ネイルアートブラシの選び方 ネイリストに聞いた!

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ネイルアートブラシにはさまざまな形状があります。毛量や毛丈にも着目して選びましょう。
ネイリストのyokoさんに、ネイルアートブラシを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
【1】ネイルアートに合わせてブラシの形を選ぶ
【2】動物毛とナイロン毛の2種類がある
【3】キャップがついているものを選ぶ
それぞれ解説しているので、ぜひ、ネイルアートブラシを選ぶときの参考にしてみてください。
【1】ネイルアートに合わせてブラシの形を選ぶ
ネイルアートブラシは形状によって得意とするデザインがあるので、1本だけではなく、使用する色数も考えて3本以上持っておくと便利です。ブラシの形状と対応するネイルデザインについて紹介します。
ラウンド・オーバル|ワンカラーネイルに
ラウンドブラシはオーバルブラシとも呼ばれており、毛先がまるくカットされているのが特徴です。爪の生え際のキューティクルラインにネイルがつくともちが悪くなりますが、ラウンドブラシならキューティクルラインギリギリにネイルを塗ることができます。
ベースコートやトップコート、ワンカラーネイルやホログラムをのせるときにも役立ちます。セルフジェルネイルではよく使うブラシなので用意しておきましょう。
フラット・スクエア|ベースカラー・ブロックアートに
フラットブラシはスクエアブラシとも呼ばれる平筆です。毛先がまっすぐにカットされており、角度を変えることでこまかいアートも描けるのが特徴。またボーダーやブロックアートなど、太めのラインをきれいに描くことができます。
ブラシのサイズ展開が豊富で、幅の狭いフラットブラシならキューティクルラインも取れます。また、全工程をフラットブラシでおこなうことも可能。複数本用意して用途別に使い分けるといいでしょう。
フレンチ・アンギュラー|グラデーションに
フレンチブラシは毛先が斜めにカットされており、アンギュラーブラシとも呼ばれます。名前のとおり、フレンチネイルのラインが描きやすいのが特徴です。
また、幅が広いブラシなら、テクニックが必要なグラデーションネイルもかんたんに作れます。爪の大きさは指によって異なるため、サイズ違いで用意しておくと便利です。
細筆・ライナー|繊細なネイルアートに
こまかいデザインやラインなどを描くときに使う細筆は、ライナーブラシとも呼ばれます。筆圧をかけることで線に強弱をつけられるのが特徴です。細いラインを描くときはジェルを引いて伸ばすように描き、太いラインを描くときは筆圧をかけて描きましょう。ピーコック柄やマーブル、ツイードネイルを作るときに便利です。
細筆は毛丈など商品によって異なり、使いやすさにも個人差があります。迷ったときはまず1本用意してみて、必要に応じて買い足しましょう。
【2】動物毛とナイロン毛の2種類がある

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毛質によって、描きやすさが異なります。
ネイルアートブラシにはイタチの毛のコリンスキーなど動物毛と、合成繊維のナイロン毛の2種類の毛が使われています。動物毛はやわらかくまとまりがいいのが特徴です。使用感も適度な弾力があり、広い面もムラなく均一に塗ることができます。
ナイロン毛はかたくてコシが強いため、ラインやこまかいアートを描きやすいのが特徴です。ジェルを含みにくいので広い面を塗るとムラになってしまうことも。動物毛よりもお求めやすい価格帯なので、用途に合わせて複数本購入してもいいでしょう。
【3】キャップがついているものを選ぶ
ネイルアートブラシを使ったあとは、光にあたらないように保管できるキャップつきのものを選ぶといいでしょう。キャップなしの商品も、別売りで用意されていることが多いです。ジェルネイルは光で硬化させるので、少しでもブラシに残っていると固まってしまいます。一度硬化したブラシはもとに戻らないので注意が必要です。
キャップをすることで、ほこりからブラシを守ることも可能です。毛先が割れないように整えてからかぶせましょう。
ネイルブラシのおすすめ商品
ここまで紹介したネイルアートブラシの選び方をふまえて、ネイリストのyokoさんと編集部で選んだおすすめのネイルアートブラシを形状別に紹介していきます。
▼おすすめ6選|ラウンド・オーバル ネイリスト厳選! 便利なキャップ付きも!
まずは、仕上がりに差がつくラウンドブラシ・オーバルブラシから紹介します。

毛のまとまりがよいので、カラージェルを塗るとき、ムラが少なくきれいに仕上がります。
初心者にも扱いやすいオーバルブラシ
ネイルツールブランドのスピリッツのネイルアートブラシです。まとまりのよいナイロン毛は、通常のナイロン毛よりも強いので、長く愛用できる1本を探している人にぴったり。ほどよいコシとやわらかさを備えているため、塗りやすさを実感できるでしょう。
スピリッツではほかにもさまざまな種類のブラシを展開しています。使いやすいと感じたら、ほかのブラシも試してみてください。
ていねいに作られた扱いやすいナイロン製
ベースカラーやトップコートをはじめ、テクニック次第で幅広いネイルアートを描けるネイルアートブラシです。ジェルネイルが塗りやすいようにこだわって作られています。
毛先がやさしくカーブを描くようにカットされているため、キューティクルラインにもしっかりと塗り込むことが可能。ブラシキャップもついているので、1本持っておくと便利です。
ネイリスト監修! おしゃれなブラシ
ジェルの含みやすいナイロン毛を使用したネイルアートブラシです。やわらかさもあるのでジェルを滑らかにのばせます。そのため、刷毛跡も残りにくく、ムラなく仕上げることが可能です。
使用後は、専用キャップに入れることでブラシの劣化を防げます。デザイン性にもすぐれているので、ツール選びにこだわりを持っている方も納得できる1本でしょう。
キャップつきで便利な熊野筆のネイルブラシ
ジェルネイルの塗りやすさにこだわり、素材やコシなど品質に定評のある熊野筆とコラボして作られたネイルブラシです。柄にキャップを装着して使用するタイプなので、スムーズに塗ることができます。柄は溶剤でふいたときに白くならないように加工が施されているのもポイント。きれいな状態で長く使えることでしょう。
キャップを装着すればコンパクトに収納できます。シャイニージェルにはこのほかにも、ネイルブラシを含むネイル用品のラインナップが豊富です。
毛先がまとまる! 品質に定評のある熊野筆
国内外で30年以上愛されているジェルネイルブランドのカルジェルより、熊野筆としてリニューアルしたネイルブラシです。しなやかでコシのあるナイロン毛が使われています。ベースカラーはもちろん、花びらなどのアートにも向いており、幅広く使うことが可能です。
キャップはついていません。カルジェルで販売しているスクエアキャップが適しています。
海外50カ国から認められている品質
神戸発祥のブラシメーカー・ウスイブラシのブラシは、ネイルサロンでも愛用されています。こちらのオーバルブラシはやわらかい毛質と細い毛束が特徴です。毛をまとめている金具が短いため、筆圧の感覚がわかりやすく、こまかい作業に向いています。
ジェルネイルでも使用できますが、アクリル絵の具との併用は避けてください。
▼おすすめ5選|フラット・スクエア プチプラで使いやすい!
フラット・スクエアブラシからおすすめの商品を紹介します。

キューティクルラインに沿いやすいので、とても塗りやすいです。リーズナブルなのもポイントなので複数購入するのもおすすめです!
グラデーションやフレンチネイルも作れる
「10年後の爪も美しく」をコンセプトにネイル用品を展開するカルジェルのフラットブラシ。ネイルサロンでも使われているほど品質には定評があります。天然木の柄は手なじみもよいので作業効率を考えている方にもぴったり!
ベースカラーやトップコートはもちろん、ネイルアートにも対応しています。価格もお求めやすいので、カラーごとに複数本用意しておくと便利です。
ムラのない仕上がりを実現
ネイリストの声をもとに作られたネイルブラシです。ジェルネイル用のフラットブラシは、コシの強いPBT(ナイロン)を使用。先端に向けて細くなっている繊維のためまとまりもよく、ジェルをたっぷりと含みます。ハケ跡も残りにくいため、つややかに仕上げることが可能です。
ベースカラーやトップコートなど、均一にのせたいときに活躍することでしょう。
▼おすすめ5選|フレンチ・アンギュラー フレンチネイルを作りたい人に!
品のある手もとを目指せるフレンチネイル作りにおすすめの、フレンチ・アンギュラーブラシを紹介します。
▼おすすめ4選|細筆・ライナー 極細だからデザインしやすい!
繊細なアートを描くのに役立つおすすめの細筆・ライナーブラシを紹介します。

本格派ライナーブラシです。幅が細いので、レースアートなどの繊細なこまかいアートも描きやすいです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ネイルアートブラシの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのネイルアートブラシの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ネイルブラシの洗い方・お手入れ方法は?
使用後のブラシの洗い方・お手入れ方法について紹介します。
ジェルが付いたブラシは水洗いができないので注意を。使い終わったネイルブラシは、ジェルクリーナー、もしくはアルコールやエタノールをしみ込ませたティッシュ、コットン、ペーパータオルなどで丁寧に拭き取りましょう。
また、ジェルは紫外線に反応して固まってしまうので取り残しには注意してください。日光に当たらない場所で保管し、キャップ付きのブラシの場合はきとんと蓋をしておきましょう。
ネイリストからのアドバイス
はじめて購入するなら「ラウンドブラシ」を2本!
はじめてネイルブラシを購入するなら、「ラウンドブラシ」がよいでしょう。ラウンドブラシがあれば、基本のワンカラーデザインだけでなく、カラーグラデーションやラメグラデーション、トレンドのタイダイ柄といったニュアンスアートも可能です。
ベース&トップジェル用のブラシと、カラージェル用のブラシは分けたほうがよいので、2本購入するのがおすすめですよ。
セルフネイルをもっと楽しめるアイテムをチェック! 関連記事
ネイルアートブラシで指先のおしゃれを楽しもう
ネイリストのyokoさんと編集部で選んだおすすめのネイルアートブラシを形状別に紹介しました。フレンチやグラデーション、ペイズリーやボタニカル柄などさまざまなネイルデザインがあります。この記事で紹介したネイルアートブラシなら、セルフジェルネイル初心者でもかんたんに好みのネイルを作ることが可能です。
ネイルアートブラシの選び方も参考にして、フレンチネイルや繊細なネイルアートなど、自分好みの指先のおしゃれを楽しめるネイルアートブラシを選んでみてください。
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美容ライター。 エステティシャン、EJA耳つぼジュエリー協会認定講師、1級ネイリスト。 単身ニューヨークでアートを学び、タイやバリで自然派エステを学んだグローバルセラピスト。 趣味は小説を書くことや美術館めぐり。ネイルやマッサージなど、リラックスできることが生きがい。基本的に文化系女子。世界をひとりで旅行して、暮らすように滞在するのが好き。プチミニマリストで、がんばらない家事を意識している。