レモンしぼり器の選び方 生活コラムニストが解説
生活コラムニストのももせいづみさんに、レモンしぼり器を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
一度にしぼりたい量で種類を選ぶ
ひと口にレモンをしぼるといっても、ジュースやカクテルを作る、お菓子を作る、調理に使う、食卓で香り付けに使うなど、さまざまな用途がありますよね。用途によって、何個もしぼるのか、半分だけか、くし形ひとつだけでいいのか等、しぼる量も変わってきます。
何個もしぼるなら、てこの力でレモンをはさんでしぼるプレスタイプや、電動のものがおすすめ。半分に切ったものをさっとしぼるだけなら、溝にレモンを押しつけて、回すようにしぼるおなじみの山型タイプだと手軽にしぼれます。くし形に切ったものをはさんでしぼるタイプのものや、シリコン製の手でしぼるタイプのものは、食卓で少量使うときに便利。まずはよく使う用途に合わせて、しぼる仕組みを選びましょう。
どこで使うのかも大事なポイント
用途によってどこで使うのかも変わってきますよね。たとえば、調理ならキッチン、カクテルならカウンター、食事時なら食卓など。キッチンの水回りなら、多少果汁が飛び散ったり、手が汚れたりしてもすぐ水で洗えるのでどんなものでも良いでしょう。食卓で使いたい場合は、果汁が飛び散らず、手が汚れないものを選ぶのがおすすめです。
カクテルなどカウンターで使いたいなら、置いておいてもスタイリッシュに見えるデザイン性にすぐれたものを選ぶといいでしょう。
使いやすさのための細かい工夫も要チェック
レモンをしぼるときのちょっとした悩みが、しぼるときに出るレモンのタネ。山型のしぼり器では、しぼった果汁を注ぐときにタネも一緒に流れ込んでしまうため、茶こしなどでタネをより分けている人も多いのではないでしょうか。タネが気になるなら、果汁にタネが混じらないように工夫がされている商品を選びましょう。
また、レモンなどの果汁をしぼったあとにはしぼりかすが残るので、隅々まで洗いやすく、しっかり乾燥できることも大事なポイントです。
レモン以外の果実に対応するしぼり器も
果汁をしっかりしぼり取るために大切なのがサイズです。果肉の大きさにしっかりしぼり器の溝が合わないと、しぼり残りが出てしまいます。
シンプルな山型のレモンしぼり器では、ゆずやすだちなど小さいものなら対応可能ですが、グレープフルーツの大きさになるとうまくしぼれないため、もうひとつ、グレープフルーツ用のサイズを購入しなくてはなりません。レモンのほかにも、ゆずやオレンジ、グレープフルーツなどもしぼりたいなら、アダプターなどで対応する商品を選ぶようにしましょう。
レモンしぼり器おすすめ7選 生活コラムニストが厳選
上で紹介したレモンしぼり器の選び方のポイントをふまえて、生活コラムニストのももせいづみさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。どのレモンしぼり器を買おうか悩んでいるなら、ぜひチェックしてみてくださいね。

山型しぼり器ならこれがイチオシ!
一度にレモン半分~1個分をサッとしぼりたいという人には、こうした従来の山型のしぼり器が一番手軽にしぼれます。とはいっても、プラスチックや金属製の軽いものでは安定が悪いため、レモンをしぼるのにも力が必要となってしまいます。
この貝印のセラミック製のレモンしぼり器は、適度な重量感と底にシリコンの滑り止めがついているため、とても安定感がよく、かんたんにしっかりとレモンをしぼれるのが魅力。また、果汁の受け皿部分にこまかい溝がついており、これがタネを受け止める仕組みとなっています。しかも、洗いやすくお手入れもラクちん! レモン用として山型しぼり器を選ぶなら、失敗のない定石(じょうせき)の選択肢といえるでしょう。

力を入れずにしぼれる新しいデザイン
こちらは主婦の発明から生まれた新しいデザインのレモンしぼり器です。プラスチック製で軽い簡易タイプのしぼり器ですが、形状が独特。中心が山型ではなく、剣山状の突起なのが特徴で、ここにレモンを差し込むようにして軽く回すだけで、果汁がしぼれるという構造です。プラスチックやステンレスの簡易山型しぼり器でレモンをしぼるには、意外と力が必要。これを痛感する主婦だからこそ、生まれた知恵なのです。
こちらのしぼり器が対応しているのは、レモンやオレンジ。剣山状の突起のため、山型のしぼり器に比べて多少のしぼり残しが出ますが、軽くて安価で少ない力でしぼれる、おもしろい商品だと思います。
2つのサイズに対応するプレスタイプ
一見プラスチックに見えますが、本体はアルミ合金でしっかりとした造りです。前述のステンレス製のプレスタイプとの大きな違いは、果実を入れるボウルが直径55mmと直径75mmの2つのサイズが用意されていること。果実の大きさとボウルの大きさが合わないと、果汁が最後までしぼりきれないこともあるので、アダプターでサイズ合わせができるのはとても助かります。
レモンや小さいサイズのオレンジでのジュース作りのほか、すだちやゆずなどをぎゅっとしぼって、チューハイやハイボールなどに入れるときなどにも便利。手が汚れないので、テーブルで使うこともできますね。

ボウルの上などでしぼるのに便利!
山型のしぼり器はテーブルやカウンターの上に固定して使いますが、こちらは手で持ったレモンに突起を差し込むようにして使うしぼり器。山型の角度を自在に手で調節できるので、さまざまな大きさの柑橘類に使うことができます。
この商品の一番の特徴は、タネ受けがついているところ。タネが落ちないので、たとえばボウルの上で直接サラダにかけたり、お菓子作りのときに計量をしながら必要量だけをしぼり取ったりするときなどに便利です。山型の部分が尖った形状なので、手に持った果実のほうもしぼりながら動かすことになります。このため、どうしても両手が汚れてしまうため、こちらは調理やお菓子作り向きです。

ほんのちょっと使うだけならこれが一番
半分に切ったレモンにすっぽりとかぶせて手でギュッとしぼると、先端の穴からレモン汁が出てきます。必要量だけしぼったらフタをして、そのまま冷蔵庫に入れることもできる商品。
レモンって、揚げ物やサラダなどにほんの少しだけほしいことが多いですよね。この場合、残ったレモンの保存が結構面倒。この商品なら必要な分だけしぼって、そのままフタをしてポンと冷蔵庫へ入れるだけでOK。個人的にはこちらの商品は本当に便利で、買ってよかったと痛感するもののひとつです。
レモンが飛び散らず、手が汚れず、ラップなどの保存の手間いらず。ちょっとだけ使いたい人には本当に便利です。

食卓での少量使いにかわいい鳥のしぼり器
揚げ物などのお料理に、くし形に切ったレモンがついてくることってよくありますよね。しぼると手が汚れ、まわりに果汁が飛び散ることも。食卓で少しだけ使いたいなら、こんなかわいい鳥の形のしぼり器にレモンを入れてあげましょう。鳥の羽根がしぼり部分になっていて、しぼった果汁が鳥の胴体に収まる仕組み。しぼるだけの機能のものに比べて、使い勝手も安定性もよいので、テーブルにそのまま置いておくこともできます。
レモン果汁が鳥のくちばしから注がれるのにもほっこり。持っているだけでうれしくなるテーブル小物です。

大量にしぼるなら電動が一番!
毎朝レモンやオレンジをしぼってジュースを作っているという人は、電動タイプがあればとてもラク。たくさんの量を処理することが苦でなくなるので、キッチン仕事が楽しくなりますよ。
日常使いしたい人は、しまいこまずに電源の近くに出しておいて、気軽に使ってみましょう。箱でオレンジを買ったり、ゆずやレモンを大量にもらったりしたときなどにも大活躍! 果汁をしぼった残りの皮で、マーマレードづくりを楽しむことも。ぜひ気軽に楽しく使ってみてください。
「レモンしぼり器」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 「レモンしぼり器」の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの「レモンしぼり器」の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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スプレータイプは目が詰まりやすいので注意 生活コラムニストからアドバイス
最近よく見るのが、レモンに直接ねじこむように差し込むと、フタの部分から果汁が出てくるタイプのしぼり器。このタイプは手軽に使える一方で、しぼり残しが多いので、無駄なくしっかりしぼりたい人にはちょっと不満が残るかもしれません。
同じ構造でスプレータイプのものもありますが、こちらはノズルがつまりやすく、あまり長持ちしないため、ここでのセレクトにはこのようなタイプのしぼり器はラインアップしていません。レモンしぼり器は最後まで無駄なくしぼれて、長く愛用できるものを選んでみてくださいね。
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暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。