クレヨンの魅力 子供のお絵かきに!
子供のころにクレヨンでお絵かきをしていたという人は多いでしょう。現在私たちが手にしているクレヨンは、フランスで開発された描画材料です。
手が汚れにくく、折れにくいので子どもが使用するのに向いています。1歳や2歳などの幼児期から安全に遊ぶことができる商品も多く、最近では水で落ちるクレヨンもあります。
クレヨンとクレパスの違いは?
混同されがちなクレヨンとクレパスの違いをご紹介します。クレヨンは、クレパスよりも固形ワックスの比率が高いので、かたくて描きやすいのが特徴。
一方でクレパスは、サクラクレパスがつくっており、芯がやわらかいのでおもに広い範囲を塗るのに向いています。ほかにも似た商品で「クーピーペンシル」がありますが、これもサクラクレパスの登録商標で、色鉛筆のように描きやすく、消しゴムで消すこともできる商品です。
クレヨンの選び方 1歳児や2歳児、3歳児にも安心
ここからは、クレヨンの選び方のポイントを解説します。
クレヨンの種類から選ぶ
クレヨンには3つの種類のクレヨンがあります。油性のクレヨン・水性のクレヨン・ミツロウ入りのクレヨンです。クレヨンを選ぶときは、それぞれのクレヨンの特徴をチェックして自分に合ったクレヨンを選びましょう。
味のある色を求めるなら油性クレヨン
一般的に使われているクレヨンは、油性のクレヨンが多いです。油性のクレヨンは、軽いタッチで素朴な味のある線を描くことができるのがとても魅力的です。その一方で、子どもが壁などに書いてしまうと落としにくいことも、覚えておく必要があるでしょう。
油性のクレヨンは大人のクレヨン画にも、子どものお絵かきにも使えるので、気軽に楽しむことができます。
落書きも消せる水性クレヨン
水で消せるクレヨンを探している場合は、水性クレヨンを選びましょう。子どもが壁や床に書いてしまった落書きでも、水で落ちるので子どもがのびのびとお絵かきを楽しむことができます。
また、水性のクレヨンは発色がよく、水でぼかす描写で絵の具のような仕上がりにできるのもポイント。大人用として絵画を楽しむのにもぴったりです。
天然素材を求めるならミツロウ入りのクレヨン
ミツロウ入りのクレヨンとは、ミツバチが使わなくなったハチの巣を洗浄しこまかく砕き、ロウのように固めてクレヨンにしたものです。ミツロウ入りのクレヨンは天然素材だけで作られているので、体にやさしいことが特徴です。
子どもが誤って口に入れてしまっても害が少ないので、なんでも口に入れる赤ちゃんにおすすめ。初めてのクレヨンとしてプレゼントするのもいいでしょう。発色がよくサラッと書けるのが特徴的で、大人が使う画材にも適しています。
使い勝手のよさをチェック
クレヨンの太さや折れにくさ、手が汚れにくいかどうかなど、使い勝手にかかわるポイントもチェックしていきましょう。
クレヨンの持ちやすさから選ぶ
クレヨンにはいろいろな形状のものがあります。小さい子どもが持ちやすい太めのクレヨンや、丸い形をしたクレヨン、ほかにも手が汚れないように繰り出して使うペンのようなタイプのクレヨンなどです。
どのクレヨンも持ちやすく使いやすいクレヨンなので、誰がどういう場面で使うかによって使い分けることができます。
クレヨンの折れにくさで選ぶ
クレヨンのも持ちやすさとあわせて、折れにくいかどうかも大切なポイントです。小さな子どもはとくに、手にぎゅっと力を入れて握るため、クレヨンがポキッと折れてしまうことも。
太いクレヨン、もしくはフィルムなどでカバーされているクレヨンを選ぶと折れにくいでしょう。また、くり出し式のクレヨンも折れる心配がなく安心です。
手が汚れにくいものを選ぶ
クレヨンを使って絵を描くと、気付いたら手が汚れていることがありますよね。小さな子どもは、汚れた手でいろいろな場所を触るので、なるべく手は汚さないでほしいところ。
手が汚れにくい工夫がされているクレヨンを選ぶこともポイントのひとつです。繰り出し式や、ビニールのフィルムがついたクレヨンは手が汚れにくいです。また、どちらかというと油性クレヨンよりも水性クレヨンのほうが汚れにくい傾向にあります。
より塗りやすく、なめらかなタイプを選ぼう! エキスパートからのアドバイス
手が汚れにくいので、はじめて絵に親しむ子どもたちには絵の具よりも使いやすいフランス生まれのクレヨン。クレヨンのなかでも、とくにクレパスはクレヨンに体質顔料と液体油を配合させ、より塗りやすく、なめらかなので、小さなお子さんが使うのに向いています。
クレパスの代名詞ともいえるのがサクラクレパスの画材クレヨン。画用紙以外ではプラスチック・ガラス・発泡スチロールなどにも描けるすぐれものです。
クレヨンのおすすめ14選 赤ちゃんから使えるものも!
ここからは、おすすめのクレヨンをご紹介します。いろいろなデザインや素材のものを厳選していますので、ぜひぴったりの商品選びに役立ててください。
みんなが知っている王道クレヨン
サクラクレパスは、一度は見たことがあると思います。画材コーナーなどに置いてある定番のクレヨンです。塗りやすさと滑らかさを追求して作られた色で、描きやすさがとても素晴らしいクレヨンとなっています。
子どもから大人まで使えるクレヨンとして、非常に人気の商品です。さらに、一本単位でクレヨンを販売しているのがうれしいポイントのひとつです。
ミツロウが40%も配合されたクレヨン
山田養蜂場のクレヨンは、ミツロウが40%配合され、パーム油やウコンなのど天然素材を使用して体に害のないことを追求したクレヨンです。
そして、ミツロウ由来の光沢感があり、滑らかな描き心地とキレイな発色が魅力的。クレヨンの入っている箱が木箱になっているので、見た目にも高級感がありますね。
ガラスや鏡などに描いても塗れた布でサッと拭ける
日本文具大賞機能部門グランプリ受賞歴がある「キットパスきっず」がリニューアルした『キットパスミディアム』。手軽に使えるサイズ感で、子どもの小さな手にもフィットします。
ガラスなどに自由に描いても、濡れた布でサッと拭けるのが魅力。子どもの創造性を豊かにしてくれるアイテムです。また、描いたものを水を含んだ筆で溶かすと絵の具になるのも特徴。遊びの幅がひろがります。
お米と野菜で作られた自然素材のクレヨン
mizuiroの『おやさいクレヨン』は、お米と野菜が原料に使用されている自然素材のクレヨンです。収穫時に捨てられてしまう野菜の外葉も利用されています。
自然の恵みを無駄なく生かし、環境にも子どもにもやさしいクレヨンとなっています。色の名前が「きゃべつ」「りんご」など素材の名前になっているのもポイントです。
小さな子どもでも持ちやすく描きやすい三角形
くもん出版の『すくすくさんかくくれよん』は、形が三角形になっている特徴的なクレヨンです。子どもの手にフィットする形になっているので、子どもが描きやすいクレヨンといえます。
さらに、正しい持ち方でクレヨンを持つことができるので、ペンなどを握るための練習にもなりますよ。クレヨンもしっかりと強度があり折れにくくなっているので、子どもにぴったりのクレヨンでしょう。
長さ13cmで握りやすく折れにくい
クレヨラのジャンボクレヨンは、長さが13cmと非常に長いクレヨンです。小さな子どもでも握りやすく、さらに折れにくくなっています。色も鮮やかで、滑らかな線を描けるところも特徴のひとつです。
長いクレヨンなので、クレヨンを持つ練習やクレヨンで線を描く練習になるでしょう。
水でかんたんに消せるクレヨン
サクラクレパスの水で落とせるクレヨンは、床や壁に誤って書いてしまっても、かんたんに水できれいに落とすことができるのが特徴です。
さらに、ミツロウ入りで誤って口に入れてしまっても体に害は少なく、丈夫なフィルムが巻かれているので力いっぱい握っても折れにくくなっています。筆圧調整が苦手な小さな子どもにとてもぴったりです。
懐かしいパッケージでおなじみの一品
『ぺんてるくれよん』は、一度は見たことがあるの方も多いのでは。クレヨンの定番商品といえます。男の子と女の子が向かい合って絵を描いているパッケージが印象的なクレヨンです。
書き味もよく、ペットボトルやビニール袋に絵を描くこともできます。シンプルなクレヨンですが、子どもはもちろん大人のクレヨン画の画材としてとても優秀なクレヨンです。
はじめてのお絵かきにぴったり
ベビーコロールのクレヨンは、独特な丸いフォルムがとても特徴的です。小さい子どもの手でもしっかり握ることができるようにと考えられて作られています。
口に含んでも害がない作りになっており、キッズデザイン賞キッズセーフティ部門最優秀賞を受賞。はじめてのお絵かきをする子どもにぴったりで、プレゼントにもよさそうです。
重ね塗りして楽しめる「透明性」が魅力
シュトックマーでは独自の安全基準のもと、クレヨンや粘土などを製造しています。子どもが誤って口に入れてしまっても害のない顔料を使用。みつろうクレヨンはうつくしい発色と透明性が魅力で、重ね塗りをすると鮮やかに発色します。
使用してもベタベタしたり、折れたりしにくいので、クレヨンがはじめての子ども向けのアイテム。木箱に入っていて高級感もあるので、贈りものにも喜ばれます。
ニュージーランドのミツロウで作ったクレヨン
Honeysticksのみつろうクレヨンは、すべてハンドメイドで作られたミツロウクレヨンです。ニュージーランド産のミツロウを使用していて、蜂蜜の香りが残っているのが特徴的。
また、2015年のキッズデザイン賞を受賞しています。欠けたり折れたりしにくく、万が一口に入れても体に害のないクレヨンとなっているのがうれしいですね。
まさにペンのように使えるクレヨン
『のびーるクレヨン』は、繰り出して使うタイプのクレヨンです。ペンのようにクレヨンを使うことができるので、短くなって絵を書くのが難しくなることや、誤って落としてしまってクレヨンが割れてしまう可能性が低いことが大きな特徴となっています。
さらに、手も汚れにくく、大人から子どもまで使える優秀なクレヨンです。
なめらかな書き味が特徴
こちらは、見た目がまさにペンのようです。フタを取ることでクレヨンの先が出てきて、線などを描くことができます。書き心地はなめらかで、発色もきれいです。
水性のクレヨンなので、誤って床や壁に書いてしまっても水で落とすことができます。弱い筆圧でも書くことができるので、小さな子どもにぴったりです。
回転繰り出し式のクレヨン
パイロットの『クレオロール』は、回転繰り出し式のクレヨンです。さらに、ホルダータイプなので手が汚れることはありません。
鮮やかな発色で、色あせしにくくなっています。2008年度のキッズデザイン賞を受賞したクレヨンです。
「クレヨン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クレヨンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのクレヨンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
クレヨンは単品でも買える!
クレヨンでお絵かきしていると、同じ色ばかり使って1色だけ減りが早い……なんてこともありますよね。メーカーによりますが、クレヨンの単色販売をしているところもあります。全色買いなおすともったいないときは、ぜひチェックしてみてください。
クレヨンで描いた絵の保管方法
クレヨンの絵の保管は、「フィキサチーフ」や「クレヨンコート」などのコート材を使うとよいでしょう。スプレーをすることで作品の表面を保護し、粉落ちや汚れを防ぐことができます。
クレヨンで描いた絵は、表面の顔料や油分が周囲に付着したり、手でこすったときに汚れたりすることがよく起こります。絵の汚れを防ぐために、コート剤を使って大切な絵を保管しましょう。
お風呂で使えるクレヨンも!
お湯で簡単に落とすことができる、お風呂で使えるクレヨンも販売されています。お風呂タイムを楽しくするために、あわせて検討してみてください。
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用途に合わせたクレヨンを選びましょう
インテリアライターのPapp Hidekoさんへの取材をもとに、クレヨンの選び方とおすすめ商品を紹介しました。クレヨンはさまざまな種類と形があり、口に入れても害が少ないものや、握りやすい形などの子どもが使うことに適したクレヨンや、大人に適したクレヨンがあるので用途にあったものを選びましょう。
ほかにも、クレヨンの固さや描きやすさなどで選ぶことも重要です。子どもも大人も納得のクレヨン選びにぜひ役立ててください。
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WSET認定Higher Certificate(Level.3)、食品メーカーにてフランスワインインポーター▶広告代理店CR局コピーライター プランナー ディレクターを経てハンガリー(ブダペスト)移住。 コスメ、ビューティ、ファッション、インテリアグッズ、文房具とありとあらゆる商品のコピーライティングを手がけてきた経験から様々な商品知識に精通し、ギフトセレクト系記事も多数執筆。メディア等現地メディア・フィノマガジン ハンガリーワイン専門サイト/フィネスワインピアを自らWEBサイト制作し運営中。 在ブダペスト・ワインエージェント”クルティエ“。一般社団法人国際芸術文化交流日本ハンガリーワイン協会ハンガリー支部・理事。日経xwomanアンバサダー。ブダペスト&東京でワインイベント企画多数開催。ワイナリー取材撮影を精力的に行いハンガリーのワインメディア雑誌にも出演。