「ホットカーペット」のおすすめ商品の比較一覧表
ホットカーペットの選び方 サイズ、素材、省エネ、収納性、衛生面など
プロの家電販売員・たろっささんに、ホットカーペットを選ぶときのポイントを教えてもらいました。寒い時期には長く使用するものだからこそ、気をつけたい点ばかりです。
【1】敷く場所に合わせてサイズを選ぶ
【2】ホットカーペットの種類で選ぶ
【3】電気代を節約できる省エネ性をチェック
【4】コンパクトに収納できるか
【5】洗えるタイプか
購入前にしっかり確認して、ホットカーペットを選びましょう。
【1】敷く場所に合わせてサイズを選ぶ
ひとり暮らしなら1畳のホットカーペットでいいでしょう。カップルやファミリーなど使う人数やスペースが広く取れるなら、それに合わせた大きさと省エネ対策ができるホットカーペットを選びましょう。
2畳や3畳は、リビングで家族みんながくつろげるようにしたい人におすすめのサイズです。ソファの下に敷いたりすることもできるので、スペースがありホットカーペットを広く使いたい場合に最適です。
ひとり暮らしなら「1畳」で十分
ひとり暮らしの方は1畳で十分です。横になっても全身を温められます。人を招いた場合でも、テーブルの下に敷けば2人の足元を温められますよ。
また、1畳のホットカーペットは省スペースなのもメリット。オフシーズンには場所をとらずに収納できます。収納スペースを抑えたい場合は、できるだけコンパクトに折りたためるホットカーペットがおすすめです。
2~3人で使うなら「2畳」
2畳のホットカーペットは、2~3人の大人がリビングでくつろぐのにピッタリなサイズです。夫婦や、子どもが1~2人くらいいる家庭で重宝しますよ。
なお、1人で使うこともあると思いますので、使う場所だけを温かくする「面切り替え機能」が搭載されているものを選びましょう。
ダイニングテーブルの下なら「3畳〜」
3畳以上のモノはリビングの大きさに合わせて選ぶのがおすすめです。広い範囲を素早くあたためられるため、大人数で食卓を囲むときにも重宝します。ダイニングテーブルの下に敷いてもゆとりができますよ。
ただ、畳数が大きなモノほどオフシーズン時はより広い収納スペースが必要になる点に留意しましょう。
【2】ホットカーペットの種類で選ぶ
ホットカーペットは大きく分けて、じゅうたんタイプとフローリングタイプの2つの種類があります。使う場所や目的によって、選び方が異なってくるので、自分が使うシーンを想定してみましょう。
じゅうたんタイプ|そのままくつろげる
じゅうたんタイプはホットカーペットの主流のタイプで、カーペットやラグ状のカバーを上にのせて使用します。横になってくつろぎたい方にぴったり。和室にも違和感なく溶け込むのはこちらのタイプです。
ただ、ダニなどが発生しやすいため、洗濯機でカバーを洗濯できるタイプや、ダニを駆除できる機能が搭載されたアイテムを選びましょう。部屋の雰囲気に合わせて好みのカバーと組み合わせられるのもポイントです。
なお、通常カバー付きですが、カバーを別途で購入するケースもあるので注意しましょう。
フローリングタイプ|簡単にお手入れできる
木目調の見た目が特徴で、塩化ビニールなどの素材を使っているので簡単にお手入れできるのがメリットです。食べかすや飲み物がかかってしまっても、拭き取るだけできれいになるので、マットタイプと比べるとダニなどの発生する心配がほとんどありません。
また、ペットの爪が引っ掛かる心配がないのと、ホコリが立ちにくいのも選ばれる理由です。水を使用するキッチンやダイニング用としてもおすすめです。
【3】電気代を節約できる省エネ性もチェック
ホットカーペットの電気代は、設定温度やメーカーによっても異なりますが、Panasonic(パナソニック)『着せ替えカーペット セットタイプ DC-2NKB1』の場合、1時間当たり約6~9円になります。
基本的にどのホットカーペットを選んでも、そこまで電気代は変わらないので、本体に節電機能が搭載されているホットカーペットを選びましょう。
なお、ホットカーペットの下に断熱シートを敷くと、床に熱が逃げないので省エネ効果があります。
使う場所だけ温かくする「面切り替え機能」
2畳用や3畳用程度のホットカーペットの場合、いる場所だけ温めることができる、切り替え機能を搭載したホットカーペットを選ぶと電気代節約になります。使う場所だけ温めることで、電気代を効率よく安くすることができます。
温めすぎを防ぐ「温度調節機能」
ホットカーペットの上に長時間座っていると暑くなってきます。そのとき温度調節で低い温度に設定することができれば、ムダな電気代を使わなくて済みます。高い熱量を必要とするときは電気代もその分かかります。5段階調節できるタイプなど、段階的にさげていくことができると使いやすいでしょう。
つけっぱなしを防ぐ「切り忘れ防止機能」
エアコンや扇風機と違い、使っていても運転音がしないため、寝る前や外出時についつい消し忘れてそのまま、なんてことも。そんなうっかりさんには、切り忘れ防止機能があると便利。
メーカーや機種によって異なりますが、設定した連続使用時間を超えると、自動的にスイッチが切れるので、無駄な電気代がかかる心配がありません。
【4】コンパクトに収納できるかチェック
ホットカーペットが活躍するのは基本的に寒くなってきた秋~冬なので、それ以外の春~夏はクローゼットなどにしまっておく必要があります。
その際、意外とかさばり、見た目よりも重い場合があるので、コンパクトに折りたためるタイプや丸められるのがおすすめ。オフシーズンを見据えた収納のしやすさも忘れがちですが、重要なポイントです。
【5】洗えるタイプか確認する
カバーつきのホットカーペットは、必ずカバーが丸洗いできるかどうかを確認しましょう。
毎日床に敷いて使用しているものは、自分たちが思っている以上に汚れています。丸洗いができない場合は、丸洗いできるものになるべく変更したほうがいいです。
洗わないでいるとダニなどの温床になりますし、なによりにおいが気になるようになってきます。
ほかにも、抗菌や防ダニ機能など、カバーを清潔に保てる機能がついているかどうかもチェックしておきましょう。
ホットカーペットのおすすめメーカー パナソニック、山善、光電がおすすめ
ヤマダ電機などの家電量販店だけでなく、カインズなどのホームセンターでも多くのホットカーペットを扱っています。実際買うとなると、どの商品を選べばいいか難しい、、、という方は安心できるメーカーで選ぶのもアリです。人気のあるメーカーとその特徴を紹介しているので、アイテムを選ぶ際の参考にしてみてください。
PANASONIC(パナソニック):高機能なアイテムを揃える
幅広い家電製品を手掛ける大手電機メーカー、パナソニック。ヒーター性能そのものが優れているだけではなく、省エネ機能や、ダニ対策などに対応したモデルを多く展開しており、高機能なホットカーペットを取り揃えています。
また、バリエーションが豊富なので、部屋に合わせてぴったりのサイズを見つけやすいのも魅力。あとは、部屋の雰囲気に合わせて柄を選ぶだけです。
YAMAZEN(山善):コスパに優れたアイテム多し
山善は、ダニ対策や切り忘れ防止タイマー機能などを搭載しつつも、価格を抑えた商品をラインナップ。コスパに優れたホットカーペットということで人気を集めています。
ホットカーペット以外にも、さまざまな住宅設備機器を販売しているので、その品質は安心できますよ。価格と機能性のバランスがちょうどいい商品を欲しいあなたにおすすめです。
KODEN(広電):国内シェアトップの安心感!
1996年に創業し、ホットカーペットや電気毛布、電気マットなどの電気暖房器具を主に製造しているメーカー、広電。高品質で手ごろな価格のホットカーペットを多数ラインナップし、国内市場シェアトップを誇ります。
汗やペットのニオイを消臭する「デオテックス」機能や、オートオフになる「マイコン制御コントローラー」などが搭載されていますよ。
ホットカーペットおすすめ2選【1畳未満サイズ】 持ち運びが簡単!
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マット本体が水洗いできるホットマット
扇風機やパネルヒーターなどで知られる、ユアサプライムスの1畳タイプのホットマットです。
こちらの商品の最大の特長は、電気部品が使われているのにもかかわらず、水洗いができるという点。
通常、ホットマットは水洗いができないため、かたく絞った雑巾(ぞうきん)などで拭いたりする程度のお手入れしかできません。
しかし、こちらの商品はコントローラーを外して丸洗いすることができます。汗などで汚れやすいホットマットが丸洗いできるのは大きな魅力です。
また、カバーなしの単体で使用できるため、ほかにもひざ掛けやベッドの敷布団などにも利用することが可能。
ホットカーペットおすすめ6選【2畳サイズ】 2~3人用におすすめ!


ホットカーペットおすすめ3選【3畳サイズ】 ダイニングテーブルの下に敷いても!

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ホットカーペットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのホットカーペットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ホットカーペット寿命はどのくらい? 買い替えのタイミングも!
ホットカーペットの寿命は一般的に5年~6年と言われています。理由は、補修用性能部品の保有期間が製造打ち切り後、5年~6年となっている商品が多いことが理由です。
しかし、下記に当てはまる場合は買い替えを検討しましょう。
・ホットカーペットの電源がつかない
・ホットカーペットがあたたかくならない
・ホットカーペット本体がボロボロ・破れている
・ホットカーペットから変なニオイがする
使用頻度が低い場合は、5~6年以上使える場合もありますが故障する前に買い替えるようにしましょう。一つの目安として参考にしてみてください。
家電選びのプロからのアドバイス
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
ホットカーペット本体のみの場合、最大のメリットは価格の安さになります。
カバーつきのホットカーペットは2万~5万円程度のものが多いなか、本体のみであれば5,000円程度から買うことができ、ここに市販のラグを敷いてあげると、コスパとしては非常にいいです。
しかし、購入した市販のラグがあまりにも薄かったり厚かったりすると、ホットカーペットの温度が高くなりすぎたり、全く暖まらなかったりといった弊害が起こる場合も……。予算的に余裕があるのであれば、カバーつきのほうが無難です。
ホットカーペットに関するQ&A よくある質問
ホットカーペットの電気代はいくらくらいですか?

サイズや使う電力量によって1か月の電気代は変わります。サイズが大きくなるほど使用電力が多くなり電気代もかかります。ファンヒーターや電気ヒーターなどに比べるとホットカーペットの電気代は安く済みます。
ホットカーペットの捨て方は?

ホットカーペットについている、コード類は取り外します。コード類は燃えないゴミとして金属ごみの日に出してください。カーペットは燃えるごみとして可燃ごみの日に出してください。カーペットはあまりにサイズが大きいと粗大ごみ扱いになるので、切って小さくするか折りたたんで出しましょう。
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使用する環境や必要な大きさを考えて選ぶ
紹介した商品は、数あるホットカーペットのなかの本当にごくごく一部です。ホットカーペットと言っても本当に幅が広く、それぞれの特長や強みは違います。
また、人によって4畳用の大きめのものがほしい方もいれば、足元だけ暖かくなってくれればという方までさまざまです。
実際に自分の使う環境を見渡してみて、どういったものが適切なのか、どういう風に使うのかをしっかりとイメージしていきましょう。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。