まな板スタンドの選び方
生活コラムニスト・ももせ いづみさんに、まな板スタンドを選ぶときのポイントを教えてもらいました。デザインや収納性だけでなく、衛生面にも気をつけましょう。
ポイントは次のとおり。
【1】タイプで選ぶ
【2】サイズで選ぶ
【3】サビにくい素材を選ぶ
【4】耐荷重もチェック
【5】お手入れのしやすさもチェック
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。
【1】タイプで選ぶ
まな板スタンドには、立てかけるタイプや引っ掛けるタイプ、吊り下げるタイプなどいくつかの種類があります。ここでは、まな板スタンドのなかでも代表的な3つのタイプをご紹介します。
スタンドタイプ|デザインやサイズが豊富
まな板を立てた状態で収納するベーシックなタイプです。自立タイプのまな板スタンドは、シンク周りなどのちょっとした空きスペースに設置でき、使い勝手がいいのが魅力。包丁や鍋の蓋を一緒に立てかけられるものや、落ちた水滴を受け止める水受けトレーがついたものなど、デザインやサイズも豊富です。
まな板の重さでぐらついたり倒れたりしないよう、安定感のある商品を選びましょう。
壁掛け(マグネット・吸盤)タイプ|狭いスペースも有効活用!
まな板スタンドにマグネットや吸盤、フックなどがついており、洗いかごやキッチンの壁などに引っ掛けて使用します。シンクの内側に水滴が落ちるようにセットすれば、濡れたまな板の水滴の処理を気にしなくていいのもメリットです。
木製のまな板など、まな板の素材によっては結構重量があるので、とくにマグネットや吸盤タイプは耐荷重をしっかりチェックすることが大切です。
吊り下げタイプ|戸棚下のデッドスペースも使える
キッチン上部の収納棚や棚板にはさみ、吊り下げて使用するまな板スタンドです。キッチンが狭くて空きスペースが少ない場合や、シンク周りをスッキリ見せたいときに役立ちます。また、まな板をキッチン上部に吊り下げて保管することで、作業台で料理をするスペースを広く使えるのもうれしいポイントです。
吊り下げタイプのまな板スタンドは収納棚や棚板にはさんで設置するため、はさめる厚みに商品が対応しているかどうか、必ず確認してから購入しましょう。
【2】サイズで選ぶ
まな板を置く場所は、シンクまわりが基本。洗ったあとの動線を考えて、まな板スタンドを置くスペースを決めましょう。シンクまわりのスペースは限られていますので、まな板スタンドの幅や厚みが置きたい場所に合うかどうか、あらかじめサイズを確認しておきましょう。
まな板スタンドは自立タイプのほか、洗いかごにセットできるもの、戸棚の下に吊り下げるもの、収納ネットに装着できるものなど、さまざまなタイプがありますので、キッチンのスペースに合わせて最適なものを選びましょう。
また、まな板スタンドはそれぞれ収納可能枚数が違うので、普段何枚のまな板を使っているのかも重要なポイントです。1枚収納のシンプルなものをはじめ、肉用、野菜用といった2、3枚を収納できるもの、普通のまな板に加え薄いシート状のまな板をセットで収納できるものなどがあるので、チェックしてみてくださいね。
【3】サビにくい素材を選ぶ
キッチン作業はスピードが重要ですから、毎回まな板を収納するたびに水気を拭き取ることは現実的ではありません。衛生的に長く使うためには、まな板スタンドがサビに強いことが求められます。
ステンレスの素材はとてもサビに強いですし、珪藻土を素材として使ったタイプも、水分をすぐに吸収してくれるので、乾いた状態でまな板を保管できるようになります。
【4】耐荷重もチェック
吊り下げタイプや引っ掛けタイプのまな板スタンドは、しっかりと接地しているわけではありません。そのため、まな板を置いて使うとき、その重さで重心が変わりスタンドが落下したり破損したりしてしまうことがあります。
まな板スタンドの耐荷重をよく確認して、ご自身が使っているまな板の重さがきちんと対応しているかどうかをチェックするようにしましょう。
【5】お手入れのしやすさもチェック
洗って濡れた状態のまな板をセットするため、まな板スタンドにはカビや汚れが発生しがちです。せっかくきれいに洗ったまな板をまな板スタンドで汚してしまわないように、汚れが溜まりにくく、洗いやすい素材とデザインを選びましょう。
また、まな板を洗ってすぐスタンドに立てると、下にまな板から落ちた水分が溜まります。キッチンカウンターにじかに置く場合は、スタンドを動かして溜まった水分をそうじする必要がありますので、動かしやすいことも大切です。
まな板スタンドのおすすめ19選
ここかは、おすすめのまな板スタンドをご紹介します!
▼スタンドタイプ
まな板も包丁も収納できるスリムなスタンド
まな板2枚と包丁2本を収納できるスチール製のまな板スタンド。まな板は、厚さ約1.5cmまでの薄手タイプと、2.5cmまでの厚手タイプのものが収納できます。スリムな設計でキッチンスペースをとらないのが魅力です。
こちらのまな板スタンドは、清潔感のあるホワイト。シンプルなデザインでどんなキッチンにもなじみやすいでしょう。
良品計画 無印良品『ステンレスまな板スタンド ダブル(37035553)』
まな板2枚を収納可能。シンプルで実用的!
無印良品のまな板スタンドは1商品のみの取り扱いとなりますが、ステンレス製で錆びにくいのが特徴。2カ所あるスタンド間の幅は2cm、3cmと異なり、厚さの違うまな板を2枚立てかけられるようになっています。
また、底の部分を少し浮かせるタイプなので、まな板から落ちた水滴が溜まりにくくなっているのも注目ポイント。無印良品らしいシンプルで無駄のないデザインで、使いやすさもしっかり考えて作られたまな板スタンドです。

水滴を受け止める底板つきで衛生的! 丸洗いも可能
オープンキッチンなど、居間や食卓から見える場所に置くなら、包丁の刃先が見えないようにカバーのついたこちらのまな板スタンドがおすすめです。デザインもスタイリッシュなので、包丁やまな板をおしゃれに収納できます。
こちらのスタンドには底がついており、落ちた水滴を受け止めてカウンターを汚しません。カバーの部分は分解できるので、丸洗いができて衛生的。ほかの商品と比較すると少々お値段は張りますが、長く使える品質のよい商品です。

水分を吸収する珪藻土(けいそうど)がうれしい
洗ったあとのまな板から落ちる水滴の悩みを解決する、珪藻土のまな板スタンドです。シンプルなデザインで、1枚のまな板を立てるだけなら、場所を取らないこのタイプはとても便利です。
珪藻土が水分を吸い取ってくれるので、キッチンカウンターが汚れる心配がありません。まな板の水切れや通気性もよいので、清潔に使うことができます。
ちょっとおしゃれなまな板をディスプレイするように飾ると、そのままインテリアになりそうなデザインで、オープンキッチンに映えそうです。厚さ30mmまでのまな板しか入りませんので、よく確認してから選んでくださいね。
ケユカのシンプルなステンレス製スタンド
ケユカのまな板スタンドは、とってもコンパクト。シンク周りに置いても邪魔になりません。シンプルな形状なので、洗いやすく、衛生的に保てます。
この商品はまな板が1枚立てられるタイプですが、2枚立てられるタイプもあるのでチェックしてみてください。
Abeille(アベイユ)『まな板スタンド ネコ(ADMT-855)』
キュートな黒猫のまな板スタンド!
猫好きな方なら、目にした瞬間に思わず「かわいい!」と声を上げてしまいそうな、猫の形をしたまな板スタンドです。カラーはシックなブラックで存在感があり、猫型フレームのかわいさをいっそう引き立ててくれます。
まな板を立てかける幅にゆとりがあるので、厚めのまな板でも収納可能。まな板とスタンドが触れる部分が少なく、通気性がいいのもメリットです。
モイストトレイ付き!吸水できるまな板スタンド
「KAWAKI」は、新潟県三条市にある生活用品メーカー、be worth styleのオリジナルブランドです。「珪藻」を素材とし、吸収性・速乾性に優れたモイス(Moiss)をセットにしたキッチンツールを展開しています。
KAWAKIまな板スタンドは、約40cmの幅広モイストレイがセットされ、まな板からの水滴をしっかり吸収するので、一般的なトレイのように水捨てが不要です。本体は錆びにくいステンレスを素材とし、通気性のよいワイヤーフレーム設計。フレーム間は4cmあるので、大きなまな板や鍋蓋も取り出しやすくなっています。フレームの底面4か所にあるゴム製クッションは、調理台の傷を防止します。
おしゃれなフライパン型! 丸いまな板も収納OK
フライパンの形をモチーフにした、ステンレス製のおしゃれなまな板スタンド。一般的な四角いまな板はもちろん、丸いまな板も2枚収納できます。
底部分には、安定感を高めてくれる滑り止めと水受けトレーがついており、デザイン性だけでなく使いやすい工夫がほどこされているのもポイントです。おしゃれでかわいいまな板スタンドなので、キッチンに立つのが楽しくなりそうですね。

シンクまわりがスッキリ! まな板2枚を収納
どんなキッチンにもなじむ、シンプルなデザインのまな板スタンド。こちらはまな板の厚さ14mmまでのものが2枚入るタイプです。ただし、木製のものなど、厚みがあるまな板はセットできない場合がありますので、注意してください。
通気性がよいのでまな板も包丁が乾きやすく、また適度な重量感もあるため、まな板を縦に立てて収納しても安定します。
同じデザインで調味料入れや、洗剤とスポンジ入れ、タオルハンガーなどがそろっているので、デザインを統一することでシンクまわりがスッキリ見えます。

鍋蓋も収納できる便利なスタンド
独特の形状で、まな板だけでなく、鍋の蓋(ふた)も収納できるスタンドです。置き場所に困る鍋の蓋も立てかけられます。
高さが約13cmと低めなので、まな板は横置きで使います。キッチンの動線にもよりますが、コンロとシンクの間に置くことができれば、調理の効率がグッと上がります。
鍋の蓋用に使わなくても、厚みのあるまな板、薄型のまな板、シートのまな板と3種類を立てて使うこともできます。滑り止めのゴム付きで、カウンターをキズつけない仕組みです。
まるで切り絵のような可憐な桜のデザイン
切り絵のような桜の花びら模様が目をひく、ステンレス製のまな板スタンド。まな板1枚と薄手のカッティングシート、さらに包丁やキッチンバサミも収納でき、キッチンツールをまとめられて便利です。
まな板スタンドの底部分には水受けトレーがついているため、キッチンを水滴で汚さずにすみます。同じく桜模様のシリーズでスポンジラックやツールポケットなども販売されているので、一緒にそろえるのもすてきですね。
丸いフォルムが特徴、鍋フタも置けるまな板スタンド
「Blan Kitchen(ブランキッチン)」は、清潔感ある爽やかなホワイトカラーをベースにしたキッチン用品のシリーズです。厚さの違う3枚のまな板が収納できる「まな板スタンド」です。
収納スペース幅は、大:2.5cm以下、中:1.5cm以下、小:1.0cm以下となっています。使っているまな板の厚さに合わせて置いてください。スタンドは、調理中の鍋フタを一時的に置くこともでき便利です。フタを置く場合は大の位置に置いてください。丸いフォルムが特徴のデザインは、調理台に置いてもキュートな佇まいとなっています。
包丁やまな板を収納でき、使い勝手がよい
引っ掛けるタイプとスタンドタイプが一体化しています。厚さ3cmまでのまな板が2枚、刃渡り18cmまでの包丁が2本収納できます。鍋蓋も立てかけられるので便利です。包丁立ての部分は取り外して、水切りカゴなどに引っ掛けられます。まな板スタンドと包丁立てを離せるので、掃除やお手入れもしっかりとでき簡単です。
キッチン周りのものは水で錆びてしまうこともありますが、オールステンレスの素材なので錆びにくいのも嬉しいですね。
衛生的で機能面が充実
水切りカゴとまな板スタンドが一体型になっています。水切りカゴの下に付いているトレーはシンクにくっつけて使うと排水できるので、洗って立てた後に食器などから出た水がそのまま流れていき衛生的です。接触面が極力少なくなる構造で、まな板だけではなく食器やフライパンなども水切りするときに清潔な状態で使用できます。
シンプルなデザインでキッチンになじみ、機能性が充実。まな板も立てておけて便利なので是非使ってみてください。
シンクの幅に合わせて伸縮可能!
立てかけるタイプのまな板スタンドで、シンクなどの隙間に置き使用できます。水栓の奥部分に2cm以上の隙間、壁があるシンクであれば使用可能。まな板を洗ってそのまま立てかけても水滴がシンクに流れて水切りできるので衛生的です。伸縮可能なので自分の家のシンクの幅に合わせて設置できるのも便利。
付属品でまな板受けが付いていて、他にも収納ボックスやラップホルダーも掛けられます。自分の使い勝手がよいようにアレンジしましょう。
▼壁掛け(マグネット・吸盤)タイプ
壁やシンクに貼り付けられるまな板スタンド
4つの吸盤が付いているまな板スタンドで、壁につけると安定します。吸盤は横方向に移動させられるので、シンクのタイルに固定すると、そのまま水切りもできて衛生面も保てます。キッチンが狭い場合でも場所をとらないのでおすすめです。
使い進めていく間に吸盤の吸着力が弱まってきたときには取り換えられるので、長期間にわたって使えるでしょう。素材はステンレス製で錆びにくいのが特徴で、大変に感じるお手入れも簡単にできます。
マグネット式でスッキリ収納が叶う。
towerのマグネット式のまな板スタンド。マグネットでぴったりとくっつくので、お手入れもラクで、スッキリと収納できちゃいます。
towerのマグネットシリーズは、まな板スタンド以外にもキッチンツール入れやキッチンペーパーホルダーなど大人気。同じシリーズでそろえればキッチンにより統一感が出ますよ。

パーツを組み合わせて自由に収納を作れる
こちらは単体のまな板スタンドではなく、別売りの自立式のメッシュパネルにセッティングして使うタイプのまな板ハンガーです。シンクやガス台の空きスペースにパネルを立てるだけで、さまざまなパーツをセットして収納を増やすことができます。
収納全体を見直したいと思う方は、こうした商品を使ってまな板を収納してしまうのも手です。全体の統一性ができるのでキッチンがスッキリしますし、通気性がよいので衛生的でもあります。
▼吊り下げタイプ

吊り下げラックでデッドスペースを活用
キッチンスペースが狭くてまな板を置く場所がないという人には、吊り戸棚の下にセットするタイプのまな板ホルダーがおすすめです。
場所を取らないだけでなく、ふきん掛けも兼ねているのでとても便利。また通気性がよいことに加え、シンクから水がかかってしまう心配もないので、衛生面からもおすすめです。
25mm、35mmまでのまな板が2枚セットできます。洗ってすぐセットしてしまうと、水滴が落ちてふきんを汚す可能性もあるので、軽く拭いてからしまいましょう。
「まな板スタンド」のおすすめ商品の比較一覧表
まな板スタンドのお手入れ方法
まな板を衛生的に収納することはキッチンを衛生的に保つことにつながります。きれいに洗っても、洗いかごや水栓金具と壁の隙間などに立てかけておくだけだと、滴り落ちた水滴が雑菌の温床になることも。
また、2枚のまな板を使い分けている場合は、重ねて立てかけてはいけません。通気性を確保して清潔に保つためにも、まな板スタンドを使いましょう。
ご自宅のキッチンのスペースや動線、まな板の枚数と厚さに合わせて、最適な商品を選んでくださいね。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする まな板スタンドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのまな板スタンドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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必ず商品のサイズをチェックすることが大切
生活コラムニスト・ももせ いづみさんへの取材をもとに、まな板スタンドの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。まな板スタンドを購入するときは、必ず商品のサイズをチェックすることが大切です。
まず、キッチンのどこに設置するのか、空きスペースはどれくらいあるのかを確認し、使用しているまな板の厚さも測っておきましょう。まな板スタンドには、たくさんの種類やデザインがあります。いろいろな商品を見比べて、ご自身にぴったりのまな板スタンドを見つけてくださいね。
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