カゴ付きクロスバイクのメリットとは?
カゴ付き自転車といえば、代表的なのがシティサイクルこと「ママチャリ」。そんなママチャリとクロスバイクの違いはいったい何でしょうか。
ここでは、カゴ付きクロスバイクのメリットをご紹介していきます。
ママチャリよりずっと速い
カゴ付き自転車の代表格といえばママチャリですが、カゴ付きクロスバイクは重量や走行性能が向上するため、目的地までの時間を短縮することができます。
5分程度の距離であればママチャリでも構わないでしょうが、それなりに距離がある通勤や通学に自転車を使う場合には「カゴ付きクロスバイク」に乗り換えることで、毎日を快適に過ごすことができるでしょう。また、これまで車や電車を利用していた人もカゴ付きクロスバイクを手に入れることで移動手段の幅が広がります。
スポーティー過ぎないスマートさ
軽量アルミフレームに6段変速機能搭載で坂道もらくらく! ワイドバスケット付きで通勤通学にぴったり。
いわゆる「ママチャリ」とは異なる高性能な自転車がほしいけれど、ロードバイクやクロスバイクはスポーティーすぎると感じている人には、スポーツバイクならではの性能とスマートさをもちながら、普段使いしやすい見た目と機能をもつ「カゴ付きクロスバイク」がおすすめです。
スポーティーな自転車の場合はウエアも考えなくてはなりませんが、カゴ付きクロスバイクなら普段着にも合わせやすい点も人気があります。また、かっこいいけど本格的すぎない中間のイメージで、誰でも試せるところも人気ですよね。
カゴ付きクロスバイクの選び方のポイント
最近、街中でもよく目にする「クロスバイク」。ママチャリと同じ用途で使用している方が増えているため、とくにカゴ付きクロスバイクが人気です。では、クロスバイクを購入する際に重要視するところはどこかおわかりになりますか?この記事では、サイクリングアドバイザーの日向涼子さんに、カゴ付きクロスバイクを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ぜひ参考にして、自分にぴったりなカゴ付きクロスバイクを見つけてみてくださいね!ポイントは下記5点。
【1】販売ルートをチェック
【2】配送方法や状態も事前に確認
【3】付属品の有無のチェックも忘れずに
【4】フレームサイズを確認
【5】ギア数を確認
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】販売ルートをチェック
自転車は快適で楽しいものですが、車と同様に命を預けるものでもあります。インターネットオークションで購入したものに乗っていたら走行中にフレームが折れたという話もあるので、安いからといって安易に手を出さないようにしましょう。売り手の顔が見えにくい商品には注意が必要です。
実店舗でもインターネット通販でも、販売店が日本国内の自転車専門ショップの場合は信頼性が高いでしょう。また、インターネットで見つけた商品で不明な点があった場合、専門店であれば細かい質問にも答えてくれますし、購入後に不具合があった場合も問い合わせをしやすいというメリットがあります。
【2】配送方法や状態も事前に確認
インターネットで自転車を購入する場合、どのような状態で届くのかは気になるところでしょう。自転車の組み立てに不安がある方は「完成車組み立て」の状態で届くものを選ぶことで解決します。組み立てに別途料金がかかる場合には、自転車本体と合計していくらになるのか、購入する前に計算しましょう。
また、自転車は大型荷物として取り扱われるため、送料のチェックも重要です。「自転車本体は安かったが配送料が高くついた」ということもありえるので、送料別の場合はもちろん、送料無料であっても、販売店から遠かったり、北海道・沖縄・離島にお住まいの場合は追加で料金がかかる場合もあるので、そちらの確認も必要です。
【3】付属品の有無のチェックも忘れずに
自転車を買う際には、配送料同様、自転車本体以外に必要な付属品がついているか、ついていなければ、本体との合計が予算内におさまるのか計算しておくことも必要です。必要最低限の付属品は、ライト、ベル、泥除け、スタンド、鍵で、何を選ぶかにもよりますが、1万円ほどかかると考えてください。購入時に防犯登録が済ませられる場合には申し込んでおくと便利です。こちらの費用は600円(非課税)です。
また、購入する自転車のバルブが、自分が持っている空気入れの仕様に適応しているかも確認しましょう。多くのクロスバイクは仏式のバルブに対応した空気入れが必要です。洗濯ばさみのようなコネクターを使ったバルブ(英式)しかなく、購入する自転車が仏式バルブの場合は空気入れの購入も必要となります。こちらは3,000円前後で購入が可能です。
そのほか、クロスバイクはスピードが出やすいのでヘルメットの装着を推奨します。このように、自転車本体以外に必要なものがあるということを頭に入れて予算を立てましょう。
【4】フレームサイズを確認
フレームサイズとは、シートチューブの長さを指します。フレームサイズは乗り心地に直結する部分なので、必ず自分の身長に合ったサイズを選ぶようにしましょう。また、サドルの高さ調整の目安としては、またがったときに腕が伸びすぎない、つま先が地面につく程度に調整するのがよいでしょう。
【5】ギア数を確認
カゴ付きクロスバイクのギア数は、リア変速であれば3~7段、 フロント変速がついているバイクであれば、21段まであるものもあります。 ギアが多いほど、効率よく自転車を漕ぐことができます。
カゴ付きクロスバイクおすすめ9選
ここまでに紹介した選び方のポイントをふまえて、カゴ付きクロスバイクのおすすめ商品をご紹介します。
大きなロゴが目を引くスタイリッシュなクロスバイク
2001年に誕生した比較的新しい自転車のブランド・TOPONE(トップワン)からは、魅力的なクロスバイクが数多くリリースされています。そのなかでカゴが付いたモデルがこちらの「VIENTO(ヴィエント)」。大きなロゴやフロントフォークの色使いが目を引きます。
シマノの外装6段ギアを搭載し、いつでも快適な乗り心地。フレームは鮮やかなピンクも用意され、女性の通勤や通学にもぴったり。軽やかに街を駆け抜けたい方におすすめのバイクです。

直に商品を見たい・話を聞きたい人におすすめ
「お店で話を聞いてから購入したい」という人も少なくないでしょう。サイクルベースあさひは全国に476店舗(2020.01.21時点)を展開している自転車専門ショップなので、近隣の店舗で直接話を聞いてから検討したい派におすすめです。
「ネットで注文、お店で受取り」も可能なので、話を聞いてから家でじっくり検討をして注文できます。また、配達日時に在宅をしなくてはならないということもなく、ご自身の都合で店舗受け取りができます。直接店舗で受け取れば、開梱作業や梱包資材の廃棄などを気にする必要もありません。とはいえ、もちろん配送も可能ですよ。
なお、商品の話を聞く場合は、近隣店舗に在庫確認をしてから訪れた方がスムーズです。また、サイズやカラーバリエーションが豊富なのもおすすめできる理由のひとつです。

中高生の通勤・通学におすすめ! 乗り心地が抜群
この商品で一番おすすめできる点は、大きなカゴ。ワイドサイズのバスケットはブリーフケースも入る大きさがあり、通勤通学に使う人におすすめ。
また、LEDオートライトが標準装備され、前後のフェンダーにより雨が降っても泥はねから守ってくれます。タイヤサイズは700×35Cで乗り心地抜群。毎日乗る人にやさしい設計となっています。
通学はもちろん通勤にも。毎日乗るのに適したモデル
アルミフレームを採用した「通学に便利な機能を詰め込んだ」クロスバイク。水はねによる制服の汚れを防ぐ泥除けや駐輪しやすいサイドスタンドを標準装備。パンクに強いロングレッドタイヤや快適にペダリングができるオリジナルのサドルも採用されています。
カラーは7色から選択可能。街にも自然にも溶け込むクロスバイクらしいデザインは、日々のライディングを楽しくしてくれそう。もちろん通勤にも適した一台です。
軽量で快適、通勤や通学にうれしい機能が充実
GIOS(ジオス)は鮮やかな「GIOSブルー」で人気が高い、イタリアのトリノを拠点とする老舗のブランド。こちらは伝統的なブルーをはじめ、4色のフレームから選べるクロスバイクです。
通勤や通学にうれしい大きなマッドガード(泥除け)やチェーンカバーがついているのが特徴。フロントキャリアにはカゴを取りつけられるほか、ゴムバンドを使ってカバンを固定することが可能。13kgという軽さや外装7段の変速ギアも見逃せないポイントです。

ハイエンドなカゴつきクロスバイク
通勤通学に必要なものが標準装備されたクロスバイクですが、おすすめできるポイントはそれだけではありません。カゴは荷物積載を考慮して低重心設計となっているため、一般的なカゴつきクロスバイクよりもふらつきが軽減されるでしょう。
また、ダウンチューブ下のケーブルがフレーム内に格納されており、見た目スッキリ! 通勤通学をスマートに、おしゃれに街乗りもしたいという人におすすめしたい一台です。
乗りやすさはピカイチ! 女性や中学生にもおすすめ
スポーティーな走りと、通勤・通学利用での使い勝手におけるバランスがとてもよいクロスバイクです。
ひと回り大きな480もあるので、適応身長より大きい方は480モデルが最適です。万能なモデルを探している人におすすめです。
乗りやすさとスポーティーな走りを両立
カラフルな色使いで男女を問わず人気のモデル。スタッガードフレームを採用し、スポーティーな走りと乗り降りのしやすさを兼ね備えたスポーツバイクです。クロスバイクのなかでもシティサイクルに近いフォルムと安定感は、通勤や通学にぴったり。
ブリヂストンからは純正のカゴが販売されていますが、ここで紹介する商品のように純正品以外のカゴを取りつけて個性を出してみるのも楽しいですね。
女性のデイリーユースにも適した軽量バイク
ジオスからフロントキャリアがついたモデルをもう一台ご紹介。「リーベ」はまたぎやすいスタッガードフレームを採用し、女性にも使いやすいモデルです。大きなマッドガードは泥はねを抑え、濡れた路面を走るときでも安心。チェーンケースは油汚れを防いでくれます。
クラシカルなデザインは街にフィットしてデイリーユースに最適。外装7段の変速ギアを備え、スポーティーな走りだって充分に楽しめます。
クロスバイクに付けられるカゴ4選を紹介!
汎用性の高い追加カゴ
ほとんどのフロントVブレーキ装着バイクに取り付け可能なキャリアが付いた製品。上部34cm、ボトムで30cmと小型ですが、十分なサイズのワイヤーバスケットです。
木目調の底板がおしゃれ
ウッドスタイルのボトムがついた追加カゴです。底板が目を引くので、ただのカゴだとつまらないという人におすすめです。自転車に取り付ける際には、ステーとブラケットが必要になります。
シャローデザインの追加カゴ
浅めのステーとボトムのウッドで雰囲気が抜群によい製品です。キャリア一体型のフロントのバイクと相性が良いですが、取り付けられるか事前に調べておきましょう。
ATB、クロスバイクと相性抜群な軽量バスケット
専用アタッチメントで着脱が容易にできる軽量なバスケットです。対応するハンドル径は22mmと25mm、特殊形状のフレームには取り付けられないので注意が必要です。とても手軽にカゴが追加できる製品です。
「クロスバイク」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カゴ付きクロスバイクの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのカゴ付きクロスバイクの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【よくある質問】カゴ付きクロスバイクに関するQ&A
ロードバイクやマウンテンバイク、シティクロスとの違いは?

オフロードのマウンテンバイクとオンロードのロードバイクを融合させたスポーツバイク。シティサイクルよりも機動力が高く、見た目がスマート。かといって、ロードバイクほど本格的なものは求めていないという汎用性を重視する人たちに選ばれています。
また、クロスバイクはロードバイクとくらべるとタイヤが太く走りが安定している点、ロードバイクよりも安価な商品が多いので、スポーツバイク初心者が最初に乗る自転車として選ばれることが多いです。

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カゴがないと荷物が邪魔になり、走行の妨げになってしまいます。
カゴの取り付け方は?

カゴを取り付ける前に、「キャリア」「カゴ」「クロスバイク本体」のネジの位置がちゃんと合っているかどうかを確認してください。
カゴの取り付け方法は次の2通りがあります。
(1)「フロントキャリア」を取り付けた後に、キャリアとカゴをネジで固定させる方法。
(2)「アタッチメント」をハンドルまたはヘッドチューブに取り付けた後にキャリアとカゴをネジで固定させる方法。
クロスバイクにはカゴなしとカゴ付きがある
シティサイクルとは違い、多くのクロスバイクはスポーツ仕様であり、カゴが付いていないモデルが多いので、荷物はデイパックやメッセンジャーバッグと呼ばれる肩掛けバッグに入れることになります。
カゴが付いていない場合、
・バッグに入る量しか買うことができない
・夏など暑い日でもバッグを背負って走らなくてはならない
・洋服をバッグに合わせることでファッションの幅が狭まる
……といったデメリットがあります。
カゴを後付けする場合の注意点
ここからは、カゴ付きでないクロスバイクをカゴ付きにする方法などカゴを後付けする場合の注意点をご紹介します。
カゴがつけられる車種か確認
まずはメーカーサイトなどで、カゴが取り付けられる車種かどうかを確認しましょう。
カゴの選び方
カゴを選ぶときは、走りに影響しない程度の大きさと重さのものを選びましょう。 また、普段カゴのなかに入れる荷物に合わせてカゴのサイズを選んでみてください。
後ろカゴの取り付けも可能
荷物の重量が5kgを超えるようなら、後ろカゴ(リアキャリア)も検討しましょう。リアキャリアは、シートポストやキャリアダボに取り付けることができます。
サイクリングアドバイザーからのアドバイス

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マウンテンバイクとロードバイクを融合させたクロスバイク。カゴがついている商品が少ない為、慎重に選びたいですよね。
カゴのサイズを確認しましょう
カゴ付きクロスバイクを選ぶ方は、「カゴに荷物を入れられる」点に魅力を感じていると思いますが、カゴ付きクロスバイクはシティサイクルにくらべてカゴのサイズが小さいことが多いです。
また、シティサイクルにくらべてカゴ付きクロスバイクは重量が軽いものがほとんどなので、カゴに入れる荷物のサイズが大きかったり重すぎるとバランスがとりにくくなることがあります。
カゴに荷物を入れる前提で購入を検討されている方は、使用する場合の荷物の大きさを確認した上で選ぶとよいでしょう。
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モデル(シュルー所属) ダイエット目的で始めたクロスバイクをきっかけに自転車の魅力に心を奪われ、生活が一変。 レースでの優勝・入賞経験もあり、イベントのゲストライダーとしても活動するが、「初心者の気持ちを忘れない」をモットーに、クロスバイクやロードバイクはもちろん、E-BIKEも含めた幅広い自転車の訴求を得意とする。 現在では自治体との連携で自転車を活用したアドバイザーもしている。 <主な著書> 「〈坂バカ〉式 知識ゼロからのロードバイク入門」(SB新書) 「日向涼子のヒルクライムナビ」(エイ出版社) 「じてんしゃと泊まる宿」(ガイドワークス)