おでん鍋の特徴 便利で使い勝手がいい!
寒い時期になると、なぜか食べたくなるおでん。食卓におでんが並ぶことも増えますよね。そんなおでんを作るときに役立つアイテムが本記事で紹介する「おでん鍋」。
おでん鍋は、様々な大きさや種類のおでんの具材を煮込みやすいように仕切りを備えた鍋です。 ホーローやステンレス、土鍋などの素材があり、電気式の商品や直火専用、ガスコンロとIHの両方に対応する商品もあります。 毎日の食卓には家庭用の蓋付き鍋が、業務用の大きい角型の鍋はホームパーティーにもおすすめですよ。
家族で使う用なら、大鍋タイプのものもあり、おでん鍋としてだけではなく、カレーなどの煮込み料理にも使えるので、ご家庭の食卓スタイルに合わせてお気に入りのものを探してみてくださいね。
おでん鍋の選び方 アツアツおでんを楽しむ!
おでん鍋と一言で言っても商品の種類も多く、迷ってしまいますよね。料理家のBibiさんのアドバイスをもとに、おでん鍋の選び方を紹介します。ポイントは下記の6つ。
【1】熱源(直火式or電気式)
【2】サイズ
【3】鍋の形
【4】鍋の素材
【5】お手入れのしやすさ
【6】デザイン
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うおでん鍋を選ぶことができます。
購入前に失敗しない選び方のポイントを押さえ、自分に合ったおでん鍋を探してみましょう。それでは一つひとつ解説していきます。
熱源で選ぶ 汎用性が高い直火式、お子さまがいても安心な電気式
おでん鍋の熱源には「直火式」と「電気式」の2種類があります。それぞれの熱源のメリット・デメリットを押さえて、より自分の使用環境に合ったものを選ぶようにしましょう。TPOに合わせて選んでみてもおもしろいですよね。
汎用性がある「直火式」 ガスコンロを使えば食卓でもアツアツに!
一般家庭での主な熱源と言えば、やっぱり直火式ではないでしょうか。キッチンでの調理はもちろん卓上用のガスコンロを使えば食卓で熱々のものをそのままいただけます。
価格もリーズナブルなものも多いので、購入しやすいのも魅力のひとつ。大きさも大小さまざまなものがあるので汎用性の高さやコスパを考えてもおすすめです。
火を使わないので、お子さまがいても安全な「電気式」 見た目も味も本格的
ご家族の多い人や、おでんパーティー好きの人におすすめしたいのが電気式。比較的大きめのものが多く、お店やコンビニなどで見かける長方形のタイプがこれにあたります。
温度調節機能がついているものもあり、弱火でじっくり煮込むことも可能で、味のしっかり染みたおでんに仕上がります。火を使わないで調理ができるのでお子さまがいるご家庭でも安心です。
本格的なおでんを楽しめ、おでん好きにはたまらないアイテムですが、高額なものが多いのが難点。また、サイズが大きいものが多く、収納場所の確保が大変なのもデメリットです。その点も踏まえて選びましょう。
使用する人数でサイズを選ぶ おでんパーティーは30㎝以上、ひとりなら25㎝程度を
おでん鍋を選ぶ際に結構頭をなやませるのがサイズです。大家族や友達と一緒に楽しむのであれば大きめがいいと思いますが、大きすぎても収納に困ってしまいます。目安としては家族で使用する場合は30cm、ひとりで楽しむ場合は25cmほどのサイズが、いろいろな用途に使え収納もしやすく便利でしょう。
また、おでんパーティーなどの大人数で鍋を囲む場合は、30cm以上のものがおすすめです。
鍋の形で選ぶ コンビニやお店で見かける角形、使い勝手がいい丸形
おでん鍋の形は「角型」と「丸型」の2種類が主流です。お店やコンビニで見かける角型は業務用、一般的なお鍋と同じ形の丸型は家庭用のイメージが強いかと思います。
どちらの形状にもメリット・デメリットがありますので、なにを重視するかを考えて選びましょう。
本格的な雰囲気を楽しみたい方は「角型」 コンビニやお店で見かけるカタチを自宅でも!
コンビニなどでよく見かける角型は、仕切りがあるものや木蓋がついているものがあったりと雰囲気が抜群。本格的なおでんを楽しみたい人や、おでんパーティーをしたい人は角型がいいでしょう。
汎用性は低いため、そのほかの用途で使いにくいのが難点ですが、雰囲気を重視する方にはおすすめなおでん鍋になります。
使い勝手がいい「丸型」 普段料理をするならこれ!
使い勝手で選ぶならやはり丸型タイプが一番です。ふだん使っているお鍋とあまり変わらない形状のため、使いやすく汎用性にすぐれています。ひとり暮らしでよく料理をする方はおでんだけではなく、ほかの用途もカバーできるタイプの丸型おでん鍋がおすすめです。
また、大人数での使用を考えていない場合も丸型を選んでおくと無難でしょう。
鍋の素材で選ぶ 自分の使い方に合うものを!
おでん鍋の素材にはさまざまなものがあります。土鍋やホーロー素材、ステンレスやアルミ素材などが一般的です。なかには熱伝導率にすぐれた銅製の高級品質のものまで!
素材によって特徴が異なりますので、用途やなにを重視するかで選びましょう。
蓄熱性にすぐれた「ホーロー・土鍋」 ガス代や電気代の節約にも!
蓄熱性で選ぶなら「土鍋」や「ホーロー」タイプがおすすめです。火を切った状態でも保温性が高く煮込み続ける必要がないため、ガス代や電気代の節約にもなります。また、冷めていく過程でゆっくりと味が染み込んでいくので、よりおいしいおでんに仕上がります。
見た目にも味がありおしゃれな土鍋は、今ではひとり用の小さいタイプもあります。ただし、お鍋本体の重量が重いうえに、おでんがたっぷり入った状態での持ち運びはたいへんなのでその点だけは注意が必要です。
軽くて保温性がある「ステンレス・アルミ」 耐久性がありムラのない加熱が可能!
おでん鍋に限らず、調理アイテムの主流になっているのがステンレスです。熱伝導率も比較的高く耐久性にもすぐれたステンレスは、鍋全体がムラなく加熱されるのでおでん鍋に適しています。
保温性もありアルミほどではありませんが重さも軽いため、持ち運びもしやすく使い勝手も抜群です。おでんを大量に作りたい方はステンレス製のおでん鍋がいいでしょう。
仕切りが取り外しできるとお手入れがらく 使い勝手が変わる!
仕切りがついているタイプのおでん鍋の場合、チェックしておきたいのが取り外し可能かどうかということ。それにより使い勝手がぐんっと変わってきます。
仕切りが取り外せることで、おでん以外の料理にも使うことができるようになり用途が増えます。また、洗うときに汚れを落としやすくなるため、お手入れがらくになるのでいいこと尽くしです。
デザインで選ぶ 古風からシックまで幅広い!
ここまでは用途や素材に合わせてメリット・デメリットをお伝えしました。そして最終的な決め手となるのはやはりデザインではないでしょうか。
最近では昔ながらの古風なものからおしゃれでシックなものまで幅広くそろっています。ご自分にぴったり合ったデザインのおでん鍋を探してみましょう。
本格的なおでんメニューを演出できるかがポイント 料理家よりのアドバイス
料理家
おでん鍋を購入するときに一番意識するのは、プロ感じゃないでしょうか。自宅でいかに「本格的なおでんメニューを演出」できるかが、お鍋選びの一番のポイントになりそうですね。
おでん鍋【直火式】おすすめ7選 汎用性やコスパが高い!
ここからはおすすめナビ厳選のおでん鍋をご紹介します。まずは直火式のおでん鍋のおすすめ商品からみてみましょう。
これまでにご紹介したメリット・デメリットなどの重要ポイントを踏まえて購入前に一押し商品をチェックしておきましょう!
料理家
『深型卓上万能鍋26cm(HRN-5150)』は、おでんに限らずにいろいろ調理できるのはありがたいですね。さまざまな熱源にも対応しているので、長く使い続けることができるおすすめのお鍋です。

料理家
コンパクトなおでん鍋のワクイ『ステンミニおでん鍋湯豆腐兼用(005376-001)』は、おひとりで楽しむことも、パーティーでおでんをメインではなく副菜とすることもできる便利なお鍋ですね。

おでん鍋【電気式】おすすめ5選 お子さまがいても安心!
続いては電気式のおでん鍋のおすすめ商品をご紹介します。電気式のおでん鍋には、調理もできるタイプと保温機能だけのタイプがありますので要注意。間違えて購入してしまわないように、しっかりとチェックしてみてくださいね。
料理家
おでん鍋と聞いて真っ先にイメージするのはコンビニのおでんコーナーじゃないでしょうか。遠藤商事『電気おでん鍋 6ツ切(EOD-37)』は、おでんの具を所狭しと詰めることができ、一番見慣れた光景なので、気分も高まりますよね。

「おでん鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする おでん鍋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのおでん鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
本当においしいおでんの作り方 出汁がポイント
中まで出汁がしみ込んだおでんは、寒い冬にぴったり。古くから愛されてきた日本の庶民的な食べ物のひとつです。ここからはそんな出汁のしみ込んだおでんの作り方を紹介していきます。
▼材料(食材)
大根
卵
こんにゃく
好みの練り物
など
▼材料(出汁)
だし汁 1200ml
醤油 大さじ3
みりん 大さじ1と1/2
塩 少々
酒 大さじ1
▼作り方
※まずは食材の下ごしらえからです。大根は隠し包丁を入れ、した茹でします。卵はあらかじめ茹でておでんの出汁をしみ込ませておきましょう。こんにゃくにも隠し包丁を入れ、塩を少々すりこみ5分程度置き流水で洗い流しておきます。
①鍋に出汁に必要な調味料を入れ火にかけます。
②まずは大根とこんにゃくを入れ、中火弱で30分ほど煮込みます。
③30分経ったら卵(漬け汁ごと)、練りものを加えさらに15分煮込みましょう。
④ある程度煮立ったら完成!
作りたてでもしっかり味がしみていますが、煮物は冷めるときに味がしみ込みます。
よりお出汁しみしみのおでんを楽しみたい場合は、少し冷まして再度火を入れる、ということを繰り返してみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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元国際線客室乗務員。学生時代の海外留学やCAとして海外を行き来した中で、出会ったもの、目にしたものや味わったもの等の経験を活かしたレシピを作成、料理教室「Aoiro to Ruriiro」を主宰している。 六本木卵料理専門店eggcellentの人気スイーツ‘エッグタルト’のレシピ開発をはじめ、企業やレストランのレシピ開発、メニュー考案を担当、インスタグラム運営代行の経験を持つ。 自宅教室では、ランチタイムカフェ、パンの販売、ケータリング、出張料理等幅広く活動している。2児の母。