ノンフライオーブンとは 揚げない揚げ物ができる…?
ノンフライオーブンとは、オーブンの内部で熱を対流させることで調理することができるキッチン家電です。油を使わずに揚げ物が調理できるのでヘルシーで美味しい料理を食べることができます。
コンベクション機能を使わないことで、通常のオーブンやオーブントースターとしての使い方もできます。健康志向の高い人におすすめしたいです。
ノンフライオーブンのメリット・デメリット 購入前にチェック!
ノンフライオーブンのメリットは、その名の通り油で揚げないヘルシーな調理ができること。食材の余計な油を落とした料理が作れます。
一方で、油をあまり含まない食材だと、カリッと揚げたような調理は難しい点がデメリットといえるでしょう。
「ノンフライヤー」か「ノンフライオーブン」か 流行りのノンフライヤーとの違いは?
ノンフライ調理は、フィリップスの『ノンフライヤー』が日本で発売されたことにより、一気に普及しました。ノンフライ調理をするためには、「ノンフライヤー専用機」と「ノンフライ調理に対応したトースター」、ふたつの選択肢があります。
庫内を熱風が循環し高温で焼き上げる「コンベクション機能」があればフライ調理も可能なので、ノンフライ調理に対応したトースターが数多く登場しています。
ただし、トースタータイプの場合は途中でひっくり返す必要があるなど、ひと手間かかってしまうので注意が必要です。その点、ノンフライ専用機の場合はその手間がかかりません。
専用機を選ぶか、トースターと兼用するかが最初の選択肢になるでしょう。
ノンフライオーブンの選び方 ポイントをおさえよう!
それでは、ノンフライオーブンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】ノンフライオーブンのタイプ
【2】容量と調理時間
【3】調理機能
【4】消費電力
【5】デザイン
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ノンフライオーブンのタイプで選ぶ
ノンフライ調理ができるものは、「コンベクションオーブン」とされるものと、「過熱水蒸気」を使用したオーブンが主流です。
▼コンベクションタイプ|熱風でムラなく加熱
内蔵のファンで熱風を循環させながら、食材を焼き上げるものがコンベクションオーブンです。おかずに人気の唐揚げも、油で揚げずにカリッと焼き上げることができます。
また、高温でムラなく焼き上げられることから、しんなりとしてしまったお惣菜の天ぷら、かき揚げ、エビフライなどもカリッと温め直すことができると人気があります。
電子レンジ機能が無いため電子レンジとの2台持ちになってしまうことが難点。コンパクトなものが多いので、食材の仕上がりにこだわる方にはおすすめです。
▼過熱水蒸気タイプ|レンジ機能も搭載した多機能タイプ
過熱水蒸気タイプのスチームオーブンレンジでも、ノンフライ調理が可能です。食材の酸化を抑えながら油を落としたヘルシー調理ができるのが特徴。
電子レンジとノンフライ調理器の2台をを置くスペースがない場合は、ノンフライ調理に対応した、過熱水蒸気タイプのスチームオーブンレンジを選ぶのがおすすめです。
【2】容量と調理時間をチェック
おいしく作れるノンフライ調理器でも、 一度に作れる量が少なくては意味がありません。
家族の人数分を作れる製品を選ぶのがポイント。庫内が大きく2段、3段と一度に入れられるものなら、まとめて調理できて時短にもなります。
家族が多い方やホームパーティーをすることが多い方は、容量は重要なチェックポイントです。
【3】調理機能をチェック
フライ機能のほかにも、レンジ・グリル調理や解凍、保温など、普段の料理に活用できるノンフライオーブンもあります。
毎日使う調理家電として取り入れるなら、多機能タイプのノンフライオーブンを選びましょう。
【4】消費電力をチェック
ファンを動かして熱風調理をするノンフライオーブンは、一般的なオーブンやトースターよりも消費電力が高くなりがち。消費電力が高い分、電気代もかかってしまいます。
長期的なコストを考えて、ノンフライオーブンの機能だけでなく消費電力がどれくらいかも事前にチェックしておくといいでしょう。
【5】キッチンに合うデザインを
おしゃれなデザインのノンフライオーブンも数多く販売されています。キッチンのインテリアに合わせて選んでくださいね。
普段は中が見えないミラー仕上げのデザインや、レトロかわいいデザイン、海外風のスタイリッシュなデザインなど、さまざまな系統の商品が揃っていますよ。
>> エキスパートのアドバイス
手軽に使える製品を選ぶのがポイント
ノンフライ調理をしたい場合に、重視したいのが手軽さです。キッチンに置く場所がない状態で専用機を買うと、普段は収納して使うときだけ取り出すという形になります。これだと使用頻度は大幅に低下することでしょう。
普段から置いておける場所があるなら、素早く作れる専用機がおすすめですが、置き場所がない場合は、ノンフライヤー用のトースターやレンジを選ぶのがおすすめ。
日常的にさっと作れる環境を用意すると、より手軽にノンフライ調理を楽しめるようになります。
ノンフライオーブンおすすめ10選 タイプ別にご紹介!
上記で紹介したノンフライオーブンの選び方をふまえて、おすすめ商品を紹介します。各商品の機能をチェックして、自分が作りたいお料理にフル活用しましょう!
▼おすすめ7選【コンベクションオーブン】
熱風で食材をカリッと仕上げる、おすすめのコンベクションオーブンをご紹介します。
リーズナブルでおしゃれ!
シンプルでリーズナブルなシロカのノンフライオーブン。庫内に熱風を循環させるので、揚げ物はもちろん、グラタン皿やトーストを一気に焼いてもムラなく焼き上げられるのが特徴です。
油やパン粉が落ちやすい調理に便利な専用トレー付き。大容量なのにコンパクトで使いやすいのが嬉しいですね。
発熱時間はわずか0.2秒! 短時間で高温に
上部ヒーターに遠赤外線グラファイトを使用していて、発熱時間はわずか0.2秒! 短時間で高温になるため、食材のなかの水分を保持できます。
広い庫内に合わせた四角いグリルパンは、深さがあって蒸し物や煮物もできるすぐれもの。浅型のグリルパンは底面が波型になっていて、余分な脂を落としてくれます。両方組み合わせれば蓋つき調理も可能。その際のグリルパン内の温度は最大330℃になり、ノンフライ調理をはじめ多彩な料理に応用できます。
パワフルなのにコンパクト!
広々とした庫内に入れた食材を、熱風でムラなく焼き上げるコンベクションオーブン。庫内を二重構造にすることで、表面が高温になるのを防いだ安全設計です。
シンプルなダイヤル操作で扱いもカンタン。オリジナルのレシピブックもついていて、レシピの幅が広がります。
スタイリッシュなのにどこかレトロな雰囲気を感じさせるデザインも魅力的ですね。
1台3役! スタイリッシュなデザインもおしゃれ
トースター機能に、冷めたお惣菜の温め直しから、ヘルシーなノンフライ調理まで、1台で3役を担うノンフライオーブントースターです。
温度やモード、タイマーはツマミを回すだけのカンタン操作。スタイリッシュでおしゃれなデザインも人気の理由のひとつです。
ピザもシフォンケーキも丸ごと入る!
直径23cmのピザや背の高いシフォンケーキも丸ごと入る、大容量ノンフライオーブン。高さ20cm、幅27cmのひろびろ庫内スペースとなっています。
ケーキやグラタンといったオーブン調理も、唐揚げなどのノンフライ調理もこれ一台!
ファンやヒーターの設定、温度調節もツマミで直感的に操作できるので、ノンフライオーブン初心者でもカンタンに使いこなせるでしょう。

トースターとノンフライの1台2役
トーストを縦に2枚置ける、スリムデザインのトースター。
横幅23cmと非常にスリムで、キッチンの置き場所を選ばないのが魅力。
温度調節は80℃、140℃、160℃、180℃、200℃、230℃の6段階に対応しており、大きなダイヤルでかんたんに操作ができます。
こちらは熱風循環式を採用。熱風モードをオンにして、約230℃で加熱すれば、唐揚げやとんかつなどが調理できます。
非常にコンパクトなのがうれしいモデル。キッチンが狭くて……と諦めていた方におすすめです。

強力な熱風でカリッと仕上げられる
本体上部に大型のファンを内蔵し、高速熱風処理により、食材を素早く焼き上げられるオーブン。
風量が非常に大きいため、ノンフライ調理はもちろんのこと、市販の揚げ物の温め直しでもカリッと仕上げることができます。
トーストを焼くなどの普段使いにも。一度に4枚のトーストをセットできるので、大人数に対応可能な点もうれしいですね。
庫内の高さが広く、背の高い食材もセットできるのが便利です。フライヤー専用機ではなく、トースターとしても使えるものをお探しの方におすすめ。
こちらの製品は裏返す必要がないところも魅力です。
▼おすすめ2選【過熱水蒸気オーブンレンジ】
電子レンジ機能もついた便利な過熱水蒸気オーブンレンジをご紹介します。

過熱水蒸気を使ってノンフライ
ヒーターではなく、100℃以上に加熱した過熱水蒸気を使って調理するグリルレンジ。
付属のシリコンコーティングトレイの上に食材を並べるだけで、かんたんにノンフライ調理ができます。
水で焼くことにより、ジューシーに仕上がるのも魅力です。ノンフライ調理以外にも、トーストやクロワッサンなどのパンも美味しく焼き上げることができますよ。
トーストと目玉焼きなど複数の食材を同時に焼けるのも、うれしいポイント。
トースター機能もレンジ機能もあるので、キッチンの省スペースをしたい方におすすめしたい一品です。
庫内がフラットでお手入れしやすい
オーブン・グリル・レンジの3WAYで、1台あればノンフライ調理はもちろん、スイーツ作りや温めも可能。
60種類のオートメニューのなかには、13種類のノンフライ料理があり、かんたん操作で調理できます。
また、スチームを使った蒸し物やパン生地の発酵などもできますので、1台でいろいろ作りたい方にぴったりのオーブンレンジです。
さまざまな調理に使用できるゆえに汚れやすい庫内は、フラットな設計になっているのでお手入れしやすいのもうれしいですね。
▼おすすめ1選【ノンフライヤー】
ひっくり返さないで使えるノンフライヤーのおすすめ商品をご紹介します。

ノンフライブームの立役者
ノンフライ調理を最初に日本に根づかせたフライヤー。こちらはその2018年度版モデルです。
本体上部にあるファンにより、熱い空気を高速循環させて、食材を焼き上げることができます。
食材をセットするバスケットを2段にできるダブルレイヤーが付属されており、一度にたっぷりの食材をセットすることができます。
バスケットの底網にノンスティック加工がされているため、唐揚げをつくっても衣がくっつかないところが便利。
ただし、ダブルレイヤーアクセサリーはノンスティック加工されていないため、使い方に注意が必要となります。
たっぷりの食材を一度に調理でき、手入れがラクなものをお探しの方におすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ノンフライオーブン・コンベクションオーブンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのノンフライオーブン・コンベクションオーブンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
ノンフライオーブンにも多種多様な製品がありますので、使用目的に応じて選ぶことが重要です。
ひとり暮らしの方から大家族の方など、使う頻度に合わせたり、シンプル機能で使いやすさを重視する方や、本格料理を作るための多機能搭載を重視する方など視点はさまざまです。
それぞれのこだわりに合わせた商品を見つけて、毎日の料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてパソコンからデジタルガジェット、AV機器、白物家電全般を専門分野として執筆活動を展開。得意分野は調理家電。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外に企業へのアドバイスやコンサルティングなども行う。