「雪平鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
雪平鍋とは? 料理のプロも愛用!
雪平鍋(ゆきひらなべ)とは、一般的に蓋(フタ)がなく注ぎ口がついた片手鍋のことをいいます。味噌汁やスープなどの汁物、肉じゃがなどの煮物、炒め物や揚げ物など幅広い料理に活用できるのが魅力です。一般家庭のみならずプロの料理人までたくさんの人に愛用されています。
もともとは、アルミニウムや銅の打ち出し鍋が主流でしたが、IHなどの普及にあわせて、ステンレス製の鍋やおしゃれなデザインの鍋なども増えてきています。
まずは、雪平鍋を使うメリットやデメリットをおさえておきましょう!
雪平鍋のメリット
雪平鍋は熱伝導率が高い素材でつくられています。食材や水分に火がとおりやすく沸かす・煮る・蒸す・焼くといった調理をスピーディーに済ませることが可能で、おすすめ料理として、味噌汁や親子丼、煮物やラーメンなどがあげられます。
また、小ぶりなので片手で取り扱いができます。くわえて、注ぎ口が設計されているため鍋の中身をそのまま別の器に移すことが可能。おたまを使う必要がないので、洗い物を増やすこともありません。
雪平鍋のデメリット
雪平鍋の素材はアルミが多く採用されています。アルミは衝撃に弱いので凹みやすいデメリットがあり、酸や塩分、アルカリ成分を含む食材を調理すると溶けてしまう可能性があります。また、一般的にアルミはIHのコンロに使うことができません。
雪平鍋は片手で取り扱いができる分、一度で大量の食材を調理することは困難です。家族の人数が多い家庭には不向きといえるでしょう。
雪平鍋の選び方 長持ちするものを!
では、使いやすい雪平鍋はどのように選べばよいのでしょうか? 雪平鍋の選び方を紹介していきます。ポイントは以下の4つです。
【1】サイズ
【2】材質
【3】IHにも対応しているか
【4】使いやすさ
【1】人数に合うサイズを選ぶ
雪平鍋はいくつかサイズが存在します。一緒に暮らしている人数に合わせた大きさで選ぶと使いやすいです。
一人暮らしなら「15cm前後」が使いやすい
ひとり暮らしの場合は直径が15cm前後(14~16cm)の雪平鍋を選ぶといいでしょう。15cm前後なら少ない材料と雪平鍋の大きさが絶妙にマッチするため焦げにくく使いやすいです。
ひとり暮らしでも一回でつくる量が多いなら、深さのある雪平鍋を選んでください。また、インスタントラーメンなどをつくる機会が多いなら、16cmのサイズを選ぶと吹きこぼさずにつくることができます。
3人以上の家庭用なら「20cm前後」だと便利
一緒に暮らしている人数が3人以上なら20cm前後がおすすめです。家族分の味噌汁や煮物もつくりやすいですし、人数分を一度につくることができます。ひとりやふたり暮らしでも20cmの大きさならパスタを茹でるときに余裕をもって使えるでしょう。
20cm前後よりも大きい30cmのサイズであれば、おでんなど煮込み料理のときに便利です。ただし、大きくなるほど片手での取り扱いが難しくなるので注意してください。
用途に合わせて複数のサイズを揃えると便利!
素材がアルミ製の雪平鍋は価格が控えめなアイテムが多いです。そのため、ひとり暮らしでも大家族でも、一緒に暮らす人数に関係なくサイズ違いの雪平鍋をそろえておくと、料理のときに役立ちます。
鍋がたくさんあると収納の際不便さを感じますが、取っ手なしのやっとこ鍋タイプなら、収納スペースを占領する心配が少ないです。
【2】材質で選ぶ
雪平鍋の材質は「アルミ」や「ステンレス」、「銅」などがあります。材質によって料理の仕上がりや使い勝手も違ってくるので素材の特徴を知っておきましょう。
アルミ製|熱伝導率が高く温まるのが早い
雪平鍋のなかでも広く採用されているのがアルミ製です。熱伝導率が高く軽くて温まるのがとても早いので、お湯を沸かしたり野菜や卵を茹でたりするときに重宝するでしょう。
板厚の厚みが薄いものは保温性に欠けるため、汁物に適しています。板厚が厚くなると温まるのに少し時間がかかりますが、煮物の熱ムラが少なくなり蓄熱性が高くなります。
価格が控えめなので複数のサイズをそろえたいときにおすすめの素材です。
ステンレス製|丈夫で揚げ物にぴったり
ステンレスは酸や塩分にも強く、耐久性も高いです。厚みのある鍋ならこげつきにくく、お手入れがらくな素材といえます。熱伝導率が低めですが、蓄熱性が高いのでじっくり調理する煮込み料理などにピッタリ。
ステンレス製を選ぶときは単層構造より、多層構造のほうが煮物や揚げ物の調理に向いています。IHで使えるタイプも多いのでキッチンの仕様に左右されません。
銅製|焦げ付きにくいがお手入れが必要
銅の鍋は温まるのがとても早く、蓄熱性が非常に高いのでアルミとステンレスのメリットが合わさった素材です。火力が鍋全体に伝わるため、焼きムラが発生しません。高い蓄電性によって煮物づくりにも適したタイプです。
ただし、使い続けているうちに変色したり緑青(サビ)が出たりするなど、お手入れにひと手間が必要です。定期的に磨く必要があるので、料理に時間を割ける人やこだわりがある人に向いています。
【3】IHにも対応しているか必ずチェックする
オール電化住宅なども増え、IHの利用者も増えています。今はガスコンロを使っているけれど将来はIHに変えたいと思っている人や、引越し予定がある人は、IH対応の雪平鍋を選びましょう。
商品名に「IH対応」と表記されているものもありますが、鍋の素材で見きわめることができます。
IHに対応しているのは「ステンレス」のみです。銅製やアルミ製の雪平鍋はIHに対応していないので、注意してください。
【4】使いやすさで選ぶ
雪平鍋を選ぶときは使いやすさにも注目してください。
フッ素加工など表面加工がされているとお手入れ簡単
雪平鍋のなかには、内面がフッ素やマーブル加工されたタイプも存在します。このような加工が施されると焦げにくくなるため、焼き物や炒め物にも使用可能です。洗うときもスルッと汚れが落ちるため、後片付けも便利になります。
加工されている分重量が増えるほか価格が高くなりますが、汁物だけではなくほかの調理にも使いたい人にチェックしてほしい機能です。
持ちやすい取っ手なら調理しやすい
雪平鍋では味噌汁や煮物などをつくりますが、テーブルに運ぶときやちょっと隣のコンロへ移動するときに、持ちにくい取っ手だとひっくり返してしまう可能性があります。
雪平鍋を選ぶときは、本体のサイズだけではなく、取っ手の形状や素材に着目して選びましょう。天然木の取っ手なら、手にしっくりとなじみますし握りやすいです。
鍋と同じ素材を使用した取っ手は、取っ手の厚みが薄いので持ちにくく感じる人もいるようですが、ミトンやふきんなどを巻いて自分が持ちやすい太さに変えられるメリットがあります。
煮物や汁物には蓋付きがおすすめ
もともと、雪平鍋はたくさん使用するような業務用としてのアイテムでした。その影響で蓋がなく重ねて置く収納スタイルが一般的です。最近では家庭用の雪平鍋が普及するにつれて、鍋つきのタイプも登場しています。
蓋つきなら時間をかけてつくるような煮物におすすめです。また、ステンレス製など熱伝導率が低い素材でも蓋を置くことで早く沸騰させることができます。
目盛り付きなら調理の時短も!
雪平鍋のなかには、内側に目盛りついたタイプも存在します。計量カップを使う手間が省け、調理の時短が可能です。また、中身の量が一目でわかるので、何皿に盛りつけできるのか調べることができます。
煮込み料理などに目盛りつきの雪平鍋を使う場合はどのくら水分が減ったのかもわかるため、凝った料理をつくりたい人にピッタリの機能です。
雪平鍋おすすめ15選 軽量で使いやすい!蓋付きも!
ここからは、雪平鍋のおすすめ商品を紹介していきます。ステンレス製やアルミ製、銅製とさまざまな材質の商品があるので、よくつくる料理やお手入れしやすい素材などに着目して、自分にぴったりの雪平鍋を選んでみてくださいね。
また、キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主・田中 文さんがおすすめする商品には、コメントもいただきました。
ヨシカワ『ステンレス雪平鍋』














出典:Amazon
谷口金属『和の職人 ゆきひら鍋』






















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パール金属『マーブルミラー』

出典:楽天市場

ambai『雪平鍋』


















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HARIO(ハリオ)『ステンレス鍋』










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宮崎製作所『ジオ・プロダクト 行平鍋(GEO-18YH)』














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耐久性抜群! 料理家に人気の万能雪平鍋
料理研究家や料理好きの間で人気の宮崎製作所のベストセラー商品。アルミをステンレスで挟んだ全面7層構造で、熱伝導が早いうえに蓄熱性も高く、煮物や茹で物、揚げ物など万能です。表面はサビにくい高級ステンレスで酸や塩分にも強く、高い耐久性があります。
15年間長期保証つきでアフターフォローがあるのもうれしいですね。スタイリッシュなデザインでIHにも対応しています。これだけ本格的なのに、価格はお手ごろでコストパフォーマンスにすぐれています。
アルミの雪平鍋に比べるとやや重いですが、毎日料理をする方、道具にもこだわりたい方、また何にでも使える鍋がいいという方に向いています。
ビタクラフト『ユキヒラ鍋』
















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宮崎製作所オブジェ『ゆきひら鍋』










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遠藤商事『雪平鍋』














出典:Amazon
北陸アルミニウム グルメテイストDX『雪平鍋』
![北陸アルミ雪平鍋16cm[IH対応]軽量グルメテイストDX打出しテフロン加工](https://m.media-amazon.com/images/I/41Z3fUd5q-L._SL500_.jpg)
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出典:Amazon
前川金属『IH雪平鍋』

出典:楽天市場
中尾アルミ製作所『ニューキングデンジ』












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中村銅器製作所『行平鍋』












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料理にこだわる人のための職人鍋
創業80年を超える銅器の老舗でもある中村銅器製作所は、昔ながらの手法でていねいに銅鍋を制作している数少ない工房です。
一流料亭の料理人にも愛されるこだわりの鍋をつくり続けています。銅製の雪平鍋は、お湯も早く沸きますし、一度温めると蓄熱性が高いので長く熱を保ちます。鍋全体にムラなく熱が伝わるため、煮物や汁物などがおいしく仕上がります。そのため、1回使ったら手放せなくなるという愛用者も多いです。
鍋を金づちでたたくことで、熱まわりをさらによくしています。銅製なので取り扱いにはコツが必要ですが、料理が好きでとくに和食をよくつくる人に向いています。熱源はガスのみ対応です。
新光金属『まごころ伝心MD-0107』

出典:Amazon
パール金属『雪平鍋』












出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 雪平鍋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの雪平鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
雪平鍋で揚げ物はできる?
雪平鍋でも揚げ物をすることができますが、おすすめはできません。
材質にもよりますが、雪平鍋に多いアルミは熱伝導率が高く、温まるのが早い分、蓄熱率はあまりよくありません。鍋の温度を一定に保つことができないので揚げ物には不向きです。
また、持ち手が木製の場合は長時間の高温に耐えれる保証がない点もおすすめできない理由です。揚げ物をする際は、専用の揚げ物鍋を使うようにしましょう。
雪平鍋の黒ずみの落とし方
ここでは、雪平鍋の素材として幅広く採用されているアルミ製の黒ずみの落とし方をご紹介します。雪平鍋は長く使っているとアルミニウムの酸化皮膜が剥がれて黒ずんできます。この黒ずみを落とす方方法はとっても簡単です。クエン酸を小さじ2杯程度と水を鍋にいれて煮込みます。すると黒ずみがとれてきれいな状態になります。
繰り返す黒ずみを防止するために、米の研ぎ汁を鍋にいれて煮込みます。こうすることで、アルミに膜をはり酸化被膜が剥がれるのを防ぎます。ただし、これで永久に黒ずみが出てこないというわけではないので、繰り返しお手入れをする必要はあります。
雪平鍋のお手入れ方法【材質別】
雪平鍋を長く愛用するためには、日々のお手入れが欠かせません。ここからは、材質別のお手入れ方法を紹介していきます。
ステンレス製は洗浄後すぐに水気をふく!
ステンレス製の雪平鍋は、近年増えてきています。アルミより重量はありますが、酸や塩分に強いため、アルミでは調理できなかった食材が調理できるメリットがあります。
しかし、ステンレスはサビにくいだけであって、サビないわけではありません。そのため、調理後はなるべく早く別容器に料理を移して洗浄し、水気を取ることがポイントです。
食材がこびりついて取れないときは、水を入れて沸騰するまで火にかけましょう。そのあと、クエン酸や酢を含ませた布でこするとキレイに落とせます。
アルミ製はやわらかいスポンジで洗う
雪平鍋はアルミ製が一般的です。軽くて調理器具としては使いやすいですが、キズがつきやすい素材です。そのため、調理中にこげつかせてしまったときは、いったん水につけておき、こびりついた汚れがふやけるまで放置しましょう。そのあとスポンジでやさしくこするとキレイに取れます。
使用する洗剤は中性洗剤が適していますが、どうしてもスポンジで取れない汚れはキッチン用のクレンザーを使用しても大丈夫です。強くこすらないように注意しましょう。
銅製は丁寧なお手入れが必要!
銅製の雪平鍋もステンレス製と同じように、調理後に料理を入れっぱなしにはしないでください。すぐに別容器に移して、中性洗剤で洗います。このときにナイロン製や金属製のたわしは使わず、スポンジを使って洗います。
銅はとてもキズがつきやすいので、クレンザーも使ってはいけません。長年使っていると緑青(サビ)が出てきますが、こまかい目のサンドペーパーを使えばキレイに落とせます。
使い勝手のいい雪平鍋を見つけましょう
お湯をすぐに沸かせるほか、煮物や焼き物、炒め物などさまざまな調理に活用できる雪平鍋。サイズ展開が豊富でひとり暮らしから3人以上の家族用まで、あらゆる人数に対応できます。
雪平鍋で採用されている素材はおもにアルミ・ステンレス・銅の3種類です。素材によって特徴が異なるので自分がどのような用途で使用するのかを考えて選んでください。今回ご紹介した15商品も参考に、使い勝手のいい雪平鍋を見つけましょう。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。 その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。 道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。 数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。