
おいしい食べ方としてはサラダにトッピングしたり、グラタンやパスタに加えたりなどいろいろです。スープの隠し味にするといった味わい方もあります。
「チェダーチーズ」は爽やかな酸味を感じる
世界でとてもたくさん生産されているのがチェダーチーズ。ゴーダチーズのように熟成期間によっていろいろな味わいになります。熟成期間が短いものはさわやかな酸味が、熟成が進むと芳醇でシャープな味わいが特徴です。
食パンやサラダにそのままトッピングして食べられます。ピザやグラタン、オムレツなどの加熱する料理にとろけるチーズとして使えば、よりおいしい料理になるでしょう。
スライスタイプもシュレッドタイプも、「どんな種類のチーズを使っているか」で相性の良い食材やお料理は決まってきます。
クセのないものがお好きな方は「ナチュラル」や「モッツァレラ」タイプ、コクや塩味を強く感じるものがお好きな方には「ゴーダ」や「チェダー」タイプのものがおすすめです。ご自身の好みを把握し、お気に入りのとろけるチーズを見つけてくださいね。
【3】カロリーが気になる方向けの商品もある!
とろけるチーズはおいしいけど、カロリーが気になるという方もいることでしょう。そのような方にはカロリーオフのとろけるチーズが適しています。
食パンをトーストにしただけでは味気ないですが、カロリーオフの商品を利用すればとけるチーズの味わいを楽しめます。
また、チーズの主成分である乳脂肪を植物油脂に置き換えて作られている「コレステロール95%オフ」などの製品もあります。チーズの代用に使うとかなりのカロリーがおさえられます。
【4】健康志向の方は「セルロース」不使用をチョイス
セルロースは食物繊維の一種ですが、食品添加物の素材としても利用されています。
とろけるチーズには、細かく刻んだチーズ同士がくっつかないようにする役割を担って入っています。野菜に自然と含まれているセルロースですが、ここでは食品添加物であるため、添加物を気にされる方はなるべくセルロース不使用のチーズを選ぶようにしましょう。
とろけるチーズのおすすめ10選
選び方をふまえたうえで、とろけるチーズのおすすめ商品をご紹介します。選び抜かれた商品ばかりを厳選しました。
チーズは【スライスチーズ】と【シュレッドチーズ】タイプにわけて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼スライスチーズ
まずは、スライスタイプのおすすめ商品からご紹介します。チーズを平らにのせるので、まんべんなく火が通りやすいのが特徴です。トーストやハンバーグのうえにのせるのにピッタリです。
サンドイッチにも使いやすいスライスチーズ
大容量タイプのとろけるチーズ。ちょっとしたパーティーなどで、サンドイッチを多めにつくる、というときなどピッタリではないでしょうか。少し塩分が強めですので、おつまみとして、塩辛いものがほしいときにも向きます。
プロセスタイプなので、保存しやすく、チーズ特有のニオイが苦手な方でも食べやすい商品です。
※Amazonは2セット、楽天市場・Yahoo!ショッピングは1セットの価格です。
とろりととろけるスライスチーズ
1枚ずつ個包装になっているので、保存がしやすいスライスタイプのとろけるチーズです。そのままでも食べられますが、加熱するといっそうおいしくいただけます。パンにのせてトーストにしたり、チーズオムレツにしても、よく合います。
クセがなくまろやかさがあるチーズなので、子どもから大人までおいしく食べられます。

とろりと伸びるスライスチーズ
非常に伸びがよく、使いやすいスライスタイプのとろけるチーズ。クセの少ないナチュラルチーズを使っているのでトーストにはもちろん、ほかの食材とも合わせやすいです。
適当な大きさにちぎったチーズをオーブンでカリッと焼いた焼きチーズはお酒のおつまみにもピッタリ。ぜひ一度試してみてください。
ロングセラーのとろけるチーズ
スライスタイプのとろけるチーズです。雪印メグミルクのスライスチーズはロングセラー商品で、1962年に発売されてから長く愛されているおいしいチーズです。
このとけるチーズは、焼けたときの色と香り、とろけ具合、コクの3つの特徴があります。食パンに乗せたり、ピザ用チーズにしたりと、いろいろな食材に使える加熱用チーズです。
※楽天市場は12個セットの価格です。

なめらかな口当たりのとろけるチーズ
口当たりまろやか、「コク」と「クリーミーさ」が特徴的なスライスタイプのチーズ。塩味よりもミルクの味わいが強く感じられるため、ハンバーグのトッピングやピザトーストなどにも相性抜群! 料理を選ばず使えるタイプのとろけるチーズです。
クセのあるチーズに抵抗のある方、やさしい味つけがお好きな方には、とくにおすすめです。
ぜいたくな味わいのモッツァレラチーズ
北海道十勝産の生乳を100%使用してつくられたモッツァレラチーズ。まろやかな味わいで食べやすく、加熱するととろりとしてさらに食べやすくなります。
また、チーズ本体をしゃぶしゃぶにしてもおいしく食べられる、一度は味わってみたいとろけるチーズです。
▼シュレッドチーズ
続いては、シュレッドタイプのご紹介です。分量を調整できるので、さまざまな料理に使えて便利です。
こだわりの詰まった無添加のミックスチーズ
オランダ産のゴーダチーズとデンマーク産のサムソーチーズを50%ずつ配合したミックスチーズです。こだわりの詰まった味わいです。また、添加物を一切使用していないナチュラルチーズですので、チーズ本来の味を堪能することができます。
チーズが好きなら、一度は食べておきたいとろけるチーズです。

3種類のチーズで深みのある味わい
セルロース不使用、北海道十勝産の乳原料を100%使用。ゴーダ、チェダー、モッツァレラの3種類をミックスした塩味とコクのバランスもちょうどいいタイプのシュレッドチーズです。頻繁に口にする方にはもちろん、健康面に気を使いたい方のデイリー使いにもおすすめ。
お子さまにも安心してお召し上がりいただけるタイプの、やさしい味わいが楽しめるチーズです。
ピザ用のとろけるチーズ
雪印メグミルクから販売されている、ピザ用シュレッドタイプのとろけるチーズです。ピザやピザトーストにはもちろん、さまざまな料理のちょっと使いにとても便利!
リーズナブルな価格なのもうれしいポイント。ひとつ持っておくと、料理の幅が広がりそうです。
オーブン料理にぴったり
北海道十勝産の生乳をたっぷり使用したシュレッドタイプのチーズです。風味が豊かなチェダーチーズ、コクの深いゴーダチーズ、糸引きが特徴のモッツァレラチーズといった3種類のナチュラルチーズをブレンドしています。
いろいろな食材に合うとろけるチーズで、風味とコクの深さが特徴です。ピザやグラタンをはじめとしたオーブン料理にぴったりで、よりおいしい料理に仕上がります。
「とろけるチーズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チーズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのチーズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
とろけるチーズを使ったレシピを紹介
そのまま食べるチーズもおいしいですが、とけるチーズには格別の味わいがあります。ここではとろける加熱用チーズのレシピを紹介していきます。
食パンに乗せておいしいトーストに
食パンにとろけるチーズをのせるのは一般的な食べ方です。これだけでもおいしいですし、かんたんで素早くできるので人気があります。さらに下記のように、ワンポイント加えるだけで絶品トーストができあがります。ぜひ試してみてくださいね。
(1)食パンにマヨネーズを塗り、ピザ用チーズを振りかけ、塩をひとつまみ足してください。
(2)オーブントースターで5分ほど焼いて、最後に黒コショウを散らします。
チーズ入りおにぎり
おにぎりは日本の軽食の定番ですが、とろけるチーズを使うとワンランクもツーランクもおいしいおにぎりになります。
(1)ボウルに、ごはん、ピザ用チーズ、じゃこ、黒コショウを入れて混ぜます。
(2)3等分にして三角形のおむすびを握ります。
(3)おにぎりに醤油を塗り、油を熱したフライパンに入れます。両面に焼き色がつけば完成です。
レンコンのチーズ焼き
レンコンのレシピというと、なかにひき肉を詰めた料理が一般的です。ここではとろけるチーズを使用したレシピをご紹介します。
(1)1cmに輪切りにしたレンコンを酢水に5分ほど浸してください。
(2)オリーブオイルを熱したフライパンで水気を取ったレンコンを焼きます。火が通ったら一旦取り出し、ピザ用チーズを敷き、チーズが溶けたらその上にレンコンを戻して焼きます。
両面に焼き色が付くまで焼けば完成で、さらに黒コショウを散らすと風味がでます。
とろけるチーズに関するQ&A
とろけるチーズは妊娠中に食べてもいいの?

加熱していないチーズにはリステリア菌と呼ばれる食中毒菌がいる場合があります。この菌は加熱により死滅するため、とろけるチーズは火を通せば食べても大丈夫ということになります。しかし、妊娠中は免疫力が低下していることから、万が一を考えて食べることを避けるとよいでしょう。
とろけるチーズの賞味期限はどのくらい?

スライスタイプのチーズは長くて、3か月から半年程度です。しかしフィルムを外して保存する場合は傷むのが早いため早めに食べ切るようにしましょう。また、シュレッドタイプのチーズはスライスチーズよりも、空気に触れる面が多いため、賞味期限も早くなります。
とろけるチーズを活用して料理の幅を広げよう!
チーズを使った料理はある程度限られていますが、とろけるチーズを使うと料理の幅が広がります。トースト、ピザ、グラタンなどが一般的ですが、おにぎりやレンコンを使ったメニューなど、意外な組み合わせでおいしい料理に変身します。とろけるチーズを使って、オリジナルのレシピを工夫してみてください。
とろけるチーズにもいろいろな種類がありますが、選び方を参考にして、ご紹介した商品のなかからお好みのものを探してください。自分好みにアレンジしてみるのも楽しいですよ。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。