餃子鍋の選び方
料理研究家の指宿さゆりさんに、餃子鍋を選ぶときのポイントを教えてもらいました。買おうかどうか迷っている人も、どんな視点で選べばよいかわからない人もぜひ参考にしてください。
丸形・長方形の形状をチェック お店風の餃子を焼ける!
和平フレイズ『燕三 鉄餃子鍋(EM-8909)』
玉子焼きなどにも使えて便利な長方形タイプ。鉄鍋ならではの焦げ目がおいしく、お店で食べるようなパリパリ感も再現できるはず。 一人暮らしの方やカップルの方に最適なサイズ。
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餃子専門店はもちろん、最近は餃子をメインとした居酒屋も増えてきました。長方形の餃子鍋で焼いて提供してくれるお店もあります。焼きたてでアツアツの餃子は食欲をそそりますよね。
そんなお店で出てくる餃子を作りたいのであれば、鍋の形状もチェックしてみてください。餃子鍋の形状を変えるだけでも雰囲気が変わります。長方形のお皿に羽つき餃子を盛り付ければ、お店のような気分を味わえるでしょう。
ニーズに合った素材や加工を選ぶ
おいしい餃子を焼くには温度変化を減らすため、熱伝導をよくすることが大事です。そのためには餃子鍋の素材が重要になってきます。多くの餃子鍋は熱伝導のよい鉄製で、温度変化を少なくしてカリっと餃子を焼き上げられるようになっています。
ほとんどの餃子鍋は鉄製で表面に焦げつきにくい加工がされているものが多いですが、プロ仕様の餃子鍋の場合は加工がされていないこともあり、「空焼き」や「油ならし」をしてから使用する必要があります。また、一部には銅製のものもあり、熱伝導率は鉄より上で温度調節がしやすいのがメリットです。価格は鉄よりかなり高いですが、餃子以外の料理にも活用したいという人は検討してみてもよさそうです。
使いやすいサイズを選ぶ 焼く餃子の個数、収納も加味
料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー
初めて餃子鍋を購入するのであれば、できるだけ小さめのサイズにするのがベター。鉄製の鍋に重たさを感じるという方でも、コンパクトな大きさなら少しずつ調理に慣れることができます。
もちろん、ご家族向けにたくさんの餃子を焼こうと思っている方であれば、大きめのサイズにしてもよいでしょう。
餃子を焼くためだけに使用するのであれば、収納するスペースも想定して選ぶと失敗しにくくなるはず。ご自身が使いやすいサイズを見つけてみては?
手頃な価格で別の料理に使える餃子鍋をチェック ダッカルビや卵焼きなど
中央産業『餃子鍋セット(GY-30)』
鉄製の餃子鍋で、蓋がついているので蒸し焼きにも便利な餃子鍋。IH対応なので、卓上でも作りやすい。丸形なので餃子以外にも、ダッカルビや広島焼なども楽しむことができる。
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餃子鍋のように特定の料理を作るための調理器具を選ぶ場合、まずは手頃な価格の商品で試してみるのが無難。かつ、ほかの料理を作る際にも使えるタイプのものがおすすめです。
たとえば手頃な餃子鍋の中でも、丸形であれば、餃子以外にダッカルビなど他の料理に活用できる形状がおすすめ。長方形なら卵焼きを作るのにも向いています。まずは気軽な気持ちで使ってみることで、餃子鍋の魅力も発見できるでしょう。
安い鍋でもおいしい餃子を焼くために必要な「熱伝導のよさ」を満たした、良い商品がたくさんあります。種類が豊富にあるため、最初は消耗品と割り切って安い鍋をいくつか試してみて、慣れてきてから本格的な餃子鍋を購入してもよいでしょう。
餃子鍋おすすめ13選
ここまで紹介した餃子鍋の選び方のポイントをふまえて、料理研究家の指宿さゆりさんと編集部で選んだ餃子鍋のおすすめ商品を紹介します。

中央産業『餃子鍋セット(GY-30)』








出典:Amazon
サイズ | 内径260×90mm |
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重量 | 2300g |
素材 | 本体:鉄・黒皮、ガラス蓋:強化ガラス、ターナー:ステンレス鋼・天然木 |

和平フレイズ『燕三 鉄餃子鍋(EM-8909)』
















出典:Amazon
サイズ | 約414×131×79mm |
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重量 | 約805g |
素材 | 本体:鉄(シリコン塗装)、蓋:ステンレス鋼 |

池永鉄工『ギョーザ鍋(すき鍋)ハンドル木台付 20cm』




出典:Amazon
サイズ | 203×37mm |
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重量 | 1400g |
素材 | 本体:鉄鋳物、木台:天然木 |

カンダ『神田鉄鍋/鉄餃子鍋 27cm』




出典:Amazon
サイズ | 内径:270×40mm、板厚:4.5mm |
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重量 | - |
素材 | 鉄(表面加工:クリアラッカー塗装) |

及源『すき焼ぎょうざ兼用鍋26cm』










出典:Amazon
サイズ | 278×348×83mm |
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重量 | 3560g |
素材 | 鋳鉄 |
新光金属『COPPER100 リブレス 餃子&玉子焼18cm×20cm』






出典:楽天市場
サイズ | 180×205×35mm |
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重量 | - |
素材 | 本体:純銅、ハンドル:木製(ウレタン黒塗装)、蓋:18-8ステンレス |
及源『フライパン20cm』

出典:Amazon
サイズ | 378×220×75mm |
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重量 | 1700g |
素材 | 鋳鉄 |
岩鋳『玉子焼(木柄付)』

出典:Amazon
サイズ | 内寸:180×150×28mm |
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重量 | 約1300g |
素材 | 本体:鋳鉄(シリコン焼付塗装)、取手:木製・鉄(メッキ加工) |
中尾アルミ製作所『ギョーザ鍋 27cm』








出典:Amazon
サイズ | 外寸 :φ340mm・内寸 :φ270mm 深さ:40mm |
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重量 | 4.6kg |
素材 | 鉄 |
株式会社アサヒ『南部鉄 達人の餃子鉄鍋』






出典:楽天市場
サイズ | (約)最大310×290×35mm |
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重量 | 約3.3Kg |
素材 | 鍋:鋳鉄、蓋:耐熱ガラス |
和平フレイズ『IH対応スクエアパン トゥーメイ』














出典:Amazon
サイズ | 190×350×110mm |
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重量 | 1060g |
素材 | アルミニウム |
ILC『ナイスクッキング鉄製餃子鍋』








出典:Amazon
サイズ | 400mm×180mm×100mm |
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重量 | 1008g |
素材 | 本体:鉄 蓋:鉄 ツマミハンドル:天然木 ターナー:66ナイロン |
下村企販『ファイバーライン鉄製角フライパン&カバー』










出典:Amazon
サイズ | 380mm×200mm×73mm |
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重量 | フライパン:720g カバー:220g |
素材 | 本体:鉄 取手:アルミダイカスト カバー本体:18-0ステンレス カバーつまみ:13-0ステンレス |
「餃子鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
美味しい餃子の焼き方のコツ
おいしい餃子を焼きたいなら、温度管理は重要なポイントです。餃子を焼くときには途中で水ではなく熱湯を入れたほうがカリっとおいしい餃子になるといわれています。その理由は温度差をできるだけ少なくするためです。
水を投入してフライパンの温度が下がることで皮が水っぽくなり、食感がべチャっとした餃子になってしまいます。投入する水の温度だけではなく、餃子の具から出る水分もおいしい餃子を焼くためには注意しなければいけません。水分はフライパンの温度を下げ、焼きムラができる原因もなってしまいます。
こういったリスクを減らしておいしい餃子を焼くためには厚手の餃子鍋が適しています。の餃子鍋なら高温の状態を保ちやすく、水を入れても簡単には温度が下がりません。パリッとした餃子が焼ける餃子鍋を探しているなら、均一に火が通りやすい「できるだけ厚い鍋」を選ぶとよいでしょう。
餃子を焼く際、蒸し焼きをするために蓋は必須です。ムラなく加熱するため、餃子鍋に蓋が付属していない場合はサイズが合ったものを購入する必要があります。
また、「せっかく餃子がきれいに焼けたのに、フライパンからお皿に移す際にうっかり皮を破いて餡が出てしまった」という経験はありませんか? これを避けるためにはフライ返し「ターナー」を取り入れるとよいでしょう。ターナーにはいろいろな種類があり、餃子用に買うなら持ち手が柔らかいタイプのものが適しています。
もし餃子が鍋にくっついてしまっても、しなりながら隙間に入っていけるため、皮を破くことなく餃子をお皿に移すことができますよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 餃子鍋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの餃子鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
料理研究家からのアドバイス
料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー
普段からよく餃子を食べることが多いという方であれば、餃子鍋を使って絶品の餃子を焼いてみたくなるものです。手作りで餃子を作ってもよいですし、中華料理店などで生の餃子を購入したり、市販されている餃子を焼いたりしてもよいでしょう。
本格的な餃子鍋で焼けば、お店で食べるようなパリパリでジューシーな餃子に仕上がるはず。いろいろな餃子鍋を比較し、ご自身の好みに合ったものを見つけてみてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:星野由佳、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
2020/12/05 一部コンテンツを追加・修正しました(マイナビおすすめナビ編集部 渡辺裕美)
神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。 企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。