65インチのテレビの選び方
それでは、65インチのテレビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】テレビの種類
【2】解像度
【3】録画機能の有無
【4】対応しているVODサービス
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】テレビの種類をチェック
テレビには、液晶テレビと有機ELテレビがあり、どちらも薄型ですが特徴が異なります。シーンや用途に応じた種類を選びましょう。
▼ふだんの視聴、価格をおさえたいなら液晶テレビ
液晶テレビとは、赤、緑、青の3色のカラーフィルターの後ろから光を当てて、シャッターの開閉によって色や濃さを表現するテレビです。黒の再現度は黒に近い黒となるため、スポーツの試合やゲームなどスピードのある映像では残像が生じる場合があり、ニュースなどの静止画に近い番組の視聴などは残像は発生しません。
寿命は約6~10万時間、価格も有機ELよりも手ごろになるため、価格をおさえて購入したい人に向いています。
※寿命は商品や使用環境によって異なります。
▼スポーツ観戦や映画を楽しむなら有機ELテレビ
有機ELテレビとは、自発光素子をもちいたテレビです。液晶テレビに内蔵されているバックライトがないため、テレビ本体が液晶テレビより薄くなっています。
本物の黒を表現でき、スピード感のある映像でも残像が残らないので、スポーツ観戦や洋画などの鑑賞向き。ブルーライトも液晶テレビよりも少なくなっています。寿命は約3万時間前後と液晶テレビと比較すると短めですが、なめらかな映像を楽しみたいなら有機ELテレビを検討してみましょう。
※寿命は商品や使用環境によって異なります。
【2】解像度をチェック
解像度(画質)とは、テレビの映像の精細さをあらわす単位です。65インチテレビの解像度は、フルハイビジョン(1920×1080)または4K(3840×2160)が主流となっています。4Kは横縦の画素がフルハイビジョンの4倍となり、よりこまかくきれいな映像が楽しめます。
4Kテレビと4Kチューナーがあれば新4K衛星放送の視聴も可能です。ただし、4Kチューナー内蔵型と4Kチューナー非対応モデルがあります。新4K衛星放送を検討しているなら、4Kチューナーについても確認しておきましょう。
【3】録画機能の有無をチェック
65インチテレビは、商品によって録画機能の有無や内容が異なります。チューナー内蔵型なら、テレビの周りの配線がすっきりし、レコーダーなどの録画機器を別に買わなくてよい、といったメリットがあります。内蔵されているチューナーの数によって、同時録画できる番組数も異なります。
外付けHDDに対応しているモデルなら、録画したい番組数に応じて増設もできます。
【4】対応しているVODサービスをチェック
VODサービス(動画配信サービス)とは、無料または定額制で配信動画や映画、ドラマ、バラエティなどの番組が楽しめるサービスです。65インチテレビには、テレビで各VODサービスが視聴できるモデルも多くあります。
商品によって対応しているVODサービスが異なりますので、自分が利用したいVODサービスに対応しているかどうかを確認しましょう。
エキスパートのアドバイス
こだわりの有機ELとコスパの液晶どちらをとるか
65インチテレビ選ぶ場合に避けて通れないのが、「有機ELパネルと液晶パネルのどちらを選ぶか」です。あとで替えが効かない部分なので、テレビ選びに映像の美しさを重要視するなら、有機ELは外せません。
逆に、映像の美しさよりも価格が重要なら液晶です。また、メーカーごとの頂点にあるフラッグシップ商品は、メーカーが持っている技術をすべて投入しているので外れがありませんよ。
人気メーカー・ブランドの特徴
65インチテレビはさまざまなメーカーから発売されています。メーカーごとの特徴を知るのも、商品選びの参考になります。
▼良質な映像と音が楽しめるSONY(ソニー)
ソニーは液晶および有機ELテレビのモデル「BRAVIA(ブラビア)」を展開しています。美しい画像と、大迫力の音が楽しめる「画音一体」技術を搭載した、認知特性プロセッサー「XR」を採用したモデルが豊富にそろっています。
Android TV 機能を搭載したモデルもあり、VODサービスを多く楽しみたい人にも向いています。
▼VODサービスが充実したPanasonic(パナソニック)
独自設計の有機ELディスプレイや立体音響が楽しめる上向き&横向きスピーカーなど、オリジナリティのある機能がそろっているのがパナソニックのテレビシリーズ「VIERA(ビエラ)」です。
万が一のときの転倒防止スタンド、4K番組を2番組同時録画など、便利な機能も豊富にそろっています。豊富なVODサービスに対応しているほか、ネット動画やゲームなどが楽しめるスマートTVアプリを搭載しているモデルもあります。
▼手にしやすい価格がうれしいHisence(ハイセンス)
ハイセンスは、冷蔵庫やテレビ、エアコン、洗濯機などの生活必需家電をリリースしている中国の家電メーカーです。手にしやすい価格のものが多く、できるだけ価格をおさえて65インチテレビを導入したい人に向いています。
ダイレクトな音質が楽しめるフロントスピーカーや、VODや動画視聴時かんたんに操作ができるプラットフォームVIDAAなど、機能性も高いです。
65インチのテレビおすすめ11選
それでは、65インチテレビのおすすめ製品を紹介します。ぜひ商品選びに役立ててください。
動画を快適に視聴したいなら
低反射N-Blackパネルを搭載したモデルで、外の光や画面への映り込みを防ぐのが特徴です。
幅広い環境で見やすい映像が続きます。倍速液晶や4K超解像アップコンバート、リッチカラーテクノロジーなどの映像処理技術も搭載。動きの速い番組やネット動画もなめらかに再現します。テレビで動画も楽しみたい人にも向いています。
過去の名作を映画館のように鑑賞
認知特性プロセッサーXRにくわえて、進化したアコースティックマルチオーディオ、直下型LED部分駆動とより迫力のある映像と音が楽しめる技術が搭載されたモデルです。臨場感のあるサウンドと、斜めから見てもあざやかで高いコントラストの映像が楽しめます。
XRシリーズ専用コンテンツサービスBRAVIA COREを搭載。ソニー・ピクチャーズのさまざまな作品を自宅で楽しめます。
かんたん便利な操作機能も豊富
パナソニックの独自設計および独自組立てのDynamicハイコントラスト有機ELディスプレイを採用したモデルです。まるで映画館のような立体音響が楽しめる上向き&横向きスピーカーを搭載し、映像、音ともに大満足のスペックとなっています。
リモコンにはスピーカーを搭載し、音声操作も可能。レコーダーやスマートフォンとの連動も可能なため、よりかんたんに操作できます。
見逃した番組も見られるタイムシフトモデル
ダブルレグザエンジンCloud PROを搭載した有機ELテレビです。地上波をふくめた番組それぞれに合った画像処理をおこない、より精細な映像が楽しめます。
見逃してしまった番組や録画を忘れてしまった番組をあとから見返せる、タイムシフトマシンを搭載。合う番組を自動で検索しておすすめしてくれる、スマート機能も充実しています。
VODを楽しめる機能が豊富
独自設計の液晶ディスプレイに、上向きスピーカーを搭載したモデルです。転倒防止スタンドも付属し、万が一のときにもテレビの転倒を防ぎます。
ネット動画やゲームを大画面で楽しめるスマートTVアプリを搭載。VODサービスをリモコンからダイレクトアクセスできるボタンや、見たいコンテンツをすぐに見つけられるホームボタンなど、テレビ番組以外のサービスを多く楽しめる機能がそろっています。
映像と音が一体化する没入感が得られる
認知特性プロセッサーXRを搭載した、有機EL65インチテレビです。XRは映像だけでなく音の信号処理も可能になったため、より自然に感じる映像と音のサラウンド、定位性を両立させました。
独自設計により従来の有機ELパネルよりも発光度が高く、コントラストの高い映像も楽しめます。Google TVを搭載しているため、豊富な動画や作品のなかから好きなものをすぐに選んで視聴できます。
幅広いVODを楽しめる
Android TVおよびOK Googleの音声サービスに対応した液晶65インチテレビです。幅広い動画や作品などが楽しめます。
スリム直下型の高輝度倍速パネルを採用。従来モデルよりもよりリアルな映像を楽しめるようになりました。レグザ重低音立体音響システムZPを搭載し、パワフルで臨場感あふれるサウンドも両立させています。
明るい場所でも明暗はっきり
S-Bright高輝度有機ELパネルを搭載した65インチテレビです。消費電力はおさえたまま明暗がはっきりとした美しい映像を映し出します。明るいリビングなどの部屋でも明暗のはっきりとした映像が魅力です。
8K液晶テレビ開発で培った技術を搭載したエンジンMedalist S2や、聞き取りやすさと臨場感を両立させたサウンドが楽しめる総合出力65W1 2.1ch 7スピーカーなど、機能性の高い装備も搭載されています。
AIエンジンが映像に合わせて対応
世界的にも高いシェアをほこる有機ELディスプレイ、OLED evoを搭載した65インチテレビです。新しい発行素材を導入することで従来のディスプレイよりもリアルで美しい映像が楽しめるようになりました。
ブルーライト低減フィルターを搭載し、ゲームなどで長時間ディスプレイを見るときの目の負担を軽減します。AIエンジンが映像を自動認識し、ベストな状態に調整するのも魅力です。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 65インチテレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの65インチテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
本記事では、65インチテレビの選び方とおすすめ商品を紹介しました。65インチテレビは商品によってテレビの種類、解像度、機能、価格などが異なります。メーカーの特徴も参照に、重視したいポイントをふまえて商品を選ぶと、納得の一台が見つかるはずです。
大画面で臨場感のある作品を楽しんだり、大迫力のスポーツ観戦やゲームプレイを楽しめたりするのも65インチテレビの魅力。ぜひ65インチテレビで、よりテレビのある生活を楽しみましょう。
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iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。