スライサーの選び方
みじん切りや千切りなど、薄切り以外にもさまざまな用途に活用できるスライサー。種類や形状も多数あるので、自分に合っているタイプを選ぶことが大切です。そこでここからは、スライサーの選び方をご紹介します。
【1】電動or手動、目的に合わせてタイプを選ぶ
【2】ニーズにあった切り方ができるスライサーを選ぶ
【3】80mm以上の刃幅のものを選ぶ
【4】安全ホルダーがついていると安心
【5】分解できると洗いやすくて衛生的
【6】おしゃれなデザインや収納力にも注目
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】電動or手動、目的に合わせてタイプを選ぶ
スライサーには手動タイプと電動タイプの2種類があります。どちらが使い勝手がいいか参考にしてみてくださいね。
コンパクトな「手動タイプ」
手動タイプのスライサーは、きゅうりや、玉ねぎなどの薄切り、キャベツなどの千切りができるタイプなどがあります。
シンプルでコンパクトなタイプがほとんどなので、調理器具をあまり増やしたくない人や、かんたんにスライスできるものがあればいいという人がよく利用しています。
安全で手間いらずの「電動タイプ」
「電動スライサー」は、自動で食材をカットしてくれるので、ふつうのスライサーよりもかんたんに利用できます。さらに、食材をセットしてボタンを押すだけなので、手を切ってしまう心配もありません。安全に、長時間でも利用することができるでしょう。
デメリットは、サイズが大きいことと、お手入れがたいへんなこと。分解して洗う必要があるので、かんたんに分解できるタイプを選ぶといいでしょう。
【2】ニーズにあった切り方ができるスライサーを選ぶ
スライサーにはいくつか種があります。食材に合わせて使い勝手の良いタイプを選びましょう。
キャベツの千切りが超ラクな「薄切りスライサー」
薄切りスライサーはキャベツの千切りが簡単にできたり、大根を薄くおろすことができます。べーシックなタイプですが実は一番料理で使う便利なタイプでもあります。とりあえずスライサーをひとつ準備しておこうという人におすすめです。
にんじんしりしりも簡単「細切りスライサー」
ベーシックなスライサーとは別に、細切り専用のスライサーもあります。人参しりしりやサラダのトッピング、お味噌汁の具材などを作るときに便利な切り方です。削れる野菜が限られるので料理の幅を広げたい人におすすめです。
使い勝手がいい「多機能スライサー」
「多機能スライサー」は千切りやみじん切り、細切りなど、さまざまな用途に活用できます。まさに「多機能」なスライサー。ひとつのスライサーに異なる形の刃がついているタイプや、用途ごとに刃を交換できるタイプなど多様なタイプがあるのが特徴です。
溝が多く、お手入れがたいへんというデメリットもあるので、必要な機能だけに絞って、なるべくシンプルな作りのスライサーを選ぶのがいいでしょう。
肉をスライスするなら「ミートスライサー」
業務スーパーやコストコで、塊肉を安く購入する方も増えてきました。安くてたくさん買えるので家計は助かりますが、保存方法は悩むところですよね。
そんなとき、ミートスライサーを使えば塊肉をかんたんにスライスすることができます。スライスして冷凍保存すれば、冷凍保存もラクにできますね。
【3】80mm以上の刃幅のものを選ぶ
刃のサイズは、スライサー選びに一番重要といっても過言ではありません。刃の幅があまり狭いと、限られた食材しかカットできなかったり、食材をスライサーの幅に合わせてカットしてからしか使えなかったりと、逆に不便になってしまいます。
刃幅は、80mmほどを目安に、収納スペースにもよりますが、なるべく刃幅が広いものを選びましょう。
【4】安全ホルダーがついていると安心
安全ホルダーとは、プラスチックやシリコン素材の付属器のことで、スライサーの刃から指を守ってくれます。内側に針がついているタイプもあり、食材を固定できるので、小さくなった食材でも安全にカットすることが可能です。持ち方や深さが違うので、小さすぎず大きすぎない、ちょうどいいサイズを選ぶと便利です。
【5】分解できると洗いやすくて衛生的
スライサーは刃が細かいので、食材などが詰まりやすいですよね。食材が残っていると、サビの原因にもなります。スライサーが分解できると、洗うときにとても便利です。細かい部分までしっかり洗い流せるので衛生的です。
【6】おしゃれなデザインや収納力にも注目
機能性はもちろん大事ですが、使うときにおしゃれだとテンションもあがりますよね。最近のスライサーはカラフルな色合いやおしゃれなデザインがたくさん販売されています。また、収納時にかさばらないようなデザインも人気です。使いやすさはもちろんですが、見た目にもこだわるといいでしょう。
スライサーのおすすめ商品
ここからは、料理クリエイターのRyogoさんおすすめの商品と編集部が通販サイトのランキングをもとに選んだ、スライサーのおすすめ商品をご紹介します。
▼おすすめ|薄切り用
▼おすすめ|細切り用
▼おすすめ|多機能用
▼おすすめ|電動タイプ
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ6選|キャベツの千切りにも!【薄切りタイプ】
まずは、シンプルな薄切りスライサーのおすすめ商品をご紹介します。
味噌汁やサラダにそのままスライスイン!
置く場所に困らないスライサー。コンパクトで、調理中でも食卓でも邪魔になりません。
サラダの最後の仕上げに野菜を入れるときにも便利。持ち手があるので、ボウルや皿のうえで、そのままキュウリやネギなどをスライスして入れることも可能です。薬味などのちょっとした食材をカットするのに、包丁を使うのが面倒な人にとても便利です。比較的安い値段帯なのも嬉しいポイントです。
FREEPシリーズの保存容器に対応したスライサー
調理してそのまま保存できる「FREEPシリーズ」のスライサー。FREEP 保存容器650mlの容器にセットして使います。スライスした食材をすぐに保存できるので、鮮度も衛生面も気になりません。
刃の素材にはステンレススチールを採用。スライスしやすく、さびにくいため長く使用できるでしょう。食洗機で洗うことも可能です。
0.5mmから5mmまでの厚さ調節ができる
万能野菜調理器ベンリナーに専用の「受皿」が付いたベンリナー。付属品として、料理の用途によって、野菜が切れる幅が変えられる3種類の交換(小歯、中歯、荒歯)と、安全器具、そして専用の「受皿」が付属。「受皿」は「おろし器」としても使用可。
シャープな切れ味が持続! サビない特殊な刃
ふんわりとしたキャベツの千切りができるスライサー。とんかつなどの千切りキャベツを添える料理をよくする家庭の救世主になるでしょう。
刃には、ファインセラミックスを採用。シャープな切れ味とサビない特徴があり、長期間の利用に向いています。つけおき漂白除菌もOKなので、お手入れもかんたん。使用頻度が多い家庭や、忙しい主婦に便利なアイテムです。
お手入れかんたん! 金気が移らないサビない刃
金属イオンを出さない特殊な刃を採用したスライサー。金気が移らないため、サラダなど、食材をそのまま食べるときでも安心です。
食材を最後まで使える安全ホルダーつき。子どもと一緒に料理しても安心ですね。刃に採用されているファインセラミックスは、切れ味抜群でサビにくい特徴を持つすぐれもの。漂白も可能なので、お手入れもかんたんです。7色のカラバリがあるのも魅力のひとつでしょう。
薄切りだけじゃない! 厚さ調節で包丁いらず!
刃の調節ができるスライサー。刃が引っ込む調節も可能なので、スライサーで指を切ったことがある人や、収納するときでも安心です。
刃は4段階に調節可能。刃を引っ込める以外には、薄、中、厚の3段階で、食材に合わせて厚さを調節できます。野菜の厚みを変えることで、サラダやキャベツの千切り以外に、野菜チップスや千枚漬けなどの料理にもチャレンジしやすくなりますよ。
▼おすすめ3選|にんじんしりしりにも!【細切り用】
続いて、細切りスライサーのおすすめ商品をご紹介します。
便利なフードトレイ付き
フードトレイ付きで、場所を選ばずまな板いらず。食材も散らからず、目詰まりもしにくい。まわりはふんわり、中はシャキッと適度な噛み応えがあり、沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」独特の食感も再現できます。
貝印のベストセラー!人気商品
使いやすい道具はシンプルで美しく、手になじむ、それがセレクト100の考え方。料理のプロたちが厳しくチェックしたうえに考え抜かれたキッチンツールシリーズです。
きれいな細千切りがあっという間に
「プログレード」は、刃物メーカーの技術を生かして、切る、むく、おろすを追求した、下村工業の調理道具シリーズ。こちらの商品も、長年培われてきた加工技術が随所に生かされています。
上下の特殊形状のクランク刃は鋭い切れ味。前後の両方向に刃が付いているため、包丁では難しい均一幅の細千切りを可能にしてくれます。見る見るうちに、野菜が美しいまでの細千切りになっていく様子は感動的。使い勝手、切れ味ともに申し分ないスライサーです。
▼おすすめ12選|プレートいろいろ【多機能タイプ】
続いて、多機能スライサーのおすすめ商品をご紹介します。
収納しやすいコンパクトサイズが魅力
おろし器(薬味おろし)、スライサー、千切り、ツマ切りの4枚のプレートと刃先から指を守る指ガードと各プレートに付けて使える受け皿がセットになった商品です。コンパクトサイズなので一人暮らしのお部屋にも収納しやすくておすすめです。包丁では難しい野菜の薄切りや千切りがこれ1台で簡単にできますよ。
1台7役!取り替えもかんたんな多機能スライサー
これ1台で7役にもなる多機能なスライサー。頻繁に料理する人や、忙しい主婦の手助けになる便利なアイテムです。指を守ってくれる形状の安全ホルダーつき。
食材に刺す針がついているタイプで、高さ調節も可能なので、しっかりと固定してスライスすることができます。ブレードは、千切りやみじん切りなどの6種類。横にスライドして差し込むだけなので、めんどくさがりの人でも刃の取り替えがラクにできるでしょう。
刃の交換もかんたん! 変わったデザインがおしゃれ
アイロンのような変わったデザインのスライサー。おしゃれな形状なので、使用していないときの見た目も重視する人に向いています。
ブレードは、千切り、薄切り、花型切りなどの5種類。ピーラーまでついているのに、本体ひとつにコンパクトに収納できます。横からスライドして出し入れするだけなので、刃の交換もラクラク。容器や刃を分解しやすいため、お手入れするのもかんたんです。
多機能9点セット! キッチンにはこれひとつで充分
スライス以外にもいろいろできる9点セットの多機能スライサー。新生活をはじめる人や、はじめてのひとり暮らしに持っておくと便利なアイテムです。
千切りや薄切り以外に、おろし、花形切りまでできる多機能タイプ。水切りまでついているので、調理器具はこれひとつあれば充分でしょう。たくさんついているセットなのに、コンパクトに収納できるのも魅力的です。
おろし器機能も! 多機能7枚ブレードつき
安全で便利な多機能なスライサー。ふつうのスライスからちょっと変わった切りかたまであるので、料理の幅が広がり、楽しく調理することができるでしょう。
ブレードは7枚で、安全ホルダーと受け器つき。手で食材をスライスするだけでなく、食材を挟みこむ形でカットすることも可能です。受け器は透明なボックスタイプなので、スライスされた食材が落ちていくのを見ながら調理するのも楽しいでしょう。
熟練した鍛冶技術の日本製ブランド貝印!
多機能な5点セットのスライサー。これひとつでさまざまなスライスが可能なので、持っているだけで思わず料理したくなってしまうでしょう。
スライス機能は、千切り、ツマ切り、おろしなどが可能。ピーラーまでついているのに、安くてお得なセットです。食材が小さくなっても、安全ホルダーつきだから安心。収納もコンパクトにできるので、ひとり暮らしやキッチンスペースが狭い家庭で活躍するでしょう。

ベーシックで使いやすい万能型のスライサー。力を入れなくてもかんたんに切れるので、ふだん使いしやすい利便性の高さがポイントです。
切れ味抜群! プロのような仕上がりが楽しめる
ステンレス刃を採用したスライサー。切れ味抜群なので、ストレスなく調理したい人や、力がない人でも使いやすいモデルです。
薄切りだけでなく、細切りや千切りも可能な4種セット。食材が小さくなっても使える安全ホルダーつきで、往復移動させても刃で指を切ってしまう心配がありません。軽い力で切れるため、力の入れすぎには注意。かんたんにプロのような仕上がりになるでしょう。
スタンドつき! 使うのも収納もラクラク
カラフルなデザインが特徴のスライサー。1品1機能のスライサーがセットになっているので、刃の交換が必要ありません。サッと出してすぐに使いたい人に向いています。
本体を立てて収納できるスタンドつき。キッチンに置いておけば、使いたいときにすぐに取り出せます。薄切りや千切り、千六本切り、おろしなど多彩な用途に使用可能。シンプルな受け器は、そのまま水分を捨てることもできる小さな穴がついています。
ちょっと変わったスライサーでおしゃれにカット
ちょっと変わったスライスができる個性的なスライサー。ベジタリアンの人や、ヘルシーなパーティー料理をかんたんに作りたいときに便利なアイテムです。
使い方は、食材をセットして、鉛筆削りのようにくるくるまわすだけ。とてもかんたんなのに、野菜をおしゃれな形にカットすることができます。太さの違う2種類のヌードルや、らせん状などのカットが可能。くるくるまわすだけなので、子どもと一緒に楽しく料理することもできます。
家庭用でも業務用でも! お肉も切れるすぐれもの
野菜や果物だけでなく、肉や漢方薬までカットできるスライサー。フードスライサーとしても使いたい人や、大家族、個人のカフェなどでも重宝します。
使用方法は、食材をセットして、厚さを調節、あとはくるくるまわすだけ。価格帯は通常のスライサーより高めですが、なんでもできて、サビることなくお手入れもかんたん。かんたんに使用できるのに、漢方薬などのかたい食材までカットできるすぐれものです。
ハンドルをまわすだけ! ベジヌードルもつくれる
食材をセットしてくるくるハンドルをまわすだけのスライサー。操作がかんたんで安全なので、子どもと一緒に調理するときにも大活躍です。
つまみをまわすだけで、ブレードの調節ができるので、部品を取り替える必要がありません。1種類のスライスでは満足できないけれど、刃をいちいち交換するのは面倒という人に向いているアイテムです。
ピーラーも安全ホルダーもまとめて収納可能!
切れ味抜群のステンレス鋼刃を採用したスライサー。かたい野菜や果物、チーズなどをスライスしたい人でもストレスなく利用できます。
薄切りだけでなく、千切り、細切りまでできる4種類のブレードに、ピーラーまでついてさらに安心の安全ホルダーつき。使わないときには、ブレードとピーラーも含め、すべてをひとつのボックスに収納できるのでスペースにも困りません。
▼おすすめ1選|力いらずの【電動タイプ】
最後に、電動タイプのスライサーのおすすめ商品をご紹介します。
5種類のプレートでスライスもおろしも思いのまま
調理や野菜のスライスがちょっと苦手という方にも使いやすい商品がこちら。5種類のプレートがついた、電動ベジタブルスライサーです。用途に応じて使い分けるプレートのなかには、かき氷を作るときに役立つ「氷プレート」もセットになっています。
2008年6月で生産が終了しているにもかかわらず、今なお高い人気を誇る一台。メーカーではプレートなどの部品のみを扱っています。通販サイトに本体の在庫があるうちに手に入れておきたいですね。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スライサーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのスライサーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スライサーの上手な使い方
包丁を使うときでも、食材の切り方ひとつで食感や味わいが変わるもので、それはスライサーでも同じです。ここでは、食材に合わせて便利な使い方を紹介します。
おもに家庭で使用する食材3つを題材に紹介しますので、ほかの食材の代用に、ぜひ参考にしてみてください。
「キャベツ」は空気を含ませるようにスライスする
スライサーを利用するなかでも多いのが、千切り。包丁よりはかんたんですが、スライサーでもふわふわキャベツを作るのには少々コツがいります。
刃にキャベツを強く押しつけてしまうと、水分がでてべちゃべちゃになってしまうので、やさしく、空気を含ませるように当ててスライスしましょう。
ポイントは、キャベツをほどよい厚さにすること。頑張って薄くしようとすると、逆に力が入りやすいので、厚さ調節機能つきのスライサーでは、力が入らない厚さに調節してスライスしましょう。
「玉ねぎ」はスライスでもみじん切りでも便利
玉ねぎの繊維を断つようにスライスすることで、辛みが抜けやすくなるので、そのままサラダにすることも可能です。洗いものや調理時間短縮にもなり、おいしくて健康なサラダになるので、ぜひ試してください。
また、スライサーを使う前に、包丁で切り込みを入れてからスライスすると、みじん切り/span>がかんたんにできるので、便利です。
そのほかおすすめの時短アイテムはこちら 【関連記事】
料理にあったスライサーを選んで 最後に編集部からひとこと
包丁を使わず、さまざまな形にかんたんにカットできるので、料理の時短にもなり、楽しく調理することができるスライサー。
どのような食材に使うかを重視して選び、安全により効率よく使えるように、ポイントを押さえて使用するようにしましょう。あなたの料理スタイルに合ったスライサーを選んでみてくださいね。
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