「発泡酒」「第三のビール」「ビール」の違いとは?
スーパーやコンビニなどでもよく目にする「ビール」や「発泡酒」。最近では「第三のビール」と呼ばれる新ジャンルも誕生し、いったい何が違うの?と思う方もいるのではないでしょうか?簡単に説明すると以下のような違いがあります。
▼ビール
麦芽の比率が50%以上
▼発泡酒
麦芽の比率が50%未満
▼第三のビール
一般的には、麦芽ではなく大豆などの穀物を原料とした醸造酒(発泡性)に、麦芽由来のスピリッツを加えたものや、麦芽を使用してないものを「第三のビール」と呼ばれます。
麦芽の割合が少ない「発泡酒」や「第三のビール」は、ビールほど苦みが少なく飲みやすいお酒です。また税率がかからない分コストが低くできるという仕組みです。
発泡酒・第三のビールの選び方 原材料や糖質、カロリーなどに注目!
では、発泡酒や第3のビールはどのように選べばよいのでしょうか? 選び方のポイントを見ていきましょう!ポイントは下記。
【1】ビールに近い味なら「麦芽やホップ、大麦」が含まれているもの
【2】「糖質ゼロ」を選ぶなら、添加物も合わせてチェック
【3】健康が気になる人は「プリン体」もチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ビールに近い味なら「麦芽やホップ、大麦」が含まれているものを選ぶ
ビールは高いけどビールの風味を味わいたいという方は、麦芽やホップ、大麦、糖類が原材料に加えられた商品を選ぶのがおすすめ。割合は変わっていますが、これらの原材料が入っていればじゅうぶんにビールに近い味を楽しめます。
コーンスターチや大豆たんぱく、スピリッツなどが含まれている発泡酒や第三のビールは、また違った味わいを演出しています。ビールに近い発泡酒ではなく、ちょっと違った発泡酒や第三のビールを味わってみたいときに選んでみましょう。
【2】「糖質ゼロ」を選ぶなら、添加物も合わせてチェックしよう
発泡酒や第三のビールのなかには、糖質やカロリーをカットした商品も多数販売されています。
糖質カットとは、オリゴ糖やデキストリンなどの三糖類以上の多糖類、糖アルコール、砂糖やブドウ糖などの糖質を極力ゼロにしているということです。
しかし発泡酒・第三のビールには、糖質ゼロの商品は甘味料や香料などの添加物により、味を調整している場合もあります。気になる人は「人工甘味料ゼロ」「着色料ゼロ」の商品を選ぶのがおすすめです。
【3】健康が気になる人は「プリン体」もチェック
体のことを考えると糖質やカロリーだけではなく、プリン体も気になるところ。プリン体とは、食物全体に含まれる旨味成分で、摂取することで尿酸に変化し通常は体外に排出されます。しかし摂りすぎにより排出がうまくいかなくなった場合、痛風などの病気につながります。
最近はプリン体ゼロの商品も多くなってきているので、健康志向の方はパッケージを確認しましょう。
メーカー各社の特徴を比較して選ぶのも楽しい
酔っぱライター
現在大手ビール4社のなかで発泡酒を発売しているのは、キリンビール、アサヒビール、サッポロビールの3社。アサヒビールはダイエットに配慮した商品に特化して「糖質ゼロはアサヒ」と謳(うた)っており、一方サッポロビールは、どちらかというと素材のうまみを追求しています。
そして淡麗シリーズが好調なキリンビールは、商品の成分と味わいのバランスを重視するというような特徴があるため、3社の特性を知って選ぶのもおもしろいです。
発泡酒・第三のビールのおすすめ22選
ここからは、酔っぱライターの江口まゆみさんと編集部で選んだおすすめの商品を紹介していきます!






「発泡酒・第三のビール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 発泡酒の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの発泡酒の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
「発泡酒」「第三のビール」のおいしい飲み方 ちょい足しでうまい!
ビールと同じように発泡酒や第三のビールにおいてもおいしい飲み方が存在します。ビールに近い発泡酒でも味の違いなどがあるので、発泡酒だけの飲み方で味わってみるのも楽しみのひとつです。
ここからは、発泡酒や第三のビールをより楽しむための飲み方について紹介していきます。今までにない新しい飲み方を知ることができるかもしれません。
定番の飲み方は「焼酎割り」
発泡酒の飲み方としてよく知られているのが、焼酎で割る方法です。ホッピーのような飲み方になるので、居酒屋さんなどでよくホッピーを頼む人などは気に入る飲み方でしょう。
割る焼酎としては、クセがすくない甲類がおすすめ。発泡酒にもうすこしパンチがほしいと感じるときなどには、焼酎を入れて飲むとよいでしょう。
さっぱりと飲みたい時は「レモン」をプラスして
大豆原料やスピリッツで仕上げた商品の場合、クセのある香りや風味を持っていることがあります。風味などが苦手に感じる人の場合、レモンやライムなどの柑橘系果汁を加えてみるとよいでしょう。さわやかな味わいになるので、飲みやすさが変わってきます。
ビールにレモンというのが意外かもしれませんが、あたらしい飲み方に出会えたと思って試してみてください。
缶のままではなくグラスに注ごう
焼酎やレモンなどを加えるのも美味しい飲み方ですが、注ぎ方を変えるだけで簡単に美味しく飲めるんです!
缶のまま飲むのではなく、 缶ビールからぜひグラスに注いで飲むのがおすすめ。ビアグラスの形状はビールの香りを楽しめるように作られているものがあります。グラスに注ぐことで香りなどをより強く感じることができるでしょう。
また、グラスに注ぐとこまかい泡を作り出すことができます。泡によって発泡酒の風味を逃さないようにできるので、美味しさが持続。それぞれの発泡酒や第三のビールのよいところを引き出すためにも試してみてください。
発泡酒に合うおつまみはこちら!
美味しい発泡酒や第三のビールと一緒に楽しみたいのが、おつまみ。発泡酒に合うおつまみとしては基本的にビールと相性のよいおつまみが候補として挙がるでしょう。焼き鳥やギョーザ、お鍋などたくさんです。
ひと手間加えたこだわりのおつまみを頬張って発泡酒で流し込めば、それだけでもう幸せを感じられます。おつまみもこだわって選んでみましょう。
発泡酒・第三のビールで気軽にリフレッシュしよう
この記事では、発泡酒・第三のビールの選び方とおすすめ商品はいかがでしたでしょうか。味にこだわった製品から、体のことを考えたものまで、たくさんの製品があることを見ていただけたでしょう。
自分にはどんな製品が合うかはいろいろな製品を飲んで確かめてみてください。しかし飲む量はほどほどに、休肝日を設けながらにしてくださいね。
発泡酒だけで楽しめる飲み方もたくさんあるので、さまざまな方法で飲みながら気軽に気分をリフレッシュしてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
酒紀行家。1995年より「酔っぱライター」として、世界の地酒を飲み歩く旅をライフワークとし、酒飲みの視点から、酒、食、旅に関するルポやエッセイを手がける。世界中の知られざる地酒を飲み歩き、国内でも日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーなどのつくり手を訪ねる。酒を求めて旅した国は20ヶ国以上、訪ねた酒づくりの現場はのべ300カ所以上。 テレビ・ラジオ出演、新聞・雑誌連載、著書多数。 SSI認定利酒師、JCBA認定ビアテイスター、JSA認定ワインエキスパート。東京ウイスキー&スピリッツコンペティション公式審査員。