ヨガポール(ストレッチ用ポール)とは 使い方や効果はさまざま

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「ヨガポール」と呼ばれる円柱型のポールは、エクササイズはしたいけど、なかなかジムに行く時間がない方や、自宅で手軽にストレッチしたいという方におすすめのアイテムです。「ストレッチ用ポール」「ストレッチポール」と呼ばれることもあります。
ヨガポールは、一見ただのポールにしか見えませんが、肩甲骨や背中まわりをストレッチをすることで正しい姿勢に整えたり、体幹を鍛えたりすることが可能。ヨガだけでなくピラティスでも使われます。また、話題の「筋膜リリース」と呼ばれる筋膜をほぐす運動にも。はじめは痛いと感じる方もいますが、慣れてくると気持ちいい程度の刺激になりますよ。手軽に身体をほぐしたり、体幹を鍛えたい方におすすめのアイテムです。
フォームローラーとの違いは?
ヨガポールとフォームローラーは、よく混同されがちですが形状に違いがあります。フォームローラーは、ストレッチやマッサージで使用される、凹凸のついた筒状のトレーニング器具のこと。凹凸によって筋肉のコリをほぐす効果があるといわれています。また、フォームローラーは筋膜リリース目的で使用する人が多いようです。
ヨガポール(ストレッチ用ポール)の選び方 体幹トレーニングやストレッチに!
ヨガポール(ストレッチ用ポール)にはいろいろな種類があります。ここからは、選び方をチェックしていきましょう。
身長に合うサイズを選ぼう
商品によって、長さや太さが異なります。自分の体型に合ったサイズを選びましょう。
上半身が乗る「長さ」を選ぶ
ヨガポールを使って、上半身をほぐすエクササイズをおこなうときに重要になるのが「長さ」です。エクササイズは、ヨガポールのうえに寝た状態が基本的な姿勢となります。その状態で、ヨガポールに頭からお尻の尾てい骨までがしっかりと乗る長さのものがおすすめです。身長が170cm以上の方が使用する場合は、98cm程度の長さがあるものを選びましょう。
なかには、30cmほどの短いタイプもあります。なかなかトレーニングするスペースが取れない人や、足裏のマッサージなど部分的に使いたい方はショートタイプを選びましょう。
身体の大きさにあわせた「太さ」のものを
ヨガポールを安全に使用し、エクササイズ効果をより高めるためには、身体にあった「太さ」を確認することが大切です。直径が太いほどポールの高さが出るため不安定になり、小柄な方だと腕が浮いてしまう場合も。太いサイズのポールは身体にかかる圧力も増すので、女性や小柄な方は細めのものがおすすめです。
目安としては、身長が155cm以上の方は直径15cm程度のもの、155cm以下の方は直径12.5cm程度のものがよいでしょう。
初心者の方もハーフカットなら安心
日ごろあまり運動していない方や、バランス感覚に自信がない方には、ハーフカットという半円柱タイプのものもおすすめです。安定感がありバランスがとりやすいため、初心者の方でもエクササイズがしやすいでしょう。
ハーフカットでのエクササイズに慣れたころに、ふたつを繋げて円柱タイプとして使えるものもあります。
素材の特徴で選ぶ
ヨガポールの素材はおもに「PE」「EVA」「EPE」の3種類があります。それぞれの特徴を比較して、目的にあった素材を選びましょう。
価格重視ならPE
PE(ポリエチレン)は、軽量で価格が安いのが特徴。ほかの種類に比べてかためなので、身体のコリがひどく、ソフトな素材では物足りない方にぴったり。
軽くて持ち運びはしやすいですが、耐久性は低いので長く愛用したい方には向いていないでしょう。低価格な傾向にあるので、気軽に購入したいという方におすすめです。
ソフトなフィット感が魅力のEVA
やわらかくクッション性があり、身体にフィットしやすいのがEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)。重量があるので、持ち運びでの使用にはあまり向きませんが、PEよりも高い耐久性があります。
耐久性にすぐれたEPE
高品質で耐久性にすぐれているのがEPE(発砲オレフィン系樹脂)です。エクササイズがしやすい適度なやわらかさで、長期間使用しても劣化しにくいので、長く使い続けたいという方にぴったり。品質に比例して、ほかの素材よりも価格は高くなるので、予算に余裕のある方におすすめの素材です。
清潔に使えるカバーつきがおすすめ
ヨガポールを購入する際は、カバーが付いている商品を選ぶのがおすすめです。芯材の劣化を防ぎ、汗や汚れがついてしまってもすぐに拭き取ることができるので、清潔な状態で使い続けることができます。
長く使いたい方は、カバーつきの商品を選びましょう。
ヨガポール(ストレッチ用ポール)のおすすめ12選 ダイエットやリラックスタイムに
ここからは、ヨガポール(ストレッチ用ポール)のおすすめ商品をご紹介します。
LPN『ストレッチポール(R) EX』












出典:Amazon
サイズ | 約直径15×長さ98cm |
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素材 | EPE |
耐荷重 | - |
カバー | 合成皮革 |
GronG(グロング)『エクササイズポール ソフトタイプ』






出典:楽天市場
サイズ | 直径15×長さ98cm |
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素材 | EVA |
耐荷重 | - |
カバー | PUレザー |

Ms.RAJA(ミスラジャ)『ヨガポール PUレザー』














出典:Amazon
サイズ | 直径15×長さ100cm |
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素材 | 低密度発泡オレフィン |
耐荷重 | 90kg以下 |
カバー | PUレザー |

日本タイガー電器『EasyChange ヨガポール』


















出典:Amazon
サイズ | 直径(約)15×長さ98cm |
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素材 | EPEポリエチレン |
耐荷重 | - |
カバー | - |

LINDSPORTS(リンドスポーツ)『ストレッチングクッション ロングハーフ』


















出典:Amazon
サイズ | 直径15×高さ(半円)7.5×長さ98cm |
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素材 | 芯:EVA、カバー:PVC |
耐荷重 | - |
カバー | PVC |
イトセ『PURE RISE ヨガポール』






出典:楽天市場
サイズ | 直径15×長さ90cm |
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素材 | EVA |
耐荷重 | - |
カバー | 合皮 |
東急スポーツオアシス『リセットポール』














出典:Amazon
サイズ | 直径14.5×長さ98cm |
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素材 | 合成樹脂 |
耐荷重 | 100kgまで |
カバー | PVC |
共和ゴム『Axis Former ロングポール』

出典:楽天市場
サイズ | (約)直径15×長さ98cm |
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素材 | 発泡オレフィン系樹脂 |
耐荷重 | - |
カバー | 合成皮革PU |
STAN(スタン)『ストレッチ用ポール フォームローラー 半円ハーフカット 2本セット』














出典:Amazon
サイズ | 直径15×高さ(半円)8.5×長さ41cm |
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素材 | EVA |
耐荷重 | - |
カバー | PUレザー |
MTG『SIXPAD(シックスパッド) ボディポール』








出典:Amazon
サイズ | 直径15×長さ90cm |
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素材 | EVA |
耐荷重 | 100kg |
カバー | - |
日本タイガー電器『EasyChange ヨガポール ショート』






出典:Amazon
サイズ | (約)直径15×長さ44cm |
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素材 | EPE |
耐荷重 | - |
カバー | - |
KAWASE(カワセ)『鉄人倶楽部 ミニストレッチローラー』
















出典:Amazon
サイズ | 直径10×長さ30cm |
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素材 | EVA |
耐荷重 | 80kg |
カバー | - |
「ヨガポール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヨガポール(ストレッチ用ポール)の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのヨガポール(ストレッチ用ポール)の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ヨガインストラクターのアドバイス
ヨガインストラクター
ヨガポールは、ボルスター(長方形や円柱型のクッション)のように背中の下や足の下などに入れて、ふだんアプローチできないところを効果的に伸ばすことができます。
長さや太さ、素材、価格などはメーカーによって異なるので、自分にぴったりなものを探してみてください。
ヨガポールの使い方 担当編集の体験談も!
ヨガポール(ストレッチ用ポール)の使い方と、完全デスクワークで身体がむくみやすい担当編集が使ってみたリアルな感想をご紹介します!
ヨガポールを使ったストレッチ方法
まずは、肩まわりのストレッチから! ヨガポール(ストレッチ用ポール)を縦にして、そのうえに身体をのせます。これが基本姿勢です。ごろごろとポールを動かし、背筋がのびているのを感じます。姿勢改善の効果が期待できますよ。これだけでもストレッチになりますが、肩甲骨が気になる人は腕をのばして上下に動かしてみましょう。
次に、ふくらはぎのストレッチです。話題の筋膜リリースをやってみましょう。ふくらはぎの下にポールをセットして、転がすだけ! 脚は片方ずつのせるようにしましょう。より負荷をかけたい人は、右脚をヨガポール(ストレッチ用ポール)のうえに置き、左脚をクロスして右脚のうえに置いてください。その状態で転がしてみましょう。
担当編集の率直な感想をご報告!
上記のストレッチを、担当編集も3週間ほどやっています。運動不足でガチガチ、デスクワークで猫背になりがちで、肩こりや腰痛に悩む担当編集は、正直なところ最初は痛みに耐えながらやりました。しかし、数日経つと痛みを感じることなく、気持ちよく感じました。最初はキツいかもしれませんが、ぜひやってみてくださいね!
ちなみに、我が家は狭いためじゅうぶんにエクササイズをするスペースがなく、ショートタイプを購入しました。毎日お風呂あがりにテレビを見ながらストレッチしています。恥ずかしながら、トレーニングは三日坊主ばかりであまり続かなかったのですが、気持ちいいのでマッサージのような感覚で続けられています。「買ったはいいけど続くかな……」と思う方は、値段が安いものを購入して、おためし感覚でやってみるのもいいかもしれませんね。効果ないかもと思っても、まずは続けてみてはいかがでしょうか。一緒に頑張りましょう!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/03/18 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 矢部栞)
営業職をしていた時に、通っていたスポーツクラブでヨガに出会う。 ヨガをした後の心と身体の変化に魅了され、ヨガの魅力を伝えていく仕事がしたいと思い資格を取得。その後、ヨガ講師としてヨガインストラクター養成講座を担当、全国にインストラクターを輩出。 現在はフリーヨガインストラクターとしてスタジオレッスン、オンラインレッスンを開催。