プロジェクターとは? テレビやモニターよりはるかに大きい画面
Blu-rayディスクプレーヤーやパソコンの映像を、スクリーンや壁に映画のように投影するのがプロジェクター。家庭でも大画面の映像を楽しめると、人気の高いAV機器のひとつです。壁一面に投影することもできるので、家庭でもテレビやモニターよりはるかに大きい画面で映像を見ることができます。
以前は高価なモデルが多かったプロジェクターですが、最近は低価格なモデルも増え、コンパクトな製品も数多くあるので、家庭でも気軽に導入しやすくなってきています。
家庭用とビジネス用のプロジェクターの違い それぞれの違いをチェック
プロジェクターには家庭用とビジネス用があります。この記事では、家庭用のホームプロジェクターを中心に解説しますが、はじめにかんたんに違いだけ説明しておきましょう。
家庭用は映像を楽しむために画質を重視
家庭用のプロジェクターは、ゲームや映画などの映像を楽しめるよう、画質を重視して設計されています。また、コンパクトで移動がしやすいこと、動作音が静かなことなど、家庭で使いやすいように配慮されたモデルが多いことも特徴です。
ビジネス用プロジェクターは明るさや携帯性を重視
ビジネス用プロジェクターは、おもにプレゼンテーションでの利用を想定して作られています。そのため、明るい場所でも見やすいように輝度が高く明るいモデルが主流です。
ビジネス用の製品でも、家庭で問題なく使えるものも数多くありますが、PCの映像だけに対応していて、映画を観る場合などにぴったりの縦横比16:9のワイド画面に非対応のものもあることに注意してください。
ホームプロジェクターの選び方 自宅で大画面の映像を楽しもう
ここからは、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんにお話をうかがい、家庭用プロジェクターの選び方のポイントについてご紹介していきます。
設置環境で選ぶ ホームプロジェクターか短焦点プロジェクターか
プロジェクターは設置場所に余裕がある場合とない場合で2つの選択肢が出てきます。そのためには、まず、どこに設置するかを決める必要があります。
たとえば、壁ぎわなど、少し離れた場所から視聴するのに適した場所で、スクリーンを置いたり吊り下げたりできるところを見つけてください。視聴する位置から見て、邪魔になるものがないかどうかも確認しておきましょう。
凹凸がなく白くて広い壁があれば、スクリーンの代わりにそこに投影することもできるので、あわせて検討してみましょう。天井に投影する機能があるモデルなら、天井もスクリーン代わりに使うことができます。
設置スペースに余裕があるなら「ホームプロジェクター」
映像を投影する場所に対して正面の中央位置近くが、プロジェクターのベストポジション。できる限り平らで水平な場所を探しましょう。棚やサイドボードなどを置けるなら、その上をプロジェクターの定位置に決めるのもよいでしょう。
三脚に取り付けられるプロジェクターもあります。使用するときだけ三脚につけて適当な場所に置く、というのもひとつの方法です。また、天井や壁に取り付ける場合は、設置したい位置に確実に取り付けられるかどうか、天井や壁の構造、プロジェクターの取り付け方法や付属する取付金具などを事前によく確認しておきましょう。
設置スペースに余裕がなければ「短焦点プロジェクター」
設置する部屋が狭いなどの理由で投影距離がとれない場合は、1メートル程度の近距離でも大画面を投影できる、短焦点プロジェクターを選ぶとよいでしょう。
きれいな映像を楽しめるかどうかには、この投影距離が大きく影響します。プロジェクターでは、画像がぼやけず、もっともクリアに表示できる適切な距離が、モデルごとに違います。測っておいたご自宅での投影距離に「推奨投影距離」ができるだけ近いモデルを選びましょう。
また、背面側に排気口があるモデルでは、背面側にじゅうぶんなスペースがないと熱がこもってしまいます。壁ぎわに設置したいなど、背面にスペースがない場合は、前面排気モデルのプロジェクターを選びましょう。
画面投影に必要な「投射距離」を確認しよう
大画面で投影するのでプロジェクターを選ぶ際には必ず「投射距離」の確認が必要になります。投射距離とは、スクリーンや壁などの投影画面からプロジェクターのレンズまでの距離のこと。特定の画面サイズを映すのにどの程度の距離が必要かの基準となります。
製品によっても誤差はありますが、大体100インチサイズの映像を投影する場合に、2~3mの距離が必要になります。必要な距離が確保できるだけのスペースが部屋にあるのかも購入前にチェックしておきましょう。
投射距離を確認する場合には、メーカーなどが提示している「推奨投影距離」を参考にしましょう。投射距離に関しては、搭載されているレンズの性能や、ズーム機能の有無によって変わってくるので、設置予定の場所も併せてしっかりと確認しておきましょう。
部屋の壁に十分なスペースがない場合は「天井投影」がおすすめ
部屋の壁に十分なスペースが確保できない場合でも「天井投影」ができる製品を選べば問題ありません!天井投影なら、設置位置や部屋のレイアウトに関係なく迫力満点の映像を寝ながら楽しむことができます。
リクライニングソファをお持ちのご家庭であればリビングに設置してもいいですよね。また、寝室にプロジェクターを設置すれば、リラックスした状態で映像を楽しむことができますよ。小さいお子さんがいるご家庭であれば寝かしつけの際に役立つことも。
天井の形状や、照明の位置によっては映像がキレイに投影されない場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
プロジェクターの使用目的を考えよう 最大使用時間で選ぶ? 画質で選ぶ?
何を目的にプロジェクターを使うかによって、プロジェクターを選ぶ条件が変わってきます。プロジェクターをどんな風に使いたいかをイメージして、目的ごとにポイントをおさえましょう。
テレビ・配信動画・DVDを気軽に楽しむなら「最大使用可能時間」の長いもの
プロジェクターの多くは、最大使用時間が示されています。これはおもにランプの寿命を示すものですが、プロジェクターの耐久性の目安として考えるとよいでしょう。
とくに、テレビ番組や動画配信サービスの映像、DVDなど、さまざまな映像を日常的にプロジェクターで楽しみたい人は、できるだけ最大使用時間の長いモデルを選びましょう。
ゲームを楽しむなら「ゲームモード」搭載・「HDMI端子」採用モデル
プロジェクターでは、入力された信号にさまざまな処理を施して投影するため、投影される映像がわずかに遅れることがあります。とくにゲームをする場合は、わずかな時間差でも気になることが多いので、できるだけ映像の遅延が少ないモデルを選びましょう。ゲームモードを搭載しているモデルなら、遅延を少なくして、ゲームに適した画質で表示できます。
また、入力端子も確認しておきましょう。ゲーム機ではHDMI出力を搭載するものが多いので、HDMI入力を持つプロジェクターなら画質の劣化もなく、ケーブル1本で接続することができます。
映画鑑賞を本格的に楽しむなら高画質の「4K」対応モデル
映画を見るなら、できるだけ高画質で投影できる、高解像度のモデルを選びたいところ。予算が許すなら、きめ細やかな映像を楽しめる4K対応のプロジェクターがおすすめです。
ただし、4Kモデルは高価なのがネック。そこまで画質にこだわらないなら、より低価格なフルHDのモデルから選ぶのもひとつの方法です。フルHDでもじゅうぶんに高画質ですから、映画を見ても不満を感じることはないでしょう。
手軽さを重視するか画質を重視するか コンパクトサイズか据え置きか
プロジェクターには、持ち運びを前提とした軽量コンパクトなタイプと、明るく、画質クオリティも高い据え置きタイプがあります。
持ち運べてコンパクトなポータブル・モバイルプロジェクター
外出時に持ち運んで使いたい場合や、家庭内でも部屋を移動して使いたい場合などには、モバイル型、ポータブル型と呼ばれるコンパクトなプロジェクターが便利です。
スマートフォン程度の手のひらサイズのものもあり、バッテリーで動作できるので、屋外にも楽に持ち出して使えます。モバイル型は、スペックが抑えめになっているぶん、低価格なものが多いので、低コストでプロジェクターを導入したい場合には狙い目になります。
なお、モバイル型を持ち運んで使う場合は、バッテリー容量やバッテリーでの連続使用時間も忘れずに確認しておきましょう。
家庭内で落ち着いて楽しむなら、据え置き型プロジェクター
家庭内でいつも決まった場所で、落ち着いて動画を楽しみたいなら、据え置き型のプロジェクターがおすすめです。据え置き型はモバイル型に比べて明るく投影でき、映像を調整する機能も豊富に備えています。
より高画質で映像を鑑賞することができるので、ひんぱんに持ち出して使うのでない限り、通常は据え置き型から選ぶのがよいでしょう。
プロジェクターの解像度と縦横比の考え方 用途に適した商品を選んで
プロジェクター選びで重要になってくるのが、「解像度」と「縦横比」。テレビやモニター選びでこのキーワードになじみがある方もいるでしょうが、念のため、ことばの意味からおさらいしてみましょう。
解像度はどれくらい?
解像度は、画面のきめ細かさを表すものです。画面を構成する小さな光の点がいくつあるかを示したもので、640×480といったように、横×縦の数値で表記されます。プロジェクターでは1920×1080のフルHD以上のものが主流で、3840×2160の4K映像に対応する高画質モデルもあります。
プロジェクターの解像度は、接続したいデバイスに合わせるのが基本で、それよりも低いと細かい部分がぼやけて表示されることがあります。
たとえば、パソコンで使うのがメインなら、800×600のSVGAや1024×768のXGAなどの解像度でも問題ないことが多いですが、映画や高解像度のゲームを楽しむなら、より解像度の高いプロジェクターを選びましょう。高画質で楽しみたいならフルHD以上、できれば4Kに対応するものがおすすめです。
縦横比(アスペクト比)は「16:9」がおすすめ
映像の縦と横の長さの比率を示すのが映像の縦横比。よく使われているものに、「16:9」や「4:3」、「16:10」などがあります。
このうちプロジェクターで主流なのは縦横比「16:9」。映画のDVDやテレビ番組、ネットの動画コンテンツなど、多くの映像で使われているので、この縦横比がもっともおすすめです。
縦横比「4:3」は、以前多かったパソコンの画面サイズで、プレゼンテーション用のスライドなどにもこの比率のものが多いため、ビジネス向けのプロジェクターで多く使われています。最近のパソコンでは縦横比「16:10」のワイド画面のモニターを使うことも多いため、「16:10」のプロジェクターも増えてきています。
入力・接続端子は何が必要? ホームプロジェクターに様々な機器を接続するために
プロジェクターにゲーム機やBlu-rayプレーヤー、スマホを有線で接続するときに使用する入力・接続端子。絶対に必要になる端子は何でしょうか?
HDMI端子を最重視すべき理由
映像と音声をケーブル1本で、劣化しないデジタル信号で送れるのがHDMI。プロジェクターの入力端子でも、これがもっとも便利です。ほとんどのパソコンやBlu-rayプレーヤー、そしてNintendo SwitchやPS4といったゲーム機にはHDMI出力が備えられています。
スマートフォンやタブレットの場合も、手軽な変換アダプタなどを使って、USBからHDMIに変換して接続できることが多いです。HDMIがあれば、画像に関する接続で困ることはほとんどないといってもよいので、とくに理由がなければ、HDMI端子を備えたプロジェクターを選びましょう。
VGA端子は古いパソコンとの接続に必要
古いパソコンでモニターとのアナログ接続に使われていた映像用の端子がVGA。パソコンとプロジェクターを接続する場合も、以前はVGAを使うことがほとんどでした。しかし、HDMIが主流になった現在では、VGAの入力端子がないプロジェクターもあります。こういったモデルでは、映像出力がVGAしかない古いパソコンを接続することができないので注意しましょう。
ビジネス向けのプロジェクターには、VGAを備えたものも数多くありますし、HDMIとVGAを両方備えるものもあります。プレゼンテーションなどに使う機会が多いなら、VGA端子を備えたモデルを選びましょう。
機能性で選ぶ HDR/Wi-Fi/スピーカーを確認
4Kプロジェクターの場合、Ultra HD Blu-rayなどに採用されている高コントラスト映像を再現できる「HDR(ハイダイナミックレンジ)」規格に対応しているかどうかもチェックしたいポイントです。
こちらの規格に対応しているモデルの場合、映像をより再現しやすいと考えていいでしょう。そのほか、スマートフォンなどの映像を手軽に再生できるWi-Fi機能も便利です。
また、スピーカーを内蔵するモデルなら、オーディオシステムをつながなくても音声を手軽に聞くことができます。スクリーンの真正面にプロジェクターを設置できない場合、斜めからでも投写できる「台形補正機能」など、設置性にも注目しましょう。
拡張性で選ぶならUSBポートやMicroSDカードスロット付きを
USBポートがあれば、HDMIのないパソコンやスマホにも、USBで簡単に接続できます。また、USBポートではUSBメモリー、カードスロットではSDカード、MicroSDカードなどに入っている映像コンテンツをそのまま再生できるので、外部機器とケーブル接続する手間がかからず、手軽に使うことができます。
機種によって機能が異なる場合がありますが、これらはプロジェクターの使い道を広げる機能なので、多彩な使い方をしたいなら、USBポートやSDカードスロットの有無もチェックしてみてください。
投写方式の違いと特徴を知っておこう お手軽なLCD/主流のDLP/ハイエンドなLCoS
ホームプロジェクターには複数の投写方式があり、それぞれ特徴が異なります。ここではそれぞれのメリット・デメリットもあわせてご紹介していきます。
LCD方式
LCD方式は光源から3原色の液晶パネルを透過して映像を投写する透過型液晶タイプです。比較的低価格なのが魅力ですが、暗部の表現が苦手で高画質化が難しい方式でもあります。
DLP方式
DLP方式はマイクロミラー反射型パネル(DMD)に光を当てて反射させることで映像を投写するタイプ。液晶タイプと違ってコントラストを高くしやすく高画質化も容易です。小型化も可能なため、モバイルプロジェクターなどにも用いられています。
LCoS
LCoSも液晶パネルを利用するのですが、DLPと同様に光を反射させるのが特徴。高画質化しやすい半面、大型で高価になりがちな方式です。
ホームプロジェクターのおすすめメーカー 各社の特徴をまとめてチェック
数多くのメーカーがしのぎをけずるホームプロジェクター市場。人気があるメーカーの特徴を見ておきましょう。
エプソン(EPSON)|トータルバランスにすぐれた主要メーカー
エプソンは、とくにビジネス用でシェアが高いメーカー。プレゼンテーションや会議で使いやすい機能を備えていることで定評があり、短焦点モデルや壁掛け対応モデルなど、とても幅広いラインナップがあります。家庭用のプロジェクターでも、使用目的や予算に応じてさまざまな製品から選ぶことができます。画質もよく、便利な機能を多数搭載するなど、トータルバランスにすぐれているのが特徴です。
ベンキュー(BenQ)|リーズナブルな台湾メーカー
PC用のモニターやゲーミングデバイスで有名な台湾のメーカー。プロジェクターも、短焦点モデルや高輝度タイプなど、幅広いラインナップがあります。ゲーム用に便利な機能を搭載したモデルがあることや、比較的低価格でコスパにすぐれたモデルも数多くラインナップしていることも特徴です。
ソニー(SONY)|高い技術で画質にこだわり
比較的早い時期から4K対応のプロジェクターを出していたソニーは、技術の高さが売り。その画質の高さには定評があります。ラインナップは高額なモデルが中心で、画質を重視したフルHD以上のハイスペックなモデルが多く、画質にこだわるユーザーから人気を得ています。
エイサー(Acer)|価格と性能のバランスがいい
ノートPCなどで知られるエイサーは、携帯モデルから家庭用、ビジネス用まで幅広いプロジェクターをラインナップしています。比較的低価格なモデルでもしっかりした性能、機能を備えていて、コストパフォーマンスがよいこともエイサー製品の特徴です。内容に応じて表示を変更するゲームモードを備えたゲーマー向けのプロジェクターも人気を集めています。
おすすめ商品の比較一覧表
アンカー(ANKER)|小型・ポータブルモデルに注目
モバイルバッテリーや充電器で有名なアンカーは、「Nebula」というブランドでコンパクトなモバイル型のプロジェクターを展開しています。Android TV搭載モデルや360度スピーカー内蔵モデル、さらにはスターウォーズのR2-D2のデザインが施されたモデルなどのバリエーションがある「Nebula Capsule」は、350ml缶のようなポップなデザインも人気を集めています。
ホームプロジェクターおすすめ13選|【高画質/高輝度】
ここからは、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんと編集部が厳選したおすすめのプロジェクターをご紹介していきます。まずは高画質のもの、高い輝度のものからご紹介。

シーリングライトの金具に設置できるプロジェクター
プロジェクターの大きな問題のひとつが本体の設置場所ですが、こちらは多くの家庭の天井にあるシーリングライトの取り付け金具に設置できるのが魅力。
約40インチ(投写距離約0.85m)から約100インチ(約1.78m)のスクリーンに投写できます。12度下まで角度を変えられるので、梁などを避けて投写することが可能です。
Wi-Fi経由でABEMAやYouTubeのほか、NetflixやAmazon Prime Videoなどの定額制動画配信サービスを視聴可能。ホームネットワーク機能を搭載するレコーダーと接続すれば、レコーダーに録画した番組を大画面で楽しむこともできます。


ViewSonic(ビューソニック)『PX727-4K』


Optoma(オプトマ)『HD27e』
ホームプロジェクター4選|【短焦点】 省スペースで楽しめる!
室内に充分な設置スペースがないことから、ホームプロジェクターの導入を諦めてしまう人も少なくないのではないでしょうか。ここでは壁に近い距離からでも映像を映し出せる短焦点タイプのホームプロジェクターをご紹介します。
ホームプロジェクター9選|【小型・ポータブル】 持ち運び用に!
大きいサイズのホームプロジェクターは、設置する場所や収納場所に困る場合も。ここでは小型で持ち運びやすいホームプロジェクターを紹介していきます。

Android TV搭載のモバイルプロジェクター
Android TVを搭載するモバイル型プロジェクターで、対応アプリを自由にインストールして使うことができます。HDMIでBlu-rayプレーヤーやゲーム機を接続できるほか、ChromecastによりWi-Fi経由でPCやスマホにも接続が可能、さらにHDDやUSBメモリを接続できるUSBポートも搭載しています。
また、Bluetoothでマイクやゲームコントローラーなども接続することができます。オーディオブランドとして有名なHarman Kardon(ハーマンカードン)のデュアルスピーカーを搭載することも特徴で、コンパクトなモバイル型でありながら、本体だけで迫力あるサウンドを楽しめます。
台形補正機能は、自動で補正できる上下だけでなく左右の調整も可能なので、設置場所にも困らないでしょう。
ホームプロジェクター2選|【一人暮らし向け低価格モデル】
ここからは一人暮らしの方でも手が出しやすい低価格のモデルを中心に紹介していきます。安くても性能面では十分な商品をピックアップしていますよ。
【関連商品】一緒にそろえたいスクリーン ホームプロジェクターライフをもっと快適に♪
ホームプロジェクターの実力を発揮できそうな、便利なスクリーンをご紹介します。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ホームプロジェクターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのホームプロジェクターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ホームプロジェクターのおすすめに関するQ&A よくある質問
初めてホームプロジェクターを選ぶときに気を付けることはありますか?

プロジェクターはそもそも家庭用とビジネス用があります。家庭用は映像を楽しむために画質を重視しましょう。また、映像を投影する場所と設置場所もあらかじめ考えておくと良いでしょう。詳しくはこちらもご確認ください。
ゲームをするのにおすすめのホームプロジェクターはありますか?

ホームプロジェクターでゲームをする際、一番違和感が生まれるのが遅延です。こちらではゲームにおすすめの、遅延が少ないホームプロジェクターを紹介しています。
『Amazon Fire TV Stick』やスマートフォンなどを接続できるホームプロジェクターはありますか?

プロジェクターによっては、Blu-rayレコーダーやゲーム機だけでなく様々な機種を接続できるものもあります。多数の端末に対応しているホームプロジェクターは、こちらからご確認ください。
壁から近くても投影できるホームプロジェクターはありますか?

投影距離が近くてもきれいな映像を映し出せるプロジェクターはあります。セッティングが簡単な短焦点・超短焦点プロジェクターはこちらからチェックしてみてください。
NHK受信料の支払い義務は生じますか?

NHK受信料の支払い義務は生じません。まず前提として、プロジェクターはテレビのアンテナが不要です。テレビ番組を観られる環境、またアンテナがあってテレビとの接続が可能な状況にのみ受信料の契約義務が生じます。普段、テレビ番組を観ない、YouTubeやゲーム、動画配信サービス、仕事などで使う人にはプロジェクターがおすすめです。
ホームプロジェクターは天井に設置できる? 省スペースにも◎天井設置専用ホームプロジェクターも
プロジェクターを天吊りにすると、省スペースになるだけでなく、投影中にプロジェクターの前を人が横切っても投影画像に影ができるといったことがありません。
設置器具を別途取り付ける 純正の天吊りキットがあるメーカーも
プロジェクターにはメーカーから純正の天吊りキットが用意されていることもあります。工事が必要なため持ち家であることが前提ですが、天吊りキットを使うと安全にプロジェクターを天吊り設置できます。
賃貸物件であるなど、天井に穴を開けられない、開けたくないという場合は、ディアウォールを使ったり、あるいは床から天井に差し渡せる突っ張り棒を使ったりという手法もあります。たとえば「シアターハウス」から販売されている『QP-PB10WS』などを使うと、工事なしで手軽にプロジェクターを天吊りにできます。
そもそも天井設置前提のプロジェクター 設置が簡単!
プロジェクターのなかには天井に設置することを前提としている商品もあります。たとえば、天井の引掛けシーリングなどに設置する『PopIn Aladdin』などはその代表例です。
そのほか、エプソンから販売されているビジネス用のインタラクティブプロジェクターなども天井に設置して使うことを前提として設計されています。
最後に|エキスパートのアドバイス
IT・家電ジャーナリスト
大画面×高解像度なら4Kプロジェクターがおすすめ
ようやく4Kプロジェクターが安くなってきましたが、本格的なモデルというよりは、ビジネスプロジェクターとホームプロジェクターの中間といったタイプが中心です。
とはいえ、フルHDと4Kでは解像度が段違いなので、100インチや120インチといった大画面を存分に楽しみたいのであれば4Kプロジェクターがやはり断然おすすめ。スペック面でたくさん注目すべきポイントはありますが「設置性」にも着目してほしいです。
斜め横や斜め下からでも投写できる「台形補正機能」などを搭載していると、設置場所の柔軟性がアップ。スクリーンの中心にぴったり合う場所に置けそうにない場合は、設置機能にも着目して選んでください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
一般財団法人 家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout オーディオプレーヤー、スピーカーなどのガイドを務める。 日経BP社『日経ネットナビ』『日経ネットブレーン』『デジタルARENA』『日経トレンディネット』などを経てフリーに。 デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。