マタニティブラって必要? いつから使う?
マタニティブラとは、妊婦さんのバストを締め付けないゆったりとした作りになったブラジャーのこと。
このマタニティブラ、妊婦さんには必ず必要なのでしょうか? 答えはYES。個人差はあるものの、妊婦さんは妊娠前と比べてバストサイズが1~2サイズアップするとされています。ふだん使っているブラジャーでは締め付けが強く感じるので、マタニティブラが必要になってきます。
マタニティブラへの切り替えは、妊娠前のブラジャーが「きつい」と感じたタイミングでOK。最近の商品の傾向として、妊娠期から授乳期終了まで使用できる商品が主流となっています。
マタニティブラの3つのメリット
(1)バストの下垂を防止することができる
妊娠中は、カップの大きさだけでなくバストの重量も増すため、しっかりとホールドしないとバストの形が崩れる原因になることも。カップの大きさがあっていないブラを付け続けていると、バストが横に流れてしまい、バスト全体をホールドしきれず、「垂れ」の原因になることも。
マタニティブラは、普通のブラに比べて妊婦さんのバストの大きさに合った形、ホールド力を兼ね備えているので、マタニティブラ着用中バストの形を上向きに美しく保つことができます。
(2)デリケートな時期の胸のために設計されている
妊娠出産で女性の体は大きく変化します。特に乳房は、授乳期だけではなく、妊娠中から大きく変化し、ただ大きくなるだけではなく、張りや痛みを伴う場合もあります。
そんなデリケートな時期の胸のために、マタニティブラジャーは通常のブラジャーとは違う設計がされています。マタニティブラはそうした通常のバストアップとは違う変化に対応しつつ乳房を保護して支えられるようにできるよう作られているため、乳腺・乳管の発達を阻害しません。
(3)授乳ブラとしても使え、通常ブラより付け心地が楽
マタニティブラは片手でバストが出し入れしやすいなど、授乳しやすい構造となっているため、産後の授乳にも便利。最近のマタニティブラは授乳ブラの機能を兼ね備えたものがほとんどなので、妊娠中に揃えておくのがおすすめ。
妊娠中から卒乳までデリケートな状態のバストをずっとサポートしてくれ、母乳が染みるのを防止するための授乳パッドが装着でき、乳房を取り出しやすいのも特徴。カップ内側には肌に優しい綿素材を採用しデリケートなバストのことを考慮した付け心地の商品も多くサイズ展開も豊富ですよ。
マタニティブラの選び方 助産院院長に聞く!
わこう助産院の院長である伊東優子さんに、マタニティブラの選び方を教えてもらいました。
産後の授乳スタイルで種類を選ぶ
マタニティブラは、産前産後で長く使用できます。産後、授乳ブラとして使いやすいかどうかが大事。どんな授乳スタイルがあるか確認していきましょう!
クロスオープン|ブラ生地をずらして授乳する
ホックやストラップがついておらず、前でクロスになっている生地をズラしてすぐ授乳できるのが、クロスオープンブラ(カシュクールオープンブラ)。
なにより、スピーディーに授乳ができるのがポイントです。ただし、ホックがない分、生地がへたりやすかったり、胸が出やすくなることもあります。プチプラな商品も多いので、生地が傷んでしまったら買い替えましょう!
ストラップオープン|カップを外して授乳する
ブラジャーのストラップ部分についているホックを外して授乳をするタイプ。カップ部分の形も崩れにくく、マタニティブラに見えないデザインが豊富なのが魅力です。
慣れてしまえば、クロスオープンと同じくらいスピーディーに授乳できます。
フロントオープン|前開きで授乳する
ロントオープンブラは、ブラジャーのカップ部分にボタン(またはホック)がついていて、前を開けて授乳できるタイプ。いくつかボタンがついているデザインのものもありますが、ひとつだけ外せば授乳できます。
ボタンをすべて外せばチョッキのようにパッと着れるのが魅力。授乳のしやすさはもとより、着脱がラクなので入院中にも人気です。
ワイヤーの有無で選ぶ
マタニティブラには、普通のブラジャーと同じく「ワイヤー入り」と「ノンワイヤー(ソフトブラ)」とがあります。基本的には、締め付け感がより少ないノンワイヤーを選ぶのがおすすめですが、仕事などのシーンではワイヤー有にも注目してみてください!
ノンワイヤー|締め付け感が少なくラクな着け心地
ノンワイヤーは、締め付け感が少なく、ラクな着け心地です。マタニティブラのほとんどはノンワイヤーなので、基本的にはワイヤーなしを選んでいきましょう。赤ちゃんを育てるための大切な母乳のとおり道が押しつぶされて痛まないように、やさしくしっかり包み込めるサイズのものを選びましょう。
ノンワイヤーでも乳房が下がらないようにやさしくホールドしてくれますが、よりホールド感が欲しい方はワイヤーありを選んでいきましょう。
ワイヤー入り|仕事やおしゃれ着のときにしっかりホールド
種類は少ないですが、ワイヤー入りのマタニティブラもあります。通常のブラの使用感とあまり変わらないため、仕事のときやおしゃれをしたいときの使用におすすめ。
ただし、妊娠時にはワイヤーの締めつけやアンダーの締めつけがどうしても不快に感じてしまうことがあるので注意してくださいね。
ホックの有無で選ぶ
マタニティブラには、スポーツブラのようにホックがないもの(ハーフトップ)と、ホックがあるものがあります。
ホックなし(ハーフトップ)|ホックありよりラクな着け心地
ワイヤーや後ろのホックもない、伸縮性の高い素材でできたスポーツブラのようなものです。ホックありよりもラクなつけ心地が特徴です。1日に10回近く行なう授乳の際、片手でかんたんに乳房を出せるので授乳しやすく、産後まで使用できるでしょう。
ホックあり|変わるアンダーバストに合わせてサイズ調整可能
妊娠前の体重にもよりますが、最終的にママの体重は、8〜12kg程度増加するといわれているため、カップのサイズだけではなくアンダーバストも大きくなります。ホックがついていてアジャスターを調整できれば、アンダーバストの変化にも対応できます。
肌に優しい素材を選ぶ

Photo by Arren Mills on Unsplash

Photo by Arren Mills on Unsplash
妊娠すると皮膚が敏感になり、妊娠前にはトラブルなく使用できていた材質の布でも、かゆみが出たり赤くなったりすることがあります。また、布そのものは問題なくても、ゴムの部分やレースの部分だけトラブルが起こることがあるので、購入する際はまず試しにひとつ購入し、トラブルなく使用できるようであれば買い足すことをおすすめします。
素材はオーガニックコットンなど、肌にやさしい素材でつくられたものを選ぶと安心でしょう。
マタニティブラのおすすめ9選【ノンワイヤー】 【ラクな着け心地】垂れない・おしゃれ!
ここからは、わこう助産院の院長である伊東優子さんと編集部が選ぶおすすめのマタニティブラを、「ノンワイヤー」「ワイヤー入り」別に紹介していきます。西松屋、ワコールなど人気ブランドから厳選したのでぜひチェックしてくださいね。
妊娠後期に役立つ工夫が多いマタニティブラです。つけ心地はラクなのに、しっかりとしたホールド感があり、2カップ程大きくなったバストでも上向きに固定してくれるような感覚に。
バストの形もキレイにホールドしてくれたので、授乳中もこのブラをフル愛用している方も多いのだとか。アジャスターでサイズ調節もできるので、マタニティ期から授乳期まで長く愛用できる逸品です。
垂れないマタニティブラをお探しの方にはこれ
妊娠期・授乳期・卒乳期まで長く愛用できるマタニティブラです。サイズ展開も豊富なのでピッタリのサイズが必ず見つかるのもうれしいポイント。つけ心地にこだわっていて、不快感のない素材なので、妊娠期の敏感な肌でも安心です。
サイズ展開 | M~GL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M~GL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
マタニティブラにお金をできればかけたくない方は、2枚セットで1000円以下という値段の西松屋の商品がおすすめ。パッドなしなので、必要であれば別で購入する必要がありますが、マタニティブラというよりは授乳ブラとして家の中で愛用するようであれば、特に気にならず。家でリラックスする用におすすめですよ。
二枚組1000円以内で安い! さすがの西松屋
クロスオープンタイプでサッと授乳できるマタニティブラが2枚セットになっているうれしい商品。シンプルな作りで、やわらかい素材が魅力的です。
「とにかく安い、そして使い勝手も充分」なのが西松屋の商品。2枚セットなので、入院バッグに忍ばせたいアイテムです。この値段なら、生地がへたれてしまっても気軽に買い換えられますよね。
サイズ展開 | M、L、LL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M、L、LL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |

日常使いでもきちんとした品質を
妊娠中から使えるハーフトップのブラジャー。産後に授乳しやすいカシュクールタイプなので便利です。バックホックタイプではなく、フロントのアンダーにホックがついているので、着脱しやすくなっているのも特徴です。
ノンワイヤーでやわらかい商品ですが、取り外し可能な成型カップが入っていて、バストを美しく見せてくれます。また、肩にくい込みにくい幅広ストラップを使用しているので、長時間つけても疲れにくく安心ですね。身生地とカップの肌側にはオーガニックコットン素材を使用しているので、肌にもやさしいのがうれしいです。
つけ心地やこまやかな配慮は、ワコールならでは。日常使いにもきちんとした品質を求めたい方にぴったりです。
サイズ展開 | マタニティM、マタニティL、マタニティLL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | マタニティM、マタニティL、マタニティLL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
目まぐるしく変わる産前産後のママのおっぱい…「サイズが変わりブラが合わなくなった」「おっぱいの位置が下がってしまった」など、そんなママ達の切実な悩みに寄り添った理想のマタニティブラ! 延長ストラップもナチュラルな付け心地で違和感なしですよ。
大きいサイズのマタニティブラをお探しならこれ
ノンワイヤー、立体構造、脇高、幅広ストラップという工夫で締めつけ感なく快適な着け心地。でもほどよいホールド感があるから、 授乳後も垂れないにきれいな胸を目指せます。
クロスオープンタイプなので授乳もラクチン。かわいらしい色展開の5枚セットでコスパも抜群です。生地が伸びててしまったり汚れが目立つようになってしまっても、気軽に取り替えられるのでうれしいですよね。内側の肌に触れる部分は綿100%です。
サイズ展開 | M、L、LL、3L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M、L、LL、3L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
妊娠後期からバストのサイズが一気に変化し、産後も授乳などでカップのサイズが安定しなくても、締め付けずやさしい付け心地で苦しさを感じません。それなのにバストを美しくみせてくれるホールド感も持ち合わせています。
「垂れない胸」を産前から仕込む!
産前産後で使えるマタニティブラ。しかし、この商品はただのマタニティブラではなく少し珍しい「リフトアップマタニティブラ」。授乳ブラでも、きれいな胸の形をキープできるようにフロントストラップがついていて、黄金比率の形をホールドできます。
肩ひも、背面ホックともにサイズ調整ができるので産前の胸のサイズ変化にも対応しています。ノンワイヤーなのでしめつけを感じることもなく形もキープしてくれるおすすめの商品です!
サイズ展開 | S、M、L、2L、3L、4L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | S、M、L、2L、3L、4L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
日本助産師協会が唯一推奨する授乳ブラ
楽天のブラジャーランキングで1位常連の実力ブラ。日本助産師会が推奨する唯一のマタニティブラジャーです。ゴムを使用していないので自然なつけ心地で、つわりがある産前も快適です。
産後は、毎日の授乳を強力サポートするうれしい工夫がいっぱい! 片手でサッと授乳できるクロスオープンタイプ。肩こりや冷えなどにつながらないよう、体への負担を極力軽減する構造になっています。
サイズ展開 | M、Mスリム、L、Lスリム |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M、Mスリム、L、Lスリム |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
「すべての女性にやさしい」ユニバーサルデザイン
モーブラで人気のモーハウスの「しゃんとシリーズ」は、授乳中の女性だけでなくすべての女性にやさしいブラジャーを目指した商品展開をしています。肌に当たらないよう外側にタグがついていたり、肩に当たる部分を太く作ることで肩がこらないような工夫があったりとこだわりがつまっています。
バストサイズが定まらない中高年や、乳がんを患った女性も快適に使える設計です。レントゲンに写ってしまうボタンやホックもないので、ブラジャーを着用したまま医療検査もできますよ。
サイズ展開 | M、L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M、L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
ママの意見で作られたノンストレスなブラトップ
ママの意見を取り入れて開発したハーフトップの授乳ブラです。深めのカシュクールタイプで授乳しやすくなっています。胸が大きくなる産前から使えます。アンダーの部分にはゴムを入れず、優しくフィットするよう設計されているので付け心地が快適です。
二重構造になっているので、市販の授乳パッドを貼りつけることも可能です。縫い代が内側になっているので、肌への負担が少なく乳頭痛の心配も少ないでしょう。ママのアイデアが詰まったアイテムです。
サイズ展開 | M/L、L/M、L/L、L/LL、LL/L、LL/LL |
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ワイヤー | - |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M/L、L/M、L/L、L/LL、LL/L、LL/LL |
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ワイヤー | - |
授乳スタイル | クロスオープン |

シンプルながら、仕立てしっかりのうれしい仕様
カシュクールタイプで、前重なりが深めのハーフトップ。母乳パットがはみ出しにくい仕様になっています。アンダーベルトはゴムを使用せず、伸縮性のある生地を幅広く二重にして仕立てているので、ほどよい安定感がありながら一日中つけても痛くなりにくくなっています。
また、オーガニックコットンを使用しており、つけ心地は抜群です。シンプルな商品をお探しの方には、仕立てで工夫が凝らされているこちらの商品がおすすめです。
サイズ展開 | マタニティM、マタニティL、マタニティLL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | マタニティM、マタニティL、マタニティLL |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
マタニティブラのおすすめ3選【ワイヤー入り】

ワイヤータイプの安心感と、授乳への配慮がうれしい
ゆるやかなカーブの形状のL字ワイヤーを使用しており、くい込みにくいのが特徴です。乳腺を圧迫せず、脇流れや下垂にも対応。4段階のアジャスターで乳房の変化に対応しており、アジャスターの裏面は肌にやさしいソフト裏起毛になっているのもうれしい配慮ですね。
授乳時はクロスオープンと、ストラップの留め具が外せるストラップオープンの2WAYスタイルで授乳がしやすくなっています。 はじめてマタニティブラをお求めになる方にもおすすめです。
サイズ展開 | マタニティM、マタニティL、マタニティLL |
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ワイヤー | あり |
授乳スタイル | クロスオープン/ストラップオープン |
サイズ展開 | マタニティM、マタニティL、マタニティLL |
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ワイヤー | あり |
授乳スタイル | クロスオープン/ストラップオープン |
ノンワイヤーはどうしても胸の形が潰れるから避けたい方は、ワコールのワイヤー入りマタニティブラがおすすめ。横向きで寝ているときに乳首がカップからはみ出て、母乳で服が濡れたりするブラもあるのですが、こちらは深く包み込んでくれるので安心!
授乳時も片手でめくれる!刺繍が可愛い授乳ブラ
ワイヤー入りのマタニティブラです。バストがボリュームアップしても対応できるので、妊娠初期から揃えておきたいアイテムです。肌あたりがソフトで柔らかくなるように縫製を工夫しているので、ストレスなく快適につけられるでしょう。
片手でカップがめくれるストラップで、授乳時も使えます。マタニティブラとは思えない繊細な刺繍が施してあり、ペアのショーツもあります。妊娠時にもオシャレな下着が身につけられるのが嬉しいですね。
サイズ展開 | C65、D65、E65、F65、C70、D70、E70、F70他 |
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ワイヤー | あり |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | C65、D65、E65、F65、C70、D70、E70、F70他 |
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ワイヤー | あり |
授乳スタイル | クロスオープン |
胸をしっかり包み込むエレガントな授乳ブラ
ノンワイヤーのハーフトップブラです。背中のフックは3~4段階あるので、妊娠初期から授乳期まで安心して使えます。クロスタイプのオープンブラなので授乳が簡単。添い寝をしながらの授乳も楽にできます。
脇への流れを防止する設計で胸をきれいに見せてくれるうれしいポイントもあります。肩のストラップが幅広になっているので、肩こりの負担が軽減し、快適な付け心地です。光沢感のある素材とレースの装飾で、エレガントな気分にしてくれるブラです。
サイズ展開 | M、L、LL、3L、4L、5L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
サイズ展開 | M、L、LL、3L、4L、5L |
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ワイヤー | なし |
授乳スタイル | クロスオープン |
「マタニティブラ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする マタニティブラの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのマタニティブラの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
マタニティブラに関するQ&A
ここでは、マタニティブラに関するよくある疑問にお答えします!
マタニティブラは何枚必要なの?

妊娠中に毎日使うことになるマタニティブラ。洗い替えを考えて3~4枚用意しておくのがおすすめです。マタニティショーツと同様に、産後の授乳期まで長く使えるので買っておいて損はありません。
マタニティブラはどのサイズを選べばいい?

個人差はあるものの、妊娠前と比べてバストサイズが1~2サイズアップする妊婦さんが多いとされています。そのため妊娠前の1~2サイズ・1~2カップ上を目安に選ぶといいでしょう。締め付けがきついと長く着用できないですが、大きめサイズを選べばホックなどで微調整も可能です。
妊娠中の身体の変化【妊娠初期・中期・後期別】

Photo by freestocks on Unsplash

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妊娠初期からバストが大きくなり始める
●妊娠2~4カ月(妊娠初期)
ふだんなら気にならない下着の締めつけや、ホルモンバランスの影響で肌が敏感になってくる頃。母乳を出すために、乳腺が発達し始め、妊娠3カ月頃には2/3カップ以上バストが大きくなります。
●妊娠5~7カ月(妊娠中期)
お腹をさせるためにそり身になり腰に負担がかかるように。バストに関しては1カップ以上大きくなるのでマタニティブラを揃える必要が出てきます。
●妊娠8~10カ月(妊娠後期)
2カップ程度バストのサイズが大きくなるともいわれています。数か月単位でバストのサイズが変わるため、カップ幅が広めでワイヤーで押さえないものがおすすめ。また締めつけない2列4段階ホックで調節できるものを揃えておくと便利ですね。
妊娠初期から妊娠後期まで、マタニティグッズのおすすめはこちらの記事で紹介しています。
産後~卒乳期にかけてもバストのサイズは変化する
産後は赤ちゃんが飲む母乳を形成するため、妊娠期よりもさらにバストのハリが強くなり、母乳を蓄えるためボリュームがさらにアップします。母乳を作るために乳腺が発達するため痛いと感じることも。胸に重みも出てきます。
妊娠や出産によって発達した乳腺が卒乳と同時に母乳を作るという働きを終えたことで一時的に乳腺が委縮します。それにより、バストがすごく小さくなったように感じてしまうようです。大きさとしてはゆっくりと戻りますが、バストの形としては下垂しやすくなり、産前と全く同じ状態のバストをそのままというのは難しいのが現実。早めのうちにケアすることが大事ですよ。
助産院院長からのアドバイス
見た目や機能だけではなく、快適さも重視して
妊娠・出産・産後・授乳期の女性の身体は、妊娠以前には起こらなかったさまざまな変化が起こることがあります。皮膚が敏感になったり、少しの締めつけで気分が不快になったり、理屈では説明できないような感覚を感じることがあります。
不快な状態を我慢せずに、いかに快適に過ごせるかを重視して、身につけるものを選ぶことをおすすめいたします。
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着け心地のいいマタニティブラを選ぼう
この記事では、助産師監修のもと、マタニティブラの選び方とおすすめ商品を紹介しました。
妊娠中は、身体の変化を受け止めながら、身につけるものもこだわっていきましょう。見た目がおしゃれな商品もたくさん販売されているので、せっかくのマタニティライフをぜひ楽しんでください!
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。