にんにく絞り器の選び方 簡単ににんにくのみじん切りができる!
生活コラムニストのももせいづみさんに、にんにくしぼり器を選ぶときのポイントを教えてもらいました。いつものパスタ作りなどで使えるにんにくしぼり器選びの参考にしてください。
イタリアンでもよく使うにんにくは調理器具や手にニオイが付くのが困りものですね。しかし店頭に並ぶにんにくしぼり器はどのようなポイントに気をつけて選べばよいかわからないものです。選ぶべき点をおさえて自分に合ったにんにくしぼり器を購入しましょう。
プレスタイプと みじん切りタイプならどちらを選ぶ?
生活コラムニスト
にんにくしぼり器は、ハンドルの溝ににんにくを挟んで潰すようにしぼる「プレスタイプ」と、押し付けたり回転させてカッターの刃で「みじん切りタイプ」の、2タイプに大きく分かれます。にんにくの食感をあまり残したくない調理には潰しながらしぼるプレスタイプを、食感を残したい調理にはみじん切りタイプを選びましょう。
食材に下味をつけたり、ラーメンなどのスープに入れたりするにはプレスタイプ、炒め物や調味料に加えるにはみじん切りタイプが向いています。日常の調理のどんな場面で使うのかをよく考えて、選んでみてください。
使用後のお手入れが楽なものを選ぶことが大切
生活コラムニスト
プレスタイプのにんにくしぼり器は、しぼったあとににんにくのカスが残りがちで、最後までよくしぼりきれないと、ムダも出ます。
また、みじん切りタイプのものは容器の中に粉砕したにんにくが残ることも。しっかりと無駄なく、にんにくが処理できて取り出しやすいものを選ぶことが大切です。
プレスタイプのものはしぼり出し穴にカスが詰まりにくく、洗いやすいものを。みじん切りタイプは手を汚さずに切ったにんにくが取り出しやすいデザインを選ぶと扱いがラクです。
キッチン? テーブル? 使う場所も重要なポイント
生活コラムニスト
ラーメン屋さんでよく見かけるプレスタイプのにんにくしぼり器は、手を汚さずに直接にんにくを鍋やお皿に入れられるので、キッチンだけでなく鉄板焼きや鍋料理などのテーブル調理にも使えます。
みじん切り用のカッターの中はまな板とセットで使うものがあったり、みじん切りにしたにんにくを取り出すときにスプーンなど別の道具が必要になったりするものも。
使ったあとにそのままカウンターやテーブルの上に置けるかどうかも、ちょっとしたポイントです。どんな場所で主に使いたいのかをイメージして選択してみてください。
にんにく以外の食材に使えるタイプが便利
生活コラムニスト
ふだんのお料理にそれほどにんにくが登場しないという場合は、にんにくをしぼるためだけに道具を買うのも気がひけるという人もいるかもしれません。そんなときは、ほかの食材にも応用できる商品を選んでください。
たとえばプレスタイプのにんにくしぼり器なら、しょうがをしぼったり、ホールペッパーやナツメグを砕くといった使い方もできます。みじん切りタイプでは、オリーブやナッツ、鷹の爪などを細かく切ることにも使えます。
このようにひとつにんにくしぼり器を持っていると、フードプロセッサーやフードミルを使うほどではないけれど、ほんの少しにんにくやしょうがのみじん切りが欲しいといったときに便利です。にんにく以外の食材への利用もイメージして選んでみてください。
収納場所もよく考えて
生活コラムニスト
食器洗い機を利用している人は、対応しているにんにくしぼり器を選ぶと使用後のケアが楽にすみます。手洗い派の方も、にんにくしぼり器は、使用後に隅々までよく洗いよく乾燥させてからしまうようにしたいもの。
そして収納場所を考えて購入することも重要なポイントです。一般的な日本の食卓では、毎食にんにく料理が必ず並ぶというケースは少数派。そのためにんにくしぼり器を購入しても、使用頻度の高くないツールを入れる場所に収納しがちです。
しかし、奥にしまいこんでしまうと死蔵品になってしまうことも。せっかく手に入れたにんにくしぼり器を活用するためにも、収納しやすく出しやすい場所に定位置を決めてあげてくださいね。
にんにくしぼり器のおすすめ8選 見た目も機能性も大切!
上で紹介したにんにくしぼり器の選び方のポイントをふまえて、実際に生活コラムニストのももせいづみさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。にんにくしぼり器はにんにく以外にもしょうがなど、ほかの食材にも応用できるキッチンツールです。おすすめポイントを参考にして選びましょう。

FREETOO『ガーリックプレス』














出典:Amazon
重さ | 240g |
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サイズ | 155×29×50mm |
材質 | クロムメッキ付き亜鉛合金 |

OXO(オクソー) 『ガーリックプレス』


















出典:Amazon
重さ | 365g |
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サイズ | 170×55×50mm |
材質 | ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー、ナイロン、亜鉛合金 |
つぶしたにんにくがきれいに押し出せる仕組み
NY発のキッチンブランド、オクソーのガーリックプレスは、グリップ部分が柔らかくて滑りにくいので握りやすいのが特徴。
にんにくを潰す穴は、円形ではなくて角型。プレス部分の上部はフラットですが、ハンドルを回転させると、赤い突起の部分で穴に詰まったにんにくを内部に押し戻して、きれいに処理できます。
プレス上部に突起をつけるのではなく、あえて回転させ反対側から突起でにんにくを押し戻すことで、きれいにしぼりカスを取り除くことができるという仕組み。ユニバーサルデザインを掲げているオクソーならではの発想ですね。
にんにくだけではなく、小さなすだちなどをしぼることもできるそうなので、用途は広がりそうです。

ジョセフジョセフ Joseph Joseph『イージープレス』
















出典:Amazon
重さ | 141g |
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サイズ | 30×930×400mm |
材質 | クロムメッキ付き亜鉛合金・グラスファイバー入りナイロン |
分解できて後始末がしやすい
イギリスのキッチン雑貨ブランド「ジョセフジョセフ」のにんにくしぼり器は、ハンドル部分が分解できることが大きな特徴。
にんにくはしぼり出されたあとに穴の部分に残りがちなので、最後はスプーンなどでこそぎ落としている人も多いと思います。こちらの商品は、しぼったあとにハンドル部分を分解し、これをヘラ代わりにして穴の部分に残ったにんにくを取り除くことができるという仕組み。にんにくをしぼるという作業を最後まできちんとフォローしてくれる発想は、さすがのジョゼフジョゼフです。
分解できるので隅々まで洗えて、乾燥させるのもラク。少々値が張りますが、とてもよくできた商品です。

パール金属『回転 にんにく おろし器(C-3498)』










出典:Amazon
重さ | 90g |
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サイズ | 140×50×50mm |
材質 | AS樹脂(耐熱温度80度)・ポリアセタール(耐熱温度120度) |
一度にまとめておろせる回転式
グリップを握ってにんにくをしぼるプレスタイプと違い、カップの中ににんにくを入れて、ハンドルを回してねじを締める方法でしぼり出す仕組み。ハンドルのプレスタイプは、結構な握力が必要で女性にはつらいこともあるのですが、ねじ式なら楽にしぼり出すことができます。
また、ハンドルのプレスタイプはにんにくを入れたら、一度にしぼり出す必要がありますが、この形なら必要量だけをしぼり出してそのまま置いておくこともできるので、量の調節がしやすいのがうれしいです。短時間ならそのまま蓋をして冷蔵庫に保存しておくこともできるので、毎日の調理に少しだけ使うならとても使いやすいタイプのにんにくしぼり器です。

ジョセフジョセフ Joseph Joseph『にんにく みじん切り器 ロッカー20062』












出典:Amazon
重さ | 47g |
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サイズ | 190×45×30mm |
材質 | ABS樹脂・クロムメッキ付き亜鉛合金 |
まな板に押し付けて切るから力いらず
包丁もまな板も手も汚さずににんにくを粉砕できるのがにんにく搾り器の真骨頂ですが、まな板やお皿は汚れてもいいという人には、このタイプが1番かんたん。
にんにくの上にパンチ穴の部分を押し付け、左右にゆらしながらつぶしていきます。体重をかけられるので、力のない人でもしっかりつぶすことができ、湾曲したプレートににんにくが乗るので、そのままフライパンや鍋の上に持っていくことができます。
つぶしたにんにくはスプーンなどできれいにすくい取ることができ、洗うのもとても簡単。乾燥もさせやすく、収納場所も取りません。まな板やお皿ににんにくの臭いは残ってしまいますが、とても合理的に使えるにんにくしぼり器だと思います。

エムワン『プレカットチョッパー(H0005)』
















出典:Amazon
重さ | 243g |
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サイズ | 直径620×173mm |
材質 | ABS樹脂・AS樹脂・ステンレス |

貝印 『シェフィン chef'n ガーリックズームCF-0437』














出典:Amazon
重さ | 59g |
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サイズ | 55×47×70mm |
材質 | BS樹脂・ステンレス・ポリプロピレン・エラストマー樹脂ほか |
和平フレイズ『にんにく絞り ジー・クック GC-169』








出典:Amazon
重さ | 240 g |
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サイズ | 約17×3.5×4.7cm |
材質 | 亜鉛合金(クロムメッキ)、グリップ部:ABS樹脂 |
「にんにくしぼり器」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする にんにく絞り器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのにんにく絞り器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
一度使うと手放せなくて便利! 生活コラムニストからのアドバイス
生活コラムニスト
にんにくしぼり器は調理に必ず使う必需品ではないので、購入をためらう方もいるかもしれません。でも、いざ使ってみるととても便利。私が最初に使ったのは、容器の中ににんにくを入れて、ころころ転がしてみじん切りを作るタイプのものでしたが、どうしていままで買わなかったのだろうと思うほど現在では重宝しています。
ただし、ほかの食材への応用ができないタイプや、使用後のお手入れが面倒なものは、死蔵品になってしまうおそれがあります。にんにくしぼり器それぞれのタイプの特徴を把握して、日々の調理に一番使えそうな商品を選んで、ぜひ便利に使ってみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/01/26 一部コンテンツと価格を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 渡辺裕美)
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。