束感を作ってヘアスタイルをおしゃれに!


毎朝のヘアセットは大変ですよね。ヘアスタイルがマンネリ化してしまって変化をつけたいなら、ヘアワックスを使って束感を出してみましょう。手軽にさくっとヘアセットできるので、忙しい朝にぴったり。
束感をつくるといっても、髪の長さや髪質がひとりひとり異なるのでワックスもそれに合ったものを選ぶ必要があります。ワックスの種類によって持続性も変わってきますので、髪の状態やどうスタイリングしたいかでワックスを選んでいきましょう。
束感が出るワックスの種類を紹介 束感を出すときに使いたい!
まずはワックスの種類ごとに特徴や違いを押さえておきましょう。
ファイバーワックス|伸びがよく束感が作りやすい
ファイバーワックスとは、その名の通りファイバー(繊維)が含まれたワックスのことです。糸をひくような質感で、ワックスのなかではオーソドックスなタイプ。伸びがよく髪になじみやすい、油分が多いのが特徴。毛束がつくりやすく、初心者でも使いやすいワックスといえます。
一方で、へたりやすいので毛量が少ないとうまくスタイリングできない場合も。
クレイワックス|キープ力が高く自然な仕上がりに
クレイタイプのワックスは、ドライワックスやマットワックスとも呼ばれています。やや硬いテクスチャーで、ツヤなしのマットな仕上がりになります。ツヤがないので、整髪料を使っているか一見わからない自然な仕上がりに。メンズヘアワックスに多いタイプです。
ホールド力があるので、しっかりスタイリングしたい人にぴったり。ロングヘアより短髪の人に適したワックスです。
クリームワックス|セットしやすくツヤ感も出る
クリーム系ワックスは、ファイバーワックスとクレイワックスの中間の性質を持ったワックスです。柔らかくベタつかない、ほどよいツヤとセットのしやすさが特徴です。短い髪でもロングヘアでも幅広く使えるワックスなので、ひとつ持っておくと便利かもしれません。
ホールド力はそれほどなく、しっかりスタイリングするというよりはほどよくまとめて毛束感を出すためのワックスです。
ジェルワックス|ウェット感がでてがっちり固まる
ジェルワックスは水とポリマー成分を混ぜたものが一般的です。ホールド力が強く、一度セットするとくずれにくいので体を動かす人にもよく選ばれています。ツヤやウェット感を与えてくれ、使うだけで見た目の印象を変えてくれます。
デメリットとしては、手直しをしようとすると白くなってしまうので、手直しが必要なヘアスタイルには向きません。ガチガチに固めるようなヘアスタイル向きです。
束感が出るワックスの選び方 美容師に聞いた!
ここからは、束感が出る、髪が束になるワックスの選び方をチェックしていきましょう。
ポイントは下記の4つ。
【1】髪質に合ったワックスの種類を選ぶ
【2】なりたい仕上がりに合わせて選ぶ
【3】ヘアスタイルに合わせて選ぶ
【4】セット力は落としやすさのバランスを考えて選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】髪質に合ったワックスの種類を選ぶ
髪質はひとりひとり異なるもの。髪質に合ったワックスを選ぶことで、きれいな束感が出ます。
「軟毛」の方にはハードやドライタイプ
細くてやわらかい髪質の軟毛は、くせがつきにくい性質を持っています。根元から毛が寝てしまいやすいので、油分の少ないドライワックスやハードワックスを使うと毛束感を出しやすくなります。
長い時間ヘアスタイルをキープできるので、ボリュームを出しにくい軟毛でもふんわりとした毛束感のあるスタイルがつくれます。
「剛毛」の方はファイバーやクリームタイプ
1本1本がの髪が固い、しっかりした髪質や、髪の量が多く太いと剛毛に分類されます。そういった髪質の人で髪の扱いにくさを感じている人は多いかもしれません。剛毛の人は伸びがよく髪になじみやすい油分の多いクリームタイプやファイバー系ワックスを使うと、毛先の動きが出しやすくなります。
ボリュームがすでにある人が多いので、ボリュームを抑えながら動きを出していくとおしゃれにきまります。
「くせ毛」「直毛」などの悩みにはそれぞれに合ったブレンドを
くせ毛といっても、くせの状態や髪質はそれぞれ異なります。細いくせ毛だと油分の多いワックスはセットしにくいことも…。またくせを活かすのであれば伸びのよいワックスを、くせを抑えて髪をまとめたいのであればハードワックスが向いているでしょう。
一方、直毛で動きを出したい場合は、しっかりスタイリングできるハードタイプなどが向いています。さまざまなワックスを試してみて、自分の髪質に合った思いどおりの仕上がりになるワックスを見つけてみることが大切です。
【2】なりたい仕上がりに合わせて選ぶ
ひと口に毛束感といっても、仕上がりはそれぞれ。どのような仕上がりにしたいかで選ぶワックスが変わってきます。
ウェットに仕上げたいなら「ハードタイプ」
最近のヘアスタイルで流行りの質感のひとつに「ウェット感」というものがあります。スタイリング剤を使って濡れ髪に仕上げるウェットヘアはおしゃれなヘアスタイルですが、初心者には難しく感じる場合もあります。ウェットヘアには、ハードワックスなどセット力の強いワックスがぴったり。
髪の根元からしっかり立ち上げたり分け目をしっかり作ったりと、髪全体にしっかり使うのに向いています。
ツヤを出したいなら「バーム」や「ジェルタイプ」
髪に艶を出したいのなら、髪にうるおいを与えてくれる油分がしっかり入ったウェット系ワックスがぴったり。ボリュームを抑えたり髪を立ち上げたりというようにスタイリングをしっかりするというよりも、しっとりとした上品な印象の毛束感を出すことができます。
束感を出しながら、全体はナチュラルな感じに仕上がります。ただし、つけすぎると油っぽくなってしまうので、つける量には注意が必要です。
マットに仕上げたいなら「ドライタイプ」
ツヤ髪とは逆なのがマットな質感のヘアです。油分がつやを出してしまうので、油分の少ないクレイワックスやドライワックスがぴったりです。パーマヘアなどふんわりエアリーなヘアスタイルをナチュラルに仕上げてくれます。
かたすぎてしまうしっかりとしたセット力はなく、かためすぎない自然な毛束感や流れをつくりだすことができます。パーマヘアのほか、巻き髪にもぴったりです。
【3】ヘアスタイルに合わせて選ぶ
ヘアスタイルによってもぴったり合うワックスは変わってきます。どんなワックスが合うのかそれぞれ見ていきましょう。
「ショートヘア」の方にはハードタイプ
ベリーショートや短髪の人は根元から立ち上げたり、分け目をつくったりしてスタイリングを楽しむのではないでしょうか。そんなヘアスタイルには、ハードタイプのホールド力の強いワックスがぴったり。
また女性のショートヘアでも、髪の毛が長めの人は毛先を遊ぶようなスタイリングを楽しむ人もいるかもしれません。ソフトタイプで毛束感を出すのもよいですし、ハードタイプと組み合わせてスタイリングするのもおすすめです。
「ミディアム」「ロング」の方にはソフトタイプ
ある程度の髪の毛の長さがあるロングヘアやミディアムヘアは、根元や分け目を意識したスタイリングより毛先に重点を置いたスタイリングが多くなります。毛先やシルエットをコントロールできるようなソフトタイプワックスで毛束感を出すとよいでしょう。
ヘアスタイルによっては、前髪を立ち上げたりつやを出したりしても。ポイントによって使い分けてもよいかもしれません。
【4】セット力は落としやすさのバランスを考えて選ぶ
ホールド力の強いワックスでしっかりスタイリングしたヘアスタイルは素敵ですが、シャンプーでなかなか落とせないことがあります。何度もシャンプーしたり、ワックスが落ちやすいシャンプーを購入したりと手間がかかることも。
またホールド力の強いワックスを使うと不自然に見える髪質もあります。髪質や落としやすさとのバランスも考えてワックスを選ぶようにしましょう。
ワックスの香りで選ぶ
髪につけるワックスは、香りも大切にしたいもの。こだわってインパクトの強い香りを選んでしまうと、化粧品や制汗剤、香水などと混じってよい香りと感じられないことも。香りにこだわりたい人は、ほどよく香るさわやかな「柑橘系」のワックスがとくにおすすめ。
自然な香りは汗やタバコなど、嫌な臭いとの相性がよいのでタバコを吸う人や汗をかきやすい季節にもぴったりです。
美容師からのアドバイス
ベースのカットにも依存しますが、髪の毛の束感が出しやすいものなのかどうかは、大きなポイントになります。実際にそのワックスがついている画像などを見て、毛束の大きさがイメージ通りになっているのかを確認しましょう。
そのときに、モデルの髪の毛の長さが自分の髪の毛と同じぐらいの長さであることを確認してください。
束感が出るワックスおすすめ12選|メンズ 軟毛も直毛も理想のスタイリングができる
ここからは、美容室代表の前原穂高さんと編集部で、束感が出るワックスの人気おすすめ商品をメンズ用、レディース用別に紹介します!
手軽に立体的な束感を演出
強力なセット力で立体的な束感のスタイリングが実現するワックスです。適量を手のひらで伸ばしてスタイリングの仕上げにつけるだけで、再現性を兼ね備えたキープ力を発揮。
根元の立ち上がりを支える強いワイヤーフィルムは、うるおいをキープしながら毛先のパサつきを抑えます。個性を主張できるアクアカシスの香りも魅力です。
立体的な毛束を作れるハード系ワックス
根本から毛先まで、しっかりと固めてくれるハード系ワックス。作った毛束をしっかりキープしてくれるので、短髪系の髪型との相性がよいメンズワックスです。
また、ワックス自体に弾力があるため、崩れてしまってもサッと元の髪型に戻せます。髪型を崩さず、崩れてもすぐに戻せるという、多方面でキープ力のあるワックスです。
やわらかさとハードさを兼ね備えたワックス
髪型を長時間キープするハード力と、スタイリングをしやすいやわらかさを兼ね備えたワックス。ミルク状なので毛先までワックスがよく伸び、自由な束感が作りやすいのが魅力です。
ワックスはプッシュ式なので、残りのワックスに手が触れないのもポイント。シトラスムスクの香りが頭皮のニオイをカバーしてくれるので、スタイリング以外の使いやすさも目立つワックスです。
しっかりとした立ち上がりが楽しめる
ラフに動く束感をキープできるワックスです。立ち上がりが潰れやすい軟毛でも、ハードなキープ力で束感を再現することができます。男らしさを演出するセミマットな質感も特徴です。
しっかりとした束感が楽しめるので、ベリーショートやショートヘアの男性に適しているでしょう。キープ力はハードですが、洗い落としはかんたんです。
動きのある束感で自分の個性を表現
セット力の高さと扱いやすさを合わせたことで、躍動感ある毛束を作りやすいヘアワックス。美容室でスタイリングしたような大胆な表現もできるので、ヘアスタイルにこだわりたい男性にぴったりです。
また、適度なツヤ感が出るワックスなので、ばっちりスタイリングしても遊びすぎない印象にどんな髪型でもシーンでも使いやすい、オールマイティに使えるワックスです。

ウェット系束感の超定番!
ほどよい束感にほどよいセット力、定番の『クールグリースG』はひとつ持っておいてもいいかもしれません。
毛流れを作りながら束感を出すときにも使いやすく、思いっきり立ち上げながら束感を出したいときにも、根本からしっかりつけるだけで自由自在です。ほかのワックスとの相性もいいので、かためのワックスにちょっとだけ混ぜるといった使い方もできます。

ファイバーワックスの進化系
あの人気のナカノワックスから、新商品としてプロ向けに発売されたシリーズ。一番かたいこの「7F」は細い毛束も太い毛束も自由自在に作れるうえに、しっかりホールドしてくれるから長時間崩れてきません。
ファイバーワックスでスタイリングするとき、特有のイガイガ感を感じることがありますが、このワックスにはそれがほとんどなく、ぱぱっとキマります。前髪をしっかり立ち上げたいときにもおすすめです。

短髪もアレンジ自在の「鬼マット」なワックス
「これ以上マットなワックスは作れないんじゃないか」というくらいの、「鬼マット」なワックス。短髪さんはこれひとつでもツンツンの細い毛束感が表現できます。
かなりマットなタイプなのでうすめながら使う意味でも、ジェルと混ぜたりグリースと混ぜたりすることで出したい毛束の太さが使い分けらけられ、さまざまな表情が楽しめます。

潤うやさしめ毛束ワックス
エマルジョンタイプ(水とオイルが混ざっているもの)のワックスが好みの方はこちら。液状油分がリッチに配合されているため髪にのばしやすく、かつホールド力も高いので、きれいな毛束や均等な毛束が作りやすいです。
少しウェットな状態からつけるとややウェットなまま仕上がったり、完全ドライの状態からつけると毛先だけまとめる系の無造作ヘアが作れたりと、万能なロングセラー商品です。

扱いやすいハード仕上げタイプ
これはセット力のあるハード仕上げタイプ。ほかのハードタイプの商品と違うのは、ワックス自体は固くないということ。少量でも伸びがよくムラになりにくいため、扱いやすいのがポイントです。
髪を根元から立ち上げたい方、しっかりとした毛束を作りたい方はハードタイプが向いていますが、「固いワックスは上手に使えなくて苦手だった」という方におすすめします。
髪なじみのよさでスタイルキープ
軽くマットな仕上がりと、力強く立体的な表現が楽しめるワックスです。髪なじみと伸びがよいので、軟毛、細毛を問わずハードなスタイルをキープできます。
ネジりを加えた束感のアレンジや根元の立ち上げも自在。水だけでかんたんに落とせる使いやすさもうれしいポイントです。チューブタイプなので、携帯用にも向いています。
思い通りの毛束感をキープ
スーパーハードなホールド力で毛束感をキープするワックスです。手のひらでよく伸びる使いやすさと髪なじみのよさで、思い通りのスタイリングを実現します。
ウェーブヘアやカラードヘアもうつくしく魅せるうるおい成分も配合。甘すぎないマスカットの香りは、爽やかさを強調してくれるでしょう。メタリックでパール感のある容器も魅力です。
束感が出るワックスおすすめ5選|レディース
髪にやさしい成分を配合したヘアワックス
シアバターやミツロウなどを配合した、髪にやさしいオーガニックヘアワックス。髪をしっかり保湿することで、髪型を整えながら同時にヘアケアが可能です。
また、肌や唇の保湿にも使えるため、スタイリングが終わったらそのままハンドケアに使えます。適度なホールド力とツヤがあるので、女性らしいふんわりとした束感を作れます。

自然ながらみずみずしいツヤと束感を演出
ツヤ感のあるヘアセットを楽しみたいけれど、どこか抜け感も欲しいという方におすすめのワックス。グロスをかけたようなみずみずしさを演出するだけでなく、ナチュラルなまとまり感も出すことができます。
マカダミアナッツバター配合で、乾燥しがちな髪やダメージを受けた髪に潤いを与えていきます。髪を守りながら、健康的なツヤ髪を手に入れることができます。
操作性のよさ自然なセット力が魅力
天然由来原料だけで作られている、シアバターがベースのナチュラルバームです。自然なセット力で軽い動きを表現しながら、髪のうるおいを保ちます。
ほどよい操作性は、パーマスタイルに自然な束感を演出したいという方や、軽いニュアンスを出したい方にも適しているでしょう。手に残ったバームは、そのままハンドクリームとして使えます。

天然由来成分100%! これひとつで全身ケアも
◆適度なホールド力◎動きのあるヘアスタイリングにも
◆口に入っても安心な成分だからやペットの肉球ケアにも使える
◆6種類の天然精油をブレンド◎さわやかでみずみずしい香りで気分も上がる
幅広いスタイリングで活躍するワックス
ウェットなツヤによって、セクシーな濡髪を演出できるワックス。ショートヘアからロングヘアまで、どんな髪型でも魅力的な束感を作れるので、髪型を変えてもそのまま使い続けられます。
また、女性にうれしい自然由来の保湿成分をたっぷり配合。ワックス自体が伸びやすいため、根本から毛先まで、しっかりと包み込みケアができます。
「束感が出るワックス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 束感が出るワックスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での束感が出るワックスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワックス束感の出し方のコツ 美容師に聞いた!
市販のワックス数種類を混ぜて使うこと
結局ひとつに絞って選んだとしても、トレンドが変わったり長さが変わったりで使わなくなってしまうケースもあります。
違う種類のものを2〜3個買って、混ぜて毎日違う表情を楽しむようになると、美容師さん顔負けのスタイリングができるはず。ポイントは、つけ方や動かし方はいつもと同じでも、ワックスさえ変われば「いい感じ」は作れるということです。
そのほかのおすすめヘアワックスはこちら 関連記事
ほかにもおすすめのヘアワックスやスタイリング剤を紹介しています。ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。
かたいワックスは長時間持続
ワックスを購入する際、できれば実際につけてみるのがわかりやすいかとは思いますが、ネット上ではなかなか難しいため、ワックスのかたさで確認するのがおすすめです。基本的にはかたいもののほうが長時間ヘアスタイルを持続しやすく、崩れにくいです。
最近は、ワックスにジェルがミックスされているものや、グリースがミックスされているものが増えてきているので、仕上がりがパリッと固まるタイプなのかも確認するといいでしょう。
ぜひ好みの束感が作れるワックスを見つけて、ヘアアレンジを楽しんでくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。