フタ付きキッチン用ゴミ箱の選び方 整理収納アドバイザーに聞く
整理収納アドバイザーの鈴木久美子さんに、キッチン用フタ付きゴミ箱を選ぶ時の大事なポイント4つを教えてもらいました。ぜひ、参考にしてください。
ゴミ箱の大きさは? 設置場所のスペースをチェック
整理収納アドバイザー
一番重要なのは、どこにどれくらいの大きさのごみ箱が置けるかということです。理想のゴミ箱が見つかっても、スペースがなければ置けません。キッチンのどの場所にゴミ箱を置けるのかしっかりと確認してみましょう。キッチンのメインのゴミ箱は案外大きなサイズですので、生活導線の邪魔にならないかもよく考えてみる必要があります。
ゴミ箱の素材で変わる利便性 ~ メリットとデメリットをよく確認
整理収納アドバイザー
ゴミ箱自体の素材は見た目のデザインに大きくかかわっています。ポリプロピレン製のものや、金属性のものなど素材はさまざまです。ステンレス製は高級感もあり長く使えますが、ゴミ箱自体が重くなるので気軽に場所を動かしにくくなります。また、金属性なので床や壁に擦れると傷がつきやすいというデメリットもあります。メリットとデメリットを考えたうえで、お好みのデザインを選んでみましょう。
フタはしっかり閉まる? センサー付きのタイプなど開閉の仕方はさまざま
整理収納アドバイザー
フタの開け方にはいろいろなタイプがあります。手でプッシュして開けるタイプ、足元のペダルを踏んで開けるタイプ、センサー付きで手をかざすとフタが開くという自動オープンタイプもあります。
また、フタの閉まり方も合わせて考えてみましょう。パタンと閉まるもの、静かにゆっくり閉まるもの、開けっ放しにできるものなど、それぞれに違いがあります。毎日何度も使うものなので、ご自身の使いやすさを考えてどんなタイプが良いのかを選びましょう。
おしゃれは大事! でもゴミ袋の取り付けやすさはもっと大事
整理収納アドバイザー
おしゃれなゴミ箱だったとしても、ゴミ袋の取り換えがしにくかったり、袋がずり落ちてきたりするとゴミ箱としてはとても残念……。機能的にも使いやすいかどうかしっかりと考慮して選びましょう。
機能面は使ってみないとわかりにくいものなので、使っている人の口コミも参考にすることがポイントです。また、ゴミ箱の中で袋を分別できるタイプのゴミ箱も多いので選ぶときの参考にしてみてください。
ここにも注目! フタ付きゴミ箱のその他の選び方
キッチンのゴミ箱は汚れやニオイ対策をしっかり!
汚れ対策はゴミの分別から
ゴミと一言でいっても、生ゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミなどキッチンで出るゴミの種類はさまざまです。ゴミ箱を衛生的に保つためには、分別できるかどうかが大きなポイントとなります。分別できるという点は、衛生面だけでなくゴミ出しを楽にするためにも有効です。ゴミの種類ごとにゴミ箱を分けて設置することで、衛生面と利便性を兼ね備えたゴミ箱になることでしょう。最初から分別できるタイプならそのまま使えますが、できないタイプなら何個置く必要があるのかを考えて選ぶ必要があります。
生ゴミのニオイは漏れない?
ゴミとニオイは切っても切れない関係です。ゴミの収集日を気にすることなくゴミ置き場に捨てられる賃貸物件もあります。しかし、多くの家庭では収集日の朝にゴミ出しをしなければならず、それまでは自宅で保管しておかなければいけません。タイミングよく収集日にゴミを出せなかった場合、ゴミが生じてから一週間はゴミ箱に置いておくことも考えられます。生ゴミをビニール袋に入れて捨てる場合、悪臭を防ぐためには魚の骨や爪楊枝などで穴が開かないように注意が必要です。ゴミ箱を選ぶ際には、フタがしっかり閉まるかどうかや収集日までゴミが保管できるだけの容量かどうかチェックしましょう。
お手入れのしやすさは?丸洗いできるゴミ箱もおすすめ
ゴミ袋をこまめに替えているのに、汚れやニオイが気になるという人も少なくありません。ゴミ箱は、どんなにきれいに使っていても汚れが溜まってしまいがちです。清潔を第一に考えるなら、ゴミ箱の掃除のしやすさにも注目してみましょう。生ゴミの水分や食べ残しなどが付着してしまったときに、さっと拭き取れる材質かどうかを確認しておくことが大切です。プラスチックの中箱が付いているタイプなら、中箱だけ取り外して丸洗いできます。
フタ付きキッチン用ゴミ箱おすすめ7選 整理収納アドバイザーが選ぶ
それではここからは、整理収納アドバイザー鈴木久美子さんおすすめの、キッチン用フタ付きゴミ箱を7つ紹介します。ぜひ参考にしてください。






整理収納アドバイザーより
整理収納アドバイザー
毎日使うモノだからお気に入りのゴミ箱を選ぼう!
キッチンのゴミ箱は毎日何回も使うものなので、こだわって選びたいものです。お手入れがしやすいか、ニオイが漏れないかなど、機能的にも気になります。
また、リビングから見える位置にゴミ箱を置くことも多いので、見た目にもおしゃれでインテリアにもなじむゴミ箱を選ぶと良いでしょう。たかがゴミ箱と思わずに、家具や家電を選ぶときのように、お気に入りのデザインで使いやすいゴミ箱を見つけてくださいね。
まだまだあります! フタ付きゴミ箱をさらにご紹介
重ねて使えるオシャレなゴミ箱
2010年にグッドデザイン賞を受賞しているゴミ箱です。カラーはブラック・ホワイト・グリーン・レッドの4色があり、9Lの浅型と12Lの深型があります。重ねてもゴミが捨てやすく分別しやすいのが大きなメリットです。深型×深型、深型×浅型の組み合わせなら2段まで、浅型×浅型なら3段まで重ねられます。重ねて使用する場合は、下のほうに重いビンなどのゴミを捨てるように設置するのがポイントです。ゴミのバランスが悪くならないように配置を考えましょう。スペースを取らないので狭いキッチンでも邪魔になりません。カラーの組み合わせ次第では、ポップにもモダンにもなります。キッチンでもニオイが気にならないように、袋をセットするためのフレームが付いています。家中のゴミ箱を同じテイストで揃えたい人にもぴったりです。分別ラベルシールも付いているので、小さなお子さんがいる家庭でも使いやすくなっています。人とは違ったおしゃれで遊び心のあるゴミ箱を探している人は、一度チェックしてみてくださいね。
「フタ付きゴミ箱」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フタ付きゴミ箱の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフタ付きゴミ箱の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのゴミ箱のおすすめはこちらから 【関連記事】
【番外編】生ゴミのニオイ対策、できることは?
新聞紙や重曹で対策! 最終手段は冷凍
生ゴミは時間が経つほどニオイがきつくなります。調理しているときは、においが気にならなくても、長時間ゴミ箱に入れておくとどうしてもニオイが発生してしまうのは避けられません。嫌なニオイの原因は、雑菌が繁殖してしまうためです。特に高温多湿の夏場は、しっかり悪臭対策をしておきましょう。生ゴミは水気をしっかり切ってから、新聞紙やチラシで包むとニオイが発生しにくくなります。また、アルコールスプレーや重曹をかけるのも効果的です。どうしてもニオイが出てしまう場合は、捨てる直前まで冷凍庫で凍らせておくのもひとつの方法です。
重曹は、100円ショップやドラッグストアで購入可能です。また、インターネットでもリーズナブルで大容量の重曹を数多く販売しています。お掃除にも活用できる優れものなので、1つあると重宝するでしょう。冷凍庫で保存する際は、ほかの食材と混ざらないように袋の色を変えるなど工夫すると良いでしょう。また、家族にも一声かけておくと安心です。どうしても生ゴミを冷凍庫で保管することに抵抗がある人は、密封できたり丸洗いができたりといったハイスペックなゴミ箱をリサーチしてみましょう。
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整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級、住宅収納スペシャリスト、色彩検定2級。 個人宅の整理収納サポート(お片付け)を中心に、整理収納に関するセミナー講師、Web記事も多数執筆中。「暮らしを整え、人生を豊かにする」Classy Life代表。雑誌のレポーターとしても活動し、生活を楽しくする情報を発信。 子どもがいても、狭いマンションでも、スッキリと美しい暮らしを目指しています。