まな板の買い替え時期の目安 そろそろ買い替え時かも?
プラスチック・樹脂製なら1~2年、木製やシリコン、ゴム製なら5~6年、チタン製なら10年程度を目安に考えるといいでしょう。
しかし、まな板の寿命は、お手入れや使用頻度によって大きく左右するので、「何年」という明確な使用期限はありません。
交換の目安のポイントは下記の通り。
・洗っても取れない汚れや黒ずみ
・カビ
・歪(ゆが)み
・目立つキズ
劣化したまな板を使い続けると、食中毒を引き起こす原因にもなり得ます。長く愛用することも大事ですが、清潔なまな板を使用することも重要です。まな板の状態が気になってきたら新しいものに交換しましょう。
まな板おすすめ20選 価格が安いものから長く使える高級まな板まで!
ここからは、まな板のおすすめ商品をご紹介します。狭いキッチンでも使いやすい小さめサイズや、主婦(主夫)に人気のプチプラ商品など、幅広くラインアップしています。口コミレビューもチェックしながら、あなたにピッタリの1点を探してみてくださいね。
▼まな板おすすめ11選【プラスチック製】
料理初心者でも扱いやすく、お手入れもしやすいプラスチック製(樹脂製)のおすすめまな板をご紹介します。滑らない工夫が施されたものも! 口コミレビューも参考にしてみてくださいね。
お手入れがしやすい特殊素材を使用
特殊エストラマー素材で、表面は弾力性があり包丁のキズがつきにくく、腕に負担がかかりにくいのが特徴。また特殊な抗菌剤を練りこんでおり、菌の増殖を抑えてくれます。
抗菌加工が特徴のまな板
清潔感を重視する方におすすめなのが、パール金属の抗菌まな板。銀イオンを配合した抗菌加工が施されています。
漂白剤の使用や熱湯消毒も可能。長く清潔に使えて、子どもがいる家庭でも安心です。
料理研究家が監修したカッティングボード
理研究家の伊賀るり子さんが監修したカッティングボードです。使いやすさにこだわり、滑りにくさ・両面使用・衛生面に特化。有害物質や化合物を使わず、長く清潔にたもてるような機能がそろいます。
食洗機でも洗える薄型・軽量まな板
天然木の繊維を合成した素材を使って作られた、耐久性に富んだまな板です。表面がつるっとしているので、水分や雑菌が入り込まず、長く清潔に使えます。食器洗浄機でも洗えるので、お手入れが簡単なところも魅力。
キッチン用品の人気ブランドのまな板4枚組
肉、野菜、魚、加工食品を示すタブがついた、4色のまな板セット。両面に滑り止めと食材を落とさないためのフチがついています。収納に便利なケース付きもうれしいポイントです。
OXO(オクソー)『グッドグリップス カッティングボード 中』
▼まな板おすすめ7選【木製】
料理が好きな方におすすめなのが、木製のまな板。厚いタイプもあり、滑りにくく安定感があります。お手入れしやすいものを選ぶのがおすすめです。
弾力性があり水はけがよい
イチョウの木からつくられたまな板です。油分が多いので水はけがよく、弾力性があるのでキズも最小限で済むのが魅力。厚みも30mmあり、使いやすいですよ。
丸くておしゃれ!自立タイプのまな板
有名料理家の栗原はるみ先生ブランドのまな板です。丸いまな板のメリットは、おしゃれなデザイン性だけでなくデッドスペースが少ないこと。思っている以上に幅があり、切ったものがまな板の外に転がり出にくいので実用的です。
薄くて軽く、自立できるスタンド式
スタンド式になっているので水切れがよく、乾かしたまま自立して収納でき場所をとらないのが魅力のまな板。厚さ1.5cmと薄く、重さも約520gと軽いので扱いやすいです。木のまな板初心者さんにおすすめですよ。
カビにくく黒ずみにくいひばまな板
木のまな板のなかでは、カビや細菌に強いのがヒバ。木を使いたいけどカビが心配という方には、ヒバが使いやすいでしょう。油分が多く水に強いので、美しい木肌を長く保つことができますよ。
▼まな板おすすめ2選【ゴム製】
滑りにくく傷が目立ちにくいゴム製のまな板をご紹介します。
抗菌剤を練り込んだゴム製まな板
まな板に抗菌剤を練り込んであるので、菌が付着しても増殖を抑えることができます。熱湯消毒ができて、食器洗い乾燥機対応なのもうれしいポイント。
「まな板」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング まな板の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのまな板の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まな板の選び方 素材・厚さ・サイズを考える
キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主の田中 文さんへの取材をもとに、まな板の選び方をご紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】素材
【2】サイズ
【3】板厚
【4】デザイン
【5】お手入れのしやすさ
【6】滑り止め加工付き
ひとり暮らしやファミリーなど、使い方に合うものを選びましょう。
【1】用途別に素材を選ぼう
まな板に使われる素材は、おもにプラスチック製・木製・ゴム製。それぞれの特徴をみていきましょう。
軽量で料理初心者にも扱いやすい「プラスチック製」
料理初心者におすすめなのは、プラスチック製(樹脂製)のまな板です。ポリプロピレンなどでできているので、ほかの素材よりも軽いのが特徴。また漂白剤でのお手入れもでき、清潔な状態を長くたもてる便利なアイテムです。
デメリットは、食材が滑りやすいこと。そのため、滑り止めがついた商品を選びましょう。汚れやキズが目立ったときが替えどきです。
おしゃれで包丁に優しい「木製」
木製のまな板は見た目がおしゃれなだけでなく、包丁に優しいのもポイント。切るときの衝撃を吸収するので、刃こぼれがしにくく、腕が疲れにくいです。素材は、銀杏やオリーブの木、ひのきがおすすめ。
その反面、きちんとしたお手入れが必要です。お手入れが足りないと、黒ずみやカビの原因になってしまいます。使い終わったらすぐに洗い、しっかり乾かしましょう。
耐久性がありお手入れもしやすい「ゴム製」
ゴム製のまな板のポイントは、汚れがこびりつきにくいこと。水切れもよく、漂白剤も使えます。またプラスチック製よりも刃こぼれしにくく、キズが目立たないのも特徴です。
しかし重さはあるので、大きいサイズを使いたい場合は、持ってみて確かめましょう。プラスチック製と木製、それぞれのよさが合わさったまな板です。
キャンプやBBQなどアウトドアシーンには「チタン製」
アウトドアで使うなら、チタン製のまな板がおすすめ。サビにくく耐久性が高いので、キャンプやBBQでも扱いやすいのが魅力です。
切り心地ではほかの素材には劣るため、あくまでアウトドア用のサブまな板として持っておくのがオススメです。
【2】作業スペースを考えてサイズを選ぶ
Mサイズで販売されているまな板は、横30cm×奥行20cm前後のものが一般的です。大きすぎ、小さすぎは使いずらいので、迷ったらMサイズのものを買っておくのも一つの選択肢です。
しかしまな板には業務用の特大サイズから大型のもの、小型のものや正方形に変形タイプなどサイズがさまざまあります。購入前にシンクと作業台のサイズを測っておきましょう。シンクの幅よりまな板のサイズの幅が大きいと、まな板を洗うときに床に水が飛び散ったりして洗いにくいものです。
反対に、小さいまな板だと切った食材がこぼれおちてしまうことも。一人暮らしのワンルームなどで切る作業スペースの横幅が取れない場合は、縦幅が長いまな板や正方形のまな板もありますよ。
【3】板厚をチェック
一般的には重いまな板より薄くて軽いまな板が好まれるようですが、実はこの板厚によって使用感が大きく変わります。
薄いまな板は滑りやすくなり、カツンカツンという包丁の音もしやすいです。また、薄い木のまな板は急激な温度変化で反りやすくなりますので、乾かし方に注意が必要。一方で、板厚が厚いと安定感があります。包丁の衝撃をまな板に吸収させることができるため、腕にかかる負担も軽減されますよ。
薄さ重視なら「まな板シート」も選択肢に

薄さを重視するなら、まな板シートの利用も検討しましょう。まな板シートは使い捨てのものが多く、置き場所を取らず、肉とそれ以外を分けられるなど、衛生面にも配慮できます。
安価な商品も多く、アウトドアにも向いているでしょう。商品によっては、食洗機や漂白剤が使えるものもあり、お手入れがしやすいです。使う場所や機能に応じて選んでください。
【4】おしゃれな形状のまな板も! デザインに注目
料理を毎日するならば、モチベーションをたもつのも大切。楽しい気分でキッチンに立ちたいときには、色やデザインなど、見た目のおしゃれなまな板を選ぶのもよいでしょう。
定番の長方形や正方形だけでなく、最近では、野菜の形をしていたりキャラクターの形をしていたりと、凝ったデザインのものも販売されています。
また、形だけでなく、色のバリエーションも豊か。黒色のまな板はスタイリッシュなだけでなく、ほこりなどが見えやすくなるというメリットもあります。まな板をおしゃれにすることで、料理の時間がもっと楽しくなるかもしれません。シンクと作業台のサイズに合わせて購入しましょう。
【5】食洗機対応? お手入れのしやすさもチェック
毎日使うものなので、お手入れのしやすさも重視したいですね。おすすめは、食洗機で洗えるもの。手で洗うよりも、汚れをすばやく落とすことができ、時短にもつながります。
また長く清潔にたもちたいなら、抗菌加工が施されているものもおすすめです。「抗菌」とは菌の増殖を抑える機能のこと。お子さまがいる家庭など、衛生的な環境を求めている方に適しています。
【6】滑り止め加工付きなら安心して使える
野菜やお肉を切っているときに、まな板が滑ってしまうのが気になる方も多いでしょう。滑らないまな板を探している人は、シリコンやゴム・樹脂などで滑り止め加工されている商品を選ぶのもポイント。
プラスチック製のまな板は軽量で扱いやすい反面、滑りやすいものも。毎日のお料理を快適にするためにも、滑り止めがついているまな板を選びましょう。
まな板の人気メーカーを紹介! ニトリ、エピキュリアン、ビタクラフト
ここからは、まな板の人気メーカーをいくつかご紹介します。
ニトリ|機能重視からデザイン重視まで種類豊富
安い値段と豊富な品ぞろえで人気のある「ニトリ」。ニトリのまな板は、機能性の高さがポイント。とくにプラスチック製まな板は軽量にこだわり、滑り止め加工で安定感もあります。
デザインにこだわりたい方は、「Licuteシリーズ」がおすすめです。大理石や花柄など、高級感のあるまな板がそろっています。
エピキュリアン|環境にやさしく機能的
アメリカのキッチンツールメーカー「エピキュリアン」は、自然環境に配慮したものづくりをおこなっています。ここのまな板は、天然木の繊維を合成して作られているのが特徴です。
機能も充実しており、薄さや耐水性にもこだわっています。シンプルでおしゃれなデザインと、使い勝手のよさで、多くの人に人気があるメーカーです。
ビタクラフト|ソフトな刃当たりが使いやすい
アメリカのメーカー「ビタクラフト」のコンセプトは、「家族の健康は家庭料理で守っていく」。そんな健康調理をサポートするための商品づくりで、世界中の家庭で使用されています。
こちらのまな板はソフトな刃当たりで、包丁や腕に負担がかかりにくいのが特徴。また特殊な抗菌剤を使用することで、衛生面にも配慮しています。
料理のプロからのアドバイス 素材に注目!
一昔前まではまな板といえば木のまな板でしたが、重たく、手入れもしづらいため、すっかりプラスチックが主流となりました。
とはいえ、木のまな板もまだまだ人気です。木は刃あたりがよく包丁が長もちしますし、腕にかかる負担が少ないです。
食材をとらえ余分な水分を調整してくれるため、料理好きには好まれます。
一方、プラスチックは木のまな板に比べると刃あたりが悪くなります。また、プラスチック製のまな板は軽く、安定感もなく滑りやすいですが、取り扱いは簡単で漂白もできます。
手入れのしやすさに重点をおき、漂白しないと気が済まない方はプラスチック製がよいでしょう。
最近プロに好まれる合成ゴム製はこのふたつの中間です。水分の調節はできませんが、刃あたりもやさしく滑りません。
まな板の上手な使い方&洗い方 賢く使おう!
ここからは、まな板の上手な使い方や洗い方をご紹介。正しく使って、長持ちさせましょう。
まな板は食材の種類別に使い分けるといい
とくに衛生面が気になるという方は、まな板を何枚か用意して、肉・魚用、野菜用など食材ごとに使い分けるとよいでしょう。
ゴム製やプラスチック製は色の選択肢も多めなので、カラーで分けるとより使いやすいです。
また、最近では使い分けができるようにと、セットで販売されているものも出てきています。
セット販売であればデザインはそのままに色や大きさなどで区別できるので、複数のまな板があっても混乱することはありませんね。
材質別のお手入れで長持ちさせよう!
まな板は材質によって、お手入れの方法が異なります。
プラスチック製は表面のキズに汚れがたまるので、熱湯消毒をすると、雑菌の繁殖を防ぐことができます。お湯の温度は80~90度でおこないましょう。
木製は水で軽く汚れを落としたあと、たわしでこするように洗います。また乾かすときは、日光に当たらない風通しのよい場所に置きましょう。直射日光は、木の変形の原因になります。
ほかのキッチンツールもチェック! 【関連記事】
使いやすいまな板を選んで、手際よく料理しよう! いかがでしたか?
キッチングッズの専門家である田中 文さんへの取材をもとに、まな板の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
まな板は料理を作るのに欠かせないキッチングッズです。ご自身のライフスタイルとキッチンにぴったりなまな板を見つけて、毎日の料理にご活用ください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。 その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。 道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。 数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。