おすすめ商品の比較一覧表
一人暮らし向けの暖房器具の選び方
それでは、一人暮らし向けの暖房器具の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】暖房器具ごとのメリットとデメリット
【2】部屋の広さ
【3】部屋に適した暖房方式か
【4】暖房器具の種類や効果、コスパなど
【5】一人暮らしの部屋の契約アンペア数
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】暖房器具ごとのメリットとデメリットをチェック
まずは、暖房器具ごとの特徴を紹介していきます。メリットとデメリットの両方をチェックして、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
▼場所をとらない「エアコン」
エアコンは壁に取りつけて使用するため、場所をとりません。部屋に家具やものが多い方にも使いやすい暖房器具です。
部屋全体を暖めるぶん、電気代がかかるのがデメリットといえますが、最近では省エネ性能が高いモデルも多く販売されています。とくに長時間の使用を考えている場合は、省エネ性能が高いモデルを選ぶといいでしょう。
▼足元から暖まる「こたつ」
足元からじんわりと暖めてくれるこたつは、日本人になじみの深い暖房器具です。部屋全体を暖めることはできないものの、まるで布団のなかにいるような心地よさで、ゆっくりとくつろぐことができます。
こたつ布団を外せば、テーブルとして使えるのも便利なポイント。寒い季節だけでなく、オールシーズン活躍してくれます。
▼手軽に使える「電気ストーブ」
給油の手間がかかる石油ストーブとは違い、コンセントをつなぐだけで手軽に使える電気ストーブ。スイッチを入れるとすぐに暖まるので、朝起きて着替えるときや、帰宅後すぐに暖まりたいときなどに便利です。
一方で、電気ストーブは消費電力が高めなので、長時間使用していると電気代がかさむおそれがあります。狭い範囲をすばやく暖めたい場合や、短時間の使用に向いているといえるでしょう。
【2】部屋の広さをチェック
たとえば、ワンルームマンションの部屋にベッド、机、テレビ台を置いた場合、それだけですでに部屋の面積の半分程度が埋まってしまいます。そういった状態で、燃えやすい布団などの近くに暖房器具を置いて使用するというのは、たいへん危険な状態です。
決して広くない部屋の中で暖房器具を使用する場合は、暖房器具まわりのスペースをメーカーが指定した設置基準に適合した範囲まできちんと確保したうえで使用するか、または部屋の真んなかに置くという使い方ができるコタツなどで対処するのが一般的。
火事を起こしてしまうとたいへんなことになります。危険な使用方法にはならないように充分注意しましょう。
【3】部屋に適した暖房方式かチェック
暖房といってもその種類によってさまざまな違いがあります。
部屋にすでになにか暖房器具がある場合に追加の購入を検討するなら、セラミックヒーターやパネルヒーターなどのかんたんでお手軽なものでも構いません。しかしながらこれだけで暖を取るのは、冬でも比較的温暖な地域でないと難しいでしょう。
そうなると、本格的な暖房器具として石油ファンヒーター、石油ストーブを検討した場合に、これらは部屋の暖まり方はよいのですが、部屋が乾燥しやすいという点と、灯油を使用するためランニングコストがかかってしまうという点でのデメリットがあります。また、消費電力を抑えるのであれば、厚着をしてコタツという手段もあります。
いずれにせよ、一人暮らしの物件に入ってまず冬を体験してみて、それからどの程度の暖房器具が必要かということを考えましょう。
【4】暖房器具の種類や効果、コスパなどをチェック
ひとことで暖房器具といっても、さまざまな種類が存在します。
ひとつめはヒーターの力で熱を発生させる「セラミックヒーター・パネルヒーター」、ふたつめは石油を燃やして暖を取る「石油ファンヒーター・石油ストーブ」、 そして最後はおもに寒冷地で使用される「FFストーブ・煙突ストーブ」です。
暖房効果は、紹介した順に高くなっていきますが、比例して、灯油や電気代などのランニングコストも高くなっていきます。
また、セラミックヒーター、パネルヒーターは石油を使わない分暖まるのに時間がかかりますが、スポット暖房としてはこと足ります。こういった、暖房器具ごとの違いを意識しながら選んでいくようにしましょう。
ランニングコストが気になる方は、1時間あたりの電気代を算出してみるといいでしょう。 1時間あたりの電気代は、「暖房器具の消費電力(kWh)×電力量料金の単価(円/kWh)」の計算式で求めることができます。単価の部分は、契約している電力会社の料金を参考にしてください。
たとえば、電力量料金の単価が30円で、500Wの電気ヒーターを1時間使うなら、計算式は「0.5kWh×30円」。1時間あたりの電気代は15円となります。
【5】一人暮らしの部屋の契約アンペア数をチェック
賃貸の一人暮らし用の部屋の場合、契約アンペア数が限られている場合がほとんどです。
数値は100V15Aや100V20Aである場合がほとんどで、冬の間はその数値いっぱいまで電気製品を使用してしまうケースが多く発生します。
たとえば1,000Wのヒーターを使用しながらドライヤーを使うだけで、100V15Aの部屋であれば高い確率でブレーカーが落ちてしまうという計算になります。
もちろん、しっかりとした暖房器具を使用したいとなると、ある程度の電力使用量のあるものを選ばないと難しいのも事実。暖房器具の消費電力や部屋のアンペア数も、頭の片隅に入れておきながら選ぶようにしましょう。
おすすめ5選|ヒーター・ストーブ
上で紹介した一人暮らしにおすすめな暖房器具の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。

デロンギ・ジャパン『オイルヒーター(HJ0812)』
![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/31Yes1THSiL._SL500_.jpg)
![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/51wKfOXHNnL._SL500_.jpg)
![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/51NND4kYnPL._SL500_.jpg)
![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/41XaTwEuqLL._SL500_.jpg)
![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/41H95CBBQ+L._SL500_.jpg)
![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/41kHoN1lu1L._SL500_.jpg)
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![デロンギ(DeLonghi)オイルヒーター[8~10畳用]ゼロ風暖房ホワイトHJ0812](https://m.media-amazon.com/images/I/41kHoN1lu1L._SL500_.jpg)
出典:Amazon
暖まりよし、安全性よしのオイルヒーター
オイルヒーターとは、本体のなかのオイルをヒーターで温めながら循環し、その際に発する輻射(ふくしゃ)熱を利用する方式の暖房器具です。本体が大型化してしまうのがネックですが、そこに目をつぶればかなりの暖かさを期待できます。
また、本体が高温化しづらく、温風なども発生しないため部屋の空気が乾燥しにくくなっています。さらに、空気の動きを作らないので、ホコリが立たずクリーンに使用ができるなど、安全性をはじめとしてメリットは多いといえるでしょう。
形もスマートなため、機能性のみならず、部屋のインテリアにもこだわりたい方におすすめです。

シャープ『プラズマクラスター搭載 加湿機能付 セラミックファンヒーター(HX-H120-W)』












出典:Amazon

ダイキン『セラムヒート(CER11VS-W)』




出典:楽天市場
アイリスオーヤマ『セラミックファンヒーター 人感センサー付 (1200W/600W 2段階切替) 』














出典:Amazon
dyson(ダイソン)『空気清浄機能付 ファンヒーター Dyson Pure Hot + Cool Link HP03WS』










出典:Amazon
おすすめ4選|こたつ・ホットカーペット
続いては、こたつやホットカーペットなどの暖房器具です。こちらもぜひ参考にしてください。
ユアサプライムス『おひとり様こたつ 「なごみワイド 69cm」 NGM-N69DLH(FBR)』














出典:Amazon
アイリスプラザ『折脚こたつテーブル+省スペースこたつ布団セット 全2色』














出典:Amazon
広電『電気カーペット(VWU1013)』














出典:Amazon
コイズミ『電気カーペット レザー調(KDC-1581)』












出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 暖房器具の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの暖房器具の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】一人暮らしにおすすめのそのほかの暖房器具はこちら
まとめ
広さや、建物のつくりが木造か鉄筋かなどの環境の違いによって、一人暮らしの部屋におすすめできる暖房器具はガラッと変わってきます。
広い部屋を暖めるのであれば、やはり灯油を燃料にする暖房器具がほぼ必須です。灯油の臭いや、いちいち灯油を入れなければいけないという手間はありますが、それに見合った暖かさが得られます。
反対に、部屋が狭かったり、木造で暖まりやすいということであれば、暖房器具はパネルヒーターやコタツ、セラミックヒーターなどを使い、少し厚着をして寒さをしのいだ方が、結果的には暖かくすごせるかもしれません。
一人暮らしでいくつか併用するというのは電力量の関係で難しいため、さまざまなものを順に試してみるとよいでしょう。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。