有機ELテレビとは
有機ELテレビは、「次世代のテレビ」として話題となり、画面の細かな発色により鮮明できれいな映像が楽しめるテレビです。有機ELパネルを開発したのは韓国の「LG」社です。
有機ELテレビは、「映像がきれい」「立体感のある映像が楽しめる」といった意見が多く、近年、かなり話題となり、今では徐々に普及し始めてきているテレビです。
■有機ELテレビの特徴
ここでは、有機ELテレビの特徴をメリットとデメリットでご紹介していきます。
▼メリット1:色のムラがなく、映像のコントラストが鮮やか
有機ELテレビは、有機ELパネルによりパネル自体が発光することで、発色のいい映像を映し出すことができるテレビです。色のムラもなく、また、液晶テレビが苦手な黒色をきれいに映せるので、コントラストの鮮やかな映像になります。立体的な映像も魅力的で、特にスポーツの観戦や映画鑑賞をする際にとても相性がいいです。
▼メリット2:軽量で薄く、壁掛け・持ち運びがかんたん
映像を映す仕組みを単純化したことにより、軽量化・薄化を実現しました。液晶テレビよりも薄く、見た目がスタイリッシュなので、壁掛けテレビとして使うのにピッタリの機体です。
▼デメリット1:液晶テレビより本体価格や消費電力が高い
一般的な液晶テレビよりも普及していないため、高価格なのがデメリット。パナソニックやソニーなどの大手家電メーカーは、有機パネルのみLG社のものを仕入れ、自社製品に使用しているので、価格が高くなりやすいです。
また、映像をきれいにするために消費電力が高いので、電気代も液晶テレビよりも少々高くなります。
▼デメリット2:「焼き付き」の可能性がある
「焼き付き」とは画面上に映像の残像のような跡が残ること。パネル自体が発光し、素子に電気を流し続けることで、劣化してしまうのです。「焼き付き」が起こると二度と直せないので気を付けないといけません。現在はLG社が焼き付きの起こりにくいパネルも開発・宣伝していますが、不安は残ります。
有機ELテレビの選び方
それでは、有機ELテレビの選び方のポイントについてご紹介していきます。ポイントは下記の5点。
【1】設置場所に合わせた画面サイズ
【2】画質
【3】録画機能
【4】サウンド性能
【5】その他の機能
ぜひ有機ELテレビ選びの参考にしてください。
【1】設置場所に合わせてサイズをチェック
有機ELテレビのサイズは基本的に大きいものが多く、小さいサイズでは48インチ、大きいもので70インチを超えるものもあります。部屋の設置場所に合わせてイメージすることも大切ですが、一番いいのは大きさだけでなく、実際の長さを測ってピッタリのサイズを選ぶことです。
例えば、テレビ台に乗せるなら大きすぎるサイズではないか、壁掛けならどのくらい壁を占有するのかなど、部屋のインテリアにもなりますので、ぜひ正確な測定をした上で、イメージを固めて購入しましょう。
なお、有機ELテレビの視聴距離は、「画面の高さ×1.5」が、ドットが見えずにきれいに画面が見える目安といわれています。画面サイズを選ぶ際には視聴距離も考慮して選んでください。
【2】画質をチェック
有機ELテレビはどれも画質がいいため、選ぶ必要ないと思いがちですが、もちろん好みに合わせて選ぶポイントもあります。画質が高い中でも、色合いが鮮やかなものか、全体的に明るいタイプなのか、コントラストがハッキリした色彩性なのか、製造するメーカーによって好みは分かれます。どんな画質なのか、できれば実店舗で確認してから購入しましょう。
【3】録画機能をチェック
テレビ番組を録画してよく観るという方は、ぜひ録画機能付きのなかでもこだわりましょう。同時録画できるかどうかはチューナーの数で決まり、基本的には2〜3つのチューナーを搭載しています。このチューナー数が少ないと同時録画できる番組は少なくなります。
また、録画機能にもメーカーごとに特徴があり、最大6番組を同時録画できるものや、自動で仮録画され、観忘れても遡って番組を再生できる機能までもあります。好みや生活リズムに合わせて、どんな録画機能がいいか確認し、選んでみましょう!
▼チューナー数に応じたダブル録画が一般的
チューナーは新4K衛星放送用のチューナーを2基内蔵した「ダブル搭載」がトレンドとなっています。2つあることで、4K放送を見ながら裏番組の4K放送を録画することができます。
地デジやBS、110度CSのチューナーは、各2〜3基の搭載が標準的ですが、東芝「REGZA」のように地デジチューナーを9基積んで、全番組を自動で録画するモデルもあります。まとめて録画して後から見たいテレビ好きの方は、チューナーの数と録画機能についてもチェックしてください。
【4】サウンド性能をチェック
有機ELテレビを選ぶ際はスピーカーの性能にこだわるのもひとつの手。一般的な有機ELテレビの場合、2種類のスピーカーが内蔵されています。これでも十分音質は楽しめますが、より高品質なハイエンドモデルの場合、5機、多い機種で10機ほどのスピーカーを内蔵しています。これにより、今までよりもはるかにダイナミックで立体的で、リアルな音体験ができます。
▼臨場感や迫力のあるサウンドは「ドルビーアトモス」
サウンド性能も、映像鑑賞には大きな影響を与えます。せっかく映像だけがきれいでも、音が弱いと物足りないものです。
立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応していれば、サウンドにより臨場感や迫力が加わります。また、スピーカーの最大出力やサウンド機能もチェックしてみてください。
【5】その他の機能をチェック
有機ELテレビは製品によっていろいろな機能が搭載されています。視聴する番組や作品、テレビの楽しみ方に応じた機能があるかもチェックしておきましょう。
▼ネットワーク機能をチェック
ネットワーク機能があるかどうかもチェックしたいポイントです。ネットワークにつなげるには有線LAN方式とワイヤレス接続ができる無線LAN(Wi-Fi)方式があります。
どちらの場合も、ネットワークにつながることで有料動画サイトをはじめ、さまざまな映像作品を楽しむことができるでしょう。
無線LAN方式のなかで「Wi-Fi Direct」に対応している機器同士なら、Wi-Fiルーターを介さずに直接接続できるメリットもあります。
▼ゲームやレコーダー接続のための「HDMI端子」
テレビ番組の視聴だけでなく、ブルーレイレコーダーやテレビゲームなどの接続ができるかどうか、入出力端子もしっかり確認しておきましょう。とくにHDMI端子に関しては、プレイステーション4などのゲーム機やレコーダー、Chromecastといったストリーミングデバイスまで接続できます。
▼スポーツ観戦やアクションゲームを楽しめる「倍速駆動」機能
有機ELテレビの機能に、残像やチラつきを軽減してくれる機能があります。それが「倍速駆動」機能です。特に、スポーツ観戦中の選手の動きや、アクションゲームのキャラクターなど、スピード感のある映像の場合は、この「倍速駆動」機能を使用することで、映像内のキレイな動きを表現してくれます。
仕組みは、毎秒60コマの映像から、毎秒120コマの映像に切り替えることで、動きと動きの差異を少なくすることで、キレイな動きになります。用途に合わせて機能のON・OFFが切り替えられるので、スポーツやゲームを楽しむ方は確認してみましょう。
メーカー・ブランドごとの特徴
有機ELテレビ選びに迷ったら、メーカーごとの特徴で選ぶのもよいでしょう。それぞれのメーカーの有機ELテレビの特徴を解説します。
▼美しい画質が楽しめる「Panasonic(パナソニック)」
パナソニックの有機ELテレビは、国際認証も取得している独自の映像技術を取り入れた自社設計・組立の有機ELディスプレイを採用しているのが特徴です。圧倒的な映像の美しさを実現しています。
映像をダイナミックに映し出すほか、イネーブルドスピーカー搭載、ドルビーアトモス対応による音質の高さも魅力です。映画鑑賞やスポーツシーン観戦に向いています。
▼設置方法も豊富な「SONY(ソニー)」
ソニーの有機ELテレビは、次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載しているのが特徴。従来のプロセッサーよりも画像のリアルタイム処理能力が2倍になっています。明るい部分と暗い部分の色が鮮明で、クオリティの高い映像体験を感じられます。
有機ガラス管を振動させ、奥行きと立体感のあるクリアな音が楽しめるスピーカーシステム「サウンティーナNSA-PF1」を搭載し、一体感のある映像と音を実現。傾斜がついていて設置しやすいモデルや、壁掛けできるものなどデザイン性の高い製品もそろっています。
▼機能と価格のバランスのよい「LGエレクトロニクス」
韓国の電化製品メーカーであるLGエレクトロニクスの有機ELテレビは、ネット動画との互換性がよいのが特徴です。
有機ELパネルを自社製造しているため、機能はシンプルながら全体的にコストパフォーマンスがいい製品がそろっています。設置方法のラインナップも多く、据え置き型のほか壁掛けデザインのものもあります。
▼録画機能が充実した「TOSHIBA(東芝)」
東芝の有機ELテレビは、映像の種類に合わせたノイズ抑制や、肌の質感をより美しく再現する高画質が特徴です。地デジ放送もきれいに映し出せます。
また、過去の番組もさかのぼれるタイムシフトマシンなどの録画機能が充実しているのも魅力です。映像応答速度も速く残像が残りにくいため、スポーツ観戦やゲームにも向いています。
▼手にしやすいものがそろう「Hisense(ハイセンス)」
ハイセンスは、中国の電化製品メーカーです。有機ELテレビは東芝映像ソリューションとの提携をはじめ、近年、日本人に向けた商品展開に力を入れています。
全体的にコストパフォーマンスが高い製品が充実しています。リビングでも映画館のような臨場感のある映像を楽しめる映画モード、遅延が少なく快適にプレイできるゲームモードplusなど、シーンに合った機能をはじめ、再生機能や動画配信サービスなどの機能がそろっています。
2022年・2023年発売の新商品8選
まずは、2022年・2023年発売の新商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
圧倒的な映像美とAI技術で感じるテレビ体験
圧倒的な映像美とAI技術で感じるテレビ体験
※リンク先は55V型です
本商品は、有機ELディスプレイの映像美と、「オートAI機能」による自動画質調整により、
映像のシーンに合わせて最適な画質で映像を見ることが可能。
また、ドルビーアトモスに対応した内蔵スピーカーは、360度から音を感じられるため、
映像作品が臨場感のあるものに生まれ変わります。そのため、よりクリアに映像を楽しみたい人にピッタリの商品です。
有機ELと立体音響で、高級感のある映像を楽しめる
※リンク先は55V型です
有機ELディスプレイとドルビーアトモスに対応したスピーカーが搭載された有機ELテレビ。
高画質・高音質で映像作品を楽しむことができます。
また、ネットフリックスをはじめとしたVODサービスやスマホ連携機能など、その他の機能も充実。最高峰モデルよりグレードは少々落ちますが、それでもハイエンドモデルに位置する高機能テレビですので、ハイコスパな商品と言えるでしょう。
有機ELの映像美と高性能スピーカーでよりリアルに
※リンク先は55V型です
画素ごとに発光量を制御する「Sparkling Drive EX」を搭載し、有機ELの映像を充分に引き出したリアルな映像を楽しめます。
また、「アラウンド スピーカー システム プラス」を搭載。画面の上下に設置したスピーカーにより、包み込むような聞き取りやすい音質体験も可能となっています。より綺麗な映像と音質を求める人におすすめのテレビです。
AIによる自動判別でより綺麗で鮮明な映像になる
※リンク先は55V型です
本商品は「Medalist S3AI」を搭載。画面上に出る「人の顔」「空・海・山」「スポーツの道具や照明」、「建物などのオブジェクト」などを検知し、さらに、ドラマ、バラエティ、スポーツなどの放送ジャンルに合わせて、自動で画質を調節してくれます。
また、「フロント オープン サラウンド システム プラス」は音抜けがよく、聞き取りやすい音質を作り出します。AIを用いた有機EL映像と質の高い音質により、妥協のないテレビ体験が可能です。
最高峰の映像を体感できるフラッグモデル
※リンク先は55V型です
美しい映像を作り出す有機ELディスプレイと、ソニーの音質技術をフルに詰め込んだ最高峰モデル。
テレビ内部には認知特性プロセッサー「XR」が搭載され、人の脳のように映像を分析することで、人が見やすく心地いいと感じる映像に自動調節します。そのため、地上放送やネット動画などのハイビジョン画質でさえも、高精細な4K映像に作り変えます。
スピーカーは、ソニー独自の音響技術「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用。被写体の位置に合わせて音を作り出し、立体感のあるリアルなサウンドを表現しています。画面は薄型軽量のため、お部屋にもおしゃれに配置することができますよ。
AIによる温度予測により、美しい発光制御を行う
※リンク先は48V型です
認知特性プロセッサー「XR」搭載のソニーブラビアのハイエンドモデル。有機ELパネル特性と映像信号を横断的に分析し、画面全体の温度分布を確認後、緻密に温度予測することで発光制御を行っています。
そうすることで、従来の有機ELディスプレイよりも彩度・コントラストに満ち溢れた映像を作り出すことが可能となっています。
スピーカーは、ソニー独自の音響技術「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用し、立体感のあるリアルなサウンドを表現。
また、ネットフリックスをはじめとしたVODサービスも充実するなど、贅沢に映像体験することができるテレビです。
新世代の有機ELパネルを搭載した最高峰モデル
※リンク先は55V型です
独自開発の高冷却インナープレートと最高級の有機ELパネルを駆使し、輝度アップを実現した商品。これにより、有機ELで重要とされる「黒」を引き立たせ、美しい映像を作り出しています。一方で、画面の反射を抑える「低反射 ARパネル」を採用したことにより、暗いシーンでもより鮮明で見やすく仕上がっています。
また、音響にもこだわりがあり、10個のスピーカーを設置した「重低音立体音響システムXHR」により、パワフルかつ繊細な音を表現。まるで映画館にいるような音質体験も実現しています。テレビ番組の録画機能なども充実しており、ほしい機能も満載です。
高画質な映像と瞬速ゲームモードが魅力
※リンク先は55V型です
レグザのAIエンジン「ZRⅡ」を搭載した高性能テレビ。有機ELパネル、独自開発の高冷却インナープレートの構造により色の表現と、AIエンジンによる自動画質調整により、より鮮明な画質を再現しています。また、重低音立体音響システムを搭載することで、パワフルなサウンドを体感できます。
さらに、本商品は「有機EL瞬速ゲームモード」を搭載。レスポンスが高速で、格闘ゲームなどもストレスなく操作可能です。
有機ELテレビおすすめ10選
続いては、小口 覺さんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。
独自技術「NEOエンジンplus 2020」搭載
『55X8F』の売りは東芝映像ソリューションとの共同開発によるAIテクノロジー搭載の「NEOエンジン plus 2020」。これは何かというと、夜空の明るさとライトの明るさどちらも違いがわかるほど鮮やかに表現するというもの。液晶パネルと比較すると確かにその差は歴然のクオリティーです。
また、通販サイトの口コミによると、画質・音質ともに満足できると高評価の製品です。コスパで選ぶならLG製品がトップクラスではないでしょうか。

録画番組などテレビをより楽しみたい人に
AI技術を活用した「レグザエンジンProfessional」を搭載。地デジから新4K衛星放送、映像配信サービスまで自然な高画質化を実現しています。部屋の明るさや色温度と、番組の種類に応じて画面を自動調整する「リビングAIピクチャー」により、視聴環境を気にすることなく最善の絵作りを見せてくれます。
また、新4K衛星放送のチューナーをダブルで内蔵しているので、外付けハードディスクを接続すれば4Kの裏番組も録画できます。搭載されるチューナーの数は圧倒的(地デジで9基)で、「タイムシフトマシン」機能により、番組の見逃しがありません。
AI技術を活用したエンジンで高画質を追求
高画質を追求するAI技術のレグザエンジンを搭載。4Kダブルチューナー内蔵で、新4K衛星放送を楽しむことができます。Ultra HD Blu-rayや4K放送など、さまざまなコンテンツで自然の色彩豊かな高画質を実現しているのが魅力です。
別売の「壁寄せテレビローボード」を使用すれば壁寄せ設置もでき、省スペースにもなります。

Panasonic(パナソニック)『VIERA(ビエラ) 4K有機ELテレビ(TH-65GZ2000)』
映像のみならずサウンドも追求
パナソニック独自設計・組み立ての「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載し、有機ELが得意とする暗いシーンはもちろん、明るいシーンもよりコントラストの高い映像を実現しています。
音質へのこだわりも高く、最大出力は140W。天井の反射を利用して高さ方向の音を再現するテレビ一体型「イネーブルドスピーカー」を世界で初採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」にも対応し、天井にスピーカーを配置した映画館のような音場が楽しめます。
音声認識機能搭載の便利なリモコンに注目
AI対応高性能映像エンジンを搭載。微細な色の違いを描き出し、早い動きもブレないコントラストを実現しています。
マジックリモコンと名づけられているリモコンには、音声認識機能を搭載。マイク部分に話しかけるだけで見たい映像の検索や、タイマー機能などの設定がカンタンに行なえます。Amazonでのショッピングができたり、ニュース情報などを教えてもらうことも可能です。
見た目にとことんこだわったスタイリッシュなテレビ
極限まで細いベゼル、ケーブル類をスタンドに完全に治める構造、スピーカーさえも表に見せない徹底的に画面にこだわったデザインがクールです。映像用に開発された新世代のX1 Ultimateプロセッサーを採用し、4K画質の際立つ美しさを実現しました。
立体音響を実現するドルビーアトモスにも対応し、音もおろそかにはしていません。AndroidTVに対応しインターネットのコンテンツも楽しめます。Alexaによるハンズフリー操作にも対応し、音声検索も自由自在です。
スマホやタブレットとの連携もスムーズな新世代TV
「α9 Gen5 4K対応AIプロセッサー」搭載。リアルタイムAIプロセッサーによって、画質と音質がさらにパワーアップ。どんなコンテンツも美しく鮮明な映像と豊かなサウンドに。デザインは壁にぴったりと密着し、65型であっても部屋への圧迫を感じません。
さらに付属のマジックリモコンでは、振ったり音声で指示したりして本体の操作ができます。地上波放送やストリーミング映像、スポーツや映画などメディアや映像ジャンルを自動認識して、最適な画質に自動調整するAI映像にも対応しています。
イネーブルドスピーカー搭載で音にこだわるテレビ
天井からの反射を利用して、縦方向の音の移動感を表現するイネーブルドスピーカーを搭載。立体的な音響で定評のあるドルビーアトモスにも対応しているので、まるで映画館にいるかのような音場体験が得られます。
自社開発のDynamicハイコントラスト有機ELディスプレイを搭載していますので、明暗に関わらず高いコントラストを実現し、4Kの高画質が際立ちます。AI HDRリマスター機能によって、地デジ放送などの映像もより高いコントラストでの再生が可能です。
LG『OLED(48CXPJA)』
コンパクトで壁掛け可能! どんな部屋にもマッチ
有機ELテレビの草分け的存在として世界でも定評のあるLGの製品です。コンパクトで本体の厚さはわずか3.9mmと薄いので、壁掛使用には最適です。リビングはもちろん、寝室や書斎の一台として重宝します。AI対応の映像エンジンとして開発したq9 Gen3 AI Processor 4Kを搭載し、映像ジャンルに応じて画質を調整するAI映像プロに対応。
GPU能力の向上も相まって、スムーズでクリアな映像が得られます。Bluetooth機器との接続が可能ですので、スマホやPC、音響機器との接続も無線で簡単にできます。
液晶技術では定評のあるシャープ製の有機ELテレビ
液晶製品では定評のあるシャープが、ノウハウを活かして作りだした有機ELテレビです。シャープ独自の制御技術Sparkling Driveを搭載し、4K画像処理エンジンとしてMedalist S1を採用していますので、高コントラストを実現したメリハリのある画像が得られます。
4Kチューナーを2台内蔵していますので、外付けHDDなどを使って4K同士の裏番組録画も可能です。視聴位置に合わせて水平方向の左右30度調整できる回転式スタンドが付属していますので、常にベストの視角が得られます。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 有機ELテレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での有機ELテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのテレビもチェック
まとめ
本記事で解説したように、有機ELテレビも価格的に手が届かない存在ではなくなってきました。とくに人気の55V型クラスでは、液晶テレビとの価格差が小さくなり、20万円台、30万円前後で手に入るモデルも多く存在します。
同じ画面サイズの液晶テレビに10万円ほど予算を上乗せすることで、ひとつ上の画質を手に入れるという考え方もアリではないでしょうか。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ライター、コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。 現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。著書に「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)など。