解凍プレートとは? その魅力を紹介! 食材の劣化を抑える
解凍プレートは、熱伝導性の高い素材を用いたプレートのことです。プレートの上に冷凍した食材を置くだけで、自然解凍の3~5倍の速さで解凍可能。自然解凍を早くすることで、食材の劣化を抑えることができます。
また、冷気だけでなく熱も吸収するので、食材を冷ますときにも使用できます。お弁当の粗熱取りにも活躍してくれるでしょう。
解凍プレートの選び方 フードコーディネーターに聞いた!
解凍プレートを選ぶときのポイントを紹介します。解凍プレートは、少しの違いで使い心地や解凍スピードが変わります。それぞれのポイントを詳しく解説していくので、選ぶときの参考にしてみてくださいね。
【1】素材
【2】サイズ
【3】表面の溝の有無
【4】「ヒダ付き」なら解凍スピードUP
【5】付属パーツが分解できるか
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材で選ぶ
解凍プレートの素材はアルミニウム製が多いです。アルミニウムは金属のなかでも熱伝導率が高く、価格も安めで手に取りやすいのがメリット。安全面も問題ないので、基本的にはアルミニウム製を選ぶといいでしょう。
アルミニウム製以外に、天然石を使用した解凍プレートもあります。値段は高くなってしまいますが、おしゃれなものが欲しい方にはおすすめです!
【2】サイズで選ぶ
一度にたくさんの食材を解凍したいなら、大きいサイズの解凍プレートがおすすめ。大人数の家族や、ホームパーティを開くご家庭で活躍するでしょう。サイズが大きい分、より多くの熱を伝えるので解凍時間も短くなります。
コンパクトさを重視するならサイズが小さいものがぴったりです。一度に解凍できる量は少なくなってしまいますが、軽くて扱いやすいのがメリット。お手入れや収納もしやすいので、気軽に使えます!
【3】表面の溝の有無で選ぶ
解凍プレートには、表面に溝があるものとないものがあり、使い勝手が異なります。解凍時に食材から出てくるドリップと呼ばれる液体をどう処理するかがポイント。それぞれの特徴を紹介していきます!
洗いやすい「溝なし」
お手入れのしやすさを重視するなら溝なしタイプを選びましょう。溝がないタイプは平らなので使用後の洗浄がカンタンにできるので、衛生的に使えます。
しかし、解凍中に食材から出てくるドリップで水浸しになってしまうことがあります。ドリップは菌が繁殖しやすいので、こまめに捨てる必要があり、手間がかかります。
ドリップを逃す「溝あり」
溝のある解凍プレートは、ドリップが溝に流れることで食材が水っぽくなるのを防ぐことができます。解凍中はほかの作業に集中したい方におすすめのタイプです。
ただし、溝に汚れが溜まりやすく掃除が少したいへんです。しっかりとドリップを除去しないと不衛生になってしまうので注意しましょう。
【4】「ヒダ付き」なら解凍スピードUP
解凍プレートには裏面にヒダが付いたものもあります。ヒダは表面積を大きくして熱の放出を増やす効果があり、速くキレイに解凍ができるのが魅力です。
解凍スピードにこだわりたいなら、ヒダにも注目してみてください。
【5】付属パーツが分解できるか確認
プレートに付属パーツがある場合は、分解できるかどうか確認しておきましょう。分解できないものだと、パーツの隙間に汚れが溜まってしまい不衛生になってしまいます。
解凍プレートは食材を直接載せるので衛生面には気を付けなければなりません。パーツを分解して隙間まで洗えるのかをチェックしてから購入しましょう。
>> フードコーディネーターからのワンポイントアドバイス
食材などの大きさに合わせてプレートのサイズを選ぼ
解凍プレートは、解凍したいものや食材の大きさをポイントに選ぶのがコツです。たとえば、ファミリー層で大きめのお肉や複数食材を一度に解凍するシーンが多ければ、プレート自体も大きく熱伝導性が高い形状のものを選ぶといいでしょう。
そのほか、解凍だけでなく粗熱を取ることに適したタイプもあり、熱々の鍋物やお弁当を持ち歩く前に冷ますことも可能です。調理シーンに合わせて1枚持っておくと重宝するアイテムです。
解凍プレートのおすすめ8選 フードコーディネーターと編集部が厳選
たくさんある解凍プレートのなかから、おすすめの商品をご紹介していきます。商品によって解凍速度や面積が変わってくるので、自分に合った商品を選んでみてください。
藤田金属『解凍エコちゃん』は、お弁当を作る人にもぴったりな商品。大きめのプレートなのでお弁当箱も置けます。プレートに乗せておくだけでスピーディーに粗熱を取ることができるので、家庭にひとつあると便利です。

安全安心の国内製で大きめなプレートサイズ
アルミ製品を50年以上作り続ける日本メーカー製の解凍プレートです。お弁当を置くこともできる大きなサイズが特徴。解凍スピードも速く、同時に複数の食材を解凍するときにも活躍してくれるでしょう。
アルマイト加工が施されているのも魅力。耐久性が高いので、長く使うことができます。長くいいものを使いたい方にぜひ手に取っていただきたい一品です。
解凍だけでなくお皿としても使える
裏面にヒダが付いているのが特徴。解凍プレートが空気や水に触れる面積が多くなるので、より多くの熱を吸収・放出することができます。より素早く食材を解凍したい方に適した商品です。
シンプルなお皿のような見た目をしているのも魅力のひとつ。お刺身などを解凍した後にそのままお皿として使用可能。新しく食器を使わずにすむので、洗い物が減って助かりますね。
抗菌効果付きで清潔に使える
熱伝導率のいいアルミニウム製で、素早く解凍ができます。金色の見た目で高級感もあり、キッチンインテリアとしても映えるでしょう。
エージータフ加工が施されているのも特徴。抗菌効果があるので雑菌の繁殖を抑制してくれます。食中毒が気になる夏場でも使いやすいでしょう。生モノを扱う道具なので、衛生的に使い続けられるのはうれしいですね。
熱伝導が伝わりやすく高級感のあるデザイン
大理石のようなデザインでリッチな印象を与えてくれる解凍プレート。キッチンをおしゃれな雰囲気にしてくれますよ。見た目は石のようですが、熱伝導率のいいアルミニウム素材を使用しているので、自然解凍の約半分の時間でスピード解凍ができます。
溝がなく洗いやすいため、カンタンに汚れを落とせます。使い勝手がよく、毎日気兼ねなく使うことができるでしょう。
シー・シー・ピー『解凍巻きす』は、食材を包んで解凍する形態が特徴です。アルミプレートの間隔を調整できるので、解凍したい食材の大きさに合わせて調整できる点も便利。また、解凍だけでなく冷却にもすぐれているので一石二鳥です。

解凍から冷却まで1台2役の巻くタイプ
冷凍食品を上下からくるむことで、ムラなく解凍できるのが特徴です。解凍プレートの接する面が多いことでより素早く解凍できるので、ドリップが少なく食材の旨味を逃しません。
解凍だけでなく冷却も可能で、アツアツ料理の粗熱取りもお手のもの。お弁当の粗熱取りに使えば、忙しい朝でも短時間でフタを閉められますよ。コンパクトに丸めることができるので収納スペースにも困りません。
フタ付きでホコリが入る心配無用
フタ付きの解凍プレートで、食材へのほこりの付着を防いでくれます。食材をそのままの状態で置きっぱなしにするのは気になる……という方におすすめしたいアイテムです。
アルミニウムプレートを使用しているので、解凍速度や使い勝手は良好。表面にはアルマイト加工が施されているので、傷や摩耗に強く、長く使うことができますよ。
高級感漂うおしゃれな天然石プレート
建材にも使用される丈夫な御影石で作られた解凍プレート。天板は鏡面加工が施されており美しく、高級感あふれる見た目で、おしゃれなキッチンにもよく馴染むでしょう。見た目にこだわる方や、写真映えするアイテムをお探しの方におすすめです。
側面はヘアライン加工を行っているため、滑りにくいのも特徴。また、小さめのサイズなので扱いやすく、お手入れもカンタンです。
高級感を醸し出すシックなデザイン
黒色のシックなデザインで高級感を演出してくれる解凍プレート。シンプルなので、どんなキッチンにも馴染みますよ。
溝があるのでドリップを逃がしやすい構造です。水っぽくなりにくく、食材を冷凍前の状態のようにしてくれます。また、食器洗い機対応なのでお手入れもラクちん。機能性とお手入れのしやすさを両立した商品です。
「解凍プレート」のおすすめ商品の比較一覧表
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時短解凍は主婦の味方!
解凍プレートのおすすめ商品をご紹介しました。
解凍プレートを使用することで、品質を落とすことなくスピーディに食材を解凍できます。一家にひとつ持っておくと、いざというときにとても重宝します。
ぜひ試してみてくださいね!
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フードコーディネーターと管理栄養士が立ち上げた料理研究家による会社、合同会社HITOOMOIのフードコーディネーターです。 大切な人のために手作りの料理を振る舞うシーンを作ることで、 生きててよかったと思える社会の実現を目指しています。 主にレシピの開発、記事執筆、栄養計算、商品開発、食・健康に関するコンサルティングを行っています。SNSで手作り料理を発信中。