空気入れの選び方
空気入れは、空気を入れる対象物や用途によって、その構造や特徴などが異なりますので、自分のニーズにあったものを把握しておきましょう。選び方のポイントは以下です。
【1】空気入れの種類
【2】バルブの形状
【3】適正空気圧と最大空気圧
【4】SGマークの有無
【5】素材
【6】付属の袋があると便利
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】用途に合わせて種類を選ぶ
空気入れは空気を入れる対象物など、用途に応じて構造や種類が異なります。たとえば、自転車のタイヤといっても自転車の種類によって使える空気入れの種類も異なっています。
ここでは、主な用途とその用途に合う空気入れの種類を解説していきます。
ママチャリやボールに使用するなら「フロアポンプ」
ママチャリやボールには「フロアポンプ」という種類の空気入れがぴったり。空気入れと聞くとまずこの形を思い浮かべる方も多いでしょう。
ピストンを上下動することでタイヤやボールに空気を送り込みます。ハンドル式のフロアポンプはグリップが太めで安定感があり、ママチャリなどの一般的な自転車に向いています。また足踏み式のものあり、こちらは疲れにくくボールなどを膨らませるのに向いています。
ロードバイクやスポーツバイクに使用するなら「エアゲージつき」
ロードバイクやクロスバイクなど、本格的な自転車に空気を入れるなら「エアゲージつき」の空気入れを使用しましょう。これらの自転車のタイヤには適正な空気圧が定められており、この範囲を保つことが必要です。このため、メモリをみながら空気圧を確認することができるエアゲージ付の空気入れが必須となります。
なお、空気入れによって表示される空気圧の単位が異なるため、自分が持っている自転車に記載されている単位と同じものを選ぶようにしましょう。
持ち運びに便利で手軽「ハンディタイプ」
アウトドアなど、持ち運びたい場合は「ハンディタイプ」の空気入れを選ぶといいでしょう。持ち運びやすいサイズで手軽に扱えるものが多く、プールや海でボールや浮き輪を膨らませるのにも使えます。
小型なので空気を入れるまで少々時間がかかることもあるため、膨らませたいもののサイズを考えて選びましょう。
ラクに使用できる「電動タイプ」
電動タイプの空気入れはスイッチを入れるだけで空気を入れてくれるので、手間もかからず時間の短縮にもなります。
指定した空気圧に達すると自動で停止してくれるものもあります。ボールや浮き輪などは必要な空気圧が不明な場合もあるので、入れすぎには注意してください。
パンクの応急処置に「インフレーター」
空気ではなくCO2を注入するタイプの「インフレーター」。サイクリングやロードバイクなどでのツーリングの際のパンクの応急処置などに便利です。
CO2入りのボンベを使うので、初心者には扱いにくいでしょう。また、応急処置として使うものなので、空気をあらためて充填することが必要です。
【2】自転車に使用するならバルブの形を確認してから!
自転車タイヤのバルブには3種類の形状があり、空気入れの差込口もそれにあうものを選びましょう。
ママチャリや子ども向けなどの一般的な自転車は、英式のバルブが使われています。ロードバイクなどの細いタイヤには仏式が多く使われています。また、マウンテンバイクなどの頑丈なタイヤには米式が多いです。
【3】適正空気圧まで注入できるか確認しよう!
自転車のタイヤには適正空気圧というものがあります。適切な空気圧でないとパンクしやすかったり、乗り心地が悪くなったりします。
空気入れの最大空気圧が、適正空気圧に対応できているかもよく確認するようにしましょう。
【4】安全性を重視するなら「SGマーク」がついているものを
空気入れはシンプルな構造ですが、安全性も忘れずにチェックしておきましょう。「SGマーク」がついている空気入れであれば、厳しい安全性認証基準をクリアした証拠です。
海外製品やメーカーによってはこのマークがついていない場合もありますが、購入前に一度マークの有無を確認するといいでしょう。
【5】素材で選ぶ
空気入れにどのような素材が使われているのかによっても、壊れやすさや使い勝手が変わってきます。
丈夫なものがいいのか、軽くて扱いやすいものがいいのか実際の使用シーンを想像してみましょう。それぞれの特徴をまとめました。
サビにくい「アルミ製」
アルミ製の空気入れは比較的サビに強いという傾向があります。アウトドアなどにも使いたい人やキャンプなど出かける頻度が高く、持ち歩きが多い場合はアルミ製の空気入れが適しています。
また、空気入れの置き場がなく玄関先や外に置いている場合も、サビにくいアルミ製はぴったりです。
軽量で持ち運びに便利な「プラスチック製」
軽量で持ち運びに適しているのがプラスチック製です。強度の面ではあまり期待はできませんが、ママチャリやお子さんの自転車に空気を注入するなど、たまにサッと使う程度ならプラスチック製がいいでしょう。
また、値段が安い商品も多いことや、レジャーやアウトドアにも持って行きやすいのもうれしいところ。
衝撃に強い「スチール製」
耐久性にすぐれていて衝撃に強いのが「スチール製」です。長く使い続けたい方に向いている素材です。
本格的なスポーツバイクなど耐久性を重視する環境で、空気入れをよく使う方はぜひチェックしてみてください。
【6】付属の袋などがついていれば便利!
空気入れを選ぶ際、付属品も見ておくといいでしょう。バルブの形を変更するための付け替え部品などがついているものもあります。
また、空気入れを収納して持ち運ぶことが可能な袋がついていれば、レジャーなど持ち運びがしやすいですね。
空気入れおすすめランキング5選 SGマーク付きで安心!
空気入れは数多くのアイテムが販売されており、どれを選べばいいのかわからないことも。ここからはプロが厳選した1位~5位までのランキングをご紹介します。
それぞれの商品の特徴をくわしくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

バッテリーつきのためコードレスでどこでも使える!
車用タイヤにも対応する電動空気入れです。車のみならずオートバイや自転車、ゴムボールなどにも使えます。必要なタイヤ圧に達すると自動停止する自動設定機能がついていて、利便性にすぐれています。また、空気圧の測定にも利用可能。
バッテリーつきのためコードレスでどこでも使え、車のシガーライターからの充電が可能なところも注目すべきポイント。

バッテリー搭載ですぐに空気を入れることが可能
18Vのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、すばやく空気を入れることが可能。米式、英式、仏式のバルブに対応するので自転車やオートバイに使えるほか、ボールやビニールプールなどに使うためのアダプタも付属しており、ご家庭でもアウトドアでも活用できます。
空気圧がカンタンに調節できるデジタルパネルで操作しやすく、慣れていない方でもすぐに扱えるようになるでしょう。

ペダル式で疲れにくくカンタンに空気を注入できる
ペダル式で疲れにくく、力の弱い人や大きなアイテムを膨らませたいときに便利な空気入れ。これ一台で自転車はもちろん、自動車やオートバイにも対応可能な汎用性の高い空気入れです。ペダルが踏みやすいように工夫された作りになっています。
エアホースが長めに作られているので、バルブの位置を気にすることなく空気入れができるのもうれしいですね。

まわすだけで英式と仏式に素早くカンタンにチェンジ
自転車に固定してもかさばらないサイズ感の空気入れです。まわすだけで英式と仏式にカンタンチェンジできるため、複数種類の自転車を所有していても活用できますね。
コンパクトでありながらも、フロア型ポンプ並みに高圧まで空気を入れてくれるすぐれものです。従来のハンドポンプにくらべて、高圧に空気が入れられるようになりました。軽い力でも充分タイヤに空気を入れることができます。

カンタンなUSB充電が可能で使う場所を選ばない
コンパクトで持ち運びに便利な空気入れです。エアーベッドの空気入れやビニールプールにも使えます。USB充電が可能で、電源がない場所でも使うことができるのはうれしいですね。
手動では膨らませるのがたいへんな大きいアイテムを膨らませたいときや、キャンプやバーベキューなどアウトドアなどに持って行きたいときに便利ですね。
空気入れのおすすめ11選
シンプルなデザインのため誰でも使いやすい!
シンプルなデザインのボール用空気入れで誰でも使いやすく、空気入れの使用に慣れない方でも迷わずに使えます。持ち運びに便利なミニサイズで、レジャーやアウトドアに持って行きやすいのもうれしいポイント。
持ち手部分に空気針を収納しておくことが可能なデザインになっていて安全。持ち運びの便利さと、使い勝手のよさを両立したアイテムです。
コンパクトサイズで場所を問わずに収納できる!
足踏み式でラクに空気が入れられる空気入れ。大きめの空気圧計が見やすく、コンパクトにまとめられる折りたたみ式で、収納場所を取らないのもポイント。
米式、仏式、英式のバルブに対応しているので、ママチャリなどの実用車のほか、ロードバイクやマウンテンバイクにも使えます。家族で複数種類の自転車を所有していても、これひとつでOKです。
軽量なスタイルでキャンプやレジャーにもってこい
ビニールプールやボール、浮き輪などの空気入れに使える大きめの足踏み式のポンプ。ポンプの差込口を入れ替えれば空気入れだけではなく空気を抜くこともできます。
軽量なスタイルでキャンプやレジャーにもってこいの空気入れです。3種類のノズルがついており、汎用性の高さも見逃せません。足踏み式で疲れづらいのがポイントです。
耐久性の高いフレームかつ安心の新SG規格適合品
耐久性の高いフレームかつ安心の新SG規格適合の足踏み式空気入れです。英・米式チューブバルブ用のアダプターが付属しており、自転車にも利用できます。安全性が高く、屋内でもキズがつきにくい滑り止めゴムつきなので、ゴムボールやレジャー用品にも使うことができます。
高精度な空気圧メーターが採用されており、正しい空気圧の確認が可能な空気入れです。目安に便利な置き針もついています。
スチール製なので丈夫で安定感がある
スチール製の2インチゲージつきの自転車用空気入れです。米式、仏式、英式のすべてのバルブ形状に対応しており、ロードバイクからママチャリまでいろんなタイプに対応しています。
ステール製なので丈夫で安定感がよく、両口のバルブアダプタを搭載しており着脱もカンタンで、むりなく空気を入れることができます。
「空気入れ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 空気入れの売れ筋をチェック
楽天市場での空気入れの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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用途に合わせてタイプを選ぼう 車・バイク・自転車・ボート・プール・ボール……
空気入れといっても、一般家庭向けのものからスポーツ自転車に適しているもの、ボールやゴムボートなどのスポーツ用品やレジャー用品向けのものなどさまざまです。
どういったシーンで空気入れを活用したいのかを把握して、用途にぴったりな空気入れを見つけましょう。
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株式会社クラシングR 代表取締役 化粧品会社勤務、看護師を経て転職。 整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。 出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。 専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。 SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。