アボカドが種ごと切れる!? 『スーパーストーンバリア包丁 三徳』の使い心地を検証レビュー

『スーパーストーンバリア包丁 三徳』とは、かぼちゃや大根をいとも簡単に切ることができ、アボカドは種ごと一刀両断してしまう包丁です。さらに柔らかいトマトをも薄くスライスし、何枚も重ねたサンドイッチも形を崩すことなく切ることができると評判です。

とはいうものの、実際にそこまで切れ味がいいのか、評判通りの使い勝手なのかなど、気になるところもありますよね。

今回は『スーパーストーンバリア包丁 三徳』を実際に購入し、その切れ味や使い勝手などを検証してみました。

『スーパーストーンバリア包丁 三徳』は、コパ・コーポレーションから発売されている包丁です。

コパ・コーポレーションはCMや通販番組での商品の実演を通じて商品の良さをアピールし、数々のヒット商品を世に送り出しています。CMや通販番組等で赤いエプロンをした販売員さんを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回の『スーパーストーンバリア包丁 三徳』は、刀鍛冶の技術とモリブデンバナジウムステンレス鋼という金属を用いており、硬いかぼちゃや大根をスパッと簡単に切ることができます。包丁の峰から刃先にかけての断面が、日本刀のような滑らかな丸みを帯びており、この『ハマグリ刃』の形状によって、硬いものでも刃がスッと入って切ることができます。

また、刃の側面部に「スーパーストーンバリアコーティング」を施しているため、切れ味が落ちにくいとのことです。

公式サイトを見てみるといい特徴が並んでいますが、実際の声も気になるところ。『スーパーストーンバリア包丁 三徳』の口コミや評判を見ていきましょう。

レジェンド松下氏がさまざまな通販番組で紹介したのをみて購入したという方が多く、「重ねたパンを潰すことなく切れた」「トマトを薄切りにできた」「TVで語られていた通りの切れ味」「握りやすくて、軽く、使いやすい」との口コミが見られました。

ただし、アボカドを種ごと切るには力が要るとのことでした。

切れ味に関して、「よく切れたのは最初だけ」「全く切れないわけではないが、切れ味は最初だけ」との声が多く見られました。硬いものでも簡単に切れるのを期待して買ったのに、切れ味が最初だけではあんまりですよね。

この点に関しても検証をしていきたいと思います。

今回は『スーパーストーンバリア包丁 三徳』を実際に使用してみました。

かぼちゃや大根など「硬くて切りにくいものが切れるのか」やトマトやサンドイッチなど「切れずに潰してしまいそうなものが切れるのか」、そして「アボカドを種ごと切れるか」。これらの項目が実際に可能かどうかを検証してみました。

また、切れ味の持続性を見るために2カ月間日常的に使い続けた後で、もう一度同じ結果になるかも検証したので、購入を検討している方は参考にしてみてください。

男性である私自身、手の大きさは平均的な男性の手の大きさですが、持った感覚は「手馴染みがいい」といったところ。柄の先端部分にふくらみがあり、薬指と中指に引っ掛かるようになっています。

切れ味がいい包丁なだけに箱から出すときの取り扱いは注意が必要です。

CMや通販番組では大根に刃が滑るように入り、スパスパ切れていく様子を見たことがある方もいるかもしれません。今回は同じ切り方で大根が切れるのか、そしてその切れ味は2カ月後も健在なのかを試してみました。

大根をまな板に置いて、刃を斜め動かすと刃先がすんなり入っていき、多少の厚みがあっても抵抗なく切れました。これならおでんや大根の煮物用に大根を輪切りにするのも簡単です。

2カ月経っているとは思えないほどの切れ味でした。通り過ぎるような切れ味でスパスパと大根が切れていきました。

硬い野菜の代名詞、かぼちゃ。『スーパーストーンバリア包丁』の切れ味はそんなかぼちゃをたやすく切れるのか検証してみました。また、2カ月後の切れ味も確かめてみたので、ぜひチェックしてみてください。

かぼちゃも刃先がすんなり入って、気持ちよく切れました。薄切りにすることも簡単で、普通の包丁に比べると力は断然かかりませんでした。

2カ月経つと、刃先は入るものの、皮を超えたあたりで刃が止まってしまいました。そこからは力を入れて押し切るといった具合に、買った直後の切れ味はありませんでした。

切れ味の悪い包丁でトマトを切ろうとすると、ぐちゃっと潰れてしまいますよね。番組CMでは『スーパーストーンバリア包丁』はトマトを潰さずに薄くスライスしていました。そこで、本当にトマトを潰さずに薄くスライスすることができるのか検証してみました。

切ってみると刃先がスッと入る感覚でした。柔らかいトマトの皮の弾力は若干感じましたが、果肉が潰れるほどではなく、心地よくスムーズにスライスが可能です。

2カ月前と変わらない切れ味でした。今回買ったトマトは若干固い部分があったのですが、横の部分の果肉が潰れることなく切れました。

『スーパーストーンバリア包丁』の代名詞、アボカドを種ごと簡単に切ることができるのか検証してみました。

実際に切ってみると、種の半分ぐらいまではすんなりと刃が入っていくものの、そこからは若干力をかけないと切れませんでした。

切ったアボカドの断面をみるとまな板側の果肉が潰れていて、種を切る際に力がかかった証拠です。

切れ味は2カ月後にやっても変わらず、種の真ん中あたりで刃が止まる印象です。ただ果肉がやや固かったためということも考えられます。

切った断面をみるときれいに切れているように見えますが、果肉が固かったぶん、きれいに見えていると思われます。結果として、アボカドの種まで切るには力が必要で、無抵抗にスパッと切れるわけではありませんでした。

最後の検証としてサンドイッチを、パンを潰さず、そして形を崩さずに切れるか検証してみました。今回挟むのはキュウリ、トマト、レタスです。硬さ・厚さのことなるものを挟んで一気に切れるかどうか試しました。

切ってみると刃がスムーズに入っていき、厚さがあったので刃を前後にスライドさせても形が崩れることはなく切り終えました。包丁の前後の動きもパンには影響がなし。

すんなり下まで切り下ろすことができ、そばで据え置きにしていたカメラに振動が伝わっていないのがその証拠です。

2カ月前よりはうまく切れず、下方向の力にパンがやや潰れ、刃の前後の動きにパンがまとわりついてくるようになりました。その証拠に包丁の動きがパンからまな板に伝わり、据え置いているカメラがぶれています。

今回は3段重ねのサンドイッチであり、パンを重ねたことによる弾力性は相当です。2カ月でこの弾力性に打ち勝つ切れ味は無くなってしまいましたが、通常のサンドイッチのようなサイズ感のものであれば問題なく切れるでしょう。

バターを切ってもバターがつきにくいという評判でしたが、100均の包丁で切った場合と『スーパーストーンバリア包丁 三徳』で切った場合とで比較してみました。

100均の包丁は見ての通りベッタリバターがついています。一方の『スーパーストーンバリア包丁 三徳』の場合、表面の模様のせいで見にくいですが、バターはついていました。ただ、100均の包丁に比べるとついている量は少ない印象です。

今回『スーパーストーンバリア包丁 三徳』を実際に買って、ネットにある口コミや使い心地を検証してみました。持った感触や汚れの付きにくさは評判通りという印象。

しかし切れ味に関してはちょっと残念な結果となりました。大根やかぼちゃに関しては2カ月間で切れ味が落ちた印象で、口コミにもある「アボカドを種ごと切れる」に関しては、買ったばかりでも多少力が必要です。一方、大根やトマトに関しては切れ味が変わりませんでした。

使ったらすぐに洗って乾かし、さらに定期的に研いだりする必要があると感じました。専用のシャープナー『スーパーストーンバリア シャープナー』があるので、長期的に切れ味を長持ちさせるなら合わせて購入してもいいでしょう。

Amazon、楽天市場での包丁の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。（更新日は記事上部に表示しています）◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。