スチームクッカーとは あると便利な調理家電!
スチームクッカーとは、電気式の蒸し器のことです。茶わん蒸しや蒸し鶏、温野菜などがカンタンに作れます。
蒸し料理は、せいろを用意したり火に掛けたりといろいろ手間がかかって大変。しかし、スチームクッカーなら、タイマーをセットすれば火加減などを気にせずに放っておけます。
また、ガスを使ってじっくり調理する蒸し器に比べて、電気を使うスチームクッカーの方が光熱費の節約につながるところもメリットです。
スチームクッカーの選び方 蒸すだけじゃない!
家電コンシェルジュの松本レイナさんへの取材をもとに、スチームクッカーを選ぶときのポイントをご紹介します。
ポイントは下記の通り。
【1】サイズ
【2】段数
【3】タイマー
【4】便利機能
【5】付属品
【6】お手入れのしやすさ
【7】重さと収納のしやすさ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】家族の人数に合わせて本体サイズを選ぶ
スチームクッカーを選ぶときに重要なのは、一度にどのくらいの食材を調理したいかというところ。ひとり暮らしとファミリーとでは作る量が変わってきますし、作り置きのためにまとめて調理したいかどうかによっても違いが出ます。
ある程度たくさんの量を作りたいのであれば、本体サイズが大きめの商品を選ぶとよいでしょう。反対に、1~2人で食べきれる分が作れればいいという方であれば、収納場所をあまりとらないコンパクトな商品がおすすめです。
スチームクッカーは、投入後調理の手間がほとんどなく、蒸している間は基本的に本体に触れることがありませんので、都度料理を作ったとしてもそれ程負担にはならないでしょう。
【2】スチームクッカーの段数で選ぶ
スチームクッカーは、1~3段になっている商品が多く販売されています。2段タイプや3段タイプであれば、別々の料理を一度に作れるので、コンロを塞(ふさ)がずに食卓をにぎやかにすることも可能。
たとえば、1段目は魚、2段目は肉など段ごとに食材を分けることができたり、たくさん作りたいときには段が複数ある方が一気に調理したりなど、いろんな工夫をすることができます。用途に合わせて選んでくださいね。
【3】タイマー設定できる長さで選ぶ
ほとんどのスチームクッカーには、タイマー機能がついています。食材をセットするだけで、手間をかけずかんたんに蒸し調理ができるのが魅力。
タイマーの時間は20〜30分で設定されているものが一般的ですが、さまざまな料理が作れるものがほしい方は、60分まで対応している商品がおすすめです。
カットした菜っ葉やニンジンなどの野菜を蒸して火を通したい、シュウマイをあたためたいという使い方であれば、タイマーの長さはそれほど気になりません。しかし、おこわのように時間のかかる料理や、固めの野菜を蒸す際には60分タイマーでの調理が必要になってきます。
【4】便利な機能をチェック
あると便利なスチームクッカーの機能もチェックしておきましょう。
保温機能|おいしさと温かさをキープ!
調理後にすぐ食べるのがおいしさの一番の秘訣ではりますが、食事のタイミングはまちまちだったりするものです。そこで、保温機能が役に立ちます。
冷めてしまったらせっかくの水分が抜けてしまいます。あたたかい料理をおいしく食べるためにも保温機能にも着目してみてください。
空焚き防止機能|給水口があるかもチェック
稼働中に水がなくなったら自動で停止してくれる機能です。自宅で利用することがほとんどだと思いますから、発火などの安全面はぜひ考慮したいところです。稼働中に水を補給できるタイプなどもあるので、この点も気にしながらスチームクッカーを選んでみるとよいでしょう。
【5】料理の幅を広げたいなら付属品に着目
スチームクッカーの付属品にも注目してみてください。たとえば、卵専用のトレーや、食材を小分けにできる容器などです。食材によっては油が出てしまうものなどもあるわけですから、上手に利用すれば料理の幅が広がるだけでなく、調理時間の短縮にもなりますよね。なかにはお米を炊くことができるものなどもあります。
また、説明書といっしょにレシピ集なども入ってると、スチームクッカーを最大限活用できます。せっかくなら普段つくらない料理などにも挑戦してみるといいでしょう。
【6】取り外しできるか? お手入れしやすさで選ぶ
せっかくおいしい料理を堪能できても、洗いものが大変だと使わなくなってしまいますよね。野菜ならまだしも、お肉などの油汚れはしっかり落としておきたいところです。
そこで、各パーツがこまかく取り外しできるものがおすすめです。調理するだけでなく、お手入れの面も考慮して選ぶと、あとあと後悔しなくてすみますよ。
【7】重さや収納のしやすさで選ぶ
調理器具で悩みの種になるのは、収納場所です。すでにあるフライパンや鍋は移動できないため、余ったスペースに置けるかは、購入を検討するなかで重要な要素です。
収納スペースが狭い場合は、本体やケースをコンパクトにまとめられる商品を選ぶとよいでしょう。厚みや高さを抑えることができるため、使わないときは戸棚のなかにしまっておけます。
でっぱりが少ない形状であれば、まわりの調理器具とあまり干渉しなくなるため、収納しやすくなりますよ。収納する際の持ち運びしやすさも重要なので、重さにも注目してくださいね。
スチームクッカーの人気メーカーを紹介 おすすめメーカーをチェック!
ここでは、スチームクッカーを販売している人気メーカーを3つご紹介。各メーカーの特徴や違いを知れば、商品選びがもっとラクになります。
ティファール|立ち上がりの速さと使いやすさに注目!
フライパンや鍋などさまざまなキッチングッズや家電を販売しているティファール。シンプルで分かりやすい仕組みになっており、使いやすいと評判です。立ち上がりのスピードも速く、蒸気がまんべんなく行きわたるので野菜の甘みが凝縮され、素材本来の味わいを楽しめます。
ラッセルホブズ|スタイリッシュなデザインも人気
ラッセルホブズは「電気ケトルの生みの親」とよばれるイギリス生まれのキッチンメーカーです。機能はもちろん、スタイリッシュでデザイン性にもすぐれた製品を数多く生み出しています。ラッセルホブズの『ミニスチーマー』は、コンパクトながらたくさんの食材を蒸すことができます。またヒーター部分はフッ素加工で油汚れや水垢が付着しにくいため、お手入れもらくです。
アナバス|コンパクトで一人暮らしにおすすめ
日本ブランドのアナバスは、キッチン家電のみならず、オーディオやラジオ、掃除機など多岐にわたる製品を世に送り出してきました。Amazonオリジナルの『マルチスチームクッカー』は、コンパクトで使い勝手のよさが人気。価格もお手ごろなので、スチームクッカーを試しに使ってみたい方や一人暮らしの方も手が届きやすいでしょう。
「スチームクッカー」のおすすめ商品の比較一覧表
スチームクッカーおすすめ11選 ティファールやブルーノなど人気メーカーも紹介!
ここまで紹介したスチームクッカーの上手な選び方のポイントをふまえて、家電コンシェルジュの松本レイナさんと編集部が厳選した、おすすめのスチームクッカーを紹介します!

油を使わないヘルシーな調理ができます
トレイに食材を並べてタイマーを回すだけという、主菜も副菜も作れる日々のごはん作りがらくになるスチームクッカーです。1段目はおこわ、2段目は蒸し野菜と同時に調理ができます。
コンロも占有されませんし、トレー容器も大きめで4〜5人分の料理が一気にできます。上段では蒸した肉まんを、下段では蒸し餃子や蒸し鶏というように、中華料理コースもたのしいかも。
たっぷりスチームでじっくりと火を通すことで、野菜は栄養たっぷり、肉は油を使わないためヘルシーに仕上げられます。しかも、蒸気を高圧で対流させるタイプとことなり、野菜の型崩れも防げます。料理初心者から家族団らんのヘルプにもなる優秀なスチームクッカーです。

ひとり暮らしの方にぴったりの省スペースモデル
たまごがおよそ7個ほど入る大きさのため、ひとり暮らしの方が使うのにぴったりのサイズ感です。タイマーを10分回すだけで、サラダや丼もののトッピングにぴったりな、とろとろの半熟卵ができあがります。
もちろん野菜の蒸しも可能ですが、市販の冷凍シューマイを入れれば、電子レンジで調理するよりもホクホクでおいしく仕上がります。人によっては、冷凍食品と気づかれないレベルでしょう。
食材を載せるトレイ部分とフタは取り外しができ、どちらも水洗いに対応。食材から出た脂や水分をきれいサッパリ洗えますので、食材のニオイが残りづらいところもポイントです。



BRUNO(ブルーノ)『コンパクトホットプレート スチーマー&セラミックコート鍋セット』
たこ焼きからスチームクッカーまでの3WAY仕様
ホットプレートにセラミックコート鍋とスチーマーがセットできる3WAY仕様。ホットプレートは平面とたこ焼き用が付属しています。
たこ焼きから鍋を使った煮込み料理、スチーマーをセットして蒸し料理までができるすぐれものです。
スチーマーは2段構造なので、2種類の食材を同時に蒸して調理時間の短縮にも。スタッキングができて収納もコンパクトに収まります。
コンパクト収納可能な2段式
2段構造のスチームクッカー。2段なので一度に2種類の調理も可能です。食材をうまく組み合わせれば調理時間を短縮することも。勿論、同じ食材を大量に調理してもOKです。ゆで卵なら14個同時に作ることが可能です。
ステンレストレーや蓋は重ね合わせることができます。1段分の高さまでコンパクトにできるので、空いてる場所にさっと収めることも。収納場所に悩むこともありません。
炊飯器とスチームクッカーの2WAY仕様
商品名からもわかるように、炊飯器にもスチームクッカーにもなる2WAY仕様です。
炊飯用の内釜に水を入れてスチーマーをセット、食材を入れて蓋をすれば、電源を入れるだけで手軽に蒸し料理が作れます。下ごしらえに使えば、調理時間の短縮にも。
炊飯部分は3合炊きで保温機能がついています。約20~25分で炊き上がると、自動で保温機能が働きます。
一人用にもおすすめコンパクトサイズ
ゆで卵や蒸し野菜など、シンプルな蒸し料理をパパっと作りたいときに重宝するのが、こちらのコンパクトなスチームクッカー。
1段しかないので、一人暮らしの方にもおすすめです。洗い物も少なくて済むから、「面倒で使わなくなる」ということも無くなりそう。初めて買う人にもおすすめのコスパの高い商品です。
電子レンジ用スチームクッカーもチェック! 【番外編】
手軽でかんたんとは言え、手入れなどが大変だと気づけば、「棚の奥に眠ったまま」しまうなんてこともあるかもしれません。
せっかく購入するのであれば、とことん使って、おいしい蒸し料理を楽しみたいですよね!
そんな方のために、スチームクッカーよりもはるかに手軽で、お手入れもかんたんな電子レンジ専用のスチームクッカーも1点ご紹介します!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スチームクッカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのスチームクッカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スチームクッカーに関するQ&A よくある質問
スチームクッカーの上手な使い方

容器内を蒸気で満たして火を通す蒸し料理は、湯気でなかの様子が見えなくなります。
火のとおりが気になってフタを開けたくなることもあるでしょうが、そこはグッとこらえてできあがりまで待ちましょう。
フタを開けると蒸気が外に出てしまい通常の調理時間が完了しなかったり、調理した料理にムラができることも。電源をONにしたら、おいしい蒸し料理が完成するまでじっくり待ちましょう。
スチームクッカーとは?

油を使わず、ヘルシーな蒸し調理を手軽に作れるスチームクッカー。従来の蒸し器と違って手順が少なく、水と食材を入れ、ワンタッチで料理を作ることができる、便利な調理器具です。また、スチームでは野菜の栄養を閉じ込めてくれるだけでなく、野菜のカサを減らすことができるので、ホクホクおいしく、たっぷり栄養を摂取できます。ダイエット中の方にも人気。
ゆで卵や温泉卵、温野菜、蒸し鶏などの料理のほか、肉まんや蒸しパン、茶わん蒸し、プリンなど、一見手が込んでいるような料理もワンタッチ操作で簡単に作れます。1人暮らしの方から、大家族の方まで、幅広い用途で活用できるでしょう。
そのほかのおすすめ調理家電 【関連記事】
ヘルシーで美味しい蒸し料理を手軽に! いかがでしたか?
蒸し料理が手軽かつヘルシーに作れると言われているスチームクッカーですが、大きさや機能など、種類もさまざまでどれを選んでいいか分かりにくいですよね。
そんなときは、どんな料理を作りたいのか、どのくらいの頻度で使用するのか、手入れはしやすいのか、など、自分の生活に合った商品をお選びください。
本記事を参考に、今、流行しているスチームクッカーを、ぜひ選んでみてくださいね!
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カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。 大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。 一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。 現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。