チェダーチーズとはどんなチーズ? さまざまな料理で活躍する!
チェダーチーズとはイギリスを代表するチーズのことで、アメリカやカナダ、オーストラリアなど世界中でもっとも多く製造されているといわれています。
熟成期間によってさまざまな味わいのものがあるのが特徴で、熟成期間が短いものは、比較的あっさりした味わいに、長期熟成だと濃厚な味わいになります。そのまま食べてもピザやトーストなどにトッピングしてもおいしいので、さまざまな料理に活用できるのも魅力です。
チェダーチーズの選び方 産地や熟成度、チーズの色などに注目!
チェダーチーズを選ぶときは、いくつかおさえたいポイントがあります。産地や種類、内容量などを確認しながら、自分好みのチェダーチーズを見つけてくださいね!
【1】まずは産地をチェック!
チェダーチーズは、さまざまな国が生産しているポピュラーなチーズですが、その発祥地はイギリスです。そのため本場の味が知りたいという方は、イギリスのチェダーチーズを選んでみましょう。
またイギリスのチェダーチーズのなかでも、「ウェスト・カントリー・ファームハウス・チェダー」という呼称の商品を探してみてください。これはEUの原産地名称保護制度(PDO)にも登録され、伝統製法で作られたチェダーチーズの本家本元になります。
世界中で生産され食されるチェダーチーズ。どんなものが自分の口に合うのかは、誰にもわかりません。アメリカやオーストラリアなど酪農が盛んな国のチェダーチーズはもちろん、日本で生産されるこだわりのチェダーチーズから業務スーパーのチェダーチーズまで、いろいろな味を楽しみましょう。
【2】熟成度で選ぶ
チーズを選ぶときは、熟成度もチェックポイントです。熟成度によって食べ方はもちろん、味わいも変わってきますので、用途や好みで長期熟成がいいのか短期熟成がいいのか確認しましょう!
パンには熟成期間が短いあっさりしたタイプを
朝食などでスライスしたパンにのせて食べるならば、熟成期間が短いもの(5カ月くらいまで)がミルキーかつ、あっさりした味わいでおすすめ。
スーパーのチーズ売り場に真空パックされて置いてあるものは、熟成期間が短いものがほとんどですし、価格も安いので手に入れやすいですね。
これら熟成の浅いチェダーチーズは、オーストラリアかニュージーランドのものが多く出回っていて、濃いクリーム色をしているのが特徴的。ほかにアメリカのものもありますが、こちらの色は白のものが多いです。これは牧草ならクリーム色、配合飼料なら白色と乳牛が食べるものが影響していて、大きな味の違いはありません。
そのまま食べるなら長期熟成タイプを
チーズの醍醐味は、やはり長期熟成による「うま味」に尽きるでしょう。「ウエスト・カントリー・ファームハウス・チェダー」は、長い熟成期間によりアミノ酸を多く含んでいて、脂肪酸由来の香りと合わさるととても複雑な味がします。紅茶などにあわせてもいいですし、お酒がいける方なら赤ワインやウイスキーのおともにもおすすめ。しかし、普通のチェダーチーズに比べると値段も10倍近く高いです。
ちょっとそこまでは出せないなという方は、パッケージに熟成期間が書いてある長期熟成タイプのものを探して買ってみましょう。
【3】チェダーチーズの色にも注目
チェダーチーズには、レッドチェダーチーズとホワイトチェダーチーズの2種類があります。それぞれ色味が違いますので、その特徴をおさえましょう!
レッドチェダー|テーブルを華やかにする
レッドチェダーチーズは、オレンジ色のチェダーチーズです。食材にトッピングしたり挟んだりすれば、彩りがいいのでテーブル上のアクセントになってくれますよ。普段の食事はもちろん、家に人を呼んだときの一品に使うのもおすすめです。
レッドチェダーチーズのオレンジ色は、植物由来のアナトー色素やカロテノイド色素などによる着色です。
ホワイトチェダー|ナチュラルな色味
レッドチェダーチーズと違い、着色されていないタイプがホワイトチェダーチーズになります。ホワイトチェダーチーズは、チェダーチーズ本来のナチュラルな色味で白色です。
ちなみにレッドチェダーチーズもホワイトチェダーチーズも味は変わりませんが、彩りはまったく異なります。ホワイトチェダーチーズのナチュラルさを好むのもいいですが、サラダに2種類をトッピングしたり、パンに挟んだりすれば、より楽しく味わえそうですね!
【4】内容量は使う目的に合わせて選ぶ
チェダーチーズをおいしく食べるためには、目的に合った内容量のものを選びましょう。商品によって業務用のような大容量タイプから、おつまみ程度の少量タイプまでありますので、用途や使用シーンに合わせて選びましょう。
たとえば、普段の食事でチェダーチーズを頻繁に使うなら内容量が多いものがコスパが高くおすすめですが、休日のブランチのサンドウィッチに使う程度であれば少量でもじゅうぶん。
またチェダーチーズは生産量が多く、価格帯もリーズナブルな商品が多いです。ただ大容量タイプの場合は、たくさん使う人でも余ってしまうことがあります。ですので、ラップに個別につつむなどして長期保存できるように工夫してくださいね。
【5】料理に使うならシュレッドタイプもおすすめ
お料理に使うなら袋入りのシュレッドチーズを買うといいでしょう。ただし、チェダーチーズ100%のシュレッドチーズはあまり見かけないです。どうしてもチェダーチーズ100%を使いたい場合は、真空パックされた熟成期間の短いものを、ご自分で削りこまかくすることでお料理に使うことができます。
チェダーは製法上、加熱してもほとんど伸びないのが特徴的。なのでピッツァなんかに使うと、もの足りないかもしれませんね。逆に「伸びない」性質を利用して、カレーやハンバーグなどのコクだしに使ってみるといいですよ。
チェダーチーズのおすすめ10選 市販のおいしいチェダーチーズを厳選
それでは、チェダーチーズのおすすめ商品をご紹介します! いろいろなタイプのチェダーチーズを取り上げていますので、目的に合った商品があるかどうかをチェックしてくださいね。

北海道産のミルクで作る優しくマイルドな味わい
今まで紹介したものは、本家イングランドのものや、手軽に使えるオーストラリア、ニュージーランドなどのものですが、国産にもいいものがあります。よつ葉乳業は早くからヨーロッパの先進的なチーズ作りを取り入れてきた企業で、それゆえ手に入れやすく味のいいチーズを多く作っています。
このチェダーも、熟成は浅いですがその分ミルキーで、チェダーに特有の酸味もほどよく感じられます。シュレッドしてサラダに混ぜたりトーストにのせて食べるなど、くせのないおいしさを活かす食べ方がおすすめです。
赤ワインがアクセントになったクリーミーなチーズ
富良野市と酪農学園大学が共同で開発した、富良野産ワインを練りこんだチェダーチーズ。ワインの赤の着色と付香により、大理石のような模様が楽しめます。
コクのある風味とクリーミーな味わいをぜひそのまま楽しんでください。
チェダーチーズに似たコクを持つ
907gと内容量が多いコルビージャックチーズは、モントレージャックチーズにコルビーチーズを混ぜ合わせたもの。コルビーチーズはチェダーチーズに似た味を持つため、コルビージャックチーズも、その味わいを楽しめますよ。
生のままでも焼いてもおいしくいただけますので、いろいろな料理に活用しやすいチーズです。

朝ごはんに食べるチェダーチーズならこれ
フルーツや野菜との相性がよく、朝ごはんにぴったりのチェダーチーズ。しかもスライスしてあるので、パンにのせてオーブントースターで温めれば、かんたんにおいしいチーズトーストができあがります。いつもプロセスのスライスチーズを食べている人には、ひときわおいしいチーズトーストに感じられること間違いなし。
いつもと違ったチーズトーストを朝ご飯に食べたいという方におすすめです。手でこまかくちぎってサラダに混ぜるのもおすすめ。

溶かして使うならシュレッドが一番!
シュレッドタイプのレッドチェダーチーズです。シュレッドしてあるので、混ぜたりふりかけたりするのにぴったり。ハンバーグやカレー、グラタンなどに入れるとぐっとコクが出ますし、オレンジ色なので彩りも与えてくれますよ。
また、チキンの胸肉を焼くときに、最後にこのレッドチェダーを全体に散らし、フライパンでフタをして溶かすととてもおいしくなります。お料理に使うチェダーチーズを探している方におすすめです。
オレンジ色のシュレッドチーズで食事に彩りを
こちらは、レッドチェダーチーズ100%のシュレッドチーズです。2mmという細めカットですので、いろいろな料理に手間いらずで使えます。たとえばレッドチェーズのきれいなオレンジ色をいかして、サラダやパン、カレー、パスタなどの料理のトッピングとして利用するのがおすすめです。
そのまろやかな味わいと食感は、癖もないので、万人受けしやすい味です。
リピートしやすい価格帯の大容量タイプ
アメリカ産のシャープチェダーチーズは、業務用にも使えそうな907gという大容量タイプです。
その大きさを利用していろいろな料理に使うのがおすすめ。パンやサラダはもちろん、たっぷりチーズを使うグラタンやピザなどを作るときにもいいですね。
サイズが大きく、食べ応えもじゅうぶんなシャープチェダーチーズですが、リーズナブルな価格帯というところもうれしいですね。
濃厚なチーズの旨みにうっとり。家族の多い方に
コストコで販売されている、大容量のチェダーチーズ。一口サイズにスライスしてそのまま食べることもできます。とにかく量が多いのが特徴です。
このサイズであれば、たっぷり料理に使いたいときも、ケチらずにチーズを使うことができます。たっぷり食べたいチーズ好きの方や、家族の多い方であれば、きっと手放せなくなるはずです!
濃い味の一口サイズが、おつまみにぴったり
軽い食感でぱくっと食べられる一口サイズのチェダーチーズ。香り高く、濃いチーズの味がたのしめるほか、チーズの中に気泡があるので、口に入れるとほろりと崩れる食感も楽しめます。
また、カルシウムが豊富なのも嬉しいポイント。お菓子やおつまみがてら不足しがちなカルシウムを手軽に摂取できますよ。
お酒のお供やお子さんのおやつはもちろん、洋風スープに浮かべてもおいしいですよ。活用しやすい商品なのでまとめ買いがおすすめです。
パンに使いやすいスライスタイプ。毎日の朝食に
熟成の浅い、クセのない味わいが特徴のよつ葉のチェダーチーズです。こちらは、スライスタイプなので、パンにそのまま乗せて食べたいときに便利。サンドイッチやハンバーグにポンと乗せるだけで食べられる使いやすい商品です。
チーズそのものの味わいを残すために、厚くカットしてあるのがポイント。北海道十勝産100%の風味豊かなチェダーの味を、思いきり感じられる商品です!
※Yahoo!ショッピングは1個、Amazonは5個セットです。
「チェダーチーズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チェダーチーズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのチェダーチーズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
チェダーチーズはアレンジレシピが豊富 どんな料理に使えるの?
チェダーチーズは、そのまま食べたりピザやトーストにトッピングするだけでなく、さまざまな料理にアレンジできるんです! ここからは、チェダーチーズのおいしい食べ方を紹介します。
チーズサラダ
シンプルでかんたんにできあがるのがチーズ入りサラダです。
レタスやサラダ、ブロッコリーなどの野菜とチェダーチーズを合わせるだけ! クルトンを入れたりシーザードレッシングをかけたりすると、さらにおいしくなりますよ。
チーズタッカルビ
韓国のチーズタッカルビを作るときは、スライスタイプのチェダーチーズがおすすめ。
溶けるスライスタイプのチェダーチーズなら、深めの皿が付いたホットプレートでかんたんに韓国グルメのチーズタッカルビを作ることができます。モッツァレラなど違う種類のチーズを入れると、2つの味を楽しめますよ。
チェダーチーズパスタ
クリーミーな仕上がりにしたいときは、チェダーチーズをいれるのがおすすめ。
パスタを茹で、フライパンに生クリームやチェダーチーズ、牛乳などを加えて軽く混ぜ合わせます。ブラックペッパーなどを加えれば、クリーミーなパスタのできあがりです!
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おいしいチェダーチーズを楽しもう!
イギリス生まれのチェダーチーズは、今や世界中でもっとも愛されているチーズのひとつ。世界各地で生産・販売され、それぞれの味わいを楽しめます。
もちろん日本でもなじみ深く、いろいろな料理に合います。サラダやパスタ、ハンバーガーやリゾット、チーズケーキはもちろん、手作りのチェダーチーズソースなどにも使えますので、慣れてきたら内容量たっぷりのサイズを買ってみるのもおすすめです。
自分好みのおいしいチェダーチーズを見つけて、いろいろな料理に活用してくださいね。もちろん、そのまま食べてもおいしいですよ!
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某食品会社の乳製品開発部門で、約10年にわたりチーズを開発。 その後有限会社ベターデイズを設立し、さまざまなチーズをふんだんに使ったパニーノと、エスプレッソ、ワインを販売する「ベターデイズ」をオープン。 約10年間営業するも、ファンに惜しまれつつ閉店。 共同レシピ集2冊(「サンドイッチノート」柴田書店、「サンドイッチバリエーションブック」誠文堂新光社)、チーズ本1冊(「プロフェッショナルチーズ読本」誠文堂新光社)を出しています。