雪平鍋とは?
雪平鍋(ゆきひらなべ)とは、一般的に蓋(フタ)がなく注ぎ口がついた片手鍋のことをいいます。味噌汁やスープなどの汁物、肉じゃがなどの煮物、炒め物や揚げ物など幅広い料理に活用できるのが魅力です。一般家庭のみならずプロの料理人までたくさんの人に愛用されています。
雪平鍋の由来は、平安時代の歌人・在原行平が、須磨で海女に海水から塩を作らせたという故事があり、塩を焼くのに用いた器にちなんだものといわれている。 「行平鍋」と書くこともあります。
もともとは、アルミニウムや銅の打ち出し鍋が主流でしたが、IHなどの普及にあわせて、ステンレス製の鍋やおしゃれなデザインの鍋なども増えてきています。
まずは、雪平鍋を使うメリットやデメリットをおさえておきましょう!
雪平鍋のメリット
雪平鍋は熱伝導率が高い素材でつくられています。食材や水分に火がとおりやすく沸かす・煮る・蒸す・焼くといった調理をスピーディーに済ませることが可能で、おすすめ料理として、味噌汁や親子丼、煮物やラーメンなどがあげられます。
また、小ぶりなので片手で取り扱いができます。くわえて、注ぎ口が設計されているため注ぎやすいので、鍋の中身をそのまま別の器に移すことが可能。おたまを使う必要がないので、洗い物を増やすこともありません。
雪平鍋のデメリット
雪平鍋の素材はアルミが多く採用されています。アルミは衝撃に弱いので凹みやすいデメリットがあり、酸や塩分、アルカリ成分を含む食材を調理すると溶けてしまう可能性があります。また、一般的にアルミはIHのコンロに使うことができません。
雪平鍋は片手で取り扱いができる分、一度で大量の食材を調理することは困難です。家族の人数が多い家庭には不向きといえるでしょう。
雪平鍋の選び方
では、数多くある雪平鍋のなかから、使い勝手のよい商品を見つけるには、どのように選べばよいのでしょうか? ここからは、雪平鍋の選び方のポイントを紹介していきます。ポイントは以下のとおりです。
【1】サイズ
【2】材質
【3】IHにも対応しているか
【4】使いやすさ
上記のポイントをおさえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】人数に合うサイズを選ぶ
雪平鍋はいくつかサイズが存在します。つくる料理の人数に合わせた大きさで選ぶと使いやすいです。
ひとり暮らしなら「15cm前後」が使いやすい
ひとり暮らしの場合は直径が15cm前後(14~16cm)の雪平鍋を選ぶといいでしょう。15cm前後なら少ない材料と雪平鍋の大きさが絶妙にマッチするため焦げにくく使いやすいです。
ひとり暮らしの方でも、一回に作る量が多いなら、深さのある雪平鍋を選びましょう。インスタントラーメンなどの場合は、16cmのサイズを選ぶと吹きこぼさずにつくることができます。
3人以上の家庭用なら「20cm前後」だと便利
一緒に暮らしている人数が3人以上なら20cm前後がおすすめです。家族分の味噌汁や煮物もつくりやすいですし、人数分を一度につくることができます。ひとりやふたり暮らしでも20cmの大きさなら、パスタを茹でるときに余裕をもって使えるでしょう。
20cm前後よりも大きい30cmのサイズであれば、おでんなど煮込み料理のときに便利です。ただし、大きくなるほど片手での取り扱いが難しくなるので注意してください。
用途に合わせて複数のサイズを揃えると便利!
素材がアルミ製の雪平鍋は価格が控えめなアイテムが多いです。そのため、ひとり暮らしでも大家族でも、一緒に暮らす人数に関係なくサイズ違いの雪平鍋をそろえておくと、料理のときに役立ちます。
鍋がたくさんあると収納の際不便さを感じますが、取っ手なしのやっとこ鍋タイプなら、収納スペースを占領する心配が少ないです。
【2】材質で選ぶ
雪平鍋の材質は「アルミ」「ステンレス」「銅」などがあります。材質によって料理の仕上がりや使い勝手も違ってくるので、素材の特徴を知っておきましょう。
ステンレス製|丈夫で揚げ物にぴったり
ステンレス製は、酸や塩分にも強く、耐久性も高いです。厚みのある鍋なら焦げ付きにくく、お手入れがラクな素材といえます。熱伝導率が低めですが、蓄熱性が高いのでじっくり調理する煮込み料理などにピッタリ。
ステンレス製を選ぶときは、単層構造より多層構造のほうが煮物や揚げ物の調理に向いています。IHで使えるタイプも多いのでキッチンの仕様に左右されません。
アルミ製|熱伝導率が高く温まるのが早い
雪平鍋のなかでも広く採用されているのがアルミ製です。熱伝導率が高く軽くて温まるのがとても早いので、お湯を沸かしたり野菜や卵を茹でたりするときに重宝するでしょう。
板厚の厚みが薄いものは保温性に欠けるため、汁物に適しています。板厚が厚くなると温まるのに少し時間がかかりますが、煮物の熱ムラが少なくなり蓄熱性が高くなります。
価格が控えめなので複数のサイズをそろえたいときにおすすめの素材です。
銅製|焦げ付きにくいがお手入れが必要
銅の鍋は、温まるのがとても早く、蓄熱性が非常に高いので、アルミとステンレスのメリットが合わさった素材です。火力が鍋全体に伝わるため、焼きムラが発生しません。高い蓄電性によって煮物づくりにも適したタイプです。
ただし、使い続けているうちに変色したり緑青(サビ)が出たりするなど、お手入れにひと手間が必要です。定期的に磨く必要があるので、料理に時間を割ける人やこだわりがある人に向いています。
【3】IHにも対応しているか必ずチェックする
オール電化住宅なども増え、IHの利用者も増えています。今はガスコンロを使っているけれど将来はIHに変えたいと思っている人や、引越し予定がある人は、IH対応の雪平鍋を選びましょう。
商品名に「IH対応」と表記されているものもありますが、鍋の素材で見きわめることができます。IHに対応しているのは「ステンレス」のみです。銅製やアルミ製の雪平鍋はIHに対応していないので、注意してください。
【4】使いやすさで選ぶ
雪平鍋を選ぶときは使いやすさにも注目してください。
フッ素加工など表面加工がされているとお手入れ簡単
雪平鍋のなかには、内面がフッ素やマーブル加工されたタイプも存在します。このような加工が施されると焦げにくくなるため、焼き物や炒め物、炒め煮にも使用可能です。洗うときもスルッと汚れが落ちるため、後片付けも便利になります。
加工されている分重量が増えるほか価格が高くなりますが、汁物だけではなくほかの調理にも使いたい人にチェックしてほしい機能です。
持ちやすい取っ手なら調理しやすい
雪平鍋では味噌汁や煮物などをつくりますが、テーブルに運ぶときやちょっと隣のコンロへ移動するときに、持ちにくい取っ手だとひっくり返してしまう可能性があります。
雪平鍋を選ぶときは、本体のサイズだけではなく、取っ手の形状や素材に着目して選びましょう。天然木の取っ手なら、手にしっくりと馴染むし握りやすいです。
鍋と同じ素材を使用した取っ手は、取っ手の厚みが薄いので持ちにくく感じる人もいるようですが、ミトンやふきんなどを巻いて、自分が持ちやすい太さに変えられるメリットがあります。
煮物や汁物には蓋付きがおすすめ
もともと雪平鍋はたくさん使用するような業務用としてのアイテムでした。その影響で蓋がなく重ねて置く収納スタイルが一般的です。最近では家庭用の雪平鍋が普及するにつれて、蓋つきのタイプも登場しています。
蓋つきなら時間をかけてつくるような煮物におすすめです。また、ステンレス製など熱伝導率が低い素材でも、蓋を置くことで早く沸騰させることができます。
目盛り付きなら調理の時短も!
雪平鍋のなかには、内側に目盛りが付いたタイプも存在します。計量カップを使う手間が省け、調理の時短が可能です。また、中身の量がひと目でわかるので、何皿に盛り付けできるのか調べることができます。
煮込み料理などに目盛りつきの雪平鍋を使う場合は、どのくらい水分が減ったのかもわかるため、凝った料理をつくりたい人にピッタリの機能です。
ステンレス製雪平鍋のおすすめ8選 煮物や揚げ物にピッタリ
ここからは、ステンレス製やアルミ製、銅製と材質別に雪平鍋のおすすめ商品を紹介していきます。
また、キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主・田中 文さんがおすすめする商品には、コメントもいただきました。
よく作る料理やお手入れしやすさなどに着目して、自分にぴったりの雪平鍋を選んでみてくださいね。
まずは、温まるまでに少し時間を要するものの、じっくり時間をかけて作る煮物や煮込み料理には重宝するステンレス製の雪平鍋をご紹介。丈夫なので揚げ物にも使えます。
注ぎ口がふたつある便利な雪平鍋
両側に注ぎ口が設計された商品です。右利き、左利きなど利き手に関係なく中身を容器に移し替えられます。取っ手の素材は木製なので手になじみやすく使いやすさを実感するでしょう。
ヨシカワの鍋の内側には200mlごとの目盛りがついています。必要な分だけサッと水を足したり、人数分の料理をつくったりするときに便利です。

耐久性抜群! 料理家に人気の万能雪平鍋
料理研究家や料理好きの間で人気の宮崎製作所のベストセラー商品。アルミをステンレスで挟んだ全面7層構造で、熱伝導が早いうえに蓄熱性も高く、煮物や茹で物、揚げ物など万能です。表面はサビにくい高級ステンレスで酸や塩分にも強く、高い耐久性があります。
15年間長期保証つきでアフターフォローがあるのもうれしいですね。スタイリッシュなデザインでIHにも対応しています。これだけ本格的なのに、価格はお手ごろでコストパフォーマンスにすぐれています。
アルミの雪平鍋に比べるとやや重いですが、毎日料理をする方、道具にもこだわりたい方、また何にでも使える鍋がいいという方に向いています。
おしゃれな上に高機能。使う人を選びません
「熱しやすく冷めにくい」理想的なお鍋です。その理由は、アルミニウムの「熱しやすく冷めやすい」特徴と、ステンレスの「熱しにくく冷めにくい」特徴を組み合わせた設計。
鍋を5層構造にすることで「高い熱吸収性」「熱伝導性」「保温性」を実現しています。本体とフタが密着するように設計されており、ベイパーシール(水蒸気の膜)効果で、お鍋の内部を定温・定圧にし、無水調理が可能。
無油調理も可能なので、栄養を無駄なく摂取したい・ヘルシーな調理をしたいという方にはピッタリの一品です。

おしゃれなキッチンにマッチする現代版雪平鍋
ものづくりの町、新潟県三条市とデザイナー小泉誠氏がコラボして生まれたスタイリッシュな雪平鍋です。つや消し仕上げが美しいステンレス製で、取っ手は水に強いチーク材を使用しています。
見ためだけではなく、熱伝導率の高いアルミをステンレスで挟んだ三層構造で、ムラなく熱が伝わるなど機能性にもすぐれています。注ぎ口は両側にあるので注ぎやすく、内側にメモリがついているので便利です。お手入れもしやすい雪平鍋は、IHにも対応しています。
機能はもちろん、キッチンをおしゃれに彩りたい人に向いている雪平鍋です。
ガラス蓋つきの雪平鍋
素材にステンレスを採用した雪平鍋。ガス火とIHの両方に対応しています。ガラス蓋が本体とセットになっているため、シチューなどの煮込み料理にもピッタリ。蓋をあとから買い足す必要がないので、購入した時点でさまざまな料理に使えます。
サイズは23cmと26cmの2つを展開中。2〜3人分の食材を調理するときなど、複数人で使える雪平鍋を探している人に適した商品です。

無駄のないシンプルデザインの人気鍋
アルミを芯材にステンレスで挟んだ全面アルミ芯三層構造鍋。無駄をはぶいた構造とシンプルなデザインで1982年の発売以来、高い人気を誇る鍋です。ステンレスでアルミを挟むことで、こげにくく、熱ムラも少ない使いやすい鍋となっています。
汁物だけではなく、煮物や揚げ物の調理に適しています。取っ手はプラスチック製なので調理中に熱くなることもありません。
熱伝導率に優れた雪平鍋
業務用の厨房用品メーカーによって作られた雪平鍋。熱伝導率に優れた軟鉄を、耐久性にすぐれたステンレス鋼で挟んで作った三層鋼が特徴です。熱伝導率がよいので、鍋に入れた水も強火ですぐ沸騰します。
目盛がついてるので水を加えて調整する場合などに便利です。ガス、IH調理機対応しているオールラウンドさはどんな方にも使いやすいはず。
多岐熱源に対応可。あれば安心の雪平鍋
パール金属『雪平鍋』は、金属加工で有名な新潟県燕三条で作られた鍋です。特殊な形状をした縁はどこからでも注ぎやすく、液だれしにくいのが特徴。さらに、軽くてシンプルなステンレス製です。
内面は汚れが落ちやすく、お手入れがラクなミラー仕上げが施されています。この鍋は、ガス火はもちろん、200VのIHクッキングヒーターや、ハロゲンヒーターなど幅広い熱源に対応していますので、使い手を選ばないところが売りです。
アルミ製雪平鍋のおすすめ3選 湯沸かしや汁物に
鍋が温まるのが早く、お湯を沸かしたり味噌汁などの汁物やゆで卵を作るのに適したアルミ製の雪平鍋をご紹介。
ガス火とIH兼用の軽いアルミ製雪平鍋
熱伝導率が高いアルミを素材に採用した雪平鍋で、食材に素早く熱をとおすことができます。本体はアルミ製ですが、アルマイト加工による耐食性もあり、底の部分にステンレス加工を施しているので、ガス火とIHの両方に対応した商品です。キッチンのコンロ仕様に左右されずに使えます。
サイズは16〜24cmまで幅広く展開しているので、ひとり暮らし用から3人以上の家族用までそろえることが可能です。
さまざまな熱源に対応した雪平鍋
鍋の内側に目盛りがついた使い勝手のいい商品。また、テフロン加工(フッ素加工)が施されているので焦げ付きにくく、焼き物や炒め物などあらゆる料理に使うことができます。
このアイテムはガス火やIHのほか、シーズ、ハロゲン、エンクロ、ラジエントなどあらゆる熱源に対応。サイズ展開も豊富でひとり暮らしから3人以上の家族用まで取りそろえることができます。
品質の高さに定評あり! 長く使うならこの雪平鍋
ステンレス材を使用した「ニューキングデンジシリーズ」は、業務用のIHにも対応した丈夫なお鍋のラインナップです。
雪平鍋は家庭で使いやすい15cmをはじめ、18cmや21cm、最大24cmまでそろえています。取っ手まで金属なので、調理中熱くならないか不安に思う人もいるかと思いますが、素手で触っても熱くなりにくい取っ手です。購入した雪平鍋を長く使い続けたいという方に向いています。
銅製雪平鍋のおすすめ2選 お手入れ次第でマルチに使える
熱伝導率の高さと保温性を併せ持つ銅製の雪平鍋をご紹介。アルミ製よりも焦げ付きにくく、ムラなく熱が伝わるので、本格的な調理にこだわりたい方にはピッタリです。サビやすいというデメリットがあるので、丁寧にお手入れできる方に向いています。

料理にこだわる人のための職人鍋
創業80年を超える銅器の老舗でもある中村銅器製作所は、昔ながらの手法でていねいに銅鍋を制作している数少ない工房です。
一流料亭の料理人にも愛されるこだわりの鍋をつくり続けています。銅製の雪平鍋は、お湯も早く沸きますし、一度温めると蓄熱性が高いので長く熱を保ちます。鍋全体にムラなく熱が伝わるため、煮物や汁物などがおいしく仕上がります。そのため、1回使ったら手放せなくなるという愛用者も多いです。
鍋を金づちでたたくことで、熱まわりをさらによくしています。銅製なので取り扱いにはコツが必要ですが、料理が好きでとくに和食をよくつくる人に向いています。熱源はガスのみ対応です。
世代で受け継いでいきたい銅鍋
新光金属の『雪平鍋』は、熱伝導率の高い銅製です。銅製の鍋は調理時に人間に必要な銅を摂取できるので、健康を気づかう人からも高い人気を得ています。
取っ手は手なじみのよい天然木。昔ながらのデザインを現代風にアレンジを加えつつ、煮こぼれを防ぐ形状に仕上げているなど機能面でも納得の雪平鍋です。
価格は高価ですが、使用後にていねいにお手入れを重ねていけば、自分だけの雪平鍋として素材の経年変化を楽しめます。
「雪平鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 雪平鍋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での雪平鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
雪平鍋で揚げ物はできる?
雪平鍋でも揚げ物をすることができますが、おすすめはできません。
材質にもよりますが、雪平鍋に多いアルミは熱伝導率が高く、温まるのが早い分、蓄熱率はあまりよくありません。鍋の温度を一定に保つことができないので揚げ物には不向きです。
また、持ち手が木製の場合は、長時間の高温に耐えれる保証がない点もおすすめできない理由です。揚げ物をする際は、専用の揚げ物鍋を使うようにしましょう。
雪平鍋の黒ずみの落とし方
ここでは、雪平鍋の素材として幅広く採用されているアルミ製の黒ずみの落とし方をご紹介します。雪平鍋は長く使っていると、アルミニウムの酸化皮膜が剥がれて黒ずんできます。この黒ずみを落とす方法はとってもかんたんです。クエン酸を小さじ2杯程度と水を鍋にいれて煮込みます。すると黒ずみがとれてきれいな状態になります。
繰り返す黒ずみを防止するために、米の研ぎ汁を鍋にいれて煮込みます。こうすることでアルミに膜をはり、酸化被膜が剥がれるのを防ぎます。ただし、これで永久に黒ずみが出てこないというわけではないので、繰り返しお手入れをする必要はあります。
雪平鍋のお手入れ方法【材質別】
雪平鍋を長く愛用するためには、日々のお手入れが欠かせません。ここからは、材質別のお手入れ方法をご紹介します。
ステンレス製|洗浄後すぐに水気をふく!
ステンレス製の雪平鍋は、近年増えてきています。アルミより重量はありますが、酸や塩分に強いため、アルミでは調理できなかった食材が調理できるメリットがあります。
しかし、ステンレスはサビにくいだけであって、サビないわけではありません。そのため、調理後はなるべく早く別容器に料理を移して洗浄し、水気を取ることがポイントです。
食材がこびりついて取れないときは、水を入れて沸騰するまで火にかけましょう。そのあと、クエン酸や酢を含ませた布でこするとキレイに落とせます。
アルミ製|やわらかいスポンジで洗う
雪平鍋はアルミ製が一般的です。軽くて調理器具としては使いやすいですが、キズがつきやすい素材です。そのため、調理中に焦げつかせてしまったときは、いったん水につけておき、こびりついた汚れがふやけるまで放置しましょう。そのあとスポンジでやさしくこするとキレイに取れます。
使用する洗剤は中性洗剤が適していますが、どうしてもスポンジで取れない汚れは、キッチン用のクレンザーを使用しても大丈夫です。強くこすらないように注意しましょう。
銅製|丁寧なお手入れが必要!
銅製の雪平鍋もステンレス製と同じように、調理後に料理を入れっぱなしにはしないでください。すぐに別容器に移して、中性洗剤で洗います。このときに、ナイロン製や金属製のたわしは使わず、スポンジを使って洗います。
銅はとてもキズが付きやすいので、クレンザーも使わないでください。長年使っていると緑青(サビ)が出てきますが、こまかい目のサンドペーパーを使えばキレイに落とせます。
そのほかの鍋をチェック!
使い勝手のいい雪平鍋を見つけましょう
お湯をすぐに沸かせるほか、煮物や焼き物、炒め物など、さまざまな調理に活用できる雪平鍋。サイズ展開が豊富で、ひとり暮らしから3人以上の家族用まで、あらゆる人数に対応できます。
雪平鍋で採用されている素材は、おもにアルミ・ステンレス・銅の3種類です。素材によって特徴が異なるので自分がどのような用途で使用するのかを考えて選んでください。今回ご紹介した14商品も参考に、使い勝手のいい雪平鍋を見つけましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。