おでんの素の選び方
フードアナリストの平林玲美さんに、おでんの素を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
「粉末」か「液体」かで選ぶ
おでんの素は、主に粉末タイプと液体タイプがあります。調理方法に合わせて選んでみてください。
粉末タイプ
粉末タイプは使い切りの個包装になっているものが多く、衛生面や保存面で使いやすいのがメリット。使用頻度の少ない方や、炒めものの調味料としても使えるのでおすすめです。
液体タイプ
液体タイプは濃縮とストレートの2種類がありますが、粉末のように溶かす必要がないので料理初心者の方でも失敗なく使用できます。だしつゆとしても使用できるので、おでん以外の鍋やうどんのつゆなど、マルチに使いたい方におすすめです。
出汁の種類や地域性で選ぶ
おでんといえば、関東風、関西風で味が違うとよく言われています。出汁やベースの味となる醤油の種類をおさえることで好みの味に仕上げることができます。
●関東風|濃口醤油ベースを
関東風のおでんは、濃口醤油をベースにした鰹だし風味が強い味わいで、醤油辛い濃い味が特徴です。煮物などをするときは関東風のおでんの素を使うとしっかり味の濃い煮物が仕上がります。
●関西風|薄口醤油ベースを
関西風のおでんは、薄口醤油をベースにした昆布出汁の風味が強い味わいで、上品なスッキリとしたおだしの味が楽しめます。うどんのつゆを関西風のおでんの素を使うと美味しく仕上がります。
ご当地おでんもおすすめ!
関東風や関西風以外にも、地域によっておでんの味が異なります。普段とは少し違う味を試してみたい方は、ご当地おでんの素を選んでみるのも一つの選択肢です。
例えば、ご当地グルメの静岡おでんの素は、牛スジをベースにしたコクのある出汁を楽しめます。また、名古屋風おでんを作りたい場合には、八丁味噌を使ったおでんの素を選べば、より本格的に仕上げられますよ。
ぜひ、試してみてくださいね。
化学調味料の有無もチェック
小さなお子さまのいるご家庭や健康志向の強い方は、化学調味料の有無を確認するのも決め手のひとつです。最近では化学調味料不使用のタイプでも満足感のある味わいを楽しめる商品が多数登場しています。
マイルドな口あたりが特徴なので、そのほかの調味料を加えて好みの味わいに仕上げやすいのも魅力のひとつ。お料理好きで自己流おでんにアレンジしたいという方にもおすすめです。
おでんの素おすすめ5選|【粉末タイプ】
すぐ溶けてしっかり味が染み込む、粉末タイプのおでんの素のおすすめ商品をご紹介します。

スタンダードでクセのない味わい
粉末タイプのおでんの素をお探しの方におすすめしたいのがこちら。出汁のベースに鰹を使用せず昆布のみで作られているので、上品ですっきりとした旨味のおでんに仕上がります。
野菜や魚介などとの相性が抜群ですが、クセがないので具材を選ばないところもうれしいポイント。素材の味を引き立て、ワンランク上の味わいを楽しめますよ。
※Amazonは10袋セット、楽天市場、Yahoo!ショッピングは30袋セットの価格となっています。

バランスがよく、洋風や中華風の味つけにもマッチ
バランスのよい味わいをお求めの方には、こちらのおでんの素がおすすめ。
鰹節と昆布がブレンドされた出汁は旨味とコクの深さがあり、小さなお子さまから大人まで幅広い年齢層に愛される味わいです。ベーシックな味わいなので基本のおでんのほか、洋風や中華風など味つけにアレンジの幅が広いのも魅力。
粉末タイプですが水溶けが良いので、お料理初心者の方でも使いやすいですよ。

椎茸エキスで満足感のある味わい
健康志向の強い方にもうひとつおすすめしたい商品がこちら。化学調味料や酵母エキスを使用しない、原料にこだわったおでんの素です。
ベースの出汁に椎茸エキスを加えているので、満足感のある味わい。後味もくどくなく、大根やちくわぶ、練りものなどしっかりと味を染み込ませたい食材との相性も抜群。
粉末タイプなので炒めものの調味料としても使用できますよ。
だしのおいしさが具材をひきたてる
おでんの具材のおいしさを引き出すのはもちろん、だしそのものが上手くなくてはなりません。北海道産の昆布と枕崎産のかつお節という知らない人はいないぐらい有名なふたつの材料を使っただしなので、とてもおいしく奥の深い味わいです。おでんはもちろん煮物やうどんの汁にも使えます。
溶けやすい粉末タイプのおでんの素
あっさりとしたしょうゆ味をベースにカツオと昆布の旨味がおでんを美味しく仕上げます。本格「関東炊き」がお手軽に再現できます。
水2リットルに対し、本品40gを溶かし、お好みの具材と一緒に煮込むだけで本格おでんが完成します。
おでんの素おすすめ5選|【液体タイプ】
液体を鍋にいれるだけで、おでんができちゃう液体タイプのおでんの素のおすすめ商品をご紹介します。
煮物などにも使いやすい液体タイプ
大分に本社がある醤油やみそなどの調味料メーカーです。液体の希釈タイプで14倍に薄めて使うので、これ一本で約5~6回分のおでんづくりが可能。値段も安くいろいろな料理にも気兼ねなく使っていけるのが大きな魅力です。だしの色の濃さは抑えめですが、しっかりだしがきいてます。

ご当地おでんの代表格、静岡おでんの黒スープ
ご当地おでんをお探しの方にまず試していただきたいのが、こちらの静岡の黒おでん。牛スジや鰹節が出汁のベースで、しっかりとしたコクと旨味が感じられます。
見た目ほど味が濃くなく、やさしい風味と奥深さを堪能できるのもおすすめポイントのひとつ。液体の希釈タイプなので、水で薄めるだけで本格的な静岡おでんが楽しめますよ。
【冬季限定】の人気だし専門店のおでんの素
「ベースのだし」と「2番だしつゆ」と「仕上げのつゆ」が別々の袋に入っています。2番出しのつゆは、鰹だしと昆布だしがあり、気分でお好きな方を使うことができます。3つのだしの袋を順番に混ぜ合わせていくだけです。化学調味料・保存料無添加なので、安心安全に食を楽しめます。だし専門店の本格的な味が家庭で味わえます。
染み込みが早くてとても美味しいおでんの素
しょうゆに魚介・地鶏・野菜のだしを効かせ、本みりんで風味よく仕上げたおでんスープの素です。お好みの材料を加えて煮るだけで簡単におでんがお楽しみいただけます。残ったスープでだし茶漬けを楽しむのもありです。
石川県のご当地おでんが楽しめるおでんの素
石川県のご当地グルメでもある、金沢おでん。その味が家庭でも楽しめるおでんの素です。10倍希釈タイプなので、おでんだけでなく、うどんや鍋の素としても使えそうですね。
煮干、昆布、かつお、焼きあごをだしソムリエ監修のもとバランスよく合わせ、醤油の五大産地の歴史をもつ「金沢・大野」の醤油で仕上げました。
※Amazonは1本、楽天市場、Yahoo!ショッピングは5本セットの価格です。
「おでんの素」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする おでんの素の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのおでんの素の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
おでんの素を使った炊き込みご飯レシピ
おでんの素は醤油だしベースなので、和食を作るときに重宝します。早速レシピをご紹介します。
【材料(2人分)】
・白米3合
・おでんの素(液体タイプ)
・にんじん1/2
・しめじ一房
・油揚げ1枚
・鶏肉1枚(好きな部位で)
・糸こんにゃく適量
【作り方】
各材料を食べやすい大きさ(好みの大きさ)に切ります。個人的には細かい具材が好きなので、細かく切ります。炊飯器にお米とおでんの素(希釈タイプは水も適量入れる)を入れて炊きます。
おでんの素のだしがいい感じに炊き込みご飯と混ざってとてもおいしいですよ。
【関連記事】レトルトおでんも!
フードアナリストからアドバイス
お好みのおでんの素をみつけてください
食材とともに煮込むだけで、手軽においしいおでんに仕上げられるおでんの素。粉末タイプにも液体タイプにもそれぞれのメリットがありますので、ご自身のライフスタイルや目的に合わせてお好みの形状のものを選んでください。
また、出汁のベースや地域性などによって味の方向性は大きく異なります。好みの味わいが決まっていない方はさまざまなおでんの素を食べ比べてみるのもおすすめ。地方色ゆたかなご当地おでんなどもぜひ楽しんでみてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
個々の体質を根本から改善し、内側から美しくなれる食事法を普及すべく「日本体質改善協会(JPCIA)」を設立。 オンラインによる個別指導の他、パーソナルジムやエステサロンと提携し、体質改善を目的とする食事指導を行う。 また、各種メディアにて食にまつわる美容・健康情報や今日から取り入れられる簡単ダイエット・体質改善メソッドを発信している。 フードアナリスト協会主催・食の親善大使「第4回食のなでしこ」グランプリ受賞。