SSDとは?
SSDとは、「Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)」の略称でフラッシュメモリを使用した大容量ディスクドライブになります。レコード盤のように回転し動作する「HDD(ハード・ディスク・ドライブ)」と比べると、圧倒的にデータのやり取りが早いのが特徴です。
パソコン本体に内蔵して使用することもできますし、外付けとして外部ストレージとして利用することもできます。
1TBのSSDの魅力
1TBのSSDの魅力は容量と価格のバランスです。250GBや500GBは、動画や写真など多く保存する人にとっては意外とすぐいっぱいになってしまうものです。
2TBやそれ以上はいらないけど、500GBだと物足りないという方にとっては、コストメリットを考えると1TBのSSDがちょうどよいのはでないでしょうか。
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SSDのメリット・デメリット
一見するとHDDよりすべてが優れているように見えるSSDですが、メリット・デメリットもありますのでしっかり確認するようにしましょう。
▼SSDのメリット
SSDのメリットとしては、HDDに比べて衝撃に強く、作動音も静か、電力の消費も低いのが特徴です。また、データの転送速度もHDDと比べると非常に早いので、スピーディに仕事や作業を進めることができるでしょう。
SSDの寿命は性能や書き込み回数などで違いありますが、HDDよりも長い傾向にあるといわれています。
▼SSDのデメリット

Photo by Rafael Pol on Unsplash
SSDのデメリットは、HDDと比べると値段が高価という点です。また、記録容量が少ないということもあるので、大容量になればなるほど当然高価になっていきます。
SSDの選び方のポイント
SSDを選ぶ際は、以下のポイントに注意して選ぶようにしましょう。
・接続方法で選ぶ
・必要な保存容量で選ぶ
・使う場所で設置方法を決める
・インターフェースで性能が変わる
・データの転送速度で選ぶ
【内蔵型】1TBのSSDおすすめ6選
SSDの選び方のポイントをふまえて、1TBのおすすめSSDを紹介します。用途に応じて自分にぴったりのものを選んでください。
コスパと信頼性が魅力
MicronのSSDブランド「Crucial」のSATA対応SSDです。2.5インチタイプとM.2タイプがありますが、とくに人気が高いのが2.5インチタイプです。1TBのほか、2TBや4TBもあります。
性能もシーケンシャル読込が最大560MB/s、シーケンシャル書込が最大510MB/sと、SATA対応製品としてはトップクラスで、HDD搭載ノートPCの換装用としてもおすすめです。
トップクラスの安心感とパフォーマンス
トップクラスのシェアを誇る電子機器メーカー「Samsung」のSATA対応SSD。フォームファクターは2.5インチ、M.2、mSATAの3種類があり、2.5インチタイプの容量は250GBから4TBまで用意されています。
信頼性もトップクラス。シーケンシャル読出は最大560MB/s、シーケンシャル書込は最大530MB/sと性能も高く、幅広い用途に使用できます。とくに1TB以上の大容量が必要な方にはおすすめです。
SDカードでもおなじみの高品質なブランド
プロ向けの高速・高品質SDカードでも有名な「サンディスク」ブランドのSATA対応SSDです。フォームファクターは2.5インチで、容量は250GBから4TBまであります。
500GB以上の製品のシーケンシャル読込は最大560MB/s、シーケンシャル書込は最大530MB/sで、SATA対応SSDとしてはトップクラスの性能を実現しています。
専用ユーティリティ・アプリケーション「サンディスクSSDダッシュボード」で、SSDの状況がひと目でわかるのも便利。信頼性と性能を重視する方におすすめの製品です。
PCI Express対応の高速SSD
SamsungのSSDのなかでも、ハイエンドに位置する「PCI Express/NVMe」対応SSD。フォームファクターはM.2で、容量は512GBと1TBの2モデルがあります。
Samsung製のフラッシュメモリとコントローラーを採用し、シーケンシャル読込は最大3,500MB/s、シーケンシャル書込は最大2,700MB/s(1TBモデルの場合)と、SATA対応製品の約6倍の速度を誇ります。
PCI Expressに対応したM.2スロット搭載のマザーボードを持ってる方で、とにかく性能を重視したいという方におすすめです。
とにかく早い!最速クラスの高速SSD
PCI Express対応の超高速SSDです。フォームファクターはM.2で、容量は250GBから1TBまでの3モデルが用意されています。
シーケンシャル読込は最大3,400MB/s(1TBモデルの場合)、シーケンシャル書込は最大2,800MB/s(1TBモデルの場合)とNVMe対応SSDのなかでもトップクラスの性能を実現しています。
M.2スロット搭載マザーボードと組み合わせて、高性能PCをつくりたいという方に向いています。
インテルのM.2ハイエンドSSD
「インテル」製のM.2 SSDのハイエンドモデルです。従来品よりも速度性能はおよそ2倍に向上させながらも、価格は抑えているのが大きな特徴。
他社M.2モデルに比べても、性能の高さは折り紙つき。その代わりに、やや発熱量が大きいため、冷却にも気を配る必要があります。PCに精通したベテラン向けのSSDです。
「1TBのSSDおすすめ【内蔵型】」のおすすめ商品の比較一覧表
【外付け】1TBのSSDおすすめ6選
ここからはUSBケーブルなどで接続できる外付けのSSDを紹介します。
格安で持ち運びに便利な外付けSSD
低価格で販売されている外付けSSDです。コンパクトで衝撃に強いSSDは持ち運びに便利ですが外付けHDDと比べるとやや高価であるところがネックで、気軽に持ち歩けなかったという方もいるのではないでしょうか。
しかし、この外付けSSDなら耐衝撃性能を有しているうえ、価格も手頃なので気軽にデータの持ち歩きが可能です。
ポケットに入れて気軽に持ち歩ける
持ち運びがしやすいように、縦横がそれぞれ80mmずつとポケットサイズにまでコンパクトにした外付けSSDです。重量も軽く携帯していることを忘れるほど軽量・コンパクトに仕上がっています。
ひんぱんに持ち運んで使っていると、うっかり落としてしまうことなどもあるでしょうが、耐衝撃性能もしっかり備えており、高さ1.2メートルからの落下にも問題なく耐えられる設計になっています。
互換性に悩まない!Macユーザーも
Windows環境でしか使えないソフトが付属してきて少し損をしたような気になったことがあるMacユーザーも多いのではないでしょうか。この外付けSSDに付属してくるデータ復旧ソフト『レスキュープロ デラックス』やプライバシー保護ソフト『セキュアアクセス』はWindowsはもちろんMacでも利用可能。ハードウェアもソフトウェアもMacで最大限に有効活用できるようになっています。
SSD本体もIP55相当の防塵・防水性能を有し、うっかり水に濡らしてしまっても故障の心配がありません。耐環境性能にもすぐれた外付けSSDです。
ケーブル一体型で紛失の心配なし
PS4のゲームデータなどをインストールしておけば快適なゲームプレイができる外付けSSDです。
特徴はUSBケーブルが一体型で背面に収納できるようになっているところ。ケーブルが邪魔にならず、またケーブルを紛失してしまってPS4につなぎたいのにケーブルが見当たらないということもありません。
手軽にPS4を楽しめるケーブル一体型
PS4につなぐSSDはゲームプレイ中、ひんぱんにデータの読み書きをします。長時間稼働させる機械の不安な点は動作不良。
容量に応じてカラーバリエーションが違うので、テレビまわりのインテリアに合わせてカラーを選べるようになっています。
「1TBのSSDおすすめ【外付け】」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする SSDの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのSSDの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
SSDに関するそのほかの記事はこちら
SSD環境を体験するとHDD環境には戻れないかも
SSDを使ったことがない方でも、一度SSD環境を体験してしまうと、もうHDD搭載PCには戻れなくなります。それくらいHDDとSSDには大きな性能差があります。
価格もかなりお手ごろになってきましたので、HDD搭載PCを使っていて動作速度に不満がある方は、ぜひSSDに換装することをおすすめします。また、新しくPCを自作するなら、SATA対応SSDよりも格段に高速なPCI Express対応SSDを選んでみてください。
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IT・家電ライターとして活動。PC、関連デバイスの記事に定評があり、様々な媒体へ寄稿している。電脳街の練り歩きを日課とし、常に情報収集(趣味)を怠らない。散財するのも大好きなので、新しいものが出るとすぐに飛びついてしまう傾向が強い。