シリコンスチーマーとは? 時短料理に便利な「レンジ用蒸し器」
シリコンスチーマーは、電子レンジ用蒸し器のこと。じゃがいも、にんじん、さつまいもなど、根菜類も簡単に温野菜として調理できるので時短レシピにぴったりです! ダイエットの定番メニューであるとりむね肉やささみ肉の蒸し料理も簡単に作れますよ。
パスタを具材と共に入れてレンジ調理で簡単に一品が作れるので、洗い物が面倒という方、一人暮らしや単身赴任中の男性にもおすすめです。
シリコンスチーマーの選び方 ポイントをおさえよう!
暮らしスタイリスト・料理家の河野真希さんのアドバイスをもとに、シリコンスチーマーの選び方を紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】人数や調理する量に合うサイズ
【2】フタのタイプ
【3】耐冷・耐熱温度
【4】取っ手の掴みやすさ
【5】美味しく調理できる容器の工夫
【6】折りたたみタイプ
【7】デザイン
上記のポイントをおさえることで、より具体的に使い勝手がいいシリコンスチーマーを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】人数や調理する量に合うサイズを選ぶ
電子レンジで手軽に調理できると人気のシリコンスチーマー。同じシリーズの商品でもサイズが複数用意されている場合があります。
ひとり暮らしだったり、ご家族がいてもひとり分ずつ調理することが多い場合は、500ml前後の小さめサイズがおすすめです。4~5人分の料理をまとめて調理するなら1000ml以上の大きめを選ぶのがいいでしょう。
ただし、ひとり暮らしでも、一度にたくさん野菜を茹でたり、常備菜を作りたいなど、ひとり分以上の調理をしたい場合は大きめのほうが使い勝手がよい場合もあります。
なお、ターンテーブルタイプの電子レンジを使っている場合は、大きすぎるとうまく加熱できない場合もあるので、電子レンジとシリコンスチーマーのサイズをよく確認してから購入してください。
【2】フタのタイプで選ぶ
シリコンスチーマーには、フタが外れるタイプと一体型になっているタイプがあります。
フタが取り外せるタイプは調理しやすく、盛り付けや食べやすさにつながります。また、洗いやすいので衛生的に保てるのもメリット。
一方、一体型タイプはフタの開け閉めがしやすく、コンパクトで収納しやすいというメリットがあります。また、フタをソース入れとして使えるものがあり、洗い物を減らせるのも利点です。
【3】耐冷・耐熱温度をチェック!
シリコンスチーマーは耐冷性・耐熱性にすぐれており、‐40℃~220℃前後の温度で使用できるものが多いです。調理後はそのまま冷凍保存したり、なかにはオーブンで焦げ目をつけるといった調理に対応できるものも。
また、底面に金属加工が施されたIH対応のものなら、鍋の代わりとしても活躍します!
【4】取っ手の掴みやすさをチェック
シリコンスチーマーで調理した後、容器は高温になっています。持ち手が丈夫でつかみやすい形状だと、電子レンジから取り出した際に蒸気が漏れたり落としたりする心配がなく安心。
持ち手まで柔らかい素材だとつかみにくく安定しないので、持ち手が厚めの構造なっているものやプラスチック製のものがおすすめです。
【5】美味しく調理できる容器の工夫をチェック
ひとくちにシリコンスチーマーといっても、商品によってさまざまな特徴があります。カロリーカットできる構造やおいしく調理できる工夫がされたものを選ぶのがおすすめです。
余分な油をカットする「スチームトレイ」や「波型トレイ」
シリコンスチーマーの中には、肉などの調理時に余分な油をカットできる工夫がされたものもあります。例えば、すのこのようにスチーマーに敷いて使うスチームトレイ。トレイの小さな穴から油が下に落ちる仕組みになっています。
また、食材に熱が伝わりやすいとされる波型トレイのシリコンスチーマーもおすすめです。こちらもスキマに油がおちる構造になっています。
余分な油を落とすことでカロリーを抑えられるので、脂質制限をしている方やダイエット中の方はチェックしてみましょう。
食材を効率的に美味しく調理する「フタ裏の突起」
シリコンスチーマーのフタ裏に突起をつけることで、食材から出た蒸気が水滴となって、食材に落ちていきます。これにより、食材を効率的に加熱できるうえ、食材の旨みを存分に生かせるのです!料理の仕上がりにこだわりたい方はチェックしてみてくださいね。
【6】折りたたみタイプは収納に便利
大きめサイズのシリコンスチーマーは、たくさんの野菜を蒸すことができて便利な反面、収納スペースを取ってしまいます。折りたたみできるシリコンスチーマーなら、平たくコンパクトになるので、収納に便利です。
【7】食卓でそのまま使えるデザインを選ぶ
シリコンスチーマーは、デザインやカラーがおしゃれな商品が多く販売されています。おしゃれなデザインなら、調理したあとそのまま食器として使えます。盛り付けや洗い物の手間も減り、食卓も華やかに。
ビビッドカラーからシンプルなカラーまで形や色が豊富なので、作りたい料理や、テーブルも含めたインテリアに合わせて選ぶといいでしょう。
シリコンスチーマーの魅力は、そのデザインのオシャレさです。調理したあと食卓にすぐ並べられるので、盛りつけや洗いものの手間も減り、テーブルの上も華やかになります。形や色が豊富なので、シリコンスチーマーで作りたい料理や、テーブルも含めたインテリアに合わせて選ぶといいでしょう。
>> 料理家からのアドバイス
長い目で見たコストパフォーマンスをチェック!
シリコンスチーマーは、ダイソーなど100均で買えるリーズナブルなものから数千円するものまでさまざまです。
その値段の違いは、容量や付属品の有無、カラーバリエーション、素材などの違いによって生じます。「まずはどんな使い方ができるのか試してみたい」というのであれば、手頃な価格のものを選ぶのもいいかもしれません。
ただ、シリコンスチーマーは一度買うと何年も長く使えるものです。また、調理器具でありながら、そのままテーブルに並べることができるので、デザインが気に入ったものを選ぶと、より使用頻度が上がります。
多少高くても使用する回数が増えれば、決して割高ではないと感じられるはずです。
シリコンスチーマーおすすめ13選 ルクエ・メトレフランセ・ヴィヴなどの人気商品も!
ここからは、シリコンスチーマーのおすすめ商品を紹介します。ひとつ持っておくと便利なシリコンスチーマー。家庭にぴったりの商品を見つけてください。
簡単にヘルシー肉料理や温野菜が作れるスチーマー
カラフルなデザインが印象的なこちらは、どんな調理にもつかいやすいシンプルな形状。温野菜などの調理はもちろん、食材の残りや作り置きを入れておいて温め直すなど、保存容器としても活躍します。
付属のスチームトレイを使えば、肉や魚の油を落としてヘルシー料理ができます。さらに、鍋の代わりとして煮込み料理などにも使うことができます。直火では使用できませんのでご注意ください。
波形構造で余分な油をカット
底が波形になっているのが特徴。余分な脂が底に流れるので、肉や魚もヘルシーに調理できます。3~4人家族の副菜を作るのにちょうどよいサイズ。耐熱温度は220度までと高くなっています。
レシピブック付きだから、料理初心者やシリコンスチーマーの入門者にもおすすめ♪

老舗キッチン用品メーカーの定番スチーマー
シリコンスチーマーの人気に火をつけたのが、この『ルクエ スチームケース』です。観音開きのフタが本体にくっついており、そこから食材を入れる形になっています。
一見変わった形に見えますが、外れるフタよりも開け閉め作業がラク。また、完全に密閉されていないため、フタを開けた瞬間に蒸気が吹き上がる心配がなく、安全に使えます。
お値段がちょっと高めですが、シリコンスチーマーの老舗ならではの安心感があります。カラーは5色で落ち着いた色合いのものもあります。
アニマルフェイスがかわいい♪
キュートなアニマルのお鼻部分が鍋つまみになっている、デザイン性が高いシリコンスチーマー。スチームプレートが同梱されており、幅広い料理を作ることができます。
電子レンジはもちろん、オーブンでの使用にも対応。食洗機対応なので、お手入れも簡単です。
匂いがつかないIH対応モデル!レシピブック付き
蓋と本体がシリコン製、底面にステンレスが使用されているため、IH調理器にも対応可能なシリコンスチーマーです。本体底には、フッ素コーティングが施されており、焦げや匂いがつきにくく、お手入れがラクチン。
蓋は透明なので調理中に料理の状態をチェックできます。レシピ冊子も同梱されているので、毎日の献立にお困りの方にはうってつけでしょう。

シュウマイ・肉まんにも!食材がベチャ付かない
値段の幅が広いシリコンスチーマーの中で、安すぎず高すぎない絶妙な価格帯なのが『ヴィヴ シリコンスチーマー』。ウノ・デュエ・クアトロの三種類の大きさがあり、2~3人の調理にちょうどいいのがデュエです。
スチームトレイが付属しており、これを使うと肉や魚などから出る余分な脂が切れるほか、食材から出た水分でべちゃべちゃすることもありません。シュウマイや肉まんなどの点心を蒸すときにもおすすめです。
また、底が四角いというのも食材を入れやすく、料理を取り出しやすいというメリットがあります。カラーは5色あり、どれもビビッドな色合い。テーブルがぱっと華やかになります!

二人分でも程よいサイズ感! 選べる3カラー
手頃な値段ながらも、スタイリッシュなデザインが魅力の『fleur(フルール)シリコンスチーマーオーバル』。底が波形になっていて、加熱によって出た余計な脂や水気が切れるようになっています。
大きさはワンサイズのみで、容量は900mlなので、大人数の料理には不向きですが、少し大きめのシリコンスチーマーがほしいひとり暮らしの人や、2~3人家族であれば、ちょうどいい大きさです。
カラーは3色で、どれも明るい色合いですが、決して派手すぎないところが使いやすいです。
タジン蓋で「野菜や肉の旨味を逃さない」
人気のシリコンスチーマー「パピヨット」は、ファミリーサイズ。最大の特徴はなんといってもタジン蓋がついていること! タジン蓋を使うと、野菜や魚など食材のうま味を逃さず調理できます。
また、キャベツなどの葉野菜も、具材の旨味を吸収して濃厚な味わいに。電子レンジだけでなくオーブンにも使える便利な一品です。

リーズナブルで調理器具の入門者向き!
とにかくお手頃な価格が魅力で「シリコンスチーマーを試してみたい」という人におすすめの商品です。
茹でる、蒸すなどの、基本的な電子レンジ調理器具の役割をきちんと果たしてくれます。オーブンの使用は不可なのでご注意ください。
畳んで小さく収納できるのもうれしいポイント。色はイエローで容量は800mlのワンサイズ、ワンカラー。1~2人向けのシリコンスチーマーです。
オーブン可&9分で炊飯も!料理時間の削減に
電子レンジで手間をあまりかけずにご飯を炊くのに適したスチーマーです。中蓋を使用することで、吹きこぼれることなくムラなく短時間で炊き上げることができます。
1合150gであれば約9分で炊けるため、炊飯器よりも早く手軽です。電子レンジだけでなく、オーブンでも利用できます。フランスのデザイナーがデザインした丸みがありお洒落なデザインです。
二段調理でおかゆ&離乳食を同時調理!
離乳食がつくれるシリコンスチーマー。中ぶた(クッキングプレート)が付いて2段構造になっており、本体でおかゆをつくりながら、中ぶたの上で魚や野菜のスチーム調理ができます。
付属の計量スプーンはエンボス加工。お米やご飯の計量に加えてすりつぶしもでき、10倍がゆもカンタンにつくれます。

自然派デザインのオシャレなシリコンスチーマー
独創的でスタイリッシュなデザインが特徴。フランスのデザイナーによる自然界をイメージしたデザインで、豆の形をしたビーンズをはじめ、エスカルゴ、ムール貝、マンゴーなど、とてもユニークな形をしたシリコンスチーマーがそろっています。
シリコン製ですが、比較的厚みがあり、しっかりとした作りになっているので、食材を多めに入れても歪むことがなく使いやすいです。
フタに取っ手がついていないため、やや開けにくいですが、デザイン性を重視した「オシャレ!」な食卓作りをしたい方におすすめです。
ブロッコリーなどの硬い野菜もホクホク調理!
かわいらしいトマトの形タイプ。ほかにもパプリカなどの野菜シリーズや、定番のハートやスター、フラワーなどの型があります。
特徴的なのがフタの裏にある小さな突起。この突起を蒸気が伝うことでまんべんなく蒸気をスチーマー内に分散することができます。パッケージにはレシピブックもついており、料理初心者の方にもぴったりの商品です。
「シリコンスチーマー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シリコンスチーマーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのシリコンスチーマーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シリコンスチーマーの使い方 ポイントを解説!
シリコンスチーマーを上手に使いこなすコツをご紹介します!
まず、食材は均等に熱が通るように、同じ大きさにそろえてカットします。外側ほど熱が通りやすいので、ブロッコリーやかぼちゃなどのかたい食材は外側に置きましょう。また、かたい食材を加熱する際は、大さじ2杯ほどの水を加えてください。
アスパラやナス、葉物野菜などのやわらかい食材は洗って軽く水を切ったら、シリコンスチーマーの内側に置きましょう。
肉は下茹でしてアクを取り除いてから加熱することでおいしく仕上がります。魚は、熱湯をかけてキッチンペーパーで水分を拭き取ることで、臭みを軽減できます。下処理をしておくことで、よりおいしく食べられますよ。
シリコンスチーマーを使ったレシピ本をご紹介! おかずからデザートまで!
シリコンスチーマーをもっと活用するために、レシピ本もチェックしてみましょう。料理のレパートリーが広がるはずです。
電子レンジ シリコンスチーマーで ごちそうレシピ100
筑前煮や魚の煮付けなど、毎日のおかずにぴったりな野菜たっぷりのレシピを多数収録。そのほか、ケークサレやケーキなどのスイーツのレシピも。幅広い料理に挑戦したい方におすすめです。
>> Amazonで詳細を見るそのほかのおすすめ商品もチェック! 【関連記事】
シリコンスチーマーを使いこなして料理もレベルアップ! まとめ
暮らしスタイリスト・料理家の河野真希さんへの取材をもとに、シリコンスチーマーの選び方とおすすめ商品をご紹介しましたがいかがでしたか。
シリコンスチーマーを使うと、調理がカンタン、時間の短縮、食材の余分な脂を落とせるなどメリットがたくさんあります。うまく使いこなせれば、料理もまた一段とレベルアップするでしょう。
ぜひお気に入りのシリコンスチーマーを見つけて、毎日の料理にご活用ください。
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