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シティサイクルとは? 買い物や通勤通学用に! 通称「ママチャリ」
シティサイクルとは通勤・通学、買い物など街乗りに適している自転車で、いわゆる「ママチャリ」のことです。もっとも身近で、なじみのある自転車といえるでしょう。自転車屋さんの店頭では、軽快車やファミリーサイクルとも呼ばれています。
ロードバイクやMTBなどのスポーツバイクと違い、前かごや泥除け、チェーンカバーやスタンドなどがあらかじめついていて、ふだん使いではとても実用的に使える自転車です。初心者でも乗りやすく、一台持っていると街中での移動がとても便利になりますよ。
シティサイクルの選び方 軽量でおしゃれなデザインもたくさん!
それでは、シティサイクルの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】身長にあわせてタイヤのサイズを選ぶ
【2】使い方にあわせて機能面をチェック
【3】坂道が多いなら電動アシストタイプという選択肢も!
【4】シティサイクルのパーツをチェック
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】身長にあわせてタイヤのサイズを選ぶ

Photo by Dirk Heuser on Unsplash
シティサイクルにはさまざまなサイズがあります。20~27インチの幅がありますが、26インチと27インチのものが多いです。自転車のサイズは、一般的には身長にあわせて選びます。26インチは140cm以上、27インチは150cm以上の身長を目安にしてみてください。
なお、26インチは27インチの自転車よりも小回りが利くので、実は買い物したりするときに適しており、逆に通勤で長距離乗る場合は27インチの自転車が適している、というように、用途に合わせてタイヤの大きさを考えるのもいいでしょう。
【2】使い方にあわせて機能面をチェック
シティサイクルは、ふだんどのような目的で使うかによって、その選び方が変わってきます。通勤・通学、買い物、子どもの送迎などシチュエーションに合わせた選び方を見てみましょう。
▼買い物用なら荷物を入れても安定して走行できるもの
シティサイクルを買い物に使うのであれば、安定感のある自転車を選びましょう。自転車を止めているときに倒れてしまうことを避けるため、駐輪時に安定するようなダブルスタンドやハンドルロック機能がついたものを選ぶといいですね。
また、脚を大きく開かず乗り降りできるように設計されたフレームや高さのないフレームなら、スカートでも気にせず乗り降りがしやすいです。
▼通勤や通学で使うなら夜道も安心のライトをチェック
シティサイクルを自転車通勤・通学に使うのであれば、まず、カバンなどの荷物の大きさをチェックし、それに見合った前かごの大きさがあるものを選ぶ必要があります。
また、冬場などは夕方暗くなったときの走りやすさを考えると、ライトの機能もチェックしておくとよいでしょう。「オートライト機能」がついていれば、自動で点灯してくれてつけたり消したりする手間がありません。スタンドは、1本のシングルタイプであれば軽くて使いやすいです。
▼子どもをのせるならチャイルドシート対応を
子供の送り迎えなど、自転車に子供をのせるなら、チャイルドシート対応のシティサイクルを選びましょう。子供乗せ自転車としてもとから付属している自転車を選ぶか、別売りの自転車用チャイルドシートを取り付けるという方法もあります。
前かごの部分が子ども用の座席になっているシティサイクルもありますし、3人乗りに対応したようなシティサイクルもあります。3人乗り非対応の自転車で3人乗りをすると法律違反になるので、ふたり子どもを乗せたい場合は3人乗りに対応したモデルを選びましょう。
【3】坂道が多いなら電動アシストタイプという選択肢も!
坂道の多い地域に住んでいる方や、たくさんの荷物や子どもを楽に運びたい人は電動アシストタイプのシティサイクルを選ぶといいでしょう。
最近では、はじめて発売されたころよりもバッテリーは進化しており、容量も大きく寿命も延びてきています。やや高価にはなりますが、ペダルが重いときにスイッチを入れると、非常に軽快にペダルを漕ぐことができますよ。
【4】シティサイクルのパーツをチェック
カゴやライト、ハンドルなど、シティサイクルのパーツもチェックしましょう。
▼カゴやキャリア(荷台)もチェック
スポーツバイクと違い、荷物を入れたり載せたりするためのカゴやキャリア(荷台)があらかじめ付属しているタイプが多いです。
とくに通勤・通学や買い物などにシティサイクルを使う場合、カゴの大きさは非常に重要です。届いてからカゴが小さかった、ということにならないよう、サイズをチェックしておきましょう。また、カゴやキャリア(荷台)がオプションで、別途購入が必要になっている場合もありますので、注意しましょう。
▼ハンドルの形状で選ぶ
シティサイクルのハンドルは「オールラウンドタイプ」と「セミアップタイプ」があります。オールラウンドタイプは、まっすぐ一文字になったハンドルで、やや前傾姿勢での乗車となるため、楽にスピードを出しやすいのが特徴です。
一方、「セミアップタイプ」は手前に曲がっているかたちで、ゆったりとした姿勢で安定走行が可能なので、買い物や子どもを乗せるときによいでしょう。ハンドルの形状も、用途によって選ぶことをおすすめします。
▼変速機(ギア)の有無で選ぶ
シティサイクルには、変速機(ギア)がついているものもあります。変速機がないタイプは構造がシンプルで、チェーンが外れるようなトラブルも少ないでしょう。
一方変速機つきの自転車は、構造がやや複雑になるものの、ペダルの重さを変えることができるので、坂道や荷物を載せて走るときなどの走りやすさが変わってきます。通勤通学など、少し長めの距離を走る場合は変速機つきのほうがいいでしょう。
▼ライトのタイプもチェック
シティサイクルに付属しているライトは、夕方の乗車などで車に存在を知らせてくれたり、前方を見やすくしてくれたりする重要なツールです。おもに「ダイナモ式」と「ハブダイナモ式」があります。
前輪で発電をしてくれるタイプの「ダイナモ式」は、リーズナブルなのがメリットですが、スイッチを入れると自転車が重くなります。一方「ハブダイナモ式」はセンサーで暗くなると点灯してくれるありがたいライトです。
自転車整備士がアドバイス
自転車整備士
もちろん身長による選び方も重要ですが、タイヤのサイズが変わると漕ぎ出しのペダリングの重さも変わる点に注意です。
26型は漕ぎ出しが軽く、街中の信号でストップ&ゴーを繰り返す走りに向いています。27型はスピードが乗ってからの漕ぐ回数が少なくなるのが利点で、長い距離を止まらず走るのに向いています。電動でも同様ですので、用途も注目してみてください。
シティサイクルおすすめ15選 コスパ最強の安いモデルから人気自転車メーカーも
ここからは、おすすめのシティサイクルをご紹介。オオトモやブリヂストンなどの人気ブランドや、折りたたみできる軽いモデルなど幅広くご紹介します。2万円以下の安いモデルもありますよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シティサイクルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのシティサイクルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シティサイクルのメンテナンスは? 自分でできる!こまめなお手入れ
シティサイクルに毎日乗る人も、たまにしか乗らない人も、こまめなお手入れが大切です。まずは、乗る前にタイヤの確認を! タイヤの空気が抜けていないか、タイヤの溝がすり減っていないかなどを確認してください。タイヤのひび割れなど、異常に気付いたときは自転車屋さんで見てもらってくださいね。
ほかには、月に1回程度注油をするとよいです。市販のオイルを用意して、チェーン、ワイヤー、カギ、スタンド部分に注油しましょう。このとき、リムやブレーキにオイルがかからないように注意してください。ブレーキがきかなくなってしまいます。
本体は、いらない布で拭き掃除をすればOKです。なかなか落ちない汚れには、中性洗剤などを使うとよいでしょう。
シティサイクルで快適な生活を!
自転車整備士の椿 直之さんとともに、シティサイクルおすすめ12選と選び方のポイントを紹介してきました。おしゃれなデザイン、豊富な機能、使い勝手のよい工夫など、自転車として非常に完成度の高い自転車がシティサイクルです。
シティサイクルは、リーズナブルな価格で手に入るのもポイント。ぜひお気に入りのシティサイクルを見つけて、移動を快適にしましょう。
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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。 現在は独立して自転車店を経営している。 大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。 特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。