茶托のおすすめ8選【おしゃれな木製も】出し方のマナーも伝授！

茶托（ちゃたく）とは、湯呑みやお茶碗などの下におく受け皿のことです。茶托を湯呑みとセットにするだけで見栄えがグッとアップします。

「お相手が口をつける湯呑みに、お出しする人の指が触れることのないように」という意味合いを持ち、来客時などのおもてなしのシーンには欠かせないアイテムです。また茶托があると、水滴がこぼれてテーブルを濡らしてしまう心配もありません。

まずは、茶托の選び方をおさえておきましょう！ 茶托にはそれぞれ素材やデザインの違いによってたくさんの種類があります。最近では木製のものから金属製のものまでさまざまなアイテムが登場しています。日本茶インストラクターの市川雅恵さんにアドバイスもいただいたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

竹製・木製・金属製など、茶托は素材によって雰囲気やデザイン、価格などもかなり異なります。素材を変えることで湯呑みや場の雰囲気がかなり変わるので、どのような素材が自分の使い勝手に合っているのかをしっかりと確かめていきましょう。

上品さが魅力で、来客時にぴったりなのが漆塗りの木製茶托です。美しい絵柄が施されているものが多く、とくに繊細な磁器の湯飲みに合わせるのが一般的でしょう。

優雅でまさに和のおもてなしを感じさせる茶托ですが、少々お手入れに手間がかかるという難点があります。指紋やキズがつきやすいので扱いには注意が必要ですよ。

もっとも一般的に出回っている茶托は、ウレタン塗装された木製のもの。これは自宅で気軽に使えるものがほとんどです。

ウレタン塗装の茶托はお手ごろ価格なのがうれしいところですが、漆塗りのものに比べると多少耐久性には劣ります。

玉露用や中国茶用の小さい茶器におすすめなのが、金属製の茶托です。小さめのサイズを選べば、普通の湯呑みに使ってもまったく違和感はないでしょう。

昨今では合金で作られたものなど幅広く販売されており、気軽に購入できる機会が増えてきました。かなり重厚感のある見た目なので、いつもの湯呑みに使うと特別感が出ますよ。

竹製の茶托は軽くて清涼感にあふれているので、おもに夏場の使用におすすめです。扱いやすいのでふだん使いや来客用にと、さまざまなシーンで活躍してくれます。

場面を選ばないデザインなので、和室にも洋風のリビングにもなじんでくれます。インテリアとしても活躍できる汎用性の高い茶托です。

茶托は茶器や茶わん、湯呑みなどに合わせて使うものなので、サイズもしっかりと把握して選ぶ必要があります。せっかく買ってもサイズがあっていなければ意味がありませんよね。

フタがついた湯呑みの場合、そこそこサイズ感があるので、茶托は12～13cmくらいのものがちょうどいいでしょう。自分がふだん使っている茶わんや湯呑みと合わせてサイズを選んでみてください。

もちろん茶托の形状も選ぶときの重要なポイントになります。フチがそり返ったもの・平たいもの・深く作られているものなど、茶托にはさまざまなものがあります。

あわせて使う湯呑みによって、選ぶ茶托はおのずと異なるでしょう。小さい湯呑みに対して深めの茶托では使い勝手が悪くなります。忘れずにチェックしてくださいね。

茶托はどんな場面で使うのかを把握して、デザインを選ぶ必要があります。また、法事やそのほかのイベントなどの場にふさわしくない茶托を使うと、マナー違反になってしまう可能性も。それぞれの場にはどのようなデザインの茶托を選べばいいのかを紹介します。

法事などの仏事においては華やかなデザインのものはあまり好まれず、派手な色の茶托を使うと礼儀がないと思われてしまう可能性もあります。

仏事などで親戚が集まるような大事な場では、シンプルな黒色の茶托を選ぶのがいいでしょう。真っ黒以外にも、グレーや白などシックなものや、落ち着きを感じさせるデザインのものもおすすめです。

法事とは反対にお祝い事などの華やかな場では、花柄・赤・ピンクなどのかわいらしいデザインがおすすめです。

人が集まって楽しい時間を共有するのであれば、明るい雰囲気を引き立ててくれる茶托がふさわしいです。とくに赤一色で作られたものはお祝い事にぴったり！ 華やかなデザインの茶托は、きっと幸せなひとときに花を添えてくれることでしょう。

茶托をふだん使いにしたい方には、和洋兼用の使いやすいデザインがおすすめです。グラスやカップなどを乗せることもでき、ひとつで何役もこなせる茶托はたいへん便利です。

友達とのティータイムや、家族のだんらんのときなど多方面で活躍してくれることでしょう。マグカップが乗せられるサイズの茶托もおすすめですよ。

茶托にこだわるのなら、季節に合わせて選んでみるのもおすすめです。とくに夏場と冬場に分けて季節感のあるものを使うと、とても風流で理想的ですよね。

夏は涼しげで軽さを感じるデザイン、冬は厚みのある茶托といった使い分けをするといいでしょう。季節に合わせて茶托を使い分けることで気分も上がりますね。

それではさっそく、茶托のおすすめ商品をみていきましょう！ご自身の生活スタイルに合ったものを見つけるために、どんな場面で活躍してくれるのかをイメージしながら見てみましょう。

Amazon、楽天市場での茶托の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

それでは最後に、茶托を使ったお茶の出し方とマナーについて紹介します。

茶托は、お盆のうえに乗せてお茶と一緒に運ぶのがマナーです。お客さまにお出しする際にはひとつずつ両手で持ってお出ししましょう。柄のある湯呑みの場合は、柄がお客さまに向くように意識して出してくださいね。

また、木製の茶托の場合は、お客さまからみて木目が横に流れるように置くのがベストです。

ここまで、茶托の選び方やおすすめの商品をご紹介してきました。和風なイメージが強い茶托ですが、ティータイムにも使えるような茶托や、珍しいデザインのものまで種類はさまざまです。どんなシーンで使いたいのかを考えて自分の求める茶托を探しましょう。

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