「料理酒」のおすすめ商品の比較一覧表
料理酒と日本酒の違いは? まずは基本をおさえよう!
料理酒も日本酒も、原材料は米や米麴。アルコール度数にも、ほぼ違いはありません。ふたつの大きな違いは、「食塩」が含まれているかどうかです。なかには、米と麹のみで作られた純米料理酒もあります。
料理の味を邪魔しないようにするためには、食塩や甘味料などの添加物が含まれていないものを選ぶのがおすすめです。
【日本酒の役割・効果】
●食材の臭みを消す
●食材を柔らかくする
●コクと旨味を引き出す
●味を染み込ませる
●香りづけ
料理酒の効果は、加えるタイミングによって異なりますが、うまく使用することで料理の質をワンランクアップさせることができます。
料理酒の選び方
料理研究家の指宿さゆりさんに、料理酒を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
料理酒の種類から選ぶ
料理酒には米と麹のみでつくられた純米料理酒、食塩や甘味料、醸造アルコールなどが添加された調味料理酒があります。普段の料理にどちらが合うか考えて選びましょう。
米と麹のみでつくられた「純米酒料理酒」
純米酒とは、醸造アルコールが含まれていない米だけを原料にしたお酒のこと。余分な添加物が含まれていないので、料理の味が塩分などで濃くなりすぎることもなく、米本来の甘味や香りを楽しめます。
純米酒といっても価格帯はさまざまで、スーパーでもよくみかける商品もあれば、酒税法上「日本酒」扱いになる高価なものもあります。
食塩や甘味料が添加された「調味料理酒」
調理料理酒は、米や麹以外に、食塩や甘味料、醸造アルコールなどが配合され味が調整されている料理酒になります。パッケージには、「醸造調味料」「発酵調味料」などと記載されている場合があります。普段の料理で味の調整をする人は、塩加減や甘さの加減が難しくなるかもしれません。
使用している「お米の種類」をチェックしてみよう
酒米(酒造好適米)は、普通のお米とは違い、お酒への醸造のしやすさが特徴として挙げられます。日本酒や料理酒を作るためのお米なので、料理酒をこだわりたいという方におすすめです。
原材料のなかに、使用している米の産地、醸造アルコールの表記があるかどうかを確認してみてください。米の産地が有名な米どころである場合、高い品質の米を原材料にしていることがわかります。酒米も普通のお米と同様に、「コシヒカリ」や「ササニシキ」のように銘柄があります。とくに知られているのが、「山田錦」や「五百万石(ごひゃくまんごく)」などです。料理酒を購入するときに、ぜひ使用しているお米をチェックしてみてください。
使う頻度に合わせて内容量とパッケージを選ぶ
普段から料理をする方であれば、大きな容量のサイズを購入するのが断然お得です。料理酒の賞味期限は1年ほどに設定されていることが多いですが、おいしく利用するためには、開封後2カ月月ほどを目安に使い切ることが推奨されています。料理酒は、1度にあまりたくさんの量を使わない調味料なので、2カ月で大きいサイズを使い切るのは結構難しいです。
内容量を選ぶときは、使用する量や頻度にあったものを選んでいきましょう。
あまり料理をされないという方は少なめの容量のものを購入するか、コンパクトなパッケージの商品を選ぶと便利です。
最近では瓶詰めだけではなく、紙パックやパウチパックなど、使い切ったあとに処分しやすいパッケージもあります。
価格が安いか、コスパが良いかも確認しよう
料理酒を選ぶ際は、価格やコスパを確認することも重要です。毎日のように料理をするなら消費する料理酒も多くなるため、あまりにも高価なものや、低価格でも内容量が少なすぎるものは使いにくいでしょう。
低価格で内容量とのバランスの良い料理酒であれば、ストレスを感じることなく使用できます。ただ、低価格のものには添加物が含まえていることが多いため、添加物を気にする場合は、多少価格が上のものを検討しても良いでしょう。
料理酒のおすすめ12選 市販の人気商品を紹介
ここまでで紹介した料理酒の選び方をふまえて、料理研究家の指宿さゆりさんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。




通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 料理酒の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの料理酒の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
料理研究家からの購入アドバイス
料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー
料理酒の違いが、料理の仕上がりの違いになる
今まで料理酒を購入するときに原材料などを確認したことがなかったという方も多いのではないでしょうか。確かに料理酒は料理を作るうえで、あまり注目されにくいものかもしれませんし、なかなか「料理酒にこだわってみよう」と思われないかもしれません。
ところが、「料理酒の違いを知り、品質の高い料理酒を選ぶようにする」と、料理の仕上がりに大きな差があることに気が付くはずです。プロのような味をご家庭でも楽しみたいと思っている方は料理酒にもぜひこだわってみてください!
純米料理酒は調味料理酒よりも分量は少なめでOK
一般的な料理酒と比較すると、製造法や原材料にこだわった料理酒は濃厚な味わいが特徴です。そのような自然な甘さや天然のアミノ酸が多く含まれている料理酒を使う場合は、安価な料理酒と同様の分量を使わないようにしましょう。料理の際は、通常の半量、もしくはそれ以下の分量でもかまいません。
また、濃厚な料理酒にはお米ならではの甘さも充分にあるため、みりんや砂糖を使うレシピの場合は、分量を減らすか、もしくは省いてしまうのがよいでしょう。
こだわり製法の商品はその分値段もお高めですが、濃厚な味わいのためいつもより少ない使用量でOK。高級料理酒でも、コスパはそんなに悪くありません!
料理酒に関するQ&A
「料理酒」と「みりん」の違いとは?

料理酒とよく似ているものに、「みりん」があります。料理酒もみりんも、アルコールを含む調味料。どんな違いがあるか疑問に思いますよね。
一番わかりやすい大きな違いは、「みりん」は甘く、「料理酒」はしょっぱいという点かもしれません。料理酒とみりんは役割が違います。役割によって使い分けましょう。
●みりんの役割:素材を引きしめて煮崩れをふせぎ、料理に甘味と照りを出す
●料理酒の役割:食材の臭みを消し、肉などをやわらかくする
料理酒の代用になるものはありますか?

●みりん:「みりん風調味料」ではなく「本みりん」を使いましょう。料理酒よりも甘みがあるため、砂糖を使う料理では調整が必要です。
●日本酒:使う際は、フタをせずに沸騰させてアルコールをしっかりと飛ばしましょう。
●ビール:肉の臭みを取ったり、やわらかく仕上げてくれる効果も期待できます。料理酒と同じ分量を加えてOK!
そのほか料理がもっとおいしくなる調味料を紹介
こだわりの料理酒でワンランクアップ 編集部からのひとこと
この記事では、市販の料理酒の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。調味料にこだわれば、いつもの料理もまた違った味わいになります。料理酒もそのひとつです。
スーパーでも手軽に買える料理酒ですが、たまにはこだわって高級な料理酒を選んでみては? この記事で紹介した料理家のアドバイスも参考にして、ぜひお気に入りをみつけてください!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。 企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。