電気毛布の選び方
寝る空間だけをあたためるため、ほかの暖房器具に比べると電気代が節約できる「電気毛布」。寒い季節にぴったりの商品ですが、選ぶポイントをご存じでしょうか?この記事では、インテリアコーディネーターの鈴木亜希さんに、電気毛布を選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【1】電気毛布のタイプで選ぶ
【2】素材にも着目しよう
【3】洗濯機で洗えると便利!
【4】充電式・コードレスならキャンプにも使える
【5】便利な機能もチェック
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】電気毛布のタイプで選ぶ
電気毛布は大きく分けて、「敷き」「掛け(ひざ掛け)」「兼用」の3タイプがあります。誰がどんな場面で使うのかで選びましょう。
使い勝手が良いのは、ひざ掛けタイプです。他の物に比べるとコンパクトなサイズなので、持ち運びしやすいです。用途に合わせて選んでみてください。
布団の上に敷く「敷きタイプ」
敷きタイプは、敷布団の上に敷く電気毛布です。暖かくない冬の布団にそのまま入るのは、なかなかつらいもの……。そんなとき、敷きタイプの電気毛布があれば、布団のなかをポカポカの状態にしてくれます。
また、電気毛布なら暖房を一晩中つけるよりも、電気代の節約になります。商品によっては、「頭寒足熱配線」という足元を重点的に暖めてくれる機能が付いているものもあります。冷え性の方には、とくに敷きタイプがおすすめです。
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ブランケット代わりになる「掛け・ひざ掛けタイプ」
掛けタイプは毛布代わりに使えるものや、テレビや読書をするときにブランケットとして使えるもの、腰に巻いて使えるものがあります。とくに冷え込む冬場は、掛けタイプの電気毛布があるとぬくぬく暖まれますよ。
また、コンパクトなひざ掛けタイプは、オフィスで使ったりショールのように羽織れたりできます。外出先に持ち運びたい方は、ひざ掛けタイプがおすすめです。
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両方使える便利な「兼用タイプ」
兼用タイプは、「敷く・掛ける」どちらにも対応しているので、使い勝手重視の方におすすめ。日中はひざ掛けとして使用し、寝るときは敷いて使うことができます。
なかには、「着るタイプ」の電気毛布もあり、ガウンのように羽織ったり、毛布として掛けたりできます。1日おこもりするときは、着るタイプの電気毛布が万能ですよ。
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【2】素材にも着目しよう
ネットで購入する際のデメリットは、手触りが確認できない事です。ですが、洋服を選ぶ時も同じ事なので、素材の記載にも注目してみてください。
ポリエステルやアクリル素材は、比較的安く購入できるのでリーズナブルに購入したい方におすすめです。一方で、触れるものなので柔らかく、ふっくらした素材を選びたい方は、フランネルやコットンがおすすめ。長期的に使いたい方はできるだけ肌触りや保温性を重視して選ぶと良いでしょう。
【3】洗濯機で洗えると便利!
電気なのに洗えるの? と驚く方もいらっしゃいますよね。身体の近くで使用する電化製品だからこそ清潔にたもちたいもの。リモコンやケーブルを外せば洗濯機で丸洗いできる商品を選ぶと便利です。また、洗った後に毛玉ができにくく、ほつれにくいものを選ぶようにしましょう。
中には洗えない商品もありますが、その場合には防ダニタイプを選ぶと良いでしょう。電気毛布自体のダニ退治はもちろん、お布団のなかで使えばお布団のダニも退治できるので便利です。
【4】充電式・コードレスならキャンプにも使える!
電気毛布の商品のなかには、充電式のコードレスタイプもあります。あらかじめ自宅で充電しておけば外に持ち運べるので、キャンプや車中泊、レジャーにおすすめです。
また、USBの電気毛布も、ポータブル充電器などから給電することが可能なので、アウトドアなどに使えて便利です。
【5】便利な機能もチェック
あったら嬉しい機能を紹介します。便利な機能があることで、より快適に使えます。
温度調節機能
どんなに寒い冬であっても、寝ているときは意外と汗をかいています。「温度調節機能」が付いているものだと、布団のなかが温まりすぎてしまった場合、適温に調節することができます。
商品によっては、センサーで部屋の温度を感知し、自動的に温度を調節してくれるものも。睡眠を妨げることなく、快適な温度にたもってくれますよ。最高温度が50℃まで対応しているのか40℃までしか対応していないのかも確認しておくといいでしょう。
タイマー機能
ヒヤっとしたお布団に入ったとき、不快になりますよね。ぬくぬく気持ちいいお布団に足を入れてみたら、どんなに快適に1日を終える事ができるでしょうか。
快適な温度のお布団の中で、入眠するまで過ごせることがなにより大事です。布団内の快適温度は33±1度といわれ、温め続けたお布団のなかでは、人はよい眠りが続かないと言われています。
安心快適な睡眠をする為にも、タイマー付きは便利な機能です。
電磁波カット
「寝ている間ずっと電磁波にさらされるのは抵抗がある」という方もいるのではないでしょうか。とくに赤ちゃんや妊婦さんは気になるところですよね。そういった方には「電磁波カット」機能が付いた電気毛布がおすすめです。
電流の向きが異なる2本の熱線を通すことで、それぞれの電磁波が互いに打ち消し合い、電磁波の発生を抑える仕組みになっています。「電磁波90%カット」などの商品もありますので、チェックしてみてください。
電気毛布のおすすめメーカー
電気毛布のおすすめメーカーを紹介します。どんな電気毛布を選んだらいいか迷う方は、ぜひ、ブランドで選ぶのも一つの選択肢です。
ニトリ
ニトリは、全国各地に直営店を持つ、家具や家電、雑貨などを販売している家具量販店です。
高品質な家具がリーズナブルな価格で購入でき、シンプルで使い勝手の良い商品が多く取り揃えられています。電気毛布もいろいろなタイプを販売してるので、ぜひ、チェックしてみてください。
YAMAZEN(山善)
山善は、工作機械や工具、産業機器などの「生産財」と、住宅設備機器、家庭機器などの「消費財」、家具や家電、生活用品などの「家庭機器」 を取り扱う日本の老舗メーカーです。
長年のノウハウを活用した商品が揃っているので、機能性も充実。安心して使うことができます。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、手ごろな価格帯で家電を豊富に展開している国内メーカーです。
「なるほど家電」を提案していて、人々がより気持ちよく快適に過ごすための「なるほど」がつまっています。デザインもシンプルなものが多いのでコスパ重視の方にはおすすめのメーカーです。
電気毛布おすすめ5選【敷きタイプ】
ここからは電気毛布のおすすめ商品をピックアップ。敷きタイプ・掛けタイプ・兼用タイプに分けてご紹介します。まずは、敷きタイプから紹介していきます!

リーズナブルで安心の日本製
ふわっとやわらかい掛け毛布に比べ、敷き毛布は形状がしっかりかたく作られています。使い方は限定されていて、タイマー機能がないのですが、布団に入る前に30分でもあたためておけば、十分あたためられた気持ちのよい布団の完成です。
比較的安く、安心の日本製ということから、まずは試しに電気毛布を買ってみようかなと検討している方におすすめの商品です。
タイマー機能で切り忘れ防止!
やわらかい肌触りが心地いい、敷きタイプの電気毛布です。ふんわりとしたフランネル素材を使用。ずっと触れていたくなるやわらかな触り心地です。
8時間使用しても電気代はなんとたったの12円。3時間自動切タイマーが付いており、切り忘れの心配がありません。洗濯機で洗えるのでお手入れもかんたん。さらに、ダニ退治機能も付いているので清潔に保てます。
なめらかなフランネル素材で、軽くて弾力性があります。こまかく温度調節でき、リモコンのスイッチをスライドさせるだけなので操作がかんたん。子どもや機械が苦手な方も扱いやすいです。
冬場でも毎日使う毛布はダニが気になりますよね。ダニ退治するときは、ポリ袋に毛布を入れて布団に挟み、「強」モードで3時間おくだけ。洗濯や天日干しではなかなか死滅しないしぶといダニも、この方法で99.9%退治できます。もちろん、コントローラーを外せば洗濯も可能です。
省エネタイプで電気代節約に!
家計にやさしい省エネタイプの電気毛布。1時間あたり約0.61円の電気代なので、8時間使用しても約5円程度とかなりの節電になります。
もちろんダニ退治機能付きで、本体は洗濯機で丸洗いが可能。清潔にたもてるので、気持ちよく眠ることができます。コントローラーはスライド式でかんたんに調節できます。
快適な睡眠へと導く機能が充実!
こちらは多機能タイプの電気毛布です。まず1つ目は「快眠タイマー」。タイマーが通電コントロールし、自動で適温を保ちます。就寝中に熱くなりすぎることがなく、睡眠を妨げることがありません。
2つ目は、「室温センサー機能」。室温の変化を感知し、自動的に温度をコントロールしてくれます。さらに、「頭寒足熱配線」も搭載。頭寒足熱とは、頭部を冷やし足部を温めること。この状態が健康によいとされています。配線の密度を変えているので、足元からポカポカと暖めてくれますよ。
電気毛布おすすめ3選【掛け・ひざ掛けタイプ】
続いて、掛けるタイプを紹介します。
お得な省エネ設計! 洗えるひざ掛けタイプ
チェック柄がかわいい、ひざ掛けタイプの電気毛布です。色はグレージュのほか、あたたかみのあるレッドも選べます。
冷えている部分を効率よくあたためられ、無駄のない省エネ設計になっています。強モードで運転しても、1時間あたりの電気代はたったの約0.8円。室温センサー付きなので、自動で寒さに対応してくれるすぐれものです。
かわいいチェック柄で心もほっこり
おしゃれなチェック柄が目を引く、ひざ掛けタイプの電気毛布です。レッド・オレンジ・ベージュと、暖かみのある3色展開で好きな色を選べます。温度調節は「強・中・弱」ですが、強と中のあいだ、弱と中のあいだも細かく調整が可能。
ダニ退治機能を使用するときは、ひざ掛けをポリ袋などに入れて布団に挟んだら、3時間「強」で運転します。こうすることで99.9%のダニを退治できます。退治後は、掃除機でしっかりと吸い取るようにしましょう。
アウトドアにぴったりなコードレスタイプ
こちらは充電式タイプの電気毛布です。最長6時間持続するので、キャンプやスポーツ観戦、車中泊など屋外での使用に最適です。また、持ち運び用の巾着袋がついているのも便利。
バッテリーパックと発熱シートを取り外せば、カバーは洗濯できます。また、モカベージュとスモーキーピンクのかわいいくすみカラー2色が選べ、サイズもMとLの2サイズ用意されています。
電気毛布おすすめ4選【掛け敷き兼用タイプ】
最後に、便利な掛け敷き兼用タイプを紹介します!

ダブルサイズなら用途もいろいろ
物は増やしたくないけど、暖をとるアイテムがほしいとお考えの方におすすめ。敷く、掛けるを併用したタイプの電気毛布です。
サイズは男性でも足まで隠せる縦188×横130cm。布団をあたためておくには敷いて使用し、ソファや椅子に座って掛けて使えば、自分の周りだけ春のようなポカポカであたたかい気分に。やはり大は小を兼ねますね。

綿100%の天然素材
天然素材派の方におすすめの綿100%の電気掛け毛布です。綿の肌触りを好む方はもちろん、天然素材のメリットは汗の吸収ができるところです。また洗濯機で洗えるので、毛布を清潔に保てます。
室温センサーがあり、室温の変化を感知して快適な温度を保ってくれるので、お年寄りやお子様へ特におすすめしたい電気毛布です。
一度着たら手放せなくなりそう!
こちらは着るタイプの電気毛布。ボタンを留めればガウンのように羽織れて、全身くるまれる大きさです。さらに大きいサイズ(ロング)もありますので、足先までくるまれたい方はチェックしてみてくださいね。
電源を入れれば3分でポカポカに。まるで「着るこたつ」です。トナカイの絵柄で、北欧風のデザインもおしゃれ。1日中ゴロゴロしていたいときや、おこもりデーにおすすめの商品です。
寝袋みたいに足まですっぽり! 最強の一品
敷きタイプと掛けタイプが一体となった『あったか寝ころんぼマット』。ベッドの上にかぎらず、ソファや床の上など好きな場所に敷いて、いつでもどこでもお昼寝できちゃいます。車中泊やアウトドアでも活躍してくれますね。
切り忘れ防止タイマー、室温センサーも付いています。ダニ退治防止機能も付いており、カバーは取り外して洗濯機で洗えます。
「電気毛布」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電気毛布の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での電気毛布の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの寝具関連の記事はこちら
電気毛布で快適生活を手に入れる
エコであり、空気を汚さず快適な生活に寄り添うアイテムの電気毛布。用途、価格、素材など目的に合わせてけっこういろいろな商品がそろっています。
電化製品でありながら、肌に触れる寝具でもあるという視点で選んで欲しいです。一度使ったら手放せない冬のアイテムになることは間違いありません。心も身体も電気毛布で暖まりましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
注文住宅、リフォーム会社のインテリアコーディネーター歴13年。現在は新築住宅のモデルルームを担当。 食空間コーディネーター向けのスクール食空間プロジェクトでは、テーブルコーディネートのみならず、上級カジュアルを日常に取り入れ、「私でも出来そう!」と続けられるおもてなしや、インテリアのテクニックを提供している。