スティック消しゴムの魅力とは? 種類・特徴など
スティック消しゴムの魅力はなんといっても、こまかい文字や句読点など消せるところ。また、ボールペンや印刷された文字を消せるものもあり、幅広い目的に合わせて使うこうとができます。
電動式の消しゴムは、デッサンや製図などに使うことができてとても便利です。また、ペンタイプのスティック消しゴムは、高性能でペンケースなどかさばらず収納できるのが魅力。
最近では、気軽に使えるスティックタイプの消しゴムが各メーカーから販売されています。いろいろな種類のスティック消しゴムがあるので、それぞれ特徴を知って使いこなすことで、仕事や勉強の効率アップを図りましょう!
スティック消しゴムの選び方 文房具ライター&ブロガーに聞く
それではまず、スティック消しゴムの選び方のポイントを見ていきましょう。
KOKUYO『カドケシスティック』
ノック式? スライド式? 消しゴムの出し方で選ぶ ポイント1
STAEDTLER『鉛筆型ハケ付き字消し』
スティック消しゴムには、ノック式・スライド式・繰り出し式・紙巻式などいろいろな出し方のものがあります。
ノック式はボールペンなどと同じで、片手で素早く出せるのが特徴。ただ、出せる量をこまかく調整できないので、こまかく調整して出したい方にはスライド式や繰り出し式のタイプがいいでしょう。自分で消しやすい長さに調節できるので便利ですよ。
頻繁に使わない方には紙巻式もおすすめ。鉛筆のように削るタイプが多いですが、プロの使う道具としても根強いファンが多いアイテムです。
広範囲? こまかい文字? 目的に合わせて太さを選ぶ ポイント2
Tombow『モノゼロ』
スティック消しゴムは1文字からサッと消すのに便利なアイテムです。広範囲で消す場合とこまかい文字や図面など消す場合で消しゴムの太さを替えると、さらに有効的に使うことができます。
広範囲で使うなら直径6mm以上のものを、こまかい文字などを消すなら直径3mm以下の細い消しゴムがおすすめ。また形状も丸いタイプ・四角いタイプ・半月タイプなどあるので、角を使って消したいなら四角いタイプなど使いわけると便利ですよ。
消しゴムのかたさも要チェック ポイント3
SEED『サンドルフィン3』
消しゴムには、かためのタイプとやわらかいタイプの2種類があります。どちらが使いやすいか用途に合わせて選びましょう。
【やわらかめ】カスがまとまりやすく、広範囲を消すのに便利
HINODEWASHI『ノック式まとまるくん』
広い範囲を消すときは、やわらかめの消しゴムがぴったり。力を入れなくても跡を残さず消しやすく、消しカスがまとまりやすいので片づけもラクにできます。
ただし、やわらかめの消しゴムは折れやすいので、強く擦らないことや消しゴムを出しすぎないことなど注意が必要です。
【かため】耐久性が高くて折れにくい! こまかい修正に
Pentel『クリックイレーザー 油性ボールペン消しゴム』
かための消しゴムは、手帳やイラスト、楽譜などのほんの少し消したいときや、こまかい修正をしたいときにぴったりです。耐久性が高く折れにくいので、ストレスなく使えます。ただし、広範囲に使いたい場合は使いにくく感じるかもしれません。
かたい消しゴムは折れにくくブレにくいので、目的に合わせて使いわけてくださいね。
製図やデッサンに使うなら「電動タイプ」もチェック ポイント4
SAKURA『電動消しゴム』
電動で使えるスティック消しゴムがあるのを知っていますか? ボタンを押すと消しゴム部分が作動して、自動で字を消してくれる便利なアイテムです。とくにデッサンなどの絵画や製図のように、こまかいところを消すのに大活躍してくれます。
こまかい部分も力を入れずに使えて、乾電池や充電式で動き持ち運びをラクにできるので、室内だけでなく屋外でも使えて便利。また、太さの違う替え芯が付属されていたり、別売りでも買うこともできるため、長く使えるのもうれしいですね。
プラスαの機能性にも注目 ポイント5
KUTSUWA『ハイライン ペン磁ケシ』
なかには、便利な機能がついたスティック消しゴムもあります。
ペン型タイプだとクリップがついていて、手帳や胸ポケットなどに収納できるのが魅力。ほかにも、ストラップつきの消しゴムならキーホルダーのようにかばんやペンケースにつけられたり、磁石で消しカスを集めることができ、手が汚れない商品もあります。
メーカーによって機能性もいろいろあるのでチェックしてみてくださいね。
替え消しゴム対応なら繰り返し使えて経済的 ポイント6
Tandd『電動消しゴム』
同じものを長く使いたい方には、替え消しゴムが対応している商品がおすすめ。ホルダーはそのままで、なかの消しゴムだけを交換するので長く使えてコスパも高いです。
また使用感を試したいなら単体で購入してみて、気に入れば別売りの替え消しゴムをチェックするといいですよ。
好みのメーカー&ブランドで選ぶ ポイント7
Tombow『モノノック3.8』
どれを買っていいか迷う方は、老舗の文房具メーカーや消しゴムのブランドで選ぶと安心です。
それぞれに特徴がありますが、今まで使ったことのある消しゴムのブランドなら材質や質感など似ているのでわかりやすいでしょう。
スティック消しゴムは機能的なアイテム 文房具ライター&ブロガーからアドバイス
文房具ライター&ブロガー
スティック消しゴムのすごさは、鉛筆のように指でしっかりとグリップできて狙い位置が決まりやすいこと、そして消しゴム本体の露出が少なくほかのものとくっつきにくいこと、スリムなデザインが多くペンケースに収納しやすいことがあげられます。
スマートに使え機能的で、最近ではたいていのブランドがこのスティックタイプを市場に出しており、電動式があるのもこのタイプです。
上手に使い分けして、作業効率をアップさせましょう!
【手動タイプ】スティック消しゴム11選 ノック式やスライド、練りだし式も!
ここからは、文房具ライター&ブロガーの猪口フミヒロさんと編集部が厳選した、スティック消しゴムのおすすめ商品を「手動タイプ」「電動タイプ」に分けて紹介します!
まずは、ノック式やスライド式など手動タイプのスティック消しゴムのおすすめ商品をみていきましょう。
文房具ライター&ブロガー
トンボ鉛筆『モノゼロ』は、僕のイチオシです。このスティック消しゴムは、0.7mmづつ繰り出すノック機能が優秀で、折れにくく安定して消し続けることができます。そして、本体は2.3mmの丸芯タイプで、まさに筆記具感覚で使用可能です。

トンボ鉛筆『モノゼロ』




























出典:Amazon
タイプ | ノック |
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消しゴムの幅 | 丸形:2.3mm、角型:5mm |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅13×長さ120mm |
消しゴムタイプ | プラスチック消しゴム |
替え消しゴム | あり |
文房具ライター&ブロガー
ぺんてる『クリックイレーザー 油性ボールペン消しゴム』の、油性ボールペンが消える性能に半信半疑でした。板状にできている砂消しだと思ってください。指の力がよく伝わって、ゴシゴシと消すことが可能。スタイルも精悍で、1990年にグッドデザイン賞受賞しています。

ぺんてる『クリックイレーザー 油性ボールペン消しゴム』








出典:Amazon
タイプ | スライド |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅14×奥行8×長さ122mm |
消しゴムタイプ | 砂消し |
替え消しゴム | あり |
文房具ライター&ブロガー
コクヨ『カドケシスティック』は、角で消すと摩擦が少ないのでよく消えるという法則を利用してつくられた「カドケシ」を使用。いまだに売れ続けています。
回転繰り出し式は消しゴム本体の動きがとてもかわいいので、キーホルダーとして使っている人もいるんですよ。

コクヨ『カドケシスティック』








出典:Amazon
タイプ | 繰り出し |
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消しゴムの幅 | 6mm |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 直径14.5×長さ74mm |
消しゴムタイプ | プラスチック消しゴム |
替え消しゴム | あり |
シード『レーダーノック2』

出典:Amazon
タイプ | ノック |
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消しゴムの幅 | 5mm |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅40×奥行11×長さ160mm |
消しゴムタイプ | 消しゴム |
替え消しゴム | あり |
ヒノデワシ『ノック式まとまるくん』

出典:Amazon
タイプ | ノック |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅35×奥行12×長さ175mm |
消しゴムタイプ | 消しゴム |
替え消しゴム | あり |
ステッドラー『鉛筆型ハケ付き字消し』

出典:Amazon
タイプ | 鉛筆 |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅10×奥行8×長さ209mm |
消しゴムタイプ | 砂消し |
替え消しゴム | なし |
トンボ鉛筆『モノノック3.8』












出典:Amazon
タイプ | ノック |
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消しゴムの幅 | 3.8mm |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅15×長さ134mm |
消しゴムタイプ | プラスチック消しゴム |
替え消しゴム | あり |
クツワ『ハイライン ペン磁ケシ』












出典:Amazon
タイプ | ノック |
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消しゴムの幅 | 5mm |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅13×長さ137mm |
消しゴムタイプ | フェライト(鉄粉)入り消しゴム |
替え消しゴム | あり |
KUM『スライドイレーザー』






出典:楽天市場
タイプ | スライド |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅15×奥行11×長さ130mm |
消しゴムタイプ | 消しゴム |
替え消しゴム | - |
オーストリッチ『マルチリスイレーサー』






出典:Amazon
タイプ | 鉛筆 |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅7.5×長さ175mm |
消しゴムタイプ | 砂消し |
替え消しゴム | なし |
トンボ鉛筆『モノワン』






出典:楽天市場
タイプ | フロント回転繰り出し |
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消しゴムの幅 | 6.7mm |
セット内容 | 1本 |
本体サイズ | 幅15×長さ75mm |
消しゴムタイプ | プラスチック消しゴム |
替え消しゴム | あり |
【電動タイプ】スティック消しゴム5選 使いやすくて便利!
ここからは、電動タイプのスティック消しゴムのおすすめ商品を紹介します!
シード『サンドルフィン3』














出典:Amazon
タイプ | 電動 |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 替え芯2種類×3本、消しゴムホルダー×2個、単4乾電池×2本、キャップ |
本体サイズ | 幅25×奥行21×長さ130mm |
消しゴムタイプ | プラスチック消しゴム、砂消し |
替え消しゴム | あり |
サクラクレパス『電動消しゴム』














出典:Amazon
タイプ | 電動 |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 替え芯4種類×5本、ホルダー×2個、単4乾電池×2本 |
本体サイズ | 幅156×奥行83×長さ30.5mm |
消しゴムタイプ | - |
替え消しゴム | あり |
ダーウェント『電動イレイサー』








出典:Amazon
タイプ | 電動 |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 替え芯×8本 |
本体サイズ | 幅203×奥行21×長さ79mm |
消しゴムタイプ | - |
替え消しゴム | あり |
Tandd『電動消しゴム』














出典:Amazon
タイプ | 電動 |
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消しゴムの幅 | - |
セット内容 | 替え芯2種類×10本 |
本体サイズ | 幅15×長さ175mm |
消しゴムタイプ | - |
替え消しゴム | あり |
NOCOEX『Tihoo 充電式電動消しゴム』
















出典:Amazon
タイプ | 電動 |
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消しゴムの幅 | 2.3、5mm |
セット内容 | 替え芯2種類×8本、USBケーブル、プラスチックラバークリップ、取扱説明書 |
本体サイズ | 幅30×長さ144mm |
消しゴムタイプ | - |
替え消しゴム | あり |
「スティック消しゴム」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング スティック消しゴムのTOP3はコレ!
ご紹介した商品のなかから、文房具ライター&ブロガーの猪口フミヒロさんがおすすめする商品ランキングを発表します。3位から1位の順に紹介!
3位 コクヨ『カドケシスティック』
2位 ぺんてる『クリックイレーザー 油性ボールペン消しゴム』
1位 トンボ鉛筆『モノゼロ』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スティック消しゴムの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのスティック消しゴムの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
スティック消しゴムの選び方と、おすすめ商品を紹介しました。ノック式かスライド式かなどを決めたら、目的に合わせて消しゴムのかたさをチェックしましょう。デッサンや製図などで使うなら電動タイプもおすすめです。ピンポイントで消すのが得意なスティック消しゴムは、1本持っていると重宝します。この機会にぜひ、試してくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/18 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 名原広雄)
文房具好きが集まる朝活コミュニティ:文房具朝食会@名古屋の主催者。 2009年からブログ『本と文房具とスグレモノ』を毎日更新し続ける文房具ライター&ブロガー。 『文房具屋さん大賞』で特別コメンテーターを務める日本でも有数の文房具通。 東海地区を中心に文房具をベースにした活動を精力的に展開するサラリーマン。 愛知県岡崎市に在住。