【2024年】暖房器具おすすめ18選｜電気代を抑えた省エネモデル、一人暮らし向けアイテムも

暖房器具と一口に言っても、多種多様な種類の製品があります。こちらではまず種類について解説していきます。

エアコンは暖房器具の中でもかなりポピュラーな製品の一つで、主に温風で部屋全体を暖めることができます。熱効率もよく、効果的に暖を取ることが可能。燃料も不要のため、純粋に電気だけで使用することが出来るのもメリットと言えます。反面長時間高温での使用を行うとかなりの電気代がかかり、家計を逼迫させてしまうことも。運転温度を下げる、タイマー機能を利用するなど賢い使い方が求められます。

電気ストーブは通電させて電熱線を温め、その熱を周りに伝える方式の暖房器具です。エアコンに比べて電気代がかかりづらく、セラミックファンヒーターなどのタイプを選べば温風を放出することも可能。実際に温風が身体にかかると体感温度も上がります。しかし、点けている間だけ点けている場所付近しか暖かくならないため、部屋全体や家全体を暖めるには不向き。あくまでも補助暖房として考えたほうが良いでしょう。

燃料に灯油を使用し、灯油を燃やすことでその輻射熱や温風を放出して部屋を暖める暖房器具です。電気代は着火の時やファンを回すためだけに使用されるため、大きく抑えられるのが特徴。また、熱量も多く、部屋全体を暖めることにも適しています。しかしながら燃料の灯油代がかかってしまうという点と閉め切った部屋で使用していると一酸化炭素中毒による危険性があるというのはデメリット。使用する際は必ず換気を行いながらにしましょう。

オイルヒーターは本体内のオイルを暖めて熱を放出し、その輻射熱で部屋を暖める方式の暖房器具です。原理的には石油ストーブに似ている部分もありますが石油ストーブと違いオイルの交換やメンテの必要が無いというのは大きなポイント。また、輻射熱のみで部屋を暖めるため空気が乾燥しづらく、本体が熱くなりすぎないためやけどの心配が少ないのもメリットと言えます。ただし、本体がかなり大型という点と製品自体が高価、また、他の暖房器具よりも暖まるまでに時間がかかるという点は注意しましょう。

テーブルの脚と天板の間にこたつ布団を挟み、中の電熱線で暖を取る日本古来より伝わる暖房器具です。本体も高くなく、また電気代も少なめですので寒い冬に使用しているという人も多いポピュラーな暖房器具と言えます。ただし、こちらも部屋全体を暖めるタイプのものではないためこれだけだと寒さを凌ぐことは難しく、ホットカーペットやエアコン、石油ストーブなどと組み合わせて使わなければいけないという点は注意しましょう。

カーペットの中に電熱回路を仕込み、通電して使用することにより足元から暖めてくれる暖房器具です。足元が暖かくなるため身体の血行が良くなり、結果として身体中ポカポカしてくると言った効果が期待できます。しかしながら中に電熱線が入っている関係上、上に足の細い重いテーブルなどは置きづらいことやカーペットの上でうたた寝などをしてしまうと温度差から体調を崩してしまう危険性などがあるため、過信は禁物です。

毛布内部にこちらも電熱線を仕込み、毛布自体を暖めることで暖を取るタイプの暖房器具です。毛布なので電源を入れなくても暖かく、通電することで更に暖まることが可能。毛布一枚を暖めるだけの電力しか使用しないため、電気ストーブやエアコンなどに比べて省エネ性が高いのもポイントです。ただし、もちろん毛布なので離れてしまうと暖かくありませんし、就寝時などに使用していると触れている一部が熱くなり、低温やけどの危険性もあるとされています。部屋全体を暖めるには至らないため、注意しましょう。

それでは早速暖房器具の選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。

【1】設置場所
【2】電気代・省エネ性能
【3】デザイン
【4】安全性

上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

暖房器具はどんな部屋をどのようにして暖めるか、どの程度暖まればよいのかという点を考えながら設置を行うと効率よく暖を取ることができます。例えばリビング全体を暖めたいということであれば電気代が若干気にはなるもののエアコンやオイルヒーター、または燃料を用意して石油ストーブなどが好適。反面、脱衣所やトイレなどの長時間滞在はしない限られたスペースを使用する一瞬だけ暖まりたいという場合はセラミックファンヒーターや電気ストーブのような部屋全体を速暖性があるものがおすすめ。部屋の規模や設置条件などを確認しておきましょう。

冬期間ほぼ毎日のように使う暖房器具ですが、だからこそ電気代や灯油代といったランニングコストは出来るだけ抑えたいもの。そんな時は省エネ性能に関わる部分がしっかりしているかどうかを検討しましょう。例えばエアコンであれば本体価格は高くなるものの、センサーの付いた自動運転の精度が高いものを選べば通常のエアコンよりも快適な温度をやすいランニングコストで維持することが可能です。また、電気ストーブを常に使用するのではなく、こたつ+電気毛布を使用して暖を取るなど、組み合わせることによって電気代を抑えることが出来る場合もあります。

リビングなどで使用する暖房器具は冬期間目立つ場所に出しっぱなしになることが想定されます。そんな時にデザイン性の高くない製品を出しっぱなしにしてしまうと生活感などもそうですが、何より部屋の景観を損なってしまう可能性があります。そうなると人が来た時に使いづらくなってしまうため、デザイン性をチェックしておくと良いでしょう。カラーバリエーションがあるものはどんな色があるかの確認、こたつやホットカーペッドなどは布団部分やカーペット部分を交換するだけでだいぶ印象が変わります。

暖房器具は当然ですが熱で暖めるため、本体が高温になります。不用意に触れると火傷をしてしまったり、燃料を必要とする暖房器具は換気無しで使用すると一酸化炭素中毒の危険性があったりと使用方法を誤ると重大な事故に繋がる恐れがあるため、しっかりと説明書どおりに使用するようにしましょう。また、本体の過熱防止や転倒時自動スイッチオフなどがあると事故のリスクを下げることが出来ます。小さいお子さんやペットが暖房器具に触るのを防ぐにはガードを置くなどの工夫も必要になる点は注意して下さい。

コロナは古くから季節家電の製造を行っている日本のメーカーで、とくに暖房器具に関しては大きなシェアを獲得しています。エアコンや電気ストーブ、FFストーブや石油FHなど、とにかく多岐にわたって多数の暖房器具を販売しているため、ラインナップが豊富なのが特徴。自分のニーズに合わせた製品を選びやすいのが利点と言えるでしょう。

仙台に本社を構える総合メーカーで、家電だけでなく家具や機械部品、最近では飲食物などの販売も行っています。アイリスオーヤマの暖房器具の一番の特徴は何と言ってもコストパフォーマンスに優れている点。「販売する価格を先に決定してそれに見合ったコストでものづくりを始める」という有名なスタンスで製品を作っているため、コストを抑えられています。間に合せでもとりあえずの家電として重宝するでしょう。

山善は大阪に本拠地を置く日本のメーカーで、OEM製品の開発や機能を絞ったコスパ重視の通称ジェネリック家電を主に製造しています。価格の面での優位性は高く、機能にこだわらずに最低限あればいいという人にはとくにおすすめ。暖房器具も電気ストーブや電気毛布など、電気暖房系を中心に展開しています。

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