24型テレビの選び方
それでは、24型テレビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】画質・解像度
【2】機能性
【3】価格
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】画質・解像度をチェック
24型テレビの解像度にはハイビジョンとフルハイビジョンがあります。ちなみに、このサイズでは、4K以上の解像度のテレビはほとんどありません。ハイビジョンの解像度は1,280×720。対して、フルハイビジョンの解像度は1,920×1,080。
普通に視聴する分には、ハイビジョンでも気になることはありませんが、映画鑑賞やスポーツ観戦など精細な映像で楽しみたいコンテンツの場合は、フルハイビジョンのほうがよりダイナミックな映像を楽しめるでしょう。
一方で、ハイビジョンテレビは2~3万円台と低コストなのに対し、高画質の分、フルハイビジョンのほうが価格が高くなる傾向があります。
【2】機能性をチェック
24型テレビの場合、HDD内蔵の録画機能を搭載したモデルがあるにはありますが、それほど充実していません。ダブルチューナー(裏番組録画)や数日分の番組録画といった機能がほしいのであれば、外付けハードディスクドライブを別途購入するのがよいでしょう。
なかには、DVDやブルーレイを再生できるレコーダー機能を搭載したモデルもあります。レコーダー搭載モデルであれば、別途設置するが必要ないため、インテリアのスリム化や後々コストの節約にもつながります。
また、NetflixやYouTubeといった動画配信サービスを利用したい場合は、インターネット通信機能つきのテレビを選びましょう。インターネット通信機能つきのテレビであれば、本体だけで動画配信サービスを利用できます。ネットワークの接続は有線LANまたは無線LANのどちらか。ケーブル接続がわずらわしいという人は無線LAN対応モデルがおすすめです。
【3】価格をチェック
24型テレビのメリットのひとつが低コストであること。価格の相場は2~5万円程度です。機能を選ばなければ1万円台もあります。ある程度の性能や機能を兼ね備えたモデルということになると、3万円台のものが中心になってくるでしょう。
画質や機能などにはさほどこだわらないということであれば、3万円台のモデルがおすすめです。
2022年・2023年発売の新商品3選
まずは、2022年・2023年発売の新商品をご紹介いたします。
シンプル機能の機種だけど、しっかり録画できる
一人暮らしや自分の部屋にぴったりの小型テレビ。小型テレビの場合、機能をシンプルにした機種が多いですが、本商品は地デジチューナーを2基搭載し、録画をしっかり行える特徴があります。
画質も良好。4Kではなく、ハイビジョンですが、あざやか色再現回路を搭載し、映像の色を鮮やかに再現しているため、価格を考慮すると充分でしょう。サイズが小さく、価格を抑えたいという人におすすめです。
ハイビジョンでもクリアに映像を表現
32V型・24V型サイズを展開する、「HDR」搭載のハイビジョンテレビ。
HDRとは、ハイダイナミックレンジのことで、従来映像の輝度情報を拡大・調整し、映像にリアリティを持たせる技術です。これにより、風景の奥行き・素材の質感など、映像をリアルに再現してくれます。
4Kが主流になりつつある昨今、ハイビジョンでも低価格で高画質なテレビ映像を見ることが可能です。
また、ネットフリックスやhuluをはじめとしたVODサービスも搭載。「ちょっとテレビを見る」「暇なとき、スマホではなく画面で動画を見たい」という人には申し分ない商品です。
レグザエンジン搭載で美しい映像が見られる
4K映像の情報処理を行える高性能エンジン「レグザエンジン Power Drive」を搭載したハイビジョンテレビ。
さまざまな映像のノイズ除去やコントラスト調整、動きボケの防止、画素の微細な映像復元などを自動で行ってくれます。このため、風景映像や人肌が高画質になるだけでなく、テロップの文字などもはっきりと表現します。
もちろん、手動でも画質管理が可能。「おまかせ」「あざやか」「映画」「ゲーム」など、9種類ものモードを用途に合わせて設定できます。低価格で高画質なテレビがほしいという人にぴったりの商品です。
24型テレビおすすめ5選
それでは、選び方のポイントをふまえて、選んだおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
VESAマウント対応でモニターアームに設置も可能
映像処理エンジン「レグザエンジンファイン」を搭載。残像を低減するだけでなく、諧調や質感、色彩表現に富んだ高画質映像を映し出します。また、裏番組録画に対応しているため、外付けのHDDプレーヤーをつなげば、番組を録画しながら視聴できます。さらに、VESAマウント対応なので、モニターアームに取り付けてデスクワークのディスプレイ代わりに使うことも可能です。
音声くっきりボタンや2画面同時再生が可能
シャープのAQUOS「2T-C24AC2」。2019年BCNアワードで液晶テレビ(4K未満)部門で最優秀賞を受賞したハイクオリティのテレビです。
スピーカーが前向きについているので、音が聞き取りやすいのが特徴です。リモコンの「音声くっきりボタン」を押せば人の声だけがよりクリアになるので、ドラマや映画、スポーツ観戦などにおすすめです。
また、2画面対応で放送中のテレビ画面とBDレコーダーに収録されている映像を同時に再生することが可能です。録画していた番組を見つつ、ニュースや天気予報などの必要な情報も同時にチェック。忙しい朝もテレビ番組を楽しめますよ。
1万円低価格! Fire TV Stickに対応
アイリスオーヤマのハイビジョン液晶テレビの特徴は、高コントラストVAパネルを採用したことによるリアルな映像美。これにより、あざやかでメリハリのある肌の質感をより忠実に再現。
また、Amazon Fire TVシリーズに対応しているため、Fire TV StickがあればWi-FiとつなげてかんたんにNet FlixやAmazon Prime VideoといったVODが視聴できます。
多機能でかんたん操作が可能
重低音と横から見てもきれいなIPSパネルが特徴。また、10秒バックや30秒スキップ、部分反復再生や追いかけ再生、録画容量の残量チェック、そのほか録画・録画番組検索など多機能かつかんたん操作で実行できるのもポイントです。BS・100°CSをそれぞれ2チューナー搭載しており、番組の視聴中に裏番組の録画が可能です。
別室のディーガで録画した番組を遠隔で視聴可能
あらゆる映像を美しく描写する「あざやか色再現回路」を搭載。2チューナー搭載で放送中の番組を観ながら録画できる裏番組録画に対応したハイビジョンテレビ。また、「お部屋ジャンプリンク」機能を搭載しているので、別室にあるディーガなどで録画した番組を離れた場所で視聴することができます。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 32型テレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの32型テレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートからひとこと
本記事では、24型テレビの特徴や選び方、おすすめ商品についてご紹介しました。
24型テレビは、一人暮らしにちょうどよく、サイズが小さいため、機能が少ないイメージですが、実際は高画質のものから録画機能できるモデル、インターネットに繋げて動画視聴ができるタイプまで、幅広く商品が展開されています。
解像度・機能性・価格といったおさえるべきポイントをおさえて、ぜひ自分に合った商品を見つけてみてください。
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IT・家電ライターとして活動。PC、関連デバイスの記事に定評があり、様々な媒体へ寄稿している。電脳街の練り歩きを日課とし、常に情報収集(趣味)を怠らない。散財するのも大好きなので、新しいものが出るとすぐに飛びついてしまう傾向が強い。