電気ストーブと石油ストーブの特徴&電気代
電気ストーブの他に、選択肢のひとつとして出るのが灯油を燃やす石油ストーブです。まずは、この2つの特徴の違いから見ていきましょう。
▼電気ストーブの特徴:即暖性があり、直接暖めるのに向いている
電気ストーブは、電気を流すことで、内部に搭載された電熱線やハロゲンを温めることで、赤外線を発生させて温かくするストーブ。
一番の特徴は、暖めるまでの速度です。モデルによってはスイッチをつけてから1〜2秒ほどで暖かさを感じることができます。また、コンパクトなタイプや軽量タイプもあるため、キッチンや脱衣所などに持ち運んで利用するのも楽チン!
ただ、部屋全体を暖めるのには不向き。極小スペースや、手足を温めることがメインのため、選び方を間違えると暖かさに物足りなさを感じる場合があります。エアコンなどメイン暖房で部屋全体を暖めるまでのつなぎとして使うのにはぴったり!
▼1時間あたりのコストの目安
選び方の部分で後述いたしますが、1000Wの電気ストーブの電気ストーブの場合、
31円/h(電気代)×1kW(1000W)=1時間あたり約31円
※電気代・・・1kWh当たりの電気代を各電力会社平均値の31円で計算した場合です。
▼石油ストーブの特徴:ゆっくり、部屋全体を暖めるのに向いている
石油ストーブは、灯油を燃やすことで中心に搭載された燃焼筒を燃焼させて発生する赤外線で暖めるストーブ。よく「石油」を使用するといわれますが、厳密には石油は原油のことで、石油を加工すると灯油になります。
一番の特徴は、数ある暖房器具のなかでも暖房効果が非常に高い点。電気が必要ないため、省エネ効果が高く、また災害時などにも使用できるのも魅力です。また、灯油を燃やすことで水蒸気が発生するため、乾燥防止にもなります。ファンヒーター搭載モデルなら、すぐに部屋全体を暖めることもできます。
しかし、灯油を燃やしているため、適度な換気が必要なのと、灯油を補充しなければならない手間があります。また、小さいお子さんやペットがいるとやけどの心配があることもデメリットです。
▼1時間あたりのコストの目安
コロナ(Corona)『RX-22YA(HD)/木造6畳・コンクリート8畳』の場合、
79.9円/L(灯油価格)×0.218L/h(燃料消費量)=1時間あたり約17.41円
となります。
※灯油価格・・・1,438円(18L/2020年10月26日時点)
(経済産業省 資源エネルギー庁 公式HPより)
※時期により変動あり
電気ストーブの暖め方式と種類

Photo by マイナビおすすめナビ

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電気ストーブは大別して「電熱線で暖める放射式」か「ファンによる温風式」、「室内の空気を自然対流させる対流式」があります。
(A)放射式の場合、近くは熱量が高く暖まりますが、少し離れると暖房としての能力は物足りなくなります。
(B)温風(ファンヒーター)式は風を送るため、体感温度が上がりやすいですが長時間の使用は電気代がかかります。また、温風に長時間当たると体調を崩す人もいるのが気になるところ。
(C)対流式は比較的部屋全体を暖めるのに適していますが、立ち上がりに時間がかかるのと、本体の金額が高い製品が多いです。自分の暖のとり方を考えて選ぶといいでしょう。
(A)放射式(輻射式):遠赤外線で暖める方式
放射式(輻射式)は、ヒーター内の電熱線を暖めることで、「輻射熱」と呼ばれる熱エネルギーを赤外線として放射する方式です。この方式のヒーターは、大きく赤外線ヒーターと呼ばれています。
赤外線で直接カラダを温めるため、すぐに温かさを感じやすいです。しかし、温風は出ていないので、部屋全体を暖めにくいのと、比較的近距離でないと温められないのがデメリットです。
▼カーボンヒーター
カーボンヒーターはヒーター内の電熱線を温めて、遠赤外線を発生させるタイプ。少ない電力でも熱を発することができるのが特徴で、本体自体の値段も安いです。
発せられた熱は、遠赤外線のため室内を暖めることには不向きですが、カラダを近づけて温まりたい人にはぴったりです。同じ場所に熱を当てすぎると、低音やけどを起こしてしまうので注意しましょう。
▼ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターはヒーター内の電熱線を温め、内蔵されている「ハロゲンランプ」を熱することで、遠赤外線を発生させるタイプ。スイッチを付けてから、熱を発するまでの時間が早く、すぐに温かくなります。
小型なものから、中型のサイズのものまで幅広く商品が展開されており、脱衣所やキッチンなどに持ち運んで使いやすい電気ストーブです。電気代がかかりやすいのと、ハロゲンランプの寿命が短いというデメリットがあります。
▼シーズーヒーター
シーズーヒーターはヒーター内の電熱線を温め、セラミックコーティングが施された金属管を通して熱を発生させるタイプ。セラミックの効果により、遠赤外線の熱の発生が多く、そして早く温まることができます。
キッチンまわりで使用した際も、水しぶきや衝撃などに強く、丈夫なのも特徴です。ただ本体価格が高めになります。
(B)温風式:温風を発生して暖める方式
温風式は、ファンにより空気を取り込み、内部のヒーターで風を温め、温風を放出する方式です。
温風を送るため、体感温度が上がりやすく、また、サーキュレーターなどと併用すると部屋全体を暖めることができます。しかし、放射式(輻射式)のような即効性はなく、長時間使用すると電気代も割高になるのがデメリットです。
▼セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターは、セラミックが施された電熱部を温めると同時に、ファンで空気を取り込み内部で空気を温めます。そして再度、送風して熱を発生させるタイプ。セラミックヒーターの方式に、ファン方式の要素を加えることで、より早く・暖かくすることができます。
小型や中型のサイズが多く、室内全体を暖めることは難しいものの、エアコンと組み合わせることでさらに室内を暖かくすることができます。ただ、消費電力が大きくエアコンと併用するとブレーカーが落ちてしまうことも。
(C)対流式:部屋の温度を自然に暖める方式
対流式は、熱伝導を活用して部屋の空気を暖めることで、自然対流を起こし部屋全体を暖める方式です。
一台のみの使用でも、部屋全体を暖められますが、立ち上がりが遅めで、長時間使うとコストがかかるのと、本体の金額が高いのがデメリット。また、基本的に大型なため、場所も取ります。
▼オイルヒーター
オイルヒーターは電気による熱伝導を活用し、本体に入っているオイルを温めると同時に、オイルを循環させることで、熱を発生させて室内の空気を暖めていくタイプ。
暖かくなるのに時間はかかりますが、部屋全体をゆっくりと暖めるパワーを持っています。また、室内の空気を暖めるため、自然な暖かさを感じることができます。乾燥しにくいのもポイント!
▼パネルヒーター
パネルヒーターは、電気による熱伝導を活用し、本体内部にあるパネルを温め、パネルから発生する熱を利用し、室内の空気を暖めるタイプ。
オイルヒーターと同様、ゆっくりと室内を温めますが、一番大きな特徴はコンパクト・軽量で移動しやすいこと。オイルヒーターほどパワーはありませんが、脱衣所やキッチンなど、持ち運びが可能で、その空間を自然な暖かさで包みます。
電気ストーブの選び方
それでは、電気ストーブの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】設置したい場所
【2】温度調整の有無
【3】安全性
【4】気になる電気代・消費電力(ワット数)
【5】その他の付加機能
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】設置したい場所をチェック
電気ストーブはどこで使用するかが、とても重要です。そのため、設置する部屋や空間の広さと、電気ストーブのワット数(熱の強さ)、そして各電気ストーブの種類・特徴を考えながら選びましょう。
たとえば、リビングなどの広い空間の場合は、1000W以上のワット数が高く、部屋全体を暖められるタイプがいいでしょう。逆に脱衣所やトイレといった狭いスペースには、500Wの小さいワット数で素早く熱を発するものがおすすめ。
キッチンなどで足下などに設置する場合は、小さめのワット数で触っても熱くないタイプがぴったりです。種類や特徴を押さえ、設置したい場所にふさわしい商品があるので、しっかり確認しましょう。大きすぎても暑くなってしまう点に注意!
【電気ストーブのおすすめ設置場所】
●リビング、寝室など
→オイルヒーター、カーボンヒーター
●脱衣所、トイレ、キッチンなど
→パネルヒーター、シーズーヒーター、ハロゲンヒーター
●自室など
→ハロゲンヒーター、オイルヒーター、パネルヒーター、セラミックファンヒーター
●デスクの足下など
→セラミックファンヒーター
【2】温度調整の有無をチェック
電気ストーブを選ぶ際、チェックしておきたいポイントは、温度調節が可能かどうかです。
商品により表示の形式は違いますが、たいていの場合は「弱・中・強」や「1~10」といった数字で表されるタイプです。
自分の好みに合わせて、どのくらいまで細かく温度調節できるかは見ておきましょう。
【3】安全性をチェック
電気ストーブが事故の原因にならないよう、安全装置の有無も確認しておきたいところです。
うっかり倒してしまったり、付けっぱなしにしてしまっても大丈夫なように、転倒時に電源が切れるタイプや、一定時間で消灯するタイプなど、安全を配慮した機能についてもチェックしておきましょう。
年間で何件も事故が発生しています。お子さんやお年寄り、ペットがいる家庭では、特に注意する必要があります。
【4】気になる電気代・省エネ性をチェック
電気ストーブは出力≒消費電力になっています。つまり、定格の消費電力が高ければ高いほど高出力になり、電熱線やファンがより暖かくなります。
寒い地域や底冷えする部屋で使用する場合はできるだけ出力が高いものを選んだほうがいいですが、あまりに数字が高いと、ブレーカーが落ちやすくなったり電気代が気になるという側面も。暖かくなったらこまめに弱運転に切り替えるなどの工夫をしましょう。
気になる電気代について。ここでは1kWh当たりの電気代を各電力会社平均値の31円で計算した場合でお話します。1kW=1,000Wになりますので、仮に強運転1,000Wと書かれた電気ストーブの場合、1時間の電気代はおよそ31円。500Wであればその半分になりますので約15.5円。1500Wであれば約46.5円という計算になります。購入時の一つの目安にしてみてください。
ポイント:電気代の目安(強運転1000Wの場合)
【8時間使用した場合】
・31円(1hあたり)×8h=248円
【1日中付けっぱなしの場合】
・31円(1hあたり)×24h=744円
【1ヶ月(1日8h)使用した場合】
・248円(1日8h)×30日=7,440円
【1ヶ月(1日24h)付けっぱなしの場合】
・744円(1日8h)×30日=22,320円
暖房器具の使用が著しい冬の季節は、1日中付けっぱなしになりがち。すると、電気代がかなりかかってしまいますので、上記の電気代の目安もしっかり確認・計算して、商品を選びましょう。
【5】その他の付加機能をチェック
ひとくちに電気ストーブと言っても多種多様な商品が存在します。加湿を一緒に行なえるものであったり、人感センサー搭載で人を感知しなくなると自動で電源がオフになる機能が付いていたり、首振り機能や空気清浄機能、スマホと連携できる機能などが付いていたり、さまざまです。
なかには暖房としてだけ使えればいいという人もいるかと思いますが、それ以外にも便利な機能はたくさんあるので、自分の気に入ったものを探してみましょう。
人気メーカーをチェック
本項では、電気ストーブの人気メーカーの特徴についてご説明します。メーカーごとに発売しているモデルのデザインや機能が違ってきますので、きっと参考になるはずです。
▼YAMAZEN(山善):種類豊富で安い!コスパ抜群なメーカー
比較的安価でバリエーションが多いタイプを求めているなら、山善がおすすめです。
山善は、生活する人のことを一番に考え、いろんなシーンに合わせた製品を提供しているため、バリエーション豊かな日用品を取り扱っています。家族全員が温まる大型タイプや、節約を考えたタイプ、省スペースで使用できるコンパクトなものまで幅広いです。
▼Aladdin(アラジン):部屋をおしゃれに暖める
温かさだけでなく、部屋の雰囲気もおしゃれにしたいなら、アラジンがおすすめです。
アラジンは、高品質で90年以上続く有名メーカー。オーブントースターなどが代表的で、機能だけでなく、デザイン性も人気の要因です。全体的にモダンな雰囲気で、カラーもシックでおしゃれです。
▼CORONA(コロナ):「暖をとる」に特化したメーカー
温かさや即暖性を重視して選びたいなら、コロナがおすすめです。
コロナは新潟県三条市を拠点に置く、80年以上続くものづくり企業。電気ストーブだけでなく、給湯器やエアコン、コンロなどの生活回りの製品を開発・販売しています。給湯器をはじめとした、暖を取る機能性に定評があります。
事故防止機能は要チェック! エキスパートのアドバイス
現在国内で販売されている暖房機器のほとんどには、事故を防止するための転倒反応センサーや衝撃センサーなどが備わっています。
だからといって、そういった機能を過信しすぎるのは非常に危険。燃えやすいものからはできるだけ離して使用する、長時間席を外す場合は必ず電源を切ってコンセントを抜くなど常日頃から気にすることを習慣づけましょう。
寒い日に就寝時も使用したい場合は、必ずタイマー機能を使用するなどの工夫も必要です。
電気ストーブのおすすめ21選
それでは、おすすめの電気ストーブをご紹介いたします。
▼おすすめ12選|部分的に暖めたい人向け
▼おすすめ9選|部屋全体を暖めたい人向け
すぐに各商品を見たいなら、下記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ12選|部分的に暖めたい人向け
まずは、トイレ、デスクまわり、脱衣所など部分使いにおすすめの電気ストーブをご紹介します。

大型ガードがおしゃれかつ事故を防ぐ
イギリスの老舗ストーブメーカー、アラジンのグラファイトヒーターです。やけどや事故防止のガードを通常よりも大きくして本体を囲む構造にすることにより、デザイン性はもちろんのこと、機能性も確保。熱源から物理的に距離が離れているおかげで、ストーブにありがちな「なんか焦げ臭い……」をなくし、火事などの事故リスクを減らしています。子ども部屋でも安心して使えます。
また、熱伝導性の高いグラファイト素材により、立ち上がりが早いのも大きなポイント。高性能ながら価格は安いので一人暮らしの大学生にもぴったりです。安全性の高い電気暖房をお求めの人にぜひともおすすめです。
オンオフ機能のみの超シンプル電気ストーブ
遠赤外線効果で体をじんわり温められる速暖性に優れたカーボンヒーターです。基本的な使い方は、トイレや脱衣所など、すぐつけてすぐ消すような空間・場所で活躍します。温度調節機能もなし、オンオフ機能のみで、誰でも簡単に使用できます。
細長くてコンパクトなため、どのスペースにも収まりがいいのも魅力。使い勝手のいい電気ストーブを探しているならぜひ!

独自波長の赤外線がロングに届く
エアコンや空気清浄機でおなじみの空調メーカー、ダイキンの電気ストーブです。遠赤外線のなかでも、特に人に吸収されやすい波長域を使用することにより、カラダの芯からポッカポカに暖めてくれます。そのため北海道などの寒冷地でもポカポカに過ごせます。
また、遠赤外線効果で1.8mという長距離でも暖かさを実感できるというパワフルさも大きな特徴。人感センサーと横にまわせる本体形式のおかげで、使う場所を選ばないのも魅力的です。スイッチを付けてすぐに温まりたい人におすすめの製品です。
足元の温めに特化した電気ストーブ
足元に置くのにぴったりなサイズの電気ストーブ。コンパクト設計で、デスクの下に置くのにちょうどいいです。1.1kgと軽量で持ち運びやすく、トイレや脱衣所など狭い場所に持ち運んで利用しやすいのもいいですね。
1万円以下というリーズナブルな価格設定で入手しやすいのも嬉しいポイント。手に入れやすく、使い勝手のいい商品です。
モダンな印象に仕上げたヒーター!
ソリッドなグレーの本体がモダンな印象。ヒーター部分は赤くなりすぎないので違和感なくインテリアに溶け込みます。
左右に約70度の首振り機能で、広い範囲を温めることができますよ。また消し忘れ防止機能として、電源オンから6時間経過すると自動的にオフになる仕様。1・2・4時間のオフタイマーも搭載し、節電対策にも一役買います。
値段が安く暖かい! コスパ最強の電気ストーブ
速暖性に優れているコンパクト設計の電気ストーブです。温度機能は2段階調整で、強弱を分けられます。シンプルな使い勝手で、販売価格が3000円台という超低価格なのが最大のウリ。使い勝手がよく、とてもコスパの高い製品です。
安全性の高い、扇風機型のストーブ
扇風機のような形の電気ストーブ。熱の発生部分が広いため、遠赤外線を広く伝えられ、想像以上に暖かさを感じられます。比較的サイズは大きめですが、脱衣所やキッチンなどに設置できるはずです。
安全機能も充実しており、火事の可能性もグッと減らす転倒オフスイッチなどを搭載。安全性にも優れた冬に重宝するアイテムです。
安全と快適性を考えられた電気ストーブ
3段階でパワーを変えられる、便利な電気ストーブ。障害物を検知するセンサーがあり、カーテンや洗濯ものがあると引火しないように自動で電源がオフになる仕様で、安全性に配慮された仕様です。
さらに、スチーム加湿機能も搭載。乾燥しやすい冬でも、快適に温まることができますよ。機能性は高いですが、ダイヤルをまわすだけで稼働するため、誰でも簡単に操作することができます!
ヒザから下を温めるちょうどいいサイズ感が魅力
ヒザから下を温められるコンパクトタイプの電気ストーブ。3段階で強弱が調節できるシンプルなモデルのため、簡単に使用できます。
コンパクトな設計で、デスク下やトイレ、脱衣所など、あらゆる場所に設置しやすいですよ。
省スペースでしっかり温められるタワー型モデル
縦に長く、省スペースに収まる電気ストーブです。細かく温度調節できるだけでなく、900Wまでパワーを設定できるため、リビングなどの広い部屋でも使用しやすいのが嬉しいポイント。
さらに、転倒オフ機能や過熱防止装置など、安全に配慮した機能も搭載されています。
1人でも複数人でも、適した使い方ができる!
ヒーター部分を90度回転して、縦でも横でも利用できるシーズヒーター。首振りの範囲は30・50・70度から選べるため、一人暮らしでもファミリーでも人数に合わせて利用することができます。
人感センサーを搭載しており、10分間、人がいないことを検知すると出力を下げて省エネ運転を行います。そこから20分経過すると自動で運転を停止。省エネ性に優れており、1シーズンの電気代を最大で約8,800円もお得に利用できますよ。
インテリアのアクセントにもなるスリムヒーター
色あせた雰囲気のグリーンが味わい深いアラジンの遠赤グラファイトヒーター。0.2秒で発熱が始まるので、すぐ手や足を温めることができます。1.2kgという軽さなので、ラクラク持ち運べるのもいいですね。
スリムな形状なので、デスク下やトイレなど狭い空間でも利用しやすいです。また、部屋に一人でいるとき、エアコンをつけるまででもないというシーンにぴったり!
▼おすすめ9選|部屋全体を暖めたい人向け
最後は、部屋全体をしっかり暖めたいという人に向けておすすめの電気ストーブをご紹介します。
デロンギのロングセラーモデル!
何もしなくても、あらかじめ設定しておいた室温を一定に保つことができるオイルヒーター。いちいち、出力を変える必要がなく手間いらずですよ。
とはいえ、すぐに暖かくしたいときは高出力で、電気代を抑えたいなら低出力で部屋を暖めることができます。
デザインは人間工学に基づいており、掴みやすく操作しやすいダイヤルや、握りやすいハンドルなどで操作性は良好。イタリアメイドのスタイリッシュなルックスなのもポイントですよ。

加湿もできるプラズマクラスター搭載ファンヒーター
シャープのセラミックファンヒーターです。ヒーターを使用すると温度が上がり、どうしても部屋の空気は乾燥しがち。しかし、本製品は加湿を行ないながら温風を出すこともできます。そのため快適な湿度に保ってくれ、乾燥が心配な寝室などでも使いやすいヒーターです。
自然界と同じプラス、マイナスイオンをプラズマクラスターが生成。また、温度センサーと湿度センサーの両方を兼ね備えているため、お任せ運転ができるのも大きな魅力です。寝室で使用する暖房器具にお困りなら、ぜひともおすすめしたい製品になります。

ロングセラーのオイルヒーター
オイルヒーターで有名なデロンギのストーブです。本体内部のオイルを加熱して循環させて全面発熱を行なうのがオイルヒーターの特徴で、部屋全体の温度をじわじわと上げてくれます。
また、ファンヒーターと違って風を放出しないため、ホコリが舞う心配も少ないです。表面温度も80℃程度と、一瞬触っただけでは、やけどの心配が少ないのも嬉しいポイント。小さなお子さんがいる家庭や部屋全体を暖めたい人におすすめです。
デザイン賞を受賞したミニマルな1台!
セラミックヒーターらしくないルックスで、2022年にグッドデザイン賞を受賞した商品。ホワイトとグレーで構成した見た目は清潔感がありますね。ハンドル付きで、気軽にリビングや寝室に持ち運んで使うことができます。
室温センサーで快適な温度をキープしてくれるおまかせモードや、人感センサー、風量切り替えなども備え、使い勝手は申し分なし。デザイン性の高い電気ストーブを求めているならぜひ!
防滴仕様でキッチンなどで活躍!
このモデルの最大の特徴は、防滴仕様であることです。水しぶきがかかりそうなトイレやキッチン、脱衣所などでも安心して利用できるので心強いですね。風向ルーバーや風量の2段階調節などが備わっているのも使いやすいポイント。
それに軽量&コンパクトなので、どこにでも持ち運びやすいですよ。

机の下を暖める小型ヒーター! 省エネで節電も十分
総合家電メーカーのパナソニックより、机の下の足元を暖めるヒーターです。高さ48cmというちょうどいい屏風のような本体の形で、足元をすっぽりと囲うように温めます。強弱で切り替えを行なうことができるため、寒い日だけでなく冷やしすぎた夏場のエアコンの足元にも使用できるのは嬉しい点です。
また、使用時の電気代も1時間あたりおよそ4.5円と経済的。スポット暖房として足元や背中まわりを温めたい人におすすめです。
防滴仕様で水まわりでも安心
風向ルーバーや風量の2段階調節などの機能面も充実していますが、こちらの最大の特徴は、防滴仕様な点。そのため、トイレや脱衣所など、水しぶきがかかりそうな場所でも安心して設置できます。
幅21.8cm×奥行き12.5cm×高さ26.5cmというコンパクトサイズ。重量は2.0kgと軽量で持ち運びに適しています。

高密着FIXALヒーター搭載のオイルレスヒーター
除湿機や大型ストーブなどの季節家電を得意とするコロナのオイルレスヒーターです。形はオイルヒーターに似ていますが、本製品は熱伝導率の高いアルミでヒーター管を覆うことにより、放熱のロスなくまわりへと熱を伝えてくれます。
アルミによる輻射と本体上部からの対流効果により、温度ムラのないお部屋環境を作り出すことが可能。
また、オイルが入っていないため11.3kgとこの大きさのなかではかなりの軽さを誇ります。持ち運んで家のさまざまな場所で使いたいなら、特におすすめの製品です。
クリーンな空気でお部屋あったか
スイッチを入れると数秒で足元から暖かくなります。ダイヤルをまわすだけのシンプルな操作が魅力。吹出し口を上下に調節できるので、風向きを変えられて、お肌の乾燥を防ぎます。
吸気フィルターがあるので、部屋の空気を汚さずにポカポカして、ペットや赤ちゃんがいる家庭でも安心です。
2段階で暖かさの調節ができ、軽量なのでキッチンや洗面所などどこでも使えます。カラーはホワイトと、ブラック木目、ブラウン木目の3色で、インテリアに合わせて選べます。
【ランキング】通販サイトの最新人気! 電気ストーブの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での電気ストーブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【豆知識】電気ストーブのお掃除のポイント
本項では、電気ストーブを掃除する際の注意点やポイントを解説していきます。こちらもぜひ参考にしてください。
▼Point.1:電源プラグの汚れはしっかり取ろう
電気ストーブに関わらず、さまざまな家電の電源プラグを付けっぱなしにしていることは多いでしょう。その場合、できるだけ電源プラグのホコリや汚れは、乾いた布などでしっかり拭き取るようにしましょう。
▼Point.2:ガードを無理に開けようとしない
電気ストーブにはあらかじめガードと呼ばれる網がついています。これは内部の熱伝導に触れないために固定されているものと、取り外して掃除ができるタイプの2種類があります。
前者の場合、無理に開けたりすると故障の原因になります。また、故障せずとも、動作時に火災や事故の原因にもなります。掃除の際は、無理に開けようとせず、可能な範囲を掃除するようにしましょう。
▼Point.3:水洗いは厳禁。必ず乾いた布で拭き取ろう
電気ストーブには、電気を通す熱伝導が搭載されています。そのため、誤って濡れ布巾などで吹いてしまうと、漏電や故障の恐れがあります。安全を守るためにも、必ず乾いた布を使用しましょう。また、洗剤を使用する場合は少量を布にしみ込ませ、後から乾拭きするようにしましょう。
【Q&A】疑問はここで解決!
部屋全体を暖められる電気ストーブのおすすめは何ですか?

部屋全体を暖めたいなら、オイルヒーターがイチ押しです。なかでもデロンギの『RHJ21F0812』や『HJ0812』は即暖性が高くおすすめ!
>>部屋全体を暖めたい方におすすめの商品はこちら
おしゃれな見た目でインテリアに溶け込むデザインの商品はどれですか?

シロカの『SH-CF151』は、2022年にグッドデザイン賞を受賞したアイテムです。また、カドーの『SOL-001S』や、アラジンの『CAH-G42GC』もデザイン性に優れているのでチェックしてみてくださいね。
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【まとめ】
本記事では、電気ストーブの種類や各機種の特徴、選び方、おすすめ商品などを紹介しましたが、いかがでしたか。
ストーブを使用して、部屋全体を暖めたり、個人的に温まったりするにも、機種の特徴を見て選べば、予想よりも予算を抑えられたり、より効率よく温めることができます。本記事を参考に、ぜひ電気ストーブの購入を検討してみてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。