「木製まな板」のおすすめ商品の比較一覧表
木製まな板のメリット・デメリット
木製のまな板は自然素材ならではの優しい風合いと収納せずに立てかけておいてもおしゃれなのでキッチンのインテリアとしてもおすすめです。また、プラスチックのまな板と違い、木のまな板には適度な柔らかさがあるため、包丁の刃を傷つけにくく、包丁の切れ味を保てるのもメリットです。プラスチック系のまな板は一般的い寿命は2~3年程度と言われていますが、木製のまな板はお手入れをすればそれ以上に長持ちさせることができるのも魅力ですよ。
木製のまな板のメリットはたくさんありますが、自然素材を使用しているという点でカビ・菌・ニオイが発生しやすくもあります。まな板を清潔に保つために「熱湯消毒」などを定期的に行いましょう!
なお、木材の繊維が縦になる向きでまな板を立てかけておくと早く乾燥するので、しっかり乾かすことも大切になります。
木製まな板の選び方 木材の種類やサイズをチェック!
木製まな板を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは以下の5つです。
【1】木材の種類
【2】板の加工方法
【3】「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」
【4】サイズ感と形状
【5】収納方法・お手入れのしやすさ
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】木材の種類から選ぶ
イチョウ、ヒバ、ヒノキ、榧(かや)など種類が豊富な木製まな板。
使われている木材によってその特徴はさまざまです。自分の求めている特徴を見定めて選ぶようにしましょう。
イチョウ|刃当たりがよく油分もあるため水弾きがいい
刃当たりがよく油分もあるため水弾きがいいですが、使用後はしっかり乾燥させる必要があるのでお手入れがきちんとできる方におすすめです。
ヒバ|抗菌及び消臭効果がある
抗菌及び消臭効果のある木材といわれており、お手入れしやすく、且つ少しいいまな板を求めている方におすすめです。
ヒノキ|香りもよくお手頃
香りもよくお手ごろな価格も多いため初心者向け。
榧(かや)|非常に希少で高価だが耐久性が高い
非常に希少な木材のため、高価ではありますが耐久性が高く長くていねいに使用したい方におすすめです。
【2】板の加工方法で選ぶ
木製のまな板にも加工方法によって特徴に違いがあります。ここでは板の加工法について説明します。
長く使うなら「一枚板」
一枚板のまな板は耐久性を重視する方にはおすすめです。木製まな板は、表面に傷ができてもやすり等で削り取ることで長く使うことが可能です。とは言え、合板製のものは、木と木をあわせた接続部分が割れてしまうこともあります。しかし一枚板であれば継ぎ目がないのでそういった心配もせずに使うことができますよ。
また、一枚板か合板なのかの確認方法としては、まな板のサイドを見てみると分かります。合板ものは芯材と表面部分とが違う木材でできていたりと継ぎ目ができています。継ぎ目の有無をしっかり確認してから選ぶようにしましょう。
お手頃なのは「合板」
高級な木材なのに値段がお手ごろな場合は、別の木材を組み合わせて作られた合板のまな板であることがあります。
数種類の木材が合わさっていたり、種類は一種でも薄い板の組み合わせだったりと製品により異なります。憧れの木材のまな板を手に入れやすい価格で購入できるのはうれしいですね。
フードスタイリスト
>>>プロからのワンポイントアドバイス
板の割れや反りの差はありますが、製造方法やお手入れで変わってきます。まずは気軽に手に入れたいという方は合板で試すのもいいでしょう。
【3】「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」をチェックしよう
年輪に対し直角に近い角度で木取りした「柾目」は、割れや節が少ない上材。年輪に対し並行に近い角度で木取りした「板目」は波型や山型の木目が現れるのが特徴です。柾目の方が丸太の年輪に対して水平にカットしている板目よりもまな板の素材としては適しています。
そのほかにも、木製のまな板を選ぶ際は木目が均一なものを意識して選ぶようにしましょう。木目がきれいなものを選ぶと水はけも良く、長持ちしやすいですよ。
【4】使い勝手にあわせてサイズ感と形状を選ぶ
木製まな板のあの分厚さに抵抗がある方も多いはず。しかし、なかには薄いものや正方形サイズのものなど、いろいろなタイプがあります。
キッチンの作業スペースに合わせてサイズを決めてもいいですし、大きな魚を捌(さば)くことが多い方は大きめのサイズを選んでもいいですね。シンクが小さいキッチンの場合は、四角いまな板よりも丸いまな板の方が洗いやすいです。
また、食べものをまな板で切ってそのままテーブルに提供できるデザインものもあります。
フードスタイリスト
>>>プロからのワンポイントアドバイス
せっかく買っても、使い勝手が悪ければ愛着もわきません。自分の生活に合わせた形とサイズ感を見極めて選ぶといいでしょう。
【5】収納方法・お手入れのしやすさで選ぶ
木製まな板は、衛生的に長く使用していくためにも使用後はしっかりと乾かさなければなりません。
日陰で風通しのいい場所が最も好ましいのですが、そんなスペースはないという方も多いのではないでしょうか。
キッチンに立てかけておく方も多いですが、スタンドが付属していて自立できる商品や、持ち手がついていてフックなどに引っ掛けることができる商品もあります。
フードスタイリスト
>>>プロからのワンポイントアドバイス
長くお付き合いをしていくものなので、置き場所にきちんとおさまりそうなものを選びましょう。
木製まな板のおすすめ10選 食器洗浄機や乾燥機にも対応、使い勝手抜群など
うえで紹介した木製まな板の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。

貝印『関孫六 桧 まな板 スタンド付』














出典:Amazon

Power of the Wood『国産一枚板 ヒノキのまな板 A型』

出典:Amazon

木曽工芸『木製 まな板 ひば(大)』














出典:Amazon

木工房かたじ屋『katajiya 木製まな板 正方形 Mサイズ』














出典:Amazon

Epicurean『キッチン用 カッティングボード』






















出典:Amazon
四国加工『かどまる(大)』






出典:楽天市場
池川木材『桧うす型まな板 S』
















出典:Amazon
ウメザワ『東濃ひのき 薄型軽量まな板』








出典:Amazon
ダイワ産業『食器洗い乾燥機対応ひのきまな板』










出典:Amazon
ウメザワ『自立スタンド付き桧のまな板』






出典:楽天市場
木製まな板の使い方と基本的なお手入れ方法 長く使うために!
木製のまな板は天然素材なので洗い方や除菌方法などをしっかり理解しておくのがベターです。毎日使うまな板だからこそ覚えておいてほしい普段の使い方や洗い方、お手入れ方法を説明します。
料理開始前に水で濡らす
木製のまな板は、料理を開始する前に両面を水で濡らしてから使うのが、長持ちに繋がります。その際、両面びしゃびしゃにするのではなく、余計な水分は拭き取るのがポイントです。水で濡らすことで、表面に膜ができ、食材のニオイが染みつきにくくなる、食材からの汁や油によるシミが付きにくくなるという効果があります。
なお、料理中も乾燥しないように濡らしながら使いましょう。
木製のまな板の洗い方
木のまな板を洗うときは基本的に洗剤はあまり使用せずにたわしのみで洗うことを意識しましょう。木目などの汚れを書き出すためにはスポンジなどの柔らかい素材ではなく硬さのあるたわしを使うことがおすすめですよ!
1. 表面を水で洗い流す
2.木目に沿ってたわしなどでこする
3.しっかりすすぎ、水を切って乾燥させる
この3つのステップを覚えておいてくださいね!またお手入れに使えるたわしの記事もありますので参考にしてみてください。
洗ったらすぐに乾かすことを徹底する
木製のまな板は、洗ったらすぐに日陰で風通しのいいところに立てかけて乾燥させることを徹底しましょう。こうすることで、黒ずみやカビを予防することが可能です。ただし、直射日光に当ててしまうと、急激な温度変化と乾燥でせっかくの木製のまな板が割れたり反ったりしてしまいます。
製品の中には食器洗浄機や乾燥機に対応したものもありますが、対応しているか確認してから使うようにした方が無難です。また、火で炙るのもNGなので、覚えておきましょう。
木製まな板の除菌方法 黒ずみやカビの手入れは?
木製のまな板の手入れをしないと、黒ずんできたりカビが発生しやすくなります。まな板を清潔に保つためには定期的な除菌が必要です。除菌の方法としては「熱湯消毒」が一番簡単! 方法としては、まな板の表面に5秒ほど熱湯をかけるだけ。
また、黒ずみが気になる場合は薄めた塩素系漂白剤(ハイターなど)を使うのが効果的です。重曹などを使って汚れを浮かして手入れするのもおすすめです。しかし、まな板によっては変色してしまうようなトラブルもあるので使用する際は十分に注意してください。
木製・ゴム製・プラスチック製の「まな板」はこちら!
木製まな板で楽しく調理しよう
包丁を傷つけにくく、おしゃれなインテリアとしても映える木製まな板の選び方とおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
木製であるがゆえにお手入れは少々大変ですが、包丁の切れ味を保ちながら調理できるため、特に料理好きな方はこの記事を参考にして、自分に合った商品を選んでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
立教大学卒業経済学部後、メーカー系商社に営業として勤務。 のちに退職し、各料理家やスタイリストのアシスタントを経て独立。 フリーランスのフードスタイリストとしてレシピ考案やフードスタイリングをTV番組、CM、グラフィック、映画、雑誌、書籍など、フードスタイリストとしては珍しく動画からスチールまで幅広く手掛ける。