ゲームプロジェクターの魅力
部屋に白い壁があればスクリーンを用意しなくても大画面でゲームを楽しめるのが、ゲームプロジェクターの魅力。大きな画面でプレイすると、よりゲームの世界に入り込めます。ひとりで楽しむときはもちろん、友だちや家族とプレイするとき大画面ならいっそう盛り上がるでしょう。
本体サイズがコンパクトな機種も多く、なかには携帯できるサイズのプロジェクターも販売されています。どこでも美しい大画面でゲームを楽しめますよ。
ゲームプロジェクターの選び方
それでは、ゲームプロジェクターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】解像度
【2】明るさ
【3】コントラスト比
【4】HDMI入力対応か
【5】搭載機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】解像度をチェック
解像度はフルハイビジョン以上であれば快適にプレイできます。ゲームだけではなく、映画鑑賞やスポーツ観戦にも使えるほど画面が美しいですよ。
ゲームのなかには、グラフィックの美しさが魅力の作品もあります。その映像美に浸りたい方は、4K対応プロジェクターという選択肢も。PlayStation 4 Proなど4K対応ゲーム機なら、4K対応プロジェクターで投影すると映像の美しさを味わえるでしょう。
ただし4K対応プロジェクターはかなり高価なうえ、ゲーム自体が4K出力に対応していないと、まったく意味がありません。また解像度を上げることによってフレームレート(動きの滑らかさ)が下がってしまうゲームもあります。4K対応の恩恵をきちんと受けられるゲームなのか、事前に確認しておく必要があります。
【2】明るさをチェック
「昼間でもゲームをしたい」「視力低下が気になるから部屋を明るくしてゲームをしたい」といった方も多いでしょう。その場合は輝度に注意してください。プロジェクターの輝度はルーメン(lm)という単位であらわされ、数字が大きいほど映像が明るくなります。
昼間もしくは明るい部屋で使用する場合、輝度は3000ルーメン以上が目安。これ以下だとなにが映っているかわかりづらい場合があるので、忘れずにチェックしてくださいね。
【3】コントラスト比をチェック
ホラーやダンジョンゲームなど暗い画面でプレイするゲームが好きなら、コントラスト比も重要です。
画面の暗いところと明るいところの差をあらわすコントラスト比は、10000:1以上あると明暗がはっきりします。数値が低いと明暗のメリハリがないぼんやりとした映像になることもあるので、ぜひチェックしておきたいポイントです。
【4】HDMI入力対応かチェック
ゲームをするためには、プロジェクターがHDMI対応かどうか要チェック。PlayStation4、Nintendo Switch、Xboxなどをプロジェクターで楽しむには、ゲーム機とプロジェクターをHDMIケーブルでつなぐ必要があります。
多くのプロジェクターがHDMIに対応していますが、まれに対応していないものもあるので注意してください。万が一対応していない場合は、画質があまりよくありませんが、VGA→HDMIコンバーターなどを使用するという方法もあります。
【5】搭載機能をチェック
ゲームプロジェクターは商品によって機能が異なります。そのため、必要な搭載機能を確認してから選ぶようにしましょう。
ゲーム用のプロジェクターを選ぶときに見ておきたいポイントは、遅延対策・投射可能距離・動作音の3点です。この3点をおさえておくと、より快適にゲームが楽しめますよ。
遅延の少ないゲームモード搭載モデルならノンストレス
プロジェクターの内部ではさまざまな情報処理が行なわれており、入力した情報を投射するのが遅れる遅延現象が起きることがあります。ゲームの操作と映像に反映されるまでの時間にラグがあると、動きが一瞬止まってしまってイライラしてしまうかもしれません。
「ゲームモード」搭載のプロジェクターなら遅延を減らすことができるので、ラグによるストレスから解放されるでしょう。FPSや格闘ゲームなど、スピード感が命のゲームも快適にプレイできますよ。
投射可能距離は? 短焦点タイプなら至近距離でもOK
大画面でゲームを楽しもうとするときに気になるのが投射可能距離です。大きいサイズで投影しようとすると、プロジェクターと壁の距離を長く取らざるをえないことも多いでしょう。
しかし「短焦点」タイプなら、短い距離でも大画面で投影できます。小さめの部屋でも大画面で映すことが可能なので、ゲームの世界に思いきり入り込めますね。
動作音も確認! 集中できる静音モード搭載機種も
プロジェクターは作動時の放熱をやわらげるため、冷却ファンが作動します。この冷却ファンの音が大きいと、気になってゲームに集中できないかもしれません。ゲームでは効果音やBGMも重要なので、雑音に邪魔されたくないですよね。
「静音モード」搭載のプロジェクターなら、動作音に気を取られることなくゲームに集中できます。ささやき声レベルの30dB前後を目安に選んでみましょう。
ゲームプロジェクターおすすめ10選
それでは、ゲームプロジェクターのおすすめ商品をご紹介します。高解像度で美しい映像が魅力のものや、超コンパクトで持ち運びができるものなど、幅広くピックアップしました。
あなたのゲームライフをもっと快適にするゲームプロジェクターが見つかるはずですよ。
「ゲームプロジェクター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ゲームプロジェクターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのゲームプロジェクターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ゲームプロジェクターに関するQ&A よくある質問
プロジェクターの耐用年数どれくらい? テレビと比べて長い? 短い?

プロジェクターの耐用年数は、プロジェクタの光源にあたるランプの性能の影響が大きく、ここ数年で技術的に耐用年数が伸びています。
古い機種や現行の一部機種ではランプの耐用時間2,000時間程度、最新の機種では4,000時間~、LEDタイプでは数万時間まであります。
薄型テレビはバックライトがLEDになり耐用年数が6万時間程度と一般家庭では10年以上。プロジェクターはテレビと比べるとやや耐用年数が短いとも言えます。
プロジェクターではバックライトの寿命がスペック上に記載されている製品が多いので、毎日一日中映像を流し続けるような場合は、耐用時間を確認しておきましょう。(ランプの寿命が過ぎたプロジェクターはランプ交換のできる機種もあります。)
処分する際、プロジェクターは家電リサイクルの対象品ではないので、個人で利用している方は自治体の定める一般的な家電ゴミとして処分ができます。
リサイクルショップ等に持ち込んで買い取ってもらうこともおすすめです。
NHK受信料の支払い義務は生じますか?

NHK受信料の支払い義務は生じません。まず前提として、プロジェクターはテレビのアンテナが不要です。テレビ番組を観られる環境、またアンテナがあってテレビとの接続が可能な状況にのみ受信料の契約義務が生じます。普段、テレビ番組を観ない、YouTubeやゲーム、動画配信サービス、仕事などで使う人にはプロジェクターがおすすめです。
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「ゲームモード」搭載かにも注目! 家電・ITライターからのアドバイス
みんなでワイワイとパーティゲームをするなら、FHD対応のコスパ重視のもの。FPSや格闘ゲームなどをストイックにやり込みたいなら、ゲームモードを搭載したゲーム用のプロジェクターがいいですね。プロジェクターを使用するときは「ある程度暗くできる」「無地の白い壁がある」ことが必要になります。それ以外の環境で投影しようとすると、細部が見づらかったりするなどの弊害があることもおさえておきましょう。
解像度や輝度、コントラスト比など高スペックのものがベター
ゲームプロジェクターのおすすめ商品をご紹介しました。ゲームプロジェクターを選ぶときは、解像度や輝度、コントラスト比など映像の見やすさ、遅延の少なさや投射可能距離、冷却ファンの作動音などの搭載機能をチェックしましょう。
この記事を商品選びの参考にして、あなたにぴったりのゲームプロジェクターを見つけてくださいね。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。